Wikisource jawikisource https://ja.wikisource.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8 MediaWiki 1.47.0-wmf.23 first-letter メディア 特別 トーク 利用者 利用者・トーク Wikisource Wikisource・トーク ファイル ファイル・トーク MediaWiki MediaWiki・トーク テンプレート テンプレート・トーク ヘルプ ヘルプ・トーク カテゴリ カテゴリ・トーク 作者 作者・トーク Page Page talk Index Index talk TimedText TimedText talk モジュール モジュール・トーク Event Event talk Wikisource:GUS2Wiki 4 41693 246480 246227 2026-10-10T22:05:51Z Alexis Jazz 28691 Updating gadget usage statistics from [[Special:GadgetUsage]] ([[phab:T121049]]) 246480 wikitext text/x-wiki {{#ifexist:Project:GUS2Wiki/top|{{/top}}|This page provides a historical record of [[Special:GadgetUsage]] through its page history. To get the data in CSV format, see wikitext. To customize this message or add categories, create [[/top]].}} 以下のデータはキャッシュされており、最終更新日時は 2026-10-10T07:10:06Z です。最大 {{PLURAL:5000|1|5000}} 件の結果がキャッシュされます。 {| class="sortable wikitable" ! ガジェット !! data-sort-type="number" | 利用者の数 !! data-sort-type="number" | 活動中の利用者 |- |Navigation popups || 53 || 2 |- |RegexpButton || 18 || 1 |- |char-convert0 || 39 || 2 |- |mathjax || 16 || 0 |- |to-numeric-ref1 || 24 || 1 |- |to-old-char0 || 35 || 3 |} * [[特別:GadgetUsage]] * [[m:Meta:GUS2Wiki/Script|GUS2Wiki]] <!-- data in CSV format: Navigation popups,53,2 RegexpButton,18,1 char-convert0,39,2 mathjax,16,0 to-numeric-ref1,24,1 to-old-char0,35,3 --> b070zibsek8br0ixz59jrvwynxi7r01 Page:成吉思汗実録.pdf/77 250 44974 246499 200624 2026-10-11T06:52:06Z 温厚知新 35206 /* 校正済 */ 校正 246499 proofread-page text/x-wiki <noinclude><pagequality level="3" user="温厚知新" /></noinclude>{{:成吉思汗実録/站|📕PDF頁=77}}{{:成吉思汗実録/站|📘原書頁=34}}{{rbcmnt|爾|ナムチ}} {{rbcmnt|異|コト}}なる{{rbcmnt|名|ナ}}のを{{rbcmnt|訶額侖|ホエルン}}と{{rbcmnt|又|マタ}} 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{{PAGENAME}} | section = | author = 細井和喜蔵 | noauthor = | translator = | override_author = | override_translator = | previous = | next = | year = 1925 | wikipedia = 女工哀史 | portal = | notes = {{resize|60%|[https://dl.ndl.go.jp/pid/1021433/1/220 NDLDC]}} <br> __TOC__<br> * '''12才児童の工場労働について''' :[[Portal:国際労働機関#児童労働の撤廃、児童及び年少者の保護|1919年の工業ニ使用シ得ル児童ノ最低年齢ヲ定ムル条約]]は工業的企業における14歳未満の児童の使用を禁止したが、日本政府は禁止対象年齢を12才未満とすることに合意され1926年8月7日に同条約を批准した。1937年6月22日には15歳未満への引き上げが行われた(1937年の最低年令工業条約)。これらの条約批准は2001年6月5日、最低年齢条約(第138号)の批准により廃棄された。 }} == 籠の鳥より監獄よりも == <center> {| |align=left|籠の鳥より 監獄よりも  ::::::: 寄宿ずまいは なお辛い 工場は地獄よ 主任が鬼で ::::::: 回る運転 火の車 糸は切れ役 わしゃつなぎ役  ::::::: そばの部長さん睨み役 定則できなきゃ 組長さんの  ::::::: いやなお顔も見にゃならぬ わしは いにます あの家さして  ::::::: いやな煙突 あとに見て 偉そうにするな お前もわしも  ::::::: 同じ会社の金もらう 偉そうにするな 主任じゃとても  ::::::: もとは桝目のくそ男工 世話婦々々々と 威張って居れど  ::::::: もとを糺せば 柿のたね 此処を脱け出す 翼がほしや  ::::::: せめてむこうの陸までも 主任部長と 威張って居れど  ::::::: 工務の前にゃ 頭ない 男工 串にさして 五つが五厘  ::::::: 女工一人が二十五銭 男もつならインヂ(エンジン)か丸場  ::::::: 桝目男工は金がない 主とわたしはリング(輪具の精紡機)の糸よ  ::::::: つなぎやすいが 切れやすい 主とわたしは二十手(二十番手)の糸よ ::::::: つなぎやすいが 切れやすい 余所の会社は 仏か神か  ::::::: こゝの会社は鬼か蛇か こゝの会社は 女郎屋と同じ  ::::::: 顔で飯食ふ 女郎ばかり 親のない子は 泣き泣き育つ  ::::::: 親は草場の かげで泣く うちさ行き度い あの山超えて  ::::::: 行けば妹もある 親もある 会社づとめは 監獄づとめ  ::::::: 金の鎖が無いばかり 男工なにする 機械のかげで  ::::::: 敗れたシャツの 虱とる 女工々々と 軽蔑するな  ::::::: 女工は会社の 千両箱 紡績職工が人間なれば  ::::::: 電信柱に花が咲く 女工々々と 見下げてくれな  ::::::: 國へ帰れば 箱娘 嬉し涙を茶碗にうけて  ::::::: 親に酒だと飲ませたい 娘いまかと 言われた時にゃ  ::::::: わが身こゝろは 血の涙 國を発つときや 涙で出たが  ::::::: 今じゃ故郷の風もいや いつも工場長の話を聞けば  ::::::: 貯金々々と 時計のよだ 工場しまつて 戻れば寄宿 ::::::: 蛙なく夜の 里おもひ 早く年あけ 二親様に ::::::: つらひ工場の物語り 会社男工に目をくれたなら ::::::: 末は篠巻まるはだか。 こんな会社へ来るのぢゃないが ::::::: 知らぬ募集人にだまされて 此処の会社の規則をみれば ::::::: 千に一つの徒が無い うちが貧乏で十二の時に ::::::: 売られ来ました此の会社 |} </center> == 生る屍の譜 == == 桜ちりても来年の四月 == == 一つとせ人も知ったる山の中 == == ほんに憂世じゃ機家の女子 == == 加悦の谷とは誰が言たよ言た == {{DEFAULTSORT:しよこうあいし}} [[Category:日本の小説]] 34pnplnp2gacsh78wkyvv6wu9zmh6dz 246479 246478 2026-10-10T15:46:56Z JOT news 10796 246479 wikitext text/x-wiki {{header | title = 女工小唄 | section = | author = | noauthor = 細井和喜蔵 校閲 | translator = | override_author = | override_translator = | previous = | next = | year = 1925 | wikipedia = 女工哀史 | portal = | notes = {{resize|60%|[https://dl.ndl.go.jp/pid/1021433/1/220 NDLDC]}} <br> __TOC__<br> * '''12才児童の工場労働について''' :[[Portal:国際労働機関#児童労働の撤廃、児童及び年少者の保護|1919年の工業ニ使用シ得ル児童ノ最低年齢ヲ定ムル条約]]は工業的企業における14歳未満の児童の使用を禁止したが、日本政府は禁止対象年齢を12才未満とすることに合意され1926年8月7日に同条約を批准した。1937年6月22日には15歳未満への引き上げが行われた(1937年の最低年令工業条約)。これらの条約批准は2001年6月5日、最低年齢条約(第138号)の批准により廃棄された。 }} == 籠の鳥より監獄よりも == <center> {| |align=left|籠の鳥より 監獄よりも  ::::::: 寄宿ずまいは なお辛い 工場は地獄よ 主任が鬼で ::::::: 回る運転 火の車 糸は切れ役 わしゃつなぎ役  ::::::: そばの部長さん睨み役 定則できなきゃ 組長さんの  ::::::: いやなお顔も見にゃならぬ わしは いにます あの家さして  ::::::: いやな煙突 あとに見て 偉そうにするな お前もわしも  ::::::: 同じ会社の金もらう 偉そうにするな 主任じゃとても  ::::::: もとは桝目のくそ男工 世話婦々々々と 威張って居れど  ::::::: もとを糺せば 柿のたね 此処を脱け出す 翼がほしや  ::::::: せめてむこうの陸までも 主任部長と 威張って居れど  ::::::: 工務の前にゃ 頭ない 男工 串にさして 五つが五厘  ::::::: 女工一人が二十五銭 男もつならインヂ(エンジン)か丸場  ::::::: 桝目男工は金がない 主とわたしはリング(輪具の精紡機)の糸よ  ::::::: つなぎやすいが 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1988 | month = 4 | day = 26 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第670号 * 公布: 1988年(昭和63年)4月26日 → [[昭和63年宮城県公報第7592号]] * 告示: 1988年(昭和63年)4月26日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7592号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきへんこう }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第六百七十号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように変更する</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年四月二十六日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年四月二十六日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県 道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |三本木大和線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- |rowspan="3"; style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 黒川郡大和町落合相川字熊野一二四番地先から<br> 同町落合相川字大沢八四番五地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 四・〇~九・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 七一六・〇 |- |rowspan="2"; style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 四・〇~九・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 七一六・〇 |- | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 二五・〇~五六・五 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 六四〇・〇 |- |} </div> {{PD-JapanGov-old}} ge6ffo887ejshd3ejszlq9mjz6fk9zy 県道の路線認定 (昭和63年宮城県告示第770号) 0 58210 246496 246476 2026-10-11T06:35:30Z 1112tohoku 39816 246496 wikitext text/x-wiki {{header | next = [[県道の路線廃止 (昭和63年宮城県告示第771号)|県道の路線廃止]] | title = 県道の路線認定 | year = 1988 | month = 5 | day = 24 | notes = {{ウィキペディア|宮城県の県道一覧|県道の路線認定}} '''県道の路線認定'''(けんどうのろせんにんてい) * 昭和63年宮城県告示第770号 * 公布: 1988年(昭和63年)5月24日 → [[昭和63年宮城県公報第7599号]] * 告示: 1988年(昭和63年)5月24日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7599号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = けんとうのろせんにんてい }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第七百七十号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a7|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第七条]]の規定に基づき、県道の路線を[[#table|次]]のとおり認定する。</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年五月二十四日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年五月二十四日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <section begin="table" /> {| id="table" style="width:100%; padding:0.25em 1em 0em; border-spacing:0em; line-height:1em;" | style="width:10%; height:3em; text-align:center; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |整理番号 | style="width:20%; text-align:center; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 1.5em;" |<span style="letter-spacing:1em;">路線</span>名 | style="width:40%; text-align:center; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |<span style="letter-spacing:2em;">起</span>点<br><span style="letter-spacing:2em;">終</span>点 | style="width:15%; text-align:center; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |<span style="letter-spacing:0.5em;">重要</span>な<br><span style="letter-spacing:0.5em;">経過</span>地 |- | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |二五二 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |沼倉鳴子線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |栗原郡栗駒町沼倉<br>玉造郡鳴子町鬼首(国道百八号交差) | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | - |- | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |二五三 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |岩入一迫線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |玉造郡鳴子町鬼首(沼倉鳴子線交差)<br>栗原郡一迫町真坂 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | - |- |} <section end="table" /> {{PD-JapanGov}} amupevm0u10bzs55a1sxnztet240u7d 平成29年第三回都議会定例会知事所信表明 0 58211 246481 2026-10-11T02:05:15Z Taro2096 44064 作成 246481 wikitext text/x-wiki {{header | title = 平成29年第三回都議会定例会知事所信表明 | author = 小池百合子 | section = | previous = [[平成29年第二回都議会臨時会知事発言]] | next = [[平成29年第四回都議会定例会知事所信表明]] | notes = この演説は、2017年(平成29年)9月20日に行われた。<br> | year = 2017 | month = 9 | day = 20 }} 平成29年第三回都議会定例会の開会に当たりまして、都政運営に対する所信の一端を述べさせていただきます。 == 1 はじめに == 戦後の復興、高度経済成長を経て、世界有数の大都市へと発展した東京には、今、かつてない二つのうねりが押し寄せようとしております。人口が減少に転じることが見込まれ、かつ、団塊の世代の皆様が75歳以上となる2025年。この大きな転換点を見据え、これからの東京・日本の持続的な成長をいかにして実現していくのか。そして、安心できる医療・福祉・介護の体制をどう充実させていくのか。私たちの目の前には、これまでの延長線上の政策では太刀打ちできない課題が山積をしております。<br> 危機感を持って捉えるべきこの難局を打開する鍵は、「人」にあります。都民一人ひとりへのきめ細かな目配りと、旧来の発想から抜け出す大胆な取組を織り交ぜながら、女性も男性も、高齢者も若人も、障がいのある方も、誰もがその力を存分に発揮できる社会を創り上げる。そこから生み出される大いなる活力こそ、迫りくるうねりを乗り越え、明るい未来に向かって成長を続けていくための原動力となるのであります。<br> 人口減少というピンチを、誰もがいきいきと活躍できる東京を実現するチャンスへと変えていかなければなりません。そこで、これまで以上に「人」に焦点を当てた、大義と共感溢れる政策を重点的に進めるべく、7月には「重点政策方針2017」を策定をいたしました。東京が持つ資源を最大限に活用しながら、「保育サービスの魅力と質の向上」「誰もが元気に支え合う社会」「未来の東京・日本を支える人づくり」など、「人が生きる、人が輝く東京」を実現するための8つの戦略を展開してまいります。<br> 未来へのスプリングボード、跳躍台であり、2025年への備えを加速させる契機ともなるオリンピック・パラリンピックに向けて、東京の活力の源である都民一人ひとりをもっと輝かせ、持続的に成長する東京の礎を築いていく。そのために、重点政策方針に基づき、実行プランに掲げる「2020年に向けた」政策を一層磨き上げ、前へと進めてまいります。そして、50年、100年先も世界の中で輝き続ける、さらなる高みの成熟都市・東京を必ずや創り上げる。知事就任2年目を迎え、改めて深く決意し、さらにスピードを上げて、なすべきことをなしてまいります。 == 2 人が生きる、人が輝く「ダイバーシティ」・東京 == 「人口減少」と「超高齢化」という二つのうねりを前に、首都・東京は何をなすべきでありましょうか。私は、これからも「活力を生み続ける東京」を実現するためには、やはり「人への投資」が欠かせないと考えております。これより、その実現に向けたチャレンジを述べてまいります。 === 超高齢社会への対応に力を入れる === 世界に例を見ない速度で超高齢化が進む中、住み慣れた地域で医療・介護・住まいなどが一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の構築は、喫緊の課題であります。併せて、これまで東京・日本の成長を牽引し、まだまだ意欲旺盛な高齢者の方々が、学び続けられる、働き続けられる「生涯現役」を合い言葉に、いつまでも生きがいを持って活躍できる社会を実現したいと思います。そのことが、一人ひとりの心身の健康を支え、地域社会が活力を生み続けることにも繋がると考えるからであります。<br> 例えば、空き家を活用し、地域や世代間の交流を促進する社会。あるいは、人生の経験を重ねた中での、さらなる学びの欲求に応える環境。これまでの発想にとどまらず、幅広い観点で新たな知恵を絞りながら、超高齢社会のあり方を模索していきたいと思います。<br> その一方で、目前の課題にしっかりと手を打つべく、来年度からの3年間を計画期間とする「第7期高齢者保健福祉計画」の策定を進めております。地域で支え合いながら、誰もが安心して暮らし続けられる東京へ。介護サービス基盤の整備、高齢者向け住まいの充実、介護人材対策の推進などに向けた具体的な施策を示し、超高齢社会への対応に力を入れて取り組んでまいります。 === 待機児童解消に向けた追加対策 === 女性の力をもっと引き出すとともに、明るい未来を切り拓く新たな世代をしっかりと育てるため、就任から1年間、待機児童対策に最も力を注いでまいりました。保育所等の保育サービスを利用する児童数は、昨年度から1万6003名増加しており、引き続き平成31年度末の待機児童解消に向け、大胆に予算を配分した重層的な対策を確実に推進をいたします。<br> 加えて、今般、現場の状況に機動的に対応するため、追加対策を取りまとめました。保育所等の建物賃借料の補助については、国が創設した新たな補助も活用し、上限額を引き上げます。業務効率化に向けた保育所のICT化もさらに加速するとともに、重大事故を防ぐベビーセンサーの導入支援など、保育の質を高める対策も怠ることなく進めてまいります。 === 女性の活躍を推し進める === 社会における女性の活躍も、力強く支援してまいります。 事業の発展が期待でき、多くの女性の目標ともなり得る女性起業家に対し、さらなるスキルアップを目指すプログラムや、海外で研鑽を積む機会を提供いたします。託児スペースを備えた女性向け創業支援施設の整備促進と合わせ、女性起業家の活躍を後押ししてまいります。<br> また、特に若い女性に長期的なキャリアデザインを描くきっかけとしてもらえるよう、第一線で活躍する女性を迎えて「女性が輝くTOKYO懇話会」を年内にも開催し、その発信や提言を具体的な取組に繋げていきたいと思います。 === 未来の東京・日本を支える人づくり === 未来の活力を支える「人」づくりにも、積極的に投資してまいります。<br> 時事問題等を英語で話し合うなど、学校生活全体で英語の使用機会を増やす「東京イングリッシュ・エンパワーメント・プロジェクト」を、今月から都立高校20校において展開をしております。英語による実践的なコミュニケーションを体験的に学習する「TOKYO GLOBAL GATEWAY」については、1年後の開業に向け、先日、都内の学校からの予約受付を開始いたしました。<br> また、生産年齢人口が減少していく中、AIを活用する新たな時代にふさわしい教育の充実も求められます。プログラミング教育のあり方や、我が国のIT産業を担う人材の育成などについて、今後、教育委員会と連携しながら具体的な検討を進めてまいります。<br> そして、より良い教育を実現するためには、何よりも学校現場の課題に向き合うことが不可欠であります。特に小学校では、授業時数が増加傾向にあり、この先、新たな学習指導要領に移行すると、その状況は一層顕著となります。教育の質や、教員の長時間労働への影響も懸念されるこうした現状を踏まえ、先月開催した総合教育会議では、現場の教員も交えて、小学校教育の現状と今後のあり方について議論をいたしました。未来を担う人材の育成に向けて、その礎とも言える小学校教育の課題に、教育委員会と力を合わせてしっかりと取り組んでまいります。 == 3 都民の命を守る「セーフ シティ」の実現へ == 都民の皆様が安心して生活するためには、「備え」が欠かせません。いつ発生してもおかしくない首都直下地震。猛威を振るう自然災害や、脅威を増す国際テロ。さらには、我が国の平和に深刻な影響を与える暴挙を繰り返し、核実験を強行する北朝鮮の動向。こうした現状を踏まえ、安全・安心の確立に向けて政府とも連携しながら、「備えよ、常に」の精神で不断の取組を進めてまいります。 === 自助・共助・公助のさらなる推進 === 都民の理解と共感に基づく自助・共助の取組と、都による公助の取組を共に推進するべく、より分かりやすい事業計画として「セーフ シティ東京防災プラン(仮称)」を策定いたします。防災対策の効果の「見える化」、女性視点の対策の推進、熊本地震の経験の反映といった新たな視点を加え、年度末には公表してまいります。<br> 首都直下地震発生時には517万人もの発生が見込まれる帰宅困難者について、都はこれまで、発災時の一斉帰宅抑制の呼びかけや、一時滞在施設の確保などに取り組んでまいりました。さらなる対策の推進に向け、昨日、有識者等による検討会議を設置したところであり、社会全体の「助け合い」の気運を高めるなど、取組の強化を目指した議論を進めてまいります。 === 水害・土砂災害へ備える === 加えて、全国的に大規模な水害や土砂災害の発生が見られる中、先月視察した環状七号線地下広域調節池の整備や、都内約1万5千か所に及ぶ土砂災害警戒区域等の指定を着実に推進いたします。ハード・ソフトの両面から災害対策を展開し、都民の命を守る「セーフ シティ」の実現を加速してまいります。 == 4 金融・環境で世界をリードする「スマート シティ」を目指して == 2020年のさらにその先の持続可能な東京を目指し、今こそ、確固たる成長の基盤を築いていかねばなりません。 === 国際金融・経済都市への道 === 経済の血液たる金融と、都内の産業を支える中小企業の活性化こそ、東京の成長戦略の中核であります。 ==== フィンテック産業の育成による金融の活性化 ==== 金融の活性化に向けては、先日、国家戦略特区の区域会議において、設立5年未満の一定の法人に適用される税負担軽減の対象に、資産運用業とフィンテック企業を追加することを提案いたしました。また、来月からは、秋にまとめる「国際金融都市・東京」の新たな構想に繋がる取組の一つとして、都内でのフィンテック産業の育成を目指し、海外企業による先進的ビジネスの開発を支援してまいります。<br> こうした取組を通じて、海外のフィンテック企業の誘致やビジネス展開を加速し、革新的な金融イノベーションに繋げることで、アジアナンバーワンの国際金融都市への歩みをまた一歩進めたいと思います。 ==== 中小企業・老舗企業のチャンスを拡大 ==== 中小企業の発展にも、しっかりと目配りしてまいります。官民の入札・調達情報を集約した「ビジネスチャンス・ナビ2020」では、今年度から新たに、組織委員会や都の監理団体等が電子入札を実施できる仕組みを取り入れ、中小企業の受注機会の拡大を図っております。併せて、コーディネーターの増員や商談会の開催を通じ、受発注取引のマッチングも強化してまいります。<br> 東京の老舗企業が誇る多彩な技やノウハウも、東京の大きな可能性であります。これに光を当て、「東京ブランド」として磨き上げていく「江戸東京きらりプロジェクト」では、先日、ブランドを牽引するモデルとなる取組を5件、決定をいたしました。今後、マーケティングなどの手法を駆使してこれらを研ぎ澄ましながら、伝統に根ざしたものづくりの技と精神を世界に発信し、新たな市場獲得にも繋げたいと思います。 === ゼロエミッション東京を目指す === CO2を出さない「ゼロエミッション東京」を目指し、地球環境との調和を図ることは、持続的な発展を実現する上で重要な課題であります。 ==== 次世代自動車のさらなる普及 ==== フランスとイギリスが、2040年までにガソリン車・ディーゼル車の新車販売を禁止する方針を相次いで発表するなど、世界では今、CO2を排出しない自動車への転換に向けた動きが現れ始めております。世界をリードする環境先進都市を目指す都としましても、電気自動車や燃料電池自動車などのさらなる普及のため、取組を進めてまいります。<br> 例えば、電気自動車については、地理的に自動車での移動距離が短い島しょ地域において、普及を目指したモデル事業を実施しております。電気自動車の使い勝手や経済性を体感していただくことで、利用の拡大に繋げてまいります。<br> 今後、次世代自動車の利用を一層進めるためには、マンション等における充電設備や水素ステーションなど、インフラのさらなる整備も必要であります。ガソリン車・ディーゼル車に替わる人々の足として、環境に優しい次世代自動車が当たり前となる未来に向け、果敢に取り組んでいきたいと思います。 ==== 水素エネルギーの活用 ==== 水素エネルギーの活用に向けましては、官民両輪によるムーブメントを醸成すべく、この秋、民間団体や都内自治体と共に「Tokyoスイソ推進チーム」を発足いたします。先進事例の情報共有、共通の情報発信など、志を同じくする官民の多くの団体と共に、水素普及のための取組を広く展開してまいります。<br> 2020年大会の選手村地区においては、実用段階としては日本初となる住宅棟への水素供給の実施など、水素社会のモデルを目指したまちづくりを進めてまいります。昨日、この地区でエネルギー事業を手掛ける民間事業者が決定し、年度内には水素パイプラインの敷設工事に着手いたします。大会時には水素供給システムの一部を稼働するなど、先進的な日本の環境技術を世界にアピールしていきたいと思います。 ==== 気候変動問題への対応 ==== エネルギーの大消費地である東京は、世界が直面する気候変動問題に積極的に対応していかなければなりません。都は、世界大都市気候先導グループ「C40」に参加しており、10月下旬にパリで開催される会合に私も出席することを予定しております。気候変動対策の推進に向け、世界の各都市との連携を深めてまいります。<br> 今後、都としてCO2削減対策をさらに加速すべく、キャップアンドトレード制度の一層の推進をはじめ、エネルギー効率の強化を図ってまいります。併せて、他の自治体や民間事業者とも連携しつつ、再生可能エネルギーの利用拡大についても検討を進めてまいります。 === 世界基準の「東京グリーンボンド」を発行 === 金融と環境の両面で世界をリードする「スマート シティ」の実現に向け、環境・社会・ガバナンスの3つをベースにしたESG投資を活発にしたいと思います。都はこの秋、国内の自治体としては初めて、環境事業に要する資金を調達する債券である「東京グリーンボンド」を発行いたします。<br> 先日、世界的な権威のあるドイツのESG調査機関から、「東京グリーンボンド」の対象事業は社会面・環境面で価値があり、持続可能性も良好との評価を受けました。グリーンボンドの発行に当たりまして、この機関による評価を取得した自治体は、東京都が世界で初めてであります。まさに世界基準と言える「東京グリーンボンド」を、総額200億円の規模で発行し、都の環境施策に対する都民の皆様の理解や共感をさらに育むとともに、金融や投資の活性化にも繋げていきたいと存じます。 == 5 オリンピック・パラリンピックの準備と東京の進化 == オリンピック・パラリンピックを契機に、様々な観点から東京の成熟度を高め、その先の持続的な成長へと繋げてまいります。 === 大会成功に向けた着実な準備 === 知事就任以来、大会経費の妥当性、準備体制の透明性を総点検してまいりました。都の施設の整備費用削減などを通じて、大会の成功だけでなく、そのレガシーを東京の持続的な発展に最大限活用していく視点が広く共有されたことは、大きな成果であったと考えます。<br> 5月には、大会の役割分担及び経費分担に対する基本的な方向につきまして、都、組織委員会、国、関係自治体の間で合意をいたしました。組織委員会には一層の増収努力をお願いするとともに、財源確保の一つの手段として、今般、関係自治体と共同で、宝くじによる追加支援等の要望を行ったところであります。併せて、組織委員会及び国と共に、大会運営経費の削減をはじめ、コスト管理と執行統制の強化を図るための「共同実施事業管理委員会」を設立するなど、オールジャパンの体制が整う中、大会成功に向けた具体の準備を加速してまいります。<br> バドミントン、車いすバスケットボール等の会場となる「武蔵野の森総合スポーツプラザ」は、11月に開業を迎えます。世界一流の力と技がぶつかり合い、人々の記憶に刻まれる場となることを期待するとともに、隣接する東京スタジアムと合わせ、スポーツ振興や地域の賑わいに貢献する多摩の一大拠点として発展させてまいります。本定例会には、指定管理者の指定のための議案を提案いたしております。よろしくご審議のほどお願いいたします。<br> また、この夏の東京は一時期、天候不順が続きましたが、大会期間中の暑さ対策は大きな課題であります。マラソン、競歩などの競技コースにおける遮熱性舗装の整備をはじめ、厳しい暑さを緩和する対策を進めてまいります。その他、世界各地で多発し、決して他人事ではないテロへの備えの強化や、街中の様々な場面での多言語対応など、大会まで3年を切った今、さらなるスピード感を持って、一つひとつの取組を着実に推進してまいります。 === 大会への気運醸成 === 大会に向けたオールジャパンの一体感もさらに高めてまいります。特に、一昨日、私も車いすバドミントンなどを体験した「チャレスポ!TOKYO」など、パラスポーツの楽しさを広める取組に一層力を入れてまいります。<br> 被災地を含む全国との連帯も欠かせません。都内、被災地、競技会場所在都市を巡ってきたフラッグツアーは、今後、南北2ルートにて全国を巡回いたします。先日の3年前イベントに続き、10月、11月に行う1000日前カウントダウンイベントなど、節目を捉えた気運向上も進めてまいります。<br> なお、本日は、ラグビーワールドカップ2019が開幕するちょうど2年前に当たります。ワールドカップの熱狂が、翌年のオリンピック・パラリンピックにおけるさらなる興奮と感動に繋がるよう、両大会の一体的な盛り上げも図っていきたいと思います。<br> さらに、東京文化プログラムの展開、被災地支援や復興の発信、先端技術の活用など、大会の成功と東京・日本のさらなる成長を目指す「ホストシティTokyoプロジェクト」を全庁一丸で推し進め、都民・国民の皆様と共に、2020年とその先の未来に向かって力強く歩んでまいります。 === 受動喫煙防止対策のための条例の検討 === 大会のホストシティとしての責務を果たすとともに、何よりも都民の健康を確保する観点から、受動喫煙防止対策をより一層推進していかなくてはなりません。法制化に向けた国の動向が未だ見通せない中、都は先日、条例の制定に当たっての基本的な考え方を示しました。<br> 多数の人が利用する施設は、一定の小規模飲食店に配慮をしつつ、原則屋内禁煙とする。自治体、都民、保護者、施設管理者がそれぞれ担うべき役割を明確にする。違反した喫煙者や施設管理者に対しては罰則を適用する。「人」を守るとの信念の下、こうした方向性で条例化する内容の精査を重ね、広く都民の意見も伺いながら、ラグビーワールドカップまでの施行を目指して検討を進めてまいります。 === 都市の成熟を示すレガシー === 1964年の東京大会は、新幹線や首都高速道路など、高度経済成長を牽引するレガシーを生み出しました。2020年大会では、都市としての成熟を示すレガシーを遺していきたいと思います。<br> そのために取り組むべきことは、第一に、インフラの「見えない化」であります。道路の無電柱化については、先の定例会で可決いただいた「無電柱化推進条例」が今月施行となり、都道全線において電柱新設が禁止となりました。この条例を梃子として、区市町村の取組の支援や、コスト縮減に繋がる技術開発のほか、11月10日の「無電柱化の日」に合わせた啓発など、官民一体で無電柱化を推し進めてまいります。<br> 同じく、「見えない化」により東京の価値を高める取組として、日本橋周辺の首都高の地下化を進めてまいります。先の東京オリンピックの際、日本橋上空に架けられた首都高を、快適・ゆとりの高度成熟都市を目指す中で作り替えていくことは、東京の進化を表す一つの象徴となると思います。老朽化に伴う更新の機会を捉え、国や首都高速道路株式会社と共同で、日本橋周辺のまちづくりと連携して取り組み、品格ある景観を未来に遺したいと思います。<br> 第二に、障がい者や高齢者にやさしい社会・まちづくりであります。パラリンピックは、障がい者や高齢者がいきいきと生活していく社会づくり、まちづくりに繋がります。街の段差の解消に加え、都営バスでは、車内の通路段差を解消し、誰もが車内後方までスムーズに移動できるフルフラットバスを、日本で初めて導入いたします。来年には営業運行を開始し、新たな路線バスのモデルとして全国にも発信してまいります。<br> 第三は、仕事の生産性を高めるための働き方改革であります。世界中から人々を迎える2020年大会を控え、鉄道の混雑緩和を進めなくてはなりません。7月に行った時差ビズでは、約320社もの企業に共感をいただき、時差出勤やテレワークが一斉に実施されました。鉄道各社には、オフピーク時間帯における特典付与や列車増発の協力をいただくなど、快適通勤のムーブメントは確実に広がっております。この秋には、積極的に取り組まれた企業・団体を「時差ビズ推進賞」として表彰をし、その取組を広く紹介するなど、引き続き、生産性を高めるための時差ビズを新たな常識として定着させていきたいと思います。<br> 通勤混雑の緩和にも有効なテレワークについては、特に中小企業への普及を目的に、体験セミナーやモデル事業を実施してまいります。都においても、今月から毎月「テレワーク・デイ」を設定するほか、フレックスタイムの試行を踏まえ、より柔軟な勤務時間制度の構築を進めます。都が多様な働き方を先導することで、誰もが働きやすく、生産性の高い労働環境を広げていきたいと思います。 == 6 目指すべき未来の東京の姿 == === 都市づくりのグランドデザイン === 2020年大会の大いなるレガシーの下で成長を続け、その先に目指す都市像はどうあるべきなのか。「東京の未来を創ろう」をキャッチフレーズに策定した「都市づくりのグランドデザイン」では、2040年代の東京の新しい姿と、その実現のための方策を打ち出しました。<br> 「セーフ シティ」「ダイバーシティ」「スマート シティ」の礎となる都市づくりに向けて、分野横断的な視点から定めた7つの戦略と30の政策方針に基づき、具体的な取組を進めてまいります。積極果敢に都市づくりを進める姿勢を明確にするため、「震災時の燃え広がりゼロ」「緑の総量を減らさない」など、取り組むべき「挑戦」も掲げました。都民、民間事業者、区市町村など多様な主体と連携しながら、新たな価値を生み続ける高度成熟都市を築き上げ、未来を担う子供たちにより良い東京を引き継いでいきたいと思います。 === 多摩の振興プラン === 東京の未来像を考える上で、研究開発型の企業や大学の集積、豊かな自然、多彩な観光資源などのポテンシャルを有する多摩地域をいかに発展させていくかは、重要な視点であります。グランドデザインと同じく2040年代を見据え、多摩の目指す地域像とそのための施策の方向性を示す「多摩の振興プラン」を、先週公表いたしました。道路交通ネットワークが充実し、産業振興により地域活性化が図られ、豊かな自然と共生する。こうした将来像に向けた施策を、多摩の各地域の特性や課題も踏まえながら、より効果的、重層的に展開をしてまいります。 === 「宝島」の魅力を発信 === 島しょ地域のさらなる活性化も進めてまいります。島々の隠れた魅力を再発見し、付加価値をつけて広く発信することを目指す「東京宝島推進委員会」においては、現地の視察等を踏まえ、課題の洗い出しが行われております。新鮮な魚介類や温泉など、強みとなる特産品や観光資源は数多く、それらを活かした島しょ地域のブランド化に向け、有識者と共に多様な観点から検討してまいります。<br> 船舶で島々を訪れる「婚活ツアー」は、今月の大島を皮切りに、他の島でも順次開催されます。また、食を通じて伊豆諸島の歴史と文化を学ぶツアーなど、多摩・島しょ地域の自然を活かした新たな余暇を体験できる取組も展開をいたします。さらにこの秋には、島しょ地域での宿泊や買い物等の際、スマートフォンで利用できる特典付き旅行商品券を発行するなど、多くの人々が宝島の魅力に触れるきっかけづくりを幅広く行い、島々の一層の賑わいを創出していきたいと思います。 == 7 豊洲市場への早期の移転を目指す == 次に、築地市場の豊洲への移転について申し上げます。先の都議会臨時会では、熱心なご議論をいただき、豊洲移転への道筋をつける補正予算を可決いただきました。今後、安全・安心を確保するための追加対策工事や、施設の使い勝手の向上をはじめ、「豊洲市場への早期移転」に向けた取組を加速いたします。併せて、正確な情報を分かりやすく発信するなど、都民の皆様、市場業者の皆様の理解と安心を得るための努力を重ねてまいります。その一環として、先日、地元住民の皆様と共に豊洲市場を視察をいたしました。<br> 追加対策工事の完了後は、専門家会議によりその有効性を確認し、農林水産大臣に対して認可申請を行うなど、移転に向けたステップを着実に踏んでまいります。正確な情報をお伝えしながら、豊洲市場の安全・安心の確保に必要な全ての手続きを完了することで、業者の皆様、地元の皆様にご納得いただける環境が整うものと考えております。なお、具体的な移転の時期につきましては、業者の皆様の意向も尊重しながら真摯かつ丁寧に協議を重ね、早期に決定したいと思います。<br> 一方、市場移転後の築地においては、まずはオリンピック・パラリンピックに向け、環状第2号線の地上部道路や輸送拠点の整備を進めます。これと並行して、大会後の築地再開発について、「築地再開発検討会議(仮称)」での議論を来月から開始いたします。再開発の具体的な姿は段階的に検討を進め、民間の力を最大限活用しつつ、今後5年以内のできるだけ早い時期に着工できるよう努めてまいります。<br> これらにより、基本方針を具体化し、東京の持続的な成長に繋げていく取組を、着実に前へと進めてまいります。 == 8 都政改革のさらなる展開 == === 2020改革の推進 === 知事就任以来、私が推し進めてきた「東京大改革」の要諦は、都政を透明化し、都民と共に進める都政を実現することであります。そのことが、都民一人ひとりが輝き、活力を生み続ける東京を実現するために不可欠と考えるからであります。<br> そのために、私自らを本部長とする都政改革本部を設置し、知事選の公約にも掲げたオリンピック開催費用の見直し、情報公開制度や入札制度の改革などを進めてまいりました。また、予算編成の透明化に向けて、都独自の手順であったいわゆる「政党復活予算」の廃止などにも切り込んでまいりました。<br> そして、今年の春からは、これらの活動をバージョンアップさせた「2020改革」を開始いたしました。「しごと改革」「見える化改革」「仕組み改革」の3点セットで、都政改革を意識と制度の両面から推進しております。特に、監理団体及び報告団体については、各局の政策の執行機関としての機能強化や団体のあり方など、抜本的な見直しを進めてまいります。<br> これらの改革の進捗状況は、都政改革本部会議において都民の皆様に公開をいたします。そして、今年度末には、都政改革本部を司令塔に数年にわたり改革を推し進めるための「2020改革プラン(仮称)」を策定してまいります。 === 都民、職員による事業提案制度 === また、幅広い意見を都政の施策形成に活かす試みとして、予算編成過程に都民、職員の声を直接反映させる手法を導入いたします。子育て支援や高齢化対策など、喫緊の課題の解決に向けた事業を都民の皆様からご提案いただき、行政にはない新たな発想の活用を目指してまいります。併せて、職員が担当分野にかかわらず事業を提案できる制度も実施をし、一人ひとりの経験や知識を活かした実効性の高い施策を立案するとともに、職員の改革マインドのさらなる向上にも繋げてまいります。 == 9 名誉都民の選定 == さて、このたび名誉都民の候補者として、有馬朗人さん、猪谷千春さん、草間彌生さん、黒栁徹子さんの四名の方々を選定させていただきました。<br> 有馬朗人さんは、物理学の研究で優れた業績を残すとともに、俳人、東京大学総長、文部大臣など、多方面において活躍してこられました。<br> 猪谷千春さんは、日本人初の冬季オリンピックメダリストとなり、長きにわたりIOC委員としてスポーツ振興に寄与してこられました。<br> 草間彌生さんは、水玉や網目模様などによる独創的かつ個性的な作品を次々と発表し、前衛芸術家として時代の最先端で活躍されておられます。<br> 黒栁徹子さんは、テレビ草創期から第一線で活躍され、ユニセフ親善大使を務めるなど、社会貢献活動にも精力的に取り組んでおられます。<br> 四名の皆様は多くの都民が敬愛し、誇りとするにふさわしい方々であります。都議会の皆様のご同意をいただき、来月、名誉都民として顕彰したいと考えております。よろしくお願いいたします。 == 10 おわりに == 「家庭の問題を理解できる女性ならば、国家を運営する問題をより理解できる」。こう述べたのは、イギリス初の女性首相であるマーガレット・サッチャー氏であります。家庭も国家も「人」から成り、それぞれの問題を理解するための鍵も「人」にある。その意味で、この夏、過去最高の36名の女性議員の皆様が誕生したことは、心強く感じるところであります。都においても、女性幹部の登用をさらに進めてまいりました。これまで以上に女性の目線が活かされ、「人」に焦点を当てた都政を展開していく環境が一層整ったと感じております。<br> 「人口減少」「超高齢化」という時代の節目を迎える今、議会と執行機関が競い合うかのように処方箋を次々と作り上げていくことが肝要であると思います。これからも、東京の持続的な成長を実現するチャンスを、皆様と活かしていきたいと切に願っております。 なお、本定例会には、これまで申し上げたものを含めまして、条例案9件、契約案15件など、合わせて31件の議案を提案しております。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。 以上をもちまして、私の所信表明を終わりとさせていただきます。<br> ご清聴、誠にありがとうございました。 == 出典 == * [https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/shisehoshin/29_03 平成29年第三回都議会定例会知事所信表明] - 東京都 都庁総合ホームページ * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/938182?Template=document&Id=2508#one:13 平成29年第3回定例会(第14号) 本文 2017-09-20] - 東京都議会 会議録検索 {{PDL1.0|terms=https://www.kantei.go.jp/jp/terms.html}} {{DEFAULTSORT:へいせい29ねんたい3かいときかいていれいかいしよしんひようめい}} [[Category:東京都議会知事所信表明]] [[Category:小池百合子]] 9pncix5a05ijad6kj6wc3t5pw71tnai 平成29年第四回都議会定例会知事所信表明 0 58212 246482 2026-10-11T02:14:15Z Taro2096 44064 作成 246482 wikitext text/x-wiki {{header | title = 平成29年第四回都議会定例会知事所信表明 | author = 小池百合子 | section = | previous = [[平成29年第三回都議会定例会知事所信表明]] | next = [[平成30年第一回都議会定例会知事施政方針表明]] | notes = この演説は、2017年(平成29年)12月1日に行われた。<br> | year = 2017 | month = 12 | day = 1 }} 平成29年第四回都議会定例会の開会に当たりまして、都政運営に対する所信の一端を述べさせていただきます。 10月6日、名誉都民である木彫刻師、岸本忠雄さんが逝去されました。また、10月24日、同じく名誉都民である染織家、小宮康孝さんが逝去されました。ここに謹みまして追悼の意を表し、心よりご冥福をお祈りをいたします。 まず、このたびの総選挙に当たりまして、私自身の行動により、多くの皆様にご困惑、ご心配をおかけをいたしました。自らを厳しく省み、改めて都民第一、都民ファーストの姿勢で、都政に専念いたしたく、ご指導、ご協力のほど、よろしくお願いを申し上げます。 == 1 はじめに == === (改革を加速する) === 激動する世界の流れに、東京が追いつけるか。少子高齢化が急速に進み、かつてない危機が見込まれる中、東京は改革のスピードを上げていかねばなりません。 平成27年国勢調査では、全国の人口は1億2709万人と、前回から約96万人減少し、調査開始以降初めての減少となりました。東京の人口さえも、団塊世代が全て75歳以上となる2025年の1398万人をピークとして、減少に転じる見込みであります。そして、国の推計では、我が国の人口が現在のペースで減り続け、生産性の改革も進まなければ、2040年代には経済のマイナス成長が定着するとされております。 こうした中、従来の延長線上の政治を繰り返していては、東京と日本の明るい未来を切り拓くことは叶いません。労働生産性は、先進7か国の中で最も低い。女性活躍も期待どおりには進まず、世界経済フォーラムが各国の男女平等の度合いを示したランキングは、昨年からさらに後退をいたしました。我が国がこうした現状を打ち破り、人口減少の中にあっても成長の軌道を描いていくためには、日本経済のエンジンである東京が改革を加速し、日本全体を牽引しなければならないのであります。 === (不合理な措置に断固反対する) === ところが国は、「東京対地方」の構図を徒に煽り、東京の成長力、ひいては日本の国際競争力を削ぐことになりかねない動きを見せております。23区の大学の定員増や、学部等の新増設の抑制は、ただでさえ地盤沈下が激しい日本の大学の国際的地位を低下させるだけであります。 また、地方消費税の清算基準の見直しは、税収を最終消費地に帰属させるという本来の趣旨を歪め、地方が抱える巨額の財源不足を、日本の経済成長を支える東京などの地域に穴埋めさせるものに他なりません。東京の貴重な財源を守るため、まずは先月、愛知県、大阪府、都内自治体と共に、地方税を所管する野田総務大臣への要請を行ってまいりました。また、国の主張の問題点や都の考え方を反論書として取りまとめ、国会議員の方々にも都の訴えを後押ししていただくよう、幅広く働きかけを進めております。引き続き、私自身、関係する国会議員と面会をし、要請を行うなど、積極的に行動してまいります。国が果たすべき役割を東京に押し付け、東京から財源を不当に収奪することで都民生活を脅かす不合理な措置に対し、都議会の皆様や区市町村等と力を合わせて、あらゆる機会を捉えて強く反論をしてまいります。 === (「新しい東京」へ邁進) === 東京の持続的な成長が、日本の経済成長を牽引する原動力となる。そうした確信の下、私はこれまで、都政の体質を変えるべく情報公開を徹底しながら、大胆な待機児童対策、都市間競争を勝ち抜く成長戦略の展開、2020年大会を契機としたさらなる成熟都市への取組をはじめ、幅広く力を尽くしてまいりました。今後も、東京に課せられた使命を肝に銘じながら、都民ファーストを基本に「東京大改革」を推し進めてまいります。そして、情報公開や賢い支出を手段とし、安全・安心な「セーフシティ」、誰もが活躍できる「ダイバーシティ」、成長を生み出す「スマート シティ」の3つのシティを実現してまいります。 現在進めている予算編成につきましては、昨年度、いわゆる政党復活予算を廃止し、各種団体からの意見を公開の場で伺うヒアリングを開始をいたしました。今年度は、昨年度より1か月以上前倒しをしてヒアリングを行い、早い段階から現場の声に耳を傾けるとともに、改革の第二弾として、都民の皆様や意欲溢れる職員からの提案を施策形成に活かす取組を進めております。都民の新しい発想や、職員が現場で積み重ねてきた知識と経験を積極的に取り入れる新たな手法で、喫緊の課題の解決に向けた政策を練り上げてまいります。 また、都政改革本部におきましては、各局の主要事業について、予算、人員、成果などを分かりやすく明示し、政策の見直しや刷新、執行の効率化、民間や監理団体との役割分担等を検討する「見える化改革」を、精力的に進めております。先日の本部会議では、8局から、それぞれの事業を客観的なデータなどにより分析した結果の報告がございました。今月の本部会議におきましても、多くの局から報告を受ける予定でございます。今後は、各局において普段から「見える化改革」の手法を活かして、事業のあり方について戦略的な検討を行ってまいります。さらに、監理団体のあり方、人材育成、働き方改革による人事制度の見直し等にも取り組んでおり、年度末までの本部会議で議論する予定としております。 こうした改革と並行して、「人が生きる、人が輝く東京」を目指した重点政策方針に基づいて、超高齢社会への対応、保育サービスの質と量の充実など、「人」に焦点を当てた施策を力強く展開をいたします。その先に、誰もが輝く「新しい東京」を実現するため、汗をかいてまいります。 == 2 人口減少・超高齢社会における東京の活力向上 == 誰もがいきいきと活躍できる「ダイバーシティ」を実現し、都民一人ひとりの活力を高めることは、東京に持続的な成長をもたらす大前提であります。これより、「人」が輝くために重点的に展開していく施策について、申し述べてまいります。 === (超高齢社会の地域モデルを発信) === 高齢者の方々が、地域で安心して暮らしながら、いつまでも意欲旺盛に活躍できる社会をいかに実現するか。「超高齢社会」に突入し、2025年には団塊世代が全て75歳以上となる東京にとりまして、待ったなしの問題であります。 先月立ち上げた「超高齢社会における東京のあり方懇談会」では、各分野の有識者の皆様に、生涯現役での社会参加、多世代交流の促進、先端技術の活用など、人生100年時代の社会のあり方を幅広く検討いただいております。その成果は、可能なものから来年度予算案に反映させるとともに、来年8月を目途に政策提言としてまとめていただく予定であります。世界に例を見ない速度で高齢化が進む東京から、これからの先進的な地域モデルを、国内外に発信してまいりたいと思います。 === (子供が健やかに成長できる社会へ) === 一方で、次代を担う子供一人ひとりが健やかに成長できる社会の確立も進めてまいります。その道筋を示す「子供・子育て支援総合計画」につきましては、計画期間の中間年となる今年度、これまでの施策の成果や社会状況の変化等を踏まえた見直しを行います。 具体的には、貧困の世代間連鎖を断ち切り、全ての子供が夢に向かって輝ける社会の実現に向けて、総合的な子供の貧困対策を盛り込んでまいります。また、子育て世帯を対象とした保育ニーズ実態調査の結果等を踏まえ、保育サービスの整備目標を検証するなど、この計画を、待機児童の解消に向けた確かな羅針盤としていきたいと思います。 すでに、来年4月からの保育施設への入園申込みも始まっております。待機児童対策については、就任以来、矢継ぎ早に大型の施策を展開して、保育施設の定員は、1年間で2万人を超える過去最大の増加を実現いたしました。今年度も引き続き定員増加に最大限努め、社会で活躍する女性の不安を解消するだけでなく、女性の活力を社会に活かせる環境づくりに努めます。 === (未来の東京を担う人材の育成) === ==== 〈人材育成に向けた教育のあり方〉 ==== 大いなる可能性を秘める子供たちは、東京が未来へ羽ばたく原動力であります。今月14日には、東京を担う人材育成に取り組む都立高校の現状と課題をテーマとして、知事と教育委員会の協議の場であります、今年度2回目の総合教育会議を開催をいたします。特色ある取組を進める4校の校長にも参加いただいて、人材育成に向けた教育のあり方などについて、教育委員の皆様と共に議論を深めてまいります。ここでの議論は、来年度に策定を予定いたしております都立高校改革の次期実施計画に反映させ、都立高校のさらなる発展に活かしていきたいと思います。 ==== 〈学校における働き方改革の推進〉 ==== 学校現場の課題の複雑化や、教育内容の一層の充実等を背景に、教員の長時間勤務が常態化しております。教員が心身共に健康で、誇りとやりがいを持って職務に従事できるよう、先月、「学校における働き方改革推進プラン(仮称)」の中間まとめを発表いたしました。教員を支える体制の確保や部活動の負担軽減など、5つの方向性を打ち出して、保護者や地域社会の理解も図っていくことといたしております。都民の意見を踏まえて来年2月にプランを公表して、教育委員会や区市町村と連携しながら、教育の質の維持向上に繋げてまいります。 === (官民連携による働き方改革の推進) === 柔軟な働き方を可能とするテレワークは、生産性の向上や、女性・高齢者の活躍推進に向けた起爆剤でございます。都内企業におけるテレワーク導入をさらに加速するため、昨日、約7万8千の会員企業等を有する東京商工会議所の三村会頭と、働き方改革の推進に向けた協定を締結をいたしました。多摩地域を含め、都内の商工団体とも連携しながら、都が進める「時差ビズ」や「働き方改革宣言企業制度」と併せて、テレワークの普及に取り組んでまいります。 都庁における働き方改革も着実に進展しております。10月からは、翌日の勤務開始まで一定時間を空けることを義務付ける「勤務間インターバル」や、「土日連続勤務の禁止」の試行を始めたところであります。弾力的に勤務時間を設定できるフレックスタイム制についても、来年4月からの本格導入に向け、本定例会に条例の改正案を提案しております。先日、「都庁働き方改革」宣言を行った私自身をはじめ特別職・全局長がリーダーシップを発揮して、生産性の高い職場環境を実現することで、都庁から、東京・日本の働き方を変えてまいります。 === (都民の活力の基盤となる安全・安心の確保) === 安全・安心に暮らせる社会は、都民の活力の基盤であります。震災への備え、治安向上、テロ対策をはじめ、「セーフシティ」を実現する取組を幅広く進めてまいります。 ==== 〈自然災害から都民を守る〉 ==== 益々、激甚化する自然災害に対しては、災害即応対策本部の設置や区市町村との緊密な連携等により、的確な対応を行ってまいりました。台風に伴う大雨や高潮については、都内各所の調節池や、防潮堤・水門が大いに効果を発揮しております。引き続き、ハード面の整備や、関係機関と連携した迅速な情報収集・発信等によりまして、自然災害の脅威から都民の生命と財産をしっかり守ってまいります。 ==== 〈無電柱化の着実な推進〉 ==== 震災時の道路閉塞を防ぐ無電柱化につきましては、11月10日の「無電柱化の日」に啓発イベントを開催し、その意義や課題を多くの皆様と共有をいたしました。引き続き都民の共感を広げながら、コスト縮減に繋がる技術開発等に取り組んでまいります。また、年度内には国の動きも踏まえ、基本方針や整備目標を定めた新たな計画を策定をし、電柱のない安全・快適な街並みを都内全域に着実に広げていきたいと思います。 ==== 〈「消費生活基本計画」の改定〉 ==== 悪質商法をはじめとする消費者被害は、未だ後を絶ちません。超高齢化や電子商取引の増加など、社会の変化にも的確に対応するべく、先月、新たな「消費生活基本計画」の素案を公表いたしました。人、社会、環境に配慮した「エシカル消費」の理解の促進や、成年年齢引下げを見据えた若年層への消費者教育の充実など、時代に即した取組を盛り込んでおります。年度末を目途に計画を策定し、情報発信にも工夫を凝らして、消費者である都民の安全・安心を確保してまいります。 ==== 〈子供たちを取り巻く脅威への対処〉 ==== 子供たちを取り巻く脅威も見過ごせません。いわゆる「自画撮り被害」の防止に向け、本定例会に「青少年の健全な育成に関する条例」の改正案を提案いたしました。被害防止に向けた普及啓発の推進を都の責務とするとともに、青少年に対し画像の提供を不当に求める行為を、罰則をもって禁ずるものであります。条例に基づく規制によりまして青少年を確実に守り、子供たちを健全に育む社会の実現をさらに加速してまいります。 == 3 都市間競争に打ち勝つ成長戦略の展開 == 世界の都市間競争に打ち勝つ。都民の皆様が好景気を実感できる。そのための成長を生み続ける「スマート シティ」の実現に向けて、都民の大いなる活力を土台に、成長戦略を力強く展開してまいります。 === (国際金融・経済都市の実現) === ==== 〈「国際金融都市・東京」構想の策定〉 ==== アジア・ナンバーワンの国際金融都市の地位を取り戻す。その道のりを確実に歩むべく、先月、「東京版金融ビッグバン」とも言うべき新たな構想を発表いたしました。官民一体の金融プロモーション組織の設立や、新興資産運用業者の育成プログラムの導入など、日本初となるものも含めた具体的な取組を打ち出しております。来週には、伝統ある金融街、シティ・オブ・ロンドンと、金融分野で交流・協力を深めるための合意書を締結するなど、国内外の関係者や、国、民間事業者等とも連携しながら、これらの取組を迅速かつ果敢に進めてまいります。 先日のシンガポール出張では、この構想に基づく東京の取組を広くアピールをしてまいりました。併せて、国際金融センターとしてアジアを牽引するシンガポールの現状を目の当たりにし、リー・シェンロン首相や閣僚と幅広く意見交換を行うことで、国際競争のスピードを改めて実感をいたしました。その中で、我が国が世界をリードしていくため、東京は金融分野で日本を伸ばす先兵となる。その決意新たに、今回の出張の成果を、世界に冠たる国際金融都市の実現に活かしていきたいと存じます。 ==== 〈中小企業の技術開発を後押し〉 ==== 都内の産業力の源泉である中小企業のポテンシャルを大きく引き出し、東京の持続可能な成長の基盤を強化してまいります。先月の産業交流展では、革新的な製品やサービスを生み出した32の中小企業を表彰いたしました。世界に発信できる技術や発想を持つ中小企業が、都内に数多く存在すること、改めて頼もしく感じたところであります。 併せて、中小企業における女性の活躍をしっかりと応援するために、昨年度に続きまして3名の女性の経営者に特別賞を贈呈をいたしました。中小企業やそこで働く女性の意欲を一層高め、優れた製品・サービスの開発を後押しするとともに、広く国内外への販路拡大を目指してまいります。 ==== 〈商店街のさらなる活性化〉 ==== 地域経済の象徴である商店街を元気にしていくことも重要であります。商店街での開業を目指す若者や女性が、店舗運営や販売を通じてノウハウを蓄積できる「チャレンジショップ」を、今月末に自由が丘に開設をいたします。これまでにない新たな発想で多彩な商品やサービスを生み出す、意欲的な担い手を支援し、商店街のさらなる活性化に繋げていきたいと存じます。 === (ゼロエミッション東京への道) === ==== 〈「ゼロ・カーボンデイ」を世界に発信〉 ==== 先月のCOP23では、2020年からの温暖化対策の枠組みとなるパリ協定について、ルールづくりを加速する合意がなされました。世界の都市や企業におきましても脱炭素社会に向けた気運が高まる中、地球環境と調和して持続的な成長を目指す東京も、行動を力強く推進をいたします。 10月、パリで開催された世界大都市気候先導グループ「C40」の会合は、エネルギーの大消費地である各都市が、気候変動対策に関する制度や経験を共有する有意義な機会でございました。私はその場で、オフィスビル等も含めてCO2削減を義務付ける世界初の都市型キャップアンドトレード制度をアピールし、この制度の一つの成果となる「東京ゼロカーボン4デイズin2020」の実施を発表いたしました。オリンピック・パラリンピックの開会式・閉会式の計4日間におきまして、事業者が持つCO2の超過削減量を活用して「オフセット」を実施し、都内のCO2排出量をゼロとする取組であります。都として省エネルギー対策をさらに推進するとともに、多くの事業者から協力をいただいて「ゼロ・カーボンデイ」を実現できることで、CO2を排出しないゼロエミッション都市を官民一体で目指す東京の姿を、世界に強く印象づけてまいります。 ==== 〈環境国際会議の開催〉 ==== 急速な経済成長を続けるアジアの大都市では、廃棄物や大気汚染の問題が共通の環境課題であります。そこで、欧米の先進都市も交えて政策や英知を共有し、解決策を議論する都主催の環境国際会議を、来年5月に開催をいたします。国際的に活躍する有識者を基調講演者に迎えて、C40の加盟都市にも参加を呼びかけることで、国内外への訴求力、発信力を高め、世界における環境対策の推進に積極的に貢献してまいります。 === (ICTの利活用による東京のさらなる進化) === 東京の都市機能をさらに高めるため、ICT活用の今後の展開を示す「ICT戦略(仮称)」の策定を進めております。日進月歩で進化するICTをツールとして、災害対応力の向上、高齢者や障がい者にもっと優しいまちの実現、成長力の強化など、3つのシティの姿のさらなる進化を目指したいと思います。今月末を目途に戦略を公表して、ICTの大きな可能性を「新しい東京」づくりに最大限に活かしてまいります。 === (東京の成長を生み出す都市づくり) === ==== 〈グランドデザインの実現に向けた取組〉 ==== 持続的な成長を生み、活力に溢れる拠点を形成する。人・モノ・情報の自由自在な交流を実現する。「都市づくりのグランドデザイン」に掲げたこれらの戦略は、まさに東京の重要な成長戦略であります。この実現に向けて、都市計画の基本的方針であります「マスタープラン」の改定の検討を進めて、来年早々には東京の土地利用のあり方について都市計画審議会に諮問するなど、具体的な取組を開始いたします。持続的に発展する高度成熟都市を目指して、次世代への想いも込めながら、一つひとつのステップを重ねてまいります。 また、人やモノの活発な交流の基盤となる道路ネットワークにつきましては、渋滞解消や災害時の首都機能の維持など、多岐にわたる効果を発揮する首都圏三環状道路の整備に重点的に取り組んでまいります。併せまして、区部放射・環状道路や多摩南北・東西道路など、骨格幹線道路の整備も推進をして、新たな価値と活力を生み続ける東京を創り上げてまいります。 ==== 〈環境影響評価制度の見直し〉 ==== 一方で、都市づくりにおける適正な環境配慮は、子や孫の世代に良好な都市環境を引き継ぐためには欠かせません。大規模な開発事業等について、周辺環境への影響を抑える手続きである環境影響評価制度は、創設から37年が経過し、更新期を迎える建物等の増加も見込まれるなど、取り巻く状況は変化いたしております。引き続き適切で分かりやすい運用を行うために、「環境影響評価条例」の改正を含めた制度の見直しにつきまして、今月、審議会に諮問し、検討を進めてまいります。 == 4 オリンピック・パラリンピックの準備の推進 == 先日のパリ出張では、アンヌ・イダルゴ・パリ市長、エリック・ガルセッティ・ロサンゼルス市長と面会をして、東京に続くオリンピック・パラリンピック開催都市の長と連携を深める貴重な機会となりました。持続可能な大会のバトンをしっかりと引き継ぐべく、組織委員会、国、全国の自治体等とオールジャパンで緊密に連携しながら、残り1千日を切った大会までの一日一日を大切に積み重ねたいと思います。 === (大会に向けた着実な準備) === ==== 〈レガシーとなる競技会場の整備〉 ==== 先週、大会会場となります新たな競技施設の第一号として「武蔵野の森総合スポーツプラザ」が開業をし、オープニングイベントを実施いたしました。大会時に繰り広げられるバドミントン、近代五種のフェンシング、車いすバスケットボールの熱戦への期待を膨らませるとともに、大会準備が着実に進んでいる手応えを感じたところであります。 同じく、大会に向けて整備が進む「有明アリーナ」については、管理運営に民間の力を最大限活用する「コンセッション方式」を都として初めて導入をし、大会後も、スポーツ・文化の一大拠点として長く愛されるレガシーとしてまいります。本定例会には、その実施方針の策定に向けました条例案を提案いたしております。将来的には、有明アリーナ周辺を「ARIAKE LEGACY AREA」として、民間のノウハウと創意工夫を活かして、新たな賑わいを創出していきたいと思います。 ==== 〈「受動喫煙防止条例(仮称)」の制定を目指す〉 ==== 受動喫煙防止対策につきましては、9月に公表した「受動喫煙防止条例(仮称)」の基本的な考え方への意見募集に対し、約1万7千件のご意見をいただきました。引き続き、条例制定に向けて検討を重ねてまいります。 先の定例会では、都議会の皆様から、子供がいる室内や車内で喫煙しないことなどを努力義務として定める「子どもを受動喫煙から守る条例」が提案され、成立をいたしました。都といたしましても、多数の人が利用する施設を原則屋内禁煙とする条例の制定を目指すことで、議会と知事が切磋琢磨しながら政策を練り上げ、より良い東京を創り上げていく一つのモデルケースとしていきたいと存じます。 === (ホストシティTokyoプロジェクトの展開) === 大会の成功と東京・日本のさらなる成長を目指し、6分野で13のプロジェクトを展開しております「ホストシティTokyoプロジェクト」を、引き続き力強く推進してまいります。 「魅力発信」の分野におきましては、「東京文化プログラム」の認知度向上や発信力強化を図る戦略的なプロモーションを、新たに進めてまいります。そして、2020年4月からの半年間は「Tokyo Tokyo FESTIVAL」と銘打って、集大成となるプログラムを集中的に展開することで、世界を大いに魅了したいと存じます。 来年2月からは、パリ市との文化交流事業である「パリ東京文化タンデム2018」を開催いたします。秋には、パリ市庁舎前におきまして「風呂敷」をテーマとしたアートイベントを行うなど、東京とパリの双方で、互いの芸術文化の魅力を発信する多彩な事業を実施してまいります。 また、来年は、「江戸」が「東京」となりまして150年の節目であり、これを好機として、「伝統」と「革新」が共存する東京の魅力をアピールしたいと存じます。象徴となるロゴマークを作成し、記念イベントをはじめ様々な取組を展開することで、都民と共に「東京150年」を祝い盛り上げ、東京の奥深い魅力を国内外に広く発信してまいります。 == 5 豊洲移転と築地再開発 == 次に、市場の豊洲移転について申し上げます。移転時期につきましては、市場業者の皆様のご協力により、来年の10月中旬と決定いたしました。今後、業者の皆様のご理解を得て、できるだけ早期に具体的な移転期日を確定してまいりたいと思います。 豊洲市場の開場に向けましては、追加対策工事の実施と完了後の専門家会議による確認、農林水産大臣の認可手続きなど、一連の手続きを着実に進めてまいります。併せて、業者の皆様、都民の皆様に対する正確な情報提供を積み重ねて、しかるべき段階におきましては、私自ら安全・安心についての発信を行ってまいります。また、豊洲ならではの活気や賑わいの創出につきましては、千客万来施設の整備をはじめ、地元区や関係者とも知恵を出し合いながら積極的に取り組んでまいります。こうしたステップの先に、豊洲市場を、誰もが安心できる活気溢れる日本の中核市場へと育て上げ、新たな豊洲ブランドを確立したいと思います。 一方、築地の再開発につきましては、10月に検討会議を立ち上げ、これまで二度にわたり、築地を新たな魅力の発信拠点としていくための議論を進めてまいりました。経営、文化、まちづくりなど、幅広い分野でご活躍の委員の皆様に、引き続き自由な発想で検討を重ねていただき、来年5月を目途に、夢のある築地の実現に向けた「まちづくりの大きな視点」を取りまとめてまいります。 豊洲と築地、その両方を活かし相乗効果を図ることで、東京の新たな魅力の創出と発展に繋げてまいります。 == 6 おわりに == 「困難は厳正なる教師である」。イギリスの政治思想家、エドマンド・バークが説いた言葉のとおり、人口減少、超高齢化、それらをはじめ、東京を取り巻くかつてない困難は、これまでの都政の姿を大胆に変えていく必要性を示唆しているように思います。目の前の困難を直視し、危機感を持って、前例に囚われない改革と政策を力強く推し進める。その道のりは決して平坦ではありませんが、この「東京大改革」の先にこそ、東京の明るい未来は拓けるのであります。そうした想いの下、都議会の皆様と建設的な議論を積み重ねながら、都政を着実に前へと進めてまいります。まさに一心一意。都政に邁進する所存でございます。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いをいたします。 なお、本定例会には、これまで申し上げたものを含めまして、条例案32件、契約案11件など、合わせて70件の議案を提案をいたしております。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。 以上をもちまして、私の所信表明を終わります。 ご清聴、誠にありがとうございました。 == 出典 == * [https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/shisehoshin/29_04 平成29年第四回都議会定例会知事所信表明] - 東京都 都庁総合ホームページ * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/573890?Template=document&Id=2516#one:31 平成29年第4回定例会(第18号) 本文 2017-12-01] - 東京都議会 会議録検索 {{PDL1.0|terms=https://www.kantei.go.jp/jp/terms.html}} {{DEFAULTSORT:へいせい29ねんたい4かいときかいていれいかいしよしんひようめい}} [[Category:東京都議会知事所信表明]] [[Category:小池百合子]] fbpu927l89da0yuqd8nneetyks242x9 カテゴリ:東京都議会臨時会知事発言 14 58213 246483 2026-10-11T02:15:58Z Taro2096 44064 作成 246483 wikitext text/x-wiki {{カテゴリ検索}} 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それから150年、私たちは改めて、日本の現状と未来、そして世界の動きを直視すべき時を迎えております。国内では、戦後、右肩上がりの人口が経済成長を力強く支えた「人口ボーナス期」を経て、生産年齢人口の減少が経済に負の影響を与えるとされる「人口オーナス期」に突入をしており、持続的な成長や社会保障制度の維持が危ぶまれております。世界に目を転じれば、アメリカにおける大幅な法人税率の引下げや急速なAI技術の発展など、国際競争が益々激化する様相を見せるほか、緊張高まる北朝鮮情勢において、軍事衝突の可能性は今も消えてはおりません。東京・日本を取り巻く内外の厳しい局面を乗り越えるためには、これまでの枠に囚われることなく、為すべきことを為していかなければならない。東京は、国を覆う危機感の中でその歴史を踏み出した時と同様に、今、時代の大きな転換点にあるのであります。 === (日本が一丸となって難局に立ち向かう時) === だからこそ、今改めて、東京・日本の運営やあり方を大胆に見直さなければなりません。国はもとより、東京を含めた地方がそれぞれの役割を果たし、日本全体が一丸となって難局に立ち向かうべき時であります。ところが我が国では、中長期的かつ俯瞰的に国の行く末を論じる気運は盛り上がらず、目先の対応に囚われた内向きの議論ばかりが先行しているように思われます。今般実施された、地方消費税の清算基準の見直しや、23区の大学の定員抑制は、まさに内向き、国内のパイの取り合い以外の何物でもありません。地方の財源不足の解消や地方創生の実現、そして大学教育のあり方など、本質的な議論を深めることなく、問題を「東京」対「その他の地方」の構図に押し込める、国の目先の対症療法的な手法には、強い懸念を抱かざるを得ません。 今、我が国に必要なのは、東京を強力なエンジンとし、各地方それぞれの強みも活かすことで、オールジャパンの力を最大限に引き出し、国際競争に打ち勝つという発想であります。1964年のオリンピック・パラリンピックを牽引役として、我が国が一体となって高度経済成長を成し遂げたように、東京2020大会を跳躍台に、世界をリードする成熟国家としてさらなる飛躍を遂げ、持続的な成長を実現していく姿を示してまいります。そのための助走期間は残り僅かしかなく、東京の人口減少も間近に控える中、今こそ歴史的な視点を持ち、大胆な政策を迅速に講じなければ、東京・日本は、世界の激流に埋没するほかないのであります。 === (首都・東京の使命を果たす) === そうした危機感の下、私は、150年にわたり東京の発展を支え続けた「人」に着目すべきと考えます。そして、あらゆる層の、あらゆる個性を持った都民一人ひとりに活躍の場を提供し、東京の課題を本質的に克服していく源泉として、その活力を大いに引き出したいと思います。 そのために、待機児童対策や超高齢社会への対応をはじめ、働き方改革、人材育成など、「人」に焦点を当てた施策を幅広く展開いたします。また、中小企業の「稼ぐ力」の向上など、産業の活性化に精力的に取り組み、新たな成長分野にも挑むことで、都民が実感を抱ける経済成長へと繋げます。さらに、活力や成長の基盤となる東京の安全・安心を守るため、防災力や治安対策の強化等をきめ細かく進めます。 私が就任以来目指しております、「セーフ シティ」「ダイバーシティ」「スマート シティ」の実現のための取組を、東京2020大会に向けて一気に加速する。そして、東京のさらなる発展を日本全体の成長に繋げるなど、首都として担うべき使命を果たしていく。そのために、国や各道府県と共に十分に連携しながら、決意新たに、東京の舵を取ってまいります。 == 2 東京の使命を果たすための政策と予算 == === (3つのシティの実現に向けた政策の強化) === 山積する課題に正面から挑み、未来にわたる成長への確かな布石を打つ。その具体策をまとめたものが、先月発表いたしました「3つのシティの実現に向けた政策の強化」であります。 「重点政策方針2017」に掲げた、「人」に焦点を当てた8つの戦略や、「2020年に向けた実行プラン」の実施状況などを踏まえて、3つのシティの実現をより確かなものとするため、実行プランの政策の強化を行いました。「ICTで切り開く東京の未来」といった新たな切り口も加え、より鮮やかに描いた3つのシティへの道筋を、都民の皆様の共感を力に、スピード感を持って邁進をしてまいります。 === (平成30年度予算案) === 数々の政策を花開かせるための来年度予算案につきましても、よりメリハリの効いた内容といたしました。東京2020大会の成功とその先の未来に向けて、都政に課せられた使命を確実に果たしていく観点から、一般会計の規模は2年ぶりの増額となる7兆460億円とし、新規事業も、過去最高となる407件を計上しております。都政史上初の試みとして、都民や職員からの提案事業を反映させるなど、生活や現場に根ざした新たな発想も盛り込みました。 一方で、将来を見据えて財政の健全性を堅持するため、新たに客観的な指標、「エビデンス・ベース」に基づく評価を導入するなど、1086件の事業評価を行い、こちらも過去最高となる870億円の財源を確保いたしました。持続的な都市経営に欠かせない「賢い支出」を、引き続き徹底するものであります。 中長期的な視点も踏まえた真に有効な投資により、東京が、国家的な難局を打ち破る原動力となっていく。「賢い支出」の努力を重ね、東京が首都としての使命を果たすための予算案を仕上げることができたと考えております。そうした中、国は今回の税制改正において、都の貴重な税源を不合理に奪いました。さらに、平成31年度税制改正においては、すでに決着済みであるはずの地方法人課税の偏在是正について、新たな措置を検討するとしており、到底看過することはできません。地方が抱える巨額の財源不足に対しては、地方分権の理念の下、地方の役割に見合った税財源を拡充することこそ、目指すべき方向であります。この主張を次の税制改正へと反映させるべく、都議会の皆様と一丸となって、都民の皆様、都内自治体、他の道府県にも理解を広めながら、戦略的かつ強力に取組を推し進めてまいります。 == 3 都政改革の実効性を高める「2020改革プラン」 == 東京を取り巻く困難の中、3つのシティを確実に実現するためには、強化した政策、メリハリのある予算に加え、機能的かつ効果的な執行体制が不可欠であります。その構築に向けた「しごと改革」「見える化改革」「仕組み改革」について、これまでの成果と今後の進め方を示す「2020改革プラン」の素案を、先日公表いたしました。プランに基づき、2020年度まで毎年度、各局が成果を取りまとめ、必要な取組を追加していくことで、改革のスピードと実効性を確実に高めるとともに、改革に対する職員の自主性・自律性をより一層向上させてまいります。 プランには、監理団体改革の実施方針も盛り込みました。監理団体を、都と共に政策実現を目指す「都庁グループ」の一員と位置づけ、団体自らはもとより、団体を活用する所管局、団体指導を総括する総務局の3者が主体的に、見直すべきは見直し、伸ばすべきは伸ばすための改革を進めてまいります。 さらに今回、新たに「施設サービス魅力向上プロジェクト」の実施も打ち出しました。都民サービスのさらなる改善を通して、公園や庭園、美術館や動物園など、都有施設の魅力向上を目指すものであります。多くの皆様に、身近な場所においても「都民ファースト」の都政を感じていただけるよう、着実に取り組んでまいります。 == 4 「人」が輝く「ダイバーシティ」の実現 == さて、東京が誕生した明治期におきましては、当時の家制度の下、女性の地位は十分に認められたものではありませんでした。今や、様々な分野で道を切り拓く女性の活力は、東京のさらなる発展に欠かせません。また、明治の日本人の平均寿命は、乳児の死亡率が高かったこともあり、40歳前後とされておりましたが、人生100年時代を迎えようとする今、高齢者の方々の意欲や経験は、東京の大きな財産であります。女性や高齢者をはじめ、「人」の持つ活力や意欲をもっと引き出し、都民と共に、持続可能な「新しい東京」を創り上げる。そのために、誰もがいきいきと活躍できる「ダイバーシティ」を実現してまいります。 === (待機児童対策のさらなる推進) === 女性の活躍を推進していく上で、東京の最大の課題は、待機児童対策であります。就任以来最も力を入れて取り組んでおり、昨年度、保育サービスを利用する児童数は、過去最高の1万6003名の増加となりました。今年度以降は、目標をさらに上積みし、2019年度末までの3年間で6万人分の増加を目指します。保育の質の向上にも目を配り、魅力ある子育て環境の実現のため、幅広い政策を展開してまいります。 新たな取組として、待機児童の半数を占める1歳児の受入れに、緊急的に対応する施設を支援するほか、待機児童の保護者の就労のため、安心してベビーシッターを利用できる環境を整えます。また、従業員の育児休業取得に積極的に取り組む企業への助成制度を設け、1年以上の休業取得や円滑な職場復帰を後押しするとともに、男性による育休取得も促進してまいります。 こうした待機児童対策を含め、安心して子供を産み育てられる社会の確立に向けた「子供・子育て支援総合計画」の中間見直しにつきましては、都民の皆様の意見を踏まえ、年度末に公表をいたします。子供が家庭の状況に左右され貧困から抜け出せなくなる、いわゆる「貧困の連鎖」を断つための対策も盛り込んで、社会全体で、子供と子育て家庭を支援する取組を進めてまいりたいと思います。 === (人生100年時代に向けて) === ==== 〈高齢者が安心して暮らせる社会の実現〉 ==== 高齢者がいきいきと輝く社会を築くためには、年齢を重ねても地域で安心して暮らせる環境の整備が不可欠であります。特に、増大する介護ニーズへの対応のため、特別養護老人ホームについては、2025年度末までの整備目標を6万2千人分へと引き上げるほか、介護老人保健施設の大規模改修への支援を開始するなど、介護サービスの基盤をさらに充実させてまいります。 介護現場の人材確保につきましては、新たに、介護職員の奨学金返済と育成をセットとした支援や、シニアの就業の後押しなどを進めます。併せて、職員の負担軽減や、施設入所者等の生活の質の向上を図る介護ロボットなど、次世代機器の導入も促進してまいります。 また、2025年には、認知症を抱える都内の高齢者数が、一昨年から約4割増加することが見込まれております。そこで、区市町村による早期発見と支援の仕組みづくりや、介護拒否・抑うつなど、認知症の行動・心理症状を改善するケアプログラムの普及を、都の研究機関と連携して新たに推進をいたします。認知症の方々を、発症段階から中重度の状態まで切れ目なく、地域で支える体制づくりを後押ししてまいります。 ==== 〈高齢者の新たなチャレンジを後押し〉 ==== 意欲溢れる高齢者の方々が、学びに仕事に、いつまでも生きがいを持ってチャレンジできる社会を創り上げたいと思います。生涯学べる「100歳大学」を実現するため、多くのシニアが切磋琢磨しながら、学びと交流を深める「首都大学東京Premium College(仮称)」を開設いたします。時には若い学生とも交流しながら、人生をより豊かにする場となりますよう、10月からプレ講座を開講し、来春には一期生を受け入れてまいります。 高齢者の就業機会の拡大に向けては、企業で「シニアインターン」として働き、スキルを習得できる仕組みを作るほか、就業応援フェアの開催や再就職への学びの機会の提供など、総合的な施策を展開し、その新たな活躍を後押ししてまいります。 === (障がいのある方々が輝く社会のために) === 障がい者を支える取組にも力を注いでまいります。医療的ケアを要する障がい児が、適切な支援を受けながら日々を明るく過ごせるよう、訪問看護に対応するステーションの拡大を図ります。加えて、肢体不自由特別支援学校において、看護師が添乗するスクールバスの運行を開始するなど、障がい児と家庭への支援をさらに充実させてまいります。 障がい者の自立した生活の実現に向けましては、医療機関、就労支援機関、企業等が連携して精神障がい者の就労・定着を支援するなど、雇用と就労の促進のための社会全体の取組を進めます。また、ビジネスとの両立を図りながら障がい者雇用の拡大に取り組む企業に対し、生産性の向上や、障がい者の職場環境整備・能力開発等の支援を行います。障がいのある方々のいきいきとした活躍を後押しする多面的な方策によって、将来的なソーシャルファームの実現にも繋げていきたいと思います。 今年度末には、地域生活基盤の整備、就労支援の強化に加えて、新規に障がい児支援の目標を盛り込む新たな計画を策定いたします。この計画に基づき、障がい者を取り巻く環境の変化に対応しながら、障がい者施策の一層の充実に取り組んでまいります。 === (誰もが優しさを感じられるバリアフリーのまちづくり) === 東京2020大会を見据え、高齢者や障がい者、外国人旅行者など、誰もが優しさを感じられるバリアフリーのまちづくりに、総合的に取り組んでまいります。障がい者の方々の意見を踏まえた、よりきめ細かな道路のバリアフリー化をはじめ、鉄道駅のホームドアやエレベーターの設置、宿泊施設のバリアフリー化、トイレの洋式化などを推進いたします。成熟都市として開催する大会にふさわしいレガシーとして、真の共生社会の実現に向けたまちづくりを進めてまいります。 === (子供と教員が輝く学校現場から未来の人材を育てる) === 東京の未来を担う子供たちに焦点を当て、時代や世界をリードする人材の育成を戦略的に進めてまいります。都立高校10校において、生徒が持つスマートフォン等を活用した効果的な学習を試行し、その記録をビッグデータとして、きめ細かな指導に繋げる方策を検討するほか、ICTによる事務の効率化など、教員の長時間労働の改善を目指します。将来的には区市町村とも連携し、先端技術を学校教育のさらなる充実へと活かす「東京スマートスクール構想」を実現したいと思います。 2020年度から、全ての小学校に導入されるプログラミング教育につきましては、企業等と連携した効果的な授業方法などの検証をさらに進め、指導事例を都内の全ての公立小学校へと広めます。同じく2020年度から、小学校で正式教科となる英語につきましては、来年度より順次、専科教員を配置し、小学生の段階から「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を効果的に育成してまいります。 教育格差や不登校、就学直後の児童の環境不適応などの課題にも、適切に対応してまいります。都立高校において基礎学力の定着を図る「校内寺子屋」の拡大や、中学生の進路実現に向けた新たな学習支援など、子供が家庭の状況に左右されることなく学力を身につけられる環境を整えます。また、不登校の児童・生徒の学びの場となる「不登校特例校」を設置する区市町村への支援、全国初の取組として、5歳児から小学校低学年をひとまとまりとした教育課程の開発を進めます。さらに、先日公表した「学校における働き方改革推進プラン」に基づいて、教員の心身の健康にもしっかりと目を配り、教育委員会と力を合わせて、子供たちと教員が共にいきいきと輝く学校現場を創り上げてまいります。 === (持続的な成長の鍵となる働き方改革) === 女性・高齢者の就業促進や、生産性の向上に繋がる働き方改革は、人口減少期において一人ひとりの力を最大限に引き出し、持続的な成長を実現する鍵であります。昨年開始した「時差ビズ」は、認知率が70%を超え、私自身も確かな手応えを感じております。これを「新たな常識」へと定着させるべく、来年度は実施期間の拡大や、より多くの企業にご参加いただくための創意工夫などにより、官民連携で「時差ビズ」をさらに前進させ、満員電車の混雑緩和にも繋げてまいります。 働き方改革の起爆剤であるテレワークについては、現在、何らかの形で導入している従業員30人以上の都内企業は6.8%と、まだまだ広がりが足りません。これを、2020年度までに35%に引き上げることを目指し、企業ニーズに応じたきめ細かなサポートに取り組むほか、多摩地域において、通勤混雑の緩和にも有効なサテライトオフィスの設置を推進するなど、テレワークの導入をさらに後押ししてまいります。 === (実効性のある受動喫煙防止対策に向けて) === 受動喫煙の防止については、我が国が、たばこからの健康等の保護を目的とする国際条約、いわゆる「たばこ規制枠組条約」の締約国であることや、WHOとIOCが共同で「たばこのないオリンピック」を推進していることを踏まえ、実効性のある対策を着実に進めなければなりません。昨年、都議会の皆様の提案による「子どもを受動喫煙から守る条例」が成立いたしました。都としても、国の動きを注視しながら、都民の健康を守り、大会のホストシティとしての責任を果たすための条例案を、本定例会へ提案することを目指してきたところであります。先日、対策に関する国の考え方が改めて示されましたが、根幹の部分が従来から大きく変更され、飲食店の例外措置など、詳細につきましても明らかにされてはおりません。都民の皆様の混乱を避けるとともに、都の対策を実効性のあるものとするためには、国の対策と整合を図る必要があることから、引き続き国の動向を見極め、区市町村の意見も尊重しながら、条例案の検討を重ねてまいります。 == 5 安全・安心・元気な「セーフ シティ」の実現 == 都民の皆様が安全・安心を実感しながら、活力溢れる毎日を送る「セーフ シティ」の実現に向けて、ハード・ソフトの両面から施策を進めてまいります。 === (地震に強いまちづくり) === ==== 〈無電柱化のさらなる推進〉 ==== 昨年、条例制定や基金創設により、推進体制を整えた無電柱化については、年度内に条例に基づく「(仮称)無電柱化計画」を策定し、引き続き着実に取り組んでまいります。併せて、区市町村に対し、無電柱化を促進する計画の策定、狭隘道路での着手、低コスト手法の導入を促す支援を進めます。来年度は、43の区市が都の支援を活用する見込みであり、区市道における取組が加速いたします。身近な道路において、防災機能や安全性の強化、景観の向上等の効果を都民の皆様に実感していただくことで、無電柱化のさらなる進展へと繋げていきたいと思います。 ==== 〈まちの不燃化・耐震化〉 ==== 「燃えない・倒れない」まちづくりに向けては、喫緊の課題である木造住宅密集地域の不燃化のため、空き家の除却を促進するほか、都有地を活用し、コミュニティを維持しつつ権利者の移転を促すなど、新たな発想を織り交ぜた施策を進めてまいります。 住宅の耐震化については、これまで、老朽化した木造建築が特に集積するなど、甚大な被害が想定される地域を対象として、重点的に支援を進めてまいりました。当該地域における耐震化が着実に進展していることを踏まえ、今後は当該地域外にも支援を拡大し、2020年度までに住宅の耐震化率を95%とする目標に向け、取組を推進してまいります。 === (都民と共に災害対策を加速する) === 都民と共に、スピード感ある災害対策を進める指針となる「セーフ シティ東京防災プラン」につきましては、先月、骨子をお示しをいたしました。分かりやすさを追求し、取組の進捗状況を毎年度公表するなど、実効性を高める工夫を凝らしており、都民の皆様からの意見も踏まえ、年度末にプランとして公表してまいります。 かねて申し上げているように、これまでの災害対策においては、女性の視点が十分に活かされておりません。女性有識者をはじめ、女性の消防団員や都民の意見を踏まえまして、暮らしの中でできる対策を盛り込んだ「東京くらし防災」は、来月より、都有施設や区市町村のほか、郵便局や美容院など、街の身近な場所でも手に取れるよう準備を進めております。加えて、避難所における着替えや授乳の場の確保等、発災時の女性のニーズにもきめ細かく対応できるよう、乳児用液体ミルクの普及を推進するほか、防災の基礎知識を学ぶ女性向けセミナーや、女性防災リーダーを育てる研修を開始するなど、東京の災害対策をさらに充実させてまいります。 === (テロ・治安対策の向上) === テロ対策も進化させてまいります。東京2020大会に向け、羽田空港や競技会場、選手村が所在する臨海部における対策を強化するため、警視庁に、海上からのテロに備える専門部隊を新設する準備を進めます。また、東京消防庁に、大規模なテロや災害への対応に特化した「統合機動部隊(仮称)」を創設し、現場指揮や救助活動の体制強化を図ってまいります。 都民に対する迷惑行為への規制も強化いたします。いわゆる「迷惑防止条例」を改正し、小型化する撮影機器による盗撮や、SNSによるつきまといなど、現在の規制では対応できない悪質な行為を取り締まりたいと思います。併せて、「水上安全条例」により、都内の運河や河川における水上オートバイ等の危険かつ迷惑な航行を、罰則をもって禁止いたします。いずれも本定例会に条例案を提案しており、都民の体感治安の向上のため、よろしくご審議をお願いを申し上げます。 === (医療体制・救急体制の充実) === 安心できる医療体制の構築も進めてまいります。今後の都立病院が担うべき役割と、それを支える経営のあり方について、先月、有識者委員会の報告書が公表されました。貴重な提言を受け止め、すぐに反映できる取組は、年度末に策定する「次期中期計画」に盛り込むとともに、経営形態に関する意見につきましては、今後、丁寧に検討を進めてまいります。 救急隊の出場件数が過去最多を更新する中で、救急体制の一層の充実も喫緊の課題であります。救命率向上の鍵となる迅速な現場到着に向け、救急隊の増設に加え、救急相談の利用促進、AIによる需要予測システムの構築など、需要抑制や効率運用の方策を組み合わせ、東京2020大会までに到着時間を7分以内に短縮することを目指してまいります。 === (地域コミュニティの活性化) === 地域の賑わいを生み出す商店街は、活気溢れる「セーフ シティ」の一つの象徴でありますが、昨今、消費者のライフスタイルの多様化や、後継者不在による空き店舗の増加等により、厳しい状況に直面しております。この打開のためには、一定の役割を終えた事業を見直しながら、戦略的な施策を進めていかなければなりません。これからの商店街を担う女性や若者による開業の後押し、空き店舗の解消に繋がる起業や経営承継の支援など、将来を見据えた振興策を重点的に進めてまいります。 また、年々増加する空き家につきましては、利活用に向けた普及啓発やマッチング体制の整備、公的な活用の推進など、発生抑制・適正管理・有効活用を着実に進めることで、地域の活性化へと繋げてまいります。 == 6 世界をリードする「スマート シティ」の実現 == 世界をリードする環境先進都市であり、国際金融・経済都市である「スマート シティ」を実現することで、日本全体の持続的な成長を牽引していく東京の使命を果たしてまいります。 === (スマートエネルギー都市を実現する) === ==== 〈「ゼロエミッション東京」を目指す多面的な取組〉 ==== CO2を排出しない環境先進都市、「ゼロエミッション東京」を目指して、多面的な取組を進めます。 世界の潮流となりつつある次世代自動車、「ゼロエミッション・ビークル」の普及に向けましては、エネルギー確保やインフラ整備などの課題を整理し、次世代自動車への転換による産業構造の変化への対応も見据えながら取り組んでまいります。電気自動車の普及のため、新たに集合住宅への充電設備の設置を促進するほか、燃料電池自動車につきましては、導入経費の補助を継続いたします。都におきましても、更新期を迎えた庁有車を電気自動車へと切り替え、都営バスへの燃料電池車導入を拡大するなど、率先して行動をしてまいります。 東京が誇る島しょ地域をターゲットに、「ゼロエミッション・アイランド」への取組も進めてまいります。今年度実施した「電気自動車普及モデル事業」につきまして、八丈島において規模を拡大して継続するほか、島ごとに、電気自動車の使用環境や地理的条件等の詳細な調査を進め、その本格的な普及へと繋げてまいります。加えて、豊かな自然も活かしながら、島の電力を再生可能エネルギーで100%賄うことを目指した検討を進めるなど、幅広い方策を進めてまいります。 まちづくりの分野における取組も欠かせません。現在、一定規模の建築物の環境性能を評価・公表している「建築物環境計画書制度」については、自治体として初めて、最高ランクの評価基準となる「ゼロエネルギー・ビルディング」を導入するべく、制度の再構築を検討いたします。都におきましても、この水準を目指し、改築中の公文書館の整備を進めるなど、建築物における環境配慮を一層推進し、都市全体のさらなる省エネルギー化へと繋げてまいります。 また、東京2020大会後に、水素を活用したスマートエネルギーのまちづくりを目指す選手村地区におきましては、年度内にエネルギー事業者との基本協定を締結し、水素パイプラインの工事に着手いたします。水素供給システムの一部稼働を含め、大会時に先進的な日本の環境技術を世界にアピールするプレゼンテーション事業についても、具体的な検討を開始し、「水素社会の未来」に向けた取組を着実に進めてまいります。 ==== 〈キャップアンドトレード制度のさらなる進化に向けて〉 ==== 2010年度に導入したキャップアンドトレード制度において、昨年度、対象事業所の総CO2排出量は、基準年度に比べて26%の削減となりました。今後、東京の温室効果ガス排出量を、2030年までに2000年比で30%削減するとの目標を達成するためには、制度の第三計画期間となる2020年度以降の取組の進化が欠かせません。2020年は、パリ協定に基づき、世界が「脱炭素社会」に向けて行動を開始する新たな出発点でもあり、これらの背景を踏まえて、2020年度からの制度の詳細について、来月より専門家による検討を進めてまいります。 === (東京の緑を守る) === 東京の緑の総量を、これ以上減らさない。「都市づくりのグランドデザイン」に掲げたこの目標の達成には、生産緑地の保全・活用が重要であります。2022年に指定から30年が経過する生産緑地は、農地としての管理義務が解除されることから、宅地化等による大幅な減少が懸念されます。そこで、区市が公園として整備するために生産緑地を買い取る経費を補助するほか、シニア向けのセミナー農園を開設し、超高齢社会における生産緑地の活用モデルを提示するなど、緑を守る取組を推進してまいります。 11月には、皇族殿下の御臨席を賜り、東京では初となる全国育樹祭を開催いたします。この大会も契機に、緑を育み守る気運を一層高め、都民と共に、東京の緑を次世代へ受け継いでいきたいと思います。 === (東京の産業の発展を力強く支える) === 持続可能な成長を確固たるものとするため、東京の産業のさらなる発展を力強く後押ししてまいります。その中核となる中小企業の活性化に向けましては、優れた発想や技術を持ち、新たな市場の開拓を模索する企業が、大企業の人材や販売力等を活用しながら革新的な事業を進める仕組みを構築いたします。また、IoTやAIなど最先端技術の導入・活用を支援し、生産性の向上や新たな製品開発を促進してまいります。 加えて、中長期的な課題を見据え、引き続き効果的な中小企業支援を展開していくべく、2019年から概ね10年間を対象とする新たなビジョンを策定いたします。今月より、有識者を交え、中小企業を取り巻く現状や環境の変化を踏まえた議論を始めており、来年1月を目途にビジョンとしてまとめてまいります。 国際金融都市の実現に向けましては、昨年取りまとめた構想に具体的に着手いたします。海外の金融系企業の誘致を加速する、官民一体のプロモーション組織の設立準備や、新興資産運用業者を育成し、金融の活性化へと繋げる「東京版EMP」の導入など、本質的な課題に鋭く切り込む新たな施策を、スピーディーに進めてまいります。 === (鉄道新線建設等準備基金の創設) === 東京の成長を支える基盤、そして、誰もが快適に移動できる都民の足である鉄道ネットワークを一層充実させるべく、具体的な取組を進めてまいります。国の審議会より「事業化に向けて検討を進めるべき」とされた6路線につきまして、来年度予算案では、都が事業主体となる多摩都市モノレールの箱根ケ崎延伸などの検討に向けて、調査費を計上いたしました。また、6路線の事業等の財源として、新たに「鉄道新線建設等準備基金」を創設する条例案を、本定例会に提案しております。この基金を効果的に活かせるよう、今後、課題の検討や、関係者との協議・調整を加速してまいります。 == 7 オリンピック・パラリンピックの成功に向けた取組を加速 == 年が変わり、いよいよ開催まで2年となった東京2020大会につきましては、オールジャパンで実務を加速させるフェーズに入りました。準備のアクセルを踏み込み、大会気運につきましても、ラグビーワールドカップ2019とともに大いに高めてまいりたいと思います。 === (大会準備の着実な推進) === 昨年12月、総額を1兆3500億円とする大会経費のバージョン2が公表されました。都の負担額となる6000億につきましては、今回、平成29年度補正予算により開催準備基金への積立てを行うことで、その9割を超える財源を確保することとなります。また、このたび、バリアフリー化、ボランティアの育成・活用、東京・日本の魅力発信など、大会を契機として4年間で取り組む事業の経費が約8100億円となることをお示しいたしました。東京の価値をなお一層高めるため、都として行う将来への投資の全体像を明らかにしたものであり、大会の成功と大いなるレガシーの創出に向けて、引き続き邁進してまいります。 先月には、これまでの準備の進捗とこれからの実務的な連携を確認するため、組織委員会、国、JOC、JPCとの調整会議に出席いたしました。私からは、都が整備する新規恒久施設の状況や、気運醸成の取組等について報告をし、各機関の状況も伺う中で、オールジャパンによる準備が着々と進んでいる、そう手応えを感じたところであります。そして、都民・国民と共に大会を成功させる上で大きな役割を担うボランティアにつきましても、9月から、組織委員会と合わせて11万人の募集を開始いたします。先行して募集が始まるラグビーワールドカップのボランティアと併せまして、男性も女性も若者もシニアも、障がいの有無にかかわらず、多くの皆様にご活躍いただいて、ボランティア文化がレガシーとして東京に根付くよう準備を進めてまいります。 大会に向けて展開する東京文化プログラム、「Tokyo Tokyo FESTIVAL」は、今月1日から、その中核となる事業につきまして、斬新で独創的な企画の公募を開始いたしました。同じく今月、パリでスタートした「パリ東京文化タンデム2018」では、両都市の文化の魅力を世界に広く発信してまいります。引き続き、文化プログラムの取組を国内外で盛り上げ、「文化の祭典」としての大会準備も着実に進めてまいります。 === (大会気運のさらなる向上) === ==== 〈ラグビーワールドカップと東京2020大会を共に盛り上げる〉 ==== 連日熱戦が続く平昌2018大会におきましては、世界のアスリートが全力を尽くす姿、私たちに大きな勇気と感動を与えてくれています。来月のパラリンピックまで、全てのアスリートがその力と技を存分に発揮されるよう応援したいと思います。現地では、組織委員会と共に「Tokyo2020 JAPAN HOUSE」を開設し、世界中から訪れる観客やメディアに対して、東京・日本の魅力や、復興に向けて力強く歩む被災地の姿などをアピールしております。併せて、区部や多摩地域、被災地において、平昌大会のライブサイトを順次実施しており、平昌の熱気を東京への期待に繋げていきたいと思います。 ラグビーワールドカップの盛り上げも忘れてはなりません。来月よりいよいよ、東京を含む開催都市の住民の方々を対象に、通常チケットの先行抽選販売が開始となります。このタイミングを捉え、街灯フラッグや横断幕で都内を飾り、気運を高める「シティドレッシング」を実施いたします。来年度には、500日前、1年前など節目を捉えたイベントや、様々なメディアを活用した広報を幅広く展開するなど、他の11の開催都市と共にしっかりと連携しながら、間近に迫る世界的な大会への期待を大いに高めてまいります。 ==== 〈パラスポーツを力強く応援〉 ==== 東京を挙げてアスリートを力強く応援し、パラリンピックを成功に導くことは、東京が、真の共生社会として都市の成熟度をさらに高めることに繋がります。パラスポーツの応援プロジェクトである「TEAM BEYOND」の登録者数は、先月、ついに100万人を突破いたしました。引き続き、競技観戦機会の充実や、メディアとの連携による効果的な情報発信などにより、パラスポーツ応援の気運を高めてまいります。 また、学校現場におきましても、特別支援学校と小・中・高等学校のパラスポーツによる交流大会の種目を拡大し、来年度はボッチャに加えてフロアバレーボールを実施することで、障がい者への理解とパラスポーツの普及を一層進めてまいります。 == 8 多摩・島しょ地域の発展に力を尽くす == 「多摩の振興プラン」や、「東京宝島推進委員会」による提言等に基づき、多摩・島しょ地域の活性化をさらに加速してまいります。地域振興の取組を一層後押しするべく、市町村総合交付金の充実を図り、待機児童対策や電気自動車の普及など、都と各市町村が連携して進めるための「政策連携枠」を設けました。先週、全市町村長と個別に実施した意見交換も踏まえ、各自治体それぞれの課題に寄り添うとともに、広域的な課題の解決に向けた連携をより深めることで、400万の都民が暮らす多摩・島しょ地域の発展に引き続き力を尽くしてまいります。 今年は、小笠原諸島がアメリカから返還されて50年の節目であります。様々な記念事業を実施するほか、島しょ地域全体の魅力向上を目指し、専門家の派遣等による観光資源のブランド確立の支援や、近年人気のグランピングなど新たな観光事業の創出に取り組みます。それぞれの島が誇るべき魅力を掘り起こし、広く発信することで、多くの人々で賑わう「宝島」の実現に繋げてまいります。 == 9 豊洲市場への移転 == 市場の豊洲移転につきましては、今年の10月11日に実施することで、業界団体の皆様と合意をいたしました。先週末、業界の皆様に直接お会いして御礼を申し上げ、また、移転に向けて率直な意見交換をしてまいりました。ここに至るまでのご尽力に対し、改めて感謝の意を表したいと存じます。 移転前に様々な問題点を洗い出し、しかるべき対策を踏まえた上で開場の運びに至ったことは、50年、100年の「鳥の目」で、あり方を考えるべき市場にとって必要な対応であったと考えます。引き続き、追加対策工事の着実な実施により豊洲市場の信頼を高めるとともに、先週開催した魅力発信ツアーやワークショップなど、新市場からの情報発信にも積極的に取り組んでまいります。加えて、千客万来施設などによる賑わい創出に向けて地元区とも連携しながら、豊洲市場を日本の中核市場とすべく、業界の皆様、地元の皆様と共に歩んでまいりたいと思います。 また、築地の魅力を最大限に活かした再開発につきましては、「築地再開発検討会議」において、引き続き有識者の方々に自由な発想でご討議いただいております。築地が培った伝統や地域の特性を基に、民間の智恵を活かした新たなまちづくりに繋げていきたいと思います。 == 10 おわりに == 現在開催中の平昌オリンピックでは、日本選手の皆さんの素晴らしい活躍ぶりに、日本中が感動をしております。続くパラリンピックでも、障がいを越えて活躍する日本の選手の皆さんに、大いなるエールを送ろうではありませんか。 そして、平昌大会が終わりますと、いよいよ東京2020大会の番となります。オール東京で、オールジャパンで、大会開催に必要な準備を着実に進め、アスリートには「記録」が、都民と国民、そして世界の皆さんには「素晴らしい記憶」と「レガシー」が残る大会といたしましょう。 そして、2020年のその先に、誰もがいきいきと輝く持続可能な都市・東京を実現していく。人口減少、超高齢化のうねりの中、この使命を完遂するための道筋を明確にしたものが、このたびまとめた「実行プランの政策の強化版」であり、この「平成30年度予算案」であります。都議会の皆様、都民の皆様のご理解とご協力をいただきながら、丁寧かつ大胆に、「東京大改革」を推し進める。施政方針表明の結びに当たりまして、改めて決意する次第でございます。東京の明るい未来に向け、皆様と共に、道を切り拓いてまいりたいと存じます。 なお、本定例会には、これまで申し上げたものを含め、予算案32件、条例案65件など、合わせまして120件の議案を提案いたしております。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 以上をもちまして、私の施政方針表明を終わります。 ご清聴、誠にありがとうございました。 == 出典 == * [https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/shisehoshin/30_01 平成30年第一回都議会定例会知事施政方針表明] - 東京都 都庁総合ホームページ * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/432206?Template=document&Id=2524#one:19 平成30年第1回定例会(第1号) 本文 2018-02-21] - 東京都議会 会議録検索 {{PDL1.0|terms=https://www.kantei.go.jp/jp/terms.html}} {{DEFAULTSORT:へいせい30ねんたい1かいときかいていれいかいしせいほうしんひようめい}} [[Category:東京都議会知事施政方針表明]] [[Category:小池百合子]] obusrndaztou8zq53uw9eydgz082vws 平成30年第二回都議会定例会知事所信表明 0 58215 246485 2026-10-11T02:36:25Z Taro2096 44064 作成 246485 wikitext text/x-wiki {{header | title = 平成30年第二回都議会定例会知事所信表明 | author = 小池百合子 | section = | previous = [[平成30年第一回都議会定例会知事施政方針表明]] | next = [[平成30年第三回都議会定例会知事所信表明]] | notes = この演説は、2018年(平成30年)6月12日に行われた。<br> | year = 2018 | month = 6 | day = 12 }} 平成30年第二回都議会定例会の開会に当たりまして、都政運営に対しましての所信の一端を述べさせていただきます。 == 1 はじめに == === 東京を進化させた先人たちのレガシー === 本年は江戸が東京へと変わり、ちょうど150年。その歴史の中で、東京が都市として進化する大きな契機となったのは、東京市第7代市長も務めた後藤新平による、関東大震災後の帝都復興事業であります。当時の国家予算の2倍以上となる30億円の規模で構想されたこの事業は、最終的に大幅に縮小されたものの、昭和通り、靖国通りといった主要幹線道路や、近代的な橋梁など、今日の東京の骨格を形づくりました。我が国初の本格的なリバーサイドパークと呼ばれる隅田公園など、都民の憩いの場であり、災害時には避難場所や活動拠点となる公園も、この事業により数多く新設されました。<br> 戦後復興の象徴とされた1964年のオリンピック・パラリンピックも同じく、東京の進化を牽引いたしました。この機に建設された東海道新幹線や首都高速道路は、高度経済成長を加速させ、今なお、首都の活力を支える交通・物流ネットワークとして重要な役割を果たしております。また、ハードのインフラ整備に加え、言葉の壁を越えて誰もが理解でき、街の至るところで案内サインとして使われているピクトグラムの誕生、廃棄物収集の改善・効率化等による街の美化、選手村への食材提供手段となった冷凍食品の技術開発の進展など、1964年の大会は、今日の成熟社会の礎を築くものでありました。 === 新たな進化に向けた戦略的な取組 === 東京はこれまで、先人たちが築いたこうした貴重なレガシーの下、明るい未来に向かって「人」が躍動することで、世界有数の先進都市へと発展してまいりました。引き続き東京が飛躍し、全国との共存共栄も果たしていくためには、成熟都市として新たな進化を遂げ、人口減少の中にあっても成長を生み続ける社会を実現しなければなりません。<br> その鍵は、東京2020大会を推進力として、多様な生き方が尊重され、東京に暮らす誰もがいきいきと輝ける環境を築くことであります。例えば、「人生100年時代」を迎えようとする中、高齢の方々がそれぞれの希望や意欲に応じて、就労や学びなどの社会参加を続ける支援を行う。あるいは、道路や公共交通といったハード面はもとより、相互理解の促進や情報バリアの解消等、ソフト面においてもバリアフリー化を推し進め、あらゆる都民の活力を引き出していく。こうした取組が、2020年以降の東京の成長を生み出していくことに繋がります。<br> また、益々激化する都市間競争を勝ち抜く強みを伸ばすことも、さらなる発展のための重要な要素であります。アジア・ナンバーワンの国際金融都市の実現や、特区制度の活用による革新的事業の後押しなど、成長分野に果敢に挑戦していかねばなりません。<br> そうした政策を迅速かつ着実に推し進めるため、今般、これらを含む全庁的な8つのテーマを戦略的政策課題と位置づけ、局横断的な連携の下、スピード感を持って取り組む体制を構築をいたしました。その先頭に立つ私自身も、「セーフ シティ」「ダイバーシティ」「スマート シティ」を目指す取組を一層推進すべく、自らの目で積極的に現場を把握し、より多くの都民の声に耳を傾けてまいります。都政の最前線における肌感覚を重視しながら、「2020年に向けた実行プラン」に掲げる施策を加速し、3つのシティを実現する成果を確実に上げることで、東京のさらなる進化へと繋げていきたいと思います。 == 2 受動喫煙から「人」を守る == そして同じく、東京の新たな進化のための重要な課題が、本定例会に条例案を提案した受動喫煙防止対策であります。屋内での受動喫煙による健康影響を防止することを目的に、法案との整合を図りつつ取りまとめた「受動喫煙防止条例」には、自ら受動喫煙を防ぐことが難しい従業員や、健康影響を受けやすい子供を守るため、「人」に着目した都独自のルールを盛り込みました。まさに、「健康ファースト」の政策であります。<br> 具体的には、従業員を使用する飲食店については、来店客はもとより従業員も等しく守る観点から、店舗面積にかかわらず原則屋内禁煙とし、喫煙は専用室内でのみ可能といたします。また、子供を守るため、幼稚園や保育所、小・中・高等学校につきましては敷地内を禁煙とするとともに、他の施設においても、喫煙室への子供の立入りを禁止をいたします。こうした取組により、規制対象となる飲食店は8割を超えるなど、都民の健康を守るための実効性がより高まるものと考えております。一方で、飲食店の喫煙専用室や、公衆喫煙所の整備に対する支援を充実させ、喫煙者の嗜好や事業者等の負担軽減にも配慮してまいります。<br> 条例の施行は段階的に進め、東京2020大会前には、罰則も含めて全面的に施行いたします。「人」を守るとの強い信念の下、区市町村と連携をいたしまして、関係団体等のご理解とご協力をいただきながら、オリンピック・パラリンピックのホストシティとしてふさわしい対策を進めてまいります。そして、たばこを吸う人も吸わない人も、誰もが快適に過ごすことのできる社会を、東京がさらなる進化を遂げた一つの姿として、未来へと受け渡していきたいと存じます。 == 3 「東京を標的とした税制度の見直し」を許さない == 人口減少期におきましても我が国の成長を目指し、そのエンジンとして東京が果敢に取組を進めようとする中、国は地方間の税収格差を是正すべきと主張し、東京の財源をさらに奪うための検討を始めております。しかし、国が主張する「税収格差」は、地方交付税によってすでに調整をされており、国が検討を進める「地方法人課税の偏在是正」も、過去の税制改正において決着済みであります。国はこれまでも、幾度となく「東京を標的とした税制度の見直し」を繰り返し、都から累計6兆円もの財源を不合理に収奪してきましたが、このたびの国の動きもまた、全く根拠を欠くものと言わざるを得ません。<br> 何度も申し上げておりますとおり、日本全体の発展のために真に目指すべきは、地方分権の理念の下、地方の役割に見合った税財源の拡充を図ることであります。そうした本質論から目を背け、目先の対応に終始する国の姿勢は、断じて容認できません。今必要なことは、これまで繰り返されてきた対症療法的な動きではなく、「真の地方分権を見据えた地方税財源のあり方」について、大局観を持って臨むことであります。このたび新たに立ち上げる検討会では、都議会の皆様や区市町村、有識者の方々と、本質的な議論を深めてまいりたいと思います。<br> 併せて、東京都税制調査会に対しても、「真の地方自治を確立する税制全体のあり方」などについて、先月、諮問をいたしました。東京と日本の成長に向けた議論を踏まえ、都民の皆様や他の道府県にも理解を広げながら、不合理な税制度の見直しに強く反論してまいります。 == 4 豊洲市場の開場と築地のまちづくり == 次に、市場の豊洲移転について申し上げます。今後、長きにわたり都民の台所を担う豊洲市場の安全性につきましては、万全を期すための追加対策工事を着実に進めております。来月には工事が完了する予定でありまして、その後の専門家会議による確認や大臣への認可申請など、都民の皆様、市場業者の皆様に安心を実感していただくべく、ステップを重ねてまいります。<br> 豊洲市場の賑わいを創り出す千客万来施設につきましては、事業者との真摯な協議を尽くしまして、「東京2020大会後の速やかな着工」との提案をいただきました。今後、地元・江東区の理解も頂戴した上で、事業者との最終的な合意を図りたいと存じます。併せて、都として取り組む賑わい創出につきましては、新たな豊洲ブランドの確立や、人々を惹きつける魅力発信等に繋げていく観点から、関係局の連携の下で知恵を絞って取り組んでまいります。<br> 築地再開発に向けては、先月、有識者によります「築地再開発検討会議」において、まちづくりの大きな視点を取りまとめていただきました。貴重な提言を踏まえて、立地に恵まれた都民の財産である築地の価値を最大に高めていくことは、都の使命であります。今般、庁内の検討会を立ち上げまして、全庁に横串を刺すとともに、学識経験者の知見もいただきながら、行政としてのまちづくりの方針を検討をしてまいります。<br> 市場移転から約2か月後に開通予定としていた環状第2号線の暫定迂回道路につきましては、市場業者や地元区の声を踏まえまして工期短縮を検討し、業者の皆様のご協力もいただくことで、移転後1か月以内に開通できる見通しとなりました。その後、2019年度末に地上部道路、2022年度に本線トンネルを開通させて、臨海部と都心部を結ぶ新たな道路ネットワークを形成するとともに、円滑な地域交通を確保してまいります。 == 5 手を緩めることなく改革へ邁進 == === 「2020改革」の自律性と実効性を高める === 続いて、都政改革についてであります。昨年度末、「2020改革プラン」がまとまり、改革は本格的な実践段階へと入りました。これを機に、各副知事をトップとして、各局の改革の進捗管理を行う推進部会を設置するなど、職員がこれまで培った改革マインドを活かし、自律的な取組を不断に進める体制を整備したところでございます。推進部会や都政改革本部において改革の状況を検証し、各局がさらなる取組を進めるPDCAサイクルの下、「2020改革」の実効性を確実に高めてまいります。<br> このサイクルを着実に運用するには、幅広い観点から意見や助言を取り入れることも効果的であります。そこでこのたび、働き方改革等に実績のある経営者や、行政改革、法律等の各分野の専門家による「都政改革アドバイザリー会議」を新たに設置をいたしまして、客観的な助言を求めることといたしました。改革のバージョンアップなど全般的な課題から、柔軟な働き方の推進といった個別の取組まで、幅広く意見をいただきながら、手を緩めることなく都政改革に邁進する決意でございます。<br> なお、昨年度、「見える化改革」におきまして客観的な分析を行いました工業用水道事業につきましては、料金収入が減少する中で、今後も需要増加は見込めず、老朽施設の更新にも多大な費用を要することから、そのあり方を検討してまいりました。先週、有識者委員会から廃止の提言がなされたことも踏まえまして、長年の懸案とされてきた本事業については、廃止に向けた動きを進めることといたします。利用者の皆様に対しましては、その声を十分に聴きながらきめ細かく対応をしてまいります。これまで先送りとされてきました様々な課題に挑戦することこそ、東京大改革の本旨でございます。 === 監理団体のあるべき経営に向けて === 都庁グループの一員として、経営基盤強化のための改革に取り組む監理団体につきましては、昨日、全33団体の「経営改革プラン」を公表いたしました。各団体が、2020年に向けた自らの経営課題を明確にし、外部の視点も反映して、その解決のための戦略と経営目標を設定したものであります。都と共に政策実現を担う団体にふさわしい内容となるよう、プラン公表前には私自らも、全ての団体のトップと現状や課題を議論をいたしました。今後、プランに基づく取組について、都が毎年度、外部有識者の意見も踏まえて評価を行うなど、各団体の自律的な経営改革や、経営情報のさらなる見える化を促進してまいります。 === 入札契約制度改革の本格実施 === 昨年6月より試行を進めてきました入札契約制度改革でございますが、応札者数の増加など、入札の競争性・透明性を高める上での成果が現れました。今般、その成果を活かしつつ、中小企業への配慮等の観点から制度を一部改善し、改革を本格実施をいたします。今後とも、制度を取り巻く状況を常に見極めながら、競争性の確保と、公正かつ透明な運用を徹底してまいります。 == 6 ラグビーワールドカップ・東京2020大会の成功に万全を期す == === 歴史的な舞台であるラグビーワールドカップ2019 === さて、明後日、平昌大会に続く世界的なスポーツイベント、サッカーワールドカップ・ロシア大会が開幕いたします。世界の強豪に挑む日本代表の健闘を、大いに期待をしたいと存じます。<br> そしてサッカーの次は、いよいよラグビーであります。先月の大型連休中に開催した、ラグビーワールドカップ2019の大会500日前イベントにおきましては、開幕までのデイカウンターを披露し、刻一刻と大会が近づいていることを改めて実感をいたしました。公認チームキャンプ地が内定し、今月には日本代表のテストマッチが3試合行われるなど、アジアで初となる歴史的な舞台に向け、選手の準備も本格化いたします。全国11の開催都市とも十分に連携し、大会を成功へと導いてまいります。 === 都民・国民と共に東京2020大会の準備に邁進 === 続く東京2020大会につきましては、先月、IOC理事会において、オリンピックのサッカー会場が全国7か所に決まり、全ての競技会場が決定をいたしました。組織委員会、国、被災地を含む会場所在地の自治体と力を合わせ、オールジャパンの大会を必ずや成功させてまいります。<br> その大前提となる安全・安心の確保に向けては、3月、大会運営を脅かす事案への「対処要領」を策定をいたしました。治安対策、サイバーセキュリティ、災害対策、感染症対策の4つの視点から、取組の充実・強化と新たな展開を図りまして、その検証と見直しを継続的に行ってまいります。サイバーセキュリティにつきましては、4月に警視庁の関連部署を集約し、対応力の強化を図りました。民間との連携も深化させながら、総力を結集し、見えない脅威にも的確に対処してまいります。<br> 昨日、組織委員会と共に、大会ボランティア・都市ボランティアの募集要項を公表いたしました。この夏には、実施期間を拡大する時差ビズの展開や、テレワークの普及促進などと一体的に、交通需要の抑制に向けた企業の協力を呼びかけます。都民・国民の皆様と心を一つにして、世界が称賛する大会の実現を目指し、準備に邁進してまいります。 復興オリンピック・パラリンピックに向けては、新たな取組として、9月に海外メディアを対象とした被災地への取材ツアーを実施をいたしまして、被災地の今について、世界への発信を強化してまいります。大会に向けて被災地への関心を一層高め、復興をさらに後押しをしてまいりたいと思います。 === 大会に向けた一体感をさらに高める === 今年もまた、オリンピックの開会日である7月24日が迫ってまいりました。この日から9月6日までの大会期間を、都民・国民の皆様に心に刻んでいただくとともに、スポーツ実施率の向上と健康増進に繋げるため、昨年に引き続き、この期間を通じて「みんなでラジオ体操プロジェクト」を重点的に展開をいたします。先日、都庁舎における小型家電の回収実績が10万個を突破した「みんなのメダルプロジェクト」と併せまして、大会をより身近に感じていただけるよう取り組んでまいります。<br> 聖火リレーもまた、日本中に大会開催を鮮烈に印象づける重要なイベントであります。4月にはそのコンセプトが決まり、都内を巡る日数も15日間と設定されました。大会への一体感をさらに高めるリレールートの選定に向け、区市町村及び関係機関と検討を進めてまいります。<br> 大会成功のため、より焦点を当てるべきパラリンピックに向けましては、大型連休中、全22競技を体験できる「NO LIMITS SPECIAL」を東京駅前にて開催をし、大変な盛況となりました。今後は若者をターゲットととし、パラスポーツを間近で応援する魅力を映像で伝えていくなど、選手と満員の観客が一体となり、最高のパフォーマンスが生まれるパラリンピックとなるように、気運を高め続けてまいります。 == 7 多様な生き方が尊重され、誰もが輝く東京へ == 一人ひとりが自分らしく輝くことのできる東京を実現するため、引き続き「人」に着目した施策を推し進めてまいります。 === 誰もが尊重され、互いに認め合う社会を築く === 都民や事業者が障がい者への理解を深め、障がいを理由に分け隔てられることのない共生社会を実現すべく、本定例会に「障害者への理解促進及び差別解消の推進に関する条例」を提案をいたしました。事業者に対して合理的配慮の提供を義務付けるなど、法よりも一歩踏み込んだ内容としております。併せて、筆談、点字、読み上げなど多様な情報提供の推進や、言語としての手話の普及等に努めまして、障がいのある方々がより暮らしやすい社会を都民と共に築いていきたいと思います。<br> 加えて、誰もが認め合う社会を実現する観点からは、LGBT等の性的マイノリティを理由とする差別や、いわゆるヘイトスピーチなど、新たな人権課題への対応も重要であります。オリンピック憲章には、いかなる差別もあってはならないとする人権尊重の理念が謳われており、都としてこの実現を目指す条例案について、このたび概要をお示しをいたしました。性自認・性的指向等による差別や、本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けまして、必要な取組を定めるものであり、第三回都議会定例会への提案を目指して、都民の意見も踏まえて内容を精査してまいります。<br> なお、本日、史上初となる米朝首脳会談が開催をされております。核・ミサイルの脅威の払拭など、アジア太平洋地域の平和と安定に繋がる会談となることを期待をするとともに、我が国にとって重大な人権侵害であります北朝鮮による日本人拉致問題につきましては、政府と一体となり、都としてしっかりと声を上げていきたいと思います。 === 子供を産み育てる喜びを感じられる社会へ === 育児に仕事に、女性も男性も輝く社会を築くための待機児童対策につきましては、これまでの取組が着実に実を結びつつあります。例えば、就任直後の緊急対策におきましては、区市町村を介して、保育事業者への都有地を貸し付ける制度を開始いたしましたが、この4月、第一号の案件でありました台東区の施設など4か所が開所いたしました。開設時の備品購入経費を助成している企業主導型の保育施設も、急速な広がりを見せております。<br> こうした保育施設の整備促進に加え、人材の確保・定着、利用者支援の充実等の対策を積み重ねてきた結果、本年4月1日時点の都内の待機児童数は、昨年に比べまして約3100人減少し、5500人を下回る見込みとなりました。昨年度、都内の認可保育所は約250増加しております。区市町村との十分な連携がこうした成果に繋がったと考えております。引き続き積極的に取組を進めるとともに、働く方々が子供を持ちたいと願う気持ちをよりきめ細かく支えるため、都民からの提案を予算化した事業であります、不妊治療と仕事の両立支援も開始をいたします。仕事をする喜びと、子供を産み育てる喜びを、共に感じられる社会を実現すべく、幅広く施策を展開してまいります。<br> 一方で、先般、両親からの虐待により幼い命が奪われるという事件が発生をいたしました。大変痛ましい事件であり、亡くなられたお子さんのご冥福を心よりお祈りを申し上げます。今回の事件を踏まえまして、児童相談所につきましては、体制の充実や、警視庁との情報共有範囲の拡大等を図ることといたします。私も、明日にでも児童相談所を訪れまして、改めて現場の状況をしっかりと把握をしながら、全庁一丸となって、スピード感を持って、児童相談体制の強化を進めてまいります。 === 人生を輝かせる子供たちの力を育む === 子供たちがグローバル社会の中で自らの可能性を大きく広げ、人生を輝かせる。そうした力を育むため、学校における国際交流を加速してまいります。都内の公立学校がそれぞれ、東京2020大会に参加予定の国や地域について幅広く学ぶ「世界ともだちプロジェクト」におきましては、各国の大使館と連携した取組も始まっております。先日、その一環として、目黒区内の小学校の運動会に、ウィリアム・F・ハガティ駐日米国大使と共に参加をし、児童との交流を深めてまいりました。今後、多彩な活動を通じまして、児童・生徒が世界を身近に感じ、学びを深められるよう取り組んでまいります。<br> また、先月には、海外との交流に意欲的に取り組む都立学校15校を、新たに「国際交流リーディング校」として認定をいたしました。今後、各リーディング校の取組を広く発信するとともに、学校での交流推進をワンストップで支援する「国際交流コンシェルジュ」を設置するなど、2020年までに、東京の全ての公立学校において多様な国際交流が実現できるように努めてまいります。<br> 都立の農業系高校におきましては、農産物の安全の証であるGAP認証の取得を進めてまいります。高校生が食の安全や環境保全等を学ぶことで、より良い都市農業を担う人材を育成するとともに、認証取得により、各校で生産した農産物を東京2020大会の食材として提供することも目指してまいります。<br> なお、GAP認証につきましては、4月より、都市農業の特徴を加味した都独自の認証制度の運用も開始いたしました。都内の多くの農業者がこの認証を取得できますよう、きめ細かな支援を行って、安全・安心かつ環境に配慮した、持続可能な東京農業を推進してまいります。 === (誰もが輝く基盤となる安全・安心の確保) === ==== 地域防災計画(震災編)の修正 ==== 都民が輝く社会を築く上で不可欠な安全・安心の確保も、着実に進めてまいります。災害の予防及び応急・復旧対策を定める「地域防災計画」の震災編につきましては、近年、東日本大震災の教訓や、南海トラフ地震等の被害想定を反映させるための修正を行ってまいりました。今般、熊本地震発生などの状況変化や最新の知見等を踏まえまして、対策の実効性を高めるべく、さらなる修正を実施をいたします。誰もが安心して暮らし、活力溢れる東京の実現に向けて、万全の体制を不断に整えてまいります。 ==== 安全かつ快適なまちづくりに向けて ==== 都市の防災機能の強化や、安全な歩行空間の確保等を目指す無電柱化につきましては、条例に基づいて、今後10年間の方針や目標を定めた「無電柱化計画」を策定いたしました。都道の重点整備地域を環状第7号線の内側まで拡大するほか、技術開発により整備コストを3分の1削減するなど、無電柱化を加速する取組を盛り込んでおります。今後、都道のみならず、区市町村道における具体の整備箇所を選定するなど、都内全域での取組を促進してまいります。<br> また、木造住宅密集地域につきましては、引き続き延焼遮断帯の形成等を進めるほか、民間の柔軟なアイデアによります魅力的な移転先の整備によって、不燃化を一層推進をいたします。さらに、災害時などに地域へ深刻な影響を与えかねない空き家の除却等に取り組むほか、老朽化マンションについても、管理組合の機能を強化して適正管理を進めるために、条例化も視野に施策を講じるなど、幅広い観点から安全かつ快適なまちづくりを推し進めてまいります。 ==== 乳児用液体ミルクの普及促進 ==== かねて、災害対策におけます有用性を訴えてまいりました乳児用液体ミルクにつきましては、3月、国において規格基準設定のための手続きが始まり、国内流通に向けた大きな一歩が踏み出されました。私も先日、加藤厚生労働大臣と面会をいたしまして、早期普及のための取組を強く要請したところでございます。また、このたび、災害時における海外からの緊急かつ円滑な調達につきましては、民間事業者と協定を締結することに合意をいたしました。常温での保存が可能であり、育児の負担軽減にも繋がる液体ミルクが、都民のさらなる安心に繋がりますよう、今後とも国、関係機関との連携を深めてまいります。 == 8 都市間競争を勝ち抜く東京の強みを伸ばす == 誰もが輝く社会の活力を原動力に、先進的な環境施策の展開や国際金融都市の実現など、激化する都市間競争を勝ち抜く東京の強みを伸ばしてまいります。 === (快適で持続可能な都市環境を支える取組) === ==== 環境国際会議の成果と今後の環境施策 ==== 先月、世界の22都市が一堂に会する中で開催をいたしました環境国際会議では、廃棄物処理、資源循環及び大気汚染対策につきまして各都市と政策や知見を共有しまして、今後のビジョンと取組を「東京宣言」として世界に発信をいたしました。益々高まった東京のプレゼンスを最大限に発揮しながら、東京こそが、環境分野で世界をリードする役割を担っていきたいと存じます。<br> 会議のキーワードとした「Clean City」の実現の鍵は、一人ひとりの行動の積み重ねと広がりであります。今後、ボランティアや企業等と「チームもったいない」を創設し、食品ロス削減やリサイクルの徹底など、個人の環境配慮行動を広く働きかけてまいります。<br> もう一つのキーワードであります「Clear Sky」に向けましては、都内での乗用車の新車販売について、2030年までに、電気自動車や燃料電池自動車等の割合を5割とすることを宣言をいたしました。これに先立って、日本自動車工業会会長と面会をして、電動バイクを含むゼロエミッション・ビークルについて、技術開発や販売促進等の協力を要望をいたしたところでございます。夏には、八丈島と新島において、メーカーの協力を得て電気自動車の魅力を発信する「東京アイランドモーターショー」を開催するなど、ゼロエミッション・ビークルの一層の普及を目指して、官民連携をさらに強化してまいります。<br> また、東京の貴重な緑を守る気運を、11月に東京で開催する全国育樹祭を契機に、さらに高めたいと思います。その一環として、都民の暮らしを支える多摩・島しょの森林につきまして、50年、100年先のあるべき姿を取りまとめて、育樹祭にて発信するなど、「森を育て木を活かす」持続可能な東京を、都民と共に次世代へと継承をしてまいります。 ==== 国際水協会(IWA)世界会議・展示会の開催 ==== 9月には、水分野における世界最大規模の国際会議であり、日本で初となる国際水協会・IWAの世界会議・展示会が東京にて開催されます。東京が誇る強靭で持続可能な上下水道システムと、それを支える優れた技術やノウハウを、産学官一体となって発信をして、世界の水問題の解決に貢献するとともに、会議の成果を今後の上下水道の事業運営に活かしてまいります。 === 東京の持続的な成長の基盤を築く === ==== 国際金融都市の実現と中小企業の活性化 ==== 国際金融都市の実現に向けましては、今年度、新興の資産運用業者に対します資金面・体制面での支援や、金融プロモーション組織設立のための実務的な検討など、意欲的な取組を展開いたします。世界に冠たる国際金融都市を実現するとともに、金融の活性化が、都民や中小企業のメリットにも繋がりますよう、引き続き新たな施策にも挑んでまいります。<br> 東京の経済や雇用を支える中小企業の振興につきましては、時代時代のニーズに応じた施策を、効果的かつ継続的に展開をする中長期的なビジョンの策定に向けまして、有識者会議において精力的に議論をいただいておるところであります。併せまして、会議での議論も踏まえつつ、中小企業振興の揺るぎなき理念や方向性を明確にする条例の制定を目指しまして、検討を進めてまいります。<br> ものづくりの技術にスポットを当てることも、中小企業の活性化へと繋がります。日本中の若い職人がものづくり技能を競う「技能五輪全国大会」と、障がい者が日頃磨いた技能を競う「全国アビリンピック」について、このたび、2021年の開催地として名乗りを上げました。多彩な技能の祭典を東京に誘致をし、ものづくり産業の一層の振興と、障がいのある方々のさらなる活躍を後押しをしてまいりたいと思います。 ==== 成長戦略としての観光振興 ==== 観光都市として国際的な評価を高める東京にとりまして、観光振興は、都市間競争を勝ち抜くための重要な戦略であります。今般、世界中から人々が集うサッカーワールドカップの機会を活用して、モスクワの空港や高速鉄道等におきまして、東京のPRを集中的に実施をいたします。また、美術館や庭園といった都内のユニークベニューの活用を促し、国際会議などMICEのさらなる誘致へと繋げるべく、先月開設いたしました総合支援窓口において、効果的なマッチングや施設情報の提供等を行ってまいります。<br> 東京の貴重な観光資源である島々への観光客誘致に向けましては、昨年度に引き続き、島での宿泊や買い物などに利用できる特典付きの商品券、「しまぽ通貨」を販売いたしております。各島はそれぞれ、訪れる人々を惹きつけてやまない魅力を誇って、今月、返還50周年を迎えます小笠原諸島におきましては、月末に私も出席する式典をはじめ、様々な記念イベントも用意をされております。個性ある宝物が光る東京の島々へ、より多くの方々に足を運んでいただきたいと存じます。 ==== 東京の成長を支える交通・物流ネットワーク ==== 東京の成長戦略を、まさに基盤として支える交通・物流ネットワークにつきましては、今月、外環道におきまして、一部都内を含む千葉区間が開通をいたしました。都内の関越道・東名高速間につきましても、一日も早い開通を国に求めるとともに、都といたしましても、用地取得など積極的に整備を支援をしてまいります。残る東名高速・湾岸道路間は、首都圏三環状道路のいわば総仕上げの区間であり、計画の早期具体化に向けまして、国や関係機関と共に取り組んでまいります。<br> 鉄道につきましては、先の定例会において、新線建設等の財源となります基金の創設を可決していただきました。今年度は、地下鉄8号線や多摩都市モノレールなど6路線につきまして、事業化に向けた検討の深度化を図ってまいります。持続的な成長や都民の活力向上に繋がる鉄道網の一層の充実のため、国や地元自治体、鉄道事業者等との協議・調整を進めてまいります。 == 9 おわりに == 「社会活動の中心たる重要物は三つあり、一に曰く人、二に曰く人、三に曰く人」と述べたのは、冒頭で触れました後藤新平であります。「人間無くして何事をか為し得んや」、すなわち「人間無くしては何事も為すことはできない」と説きました後藤は、震災復興におきましても幅員の広い近代的な街路、大小の公園、不燃構造の小学校等の整備を進めました。まさに「人」を守り、「人」の力を引き出す都市計画を実現することで、未来にわたる東京の発展を目指したのだと思います。<br> 私もまた、「人」に焦点を当てた都政運営により、「人」の活力を大いに引き出すことで、東京の新たな進化を図っていきたいと思います。都民一人ひとりに着目をして、誰もが明日に夢を持って活躍できる東京を築き上げる。このことが、成熟社会においてなお、持続的な成長を生み出す都市を実現することに繋がってまいります。そうした確信の下、都議会の皆様のご理解、そしてご協力をいただきながら、都民の誰もがいきいきと輝くための施策を推し進めてまいりたいと存じます。 なお、本定例会には、これまで申し上げたものを含めまして、条例案17件、契約案11件など、合わせまして47件の議案を提案をいたしております。どうぞよろしくご審議のほど、お願いを申し上げます。 以上をもちまして、私の所信表明を終わります。<br> ご清聴、誠にありがとうございました。 == 出典 == * [https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/shisehoshin/30_02 平成30年第二回都議会定例会知事所信表明] - 東京都 都庁総合ホームページ * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/504946?Template=document&Id=2536#one:20 平成30年第2回定例会(第7号) 本文 2018-06-12] - 東京都議会 会議録検索 {{PDL1.0|terms=https://www.kantei.go.jp/jp/terms.html}} {{DEFAULTSORT:へいせい30ねんたい2かいときかいていれいかいしよしんひようめい}} [[Category:東京都議会知事所信表明]] [[Category:小池百合子]] 6zxhzreozl90utn3feafpplllt54104 平成30年第三回都議会定例会知事所信表明 0 58216 246486 2026-10-11T02:47:51Z Taro2096 44064 作成 246486 wikitext text/x-wiki {{header | title = 平成30年第三回都議会定例会知事所信表明 | author = 小池百合子 | section = | previous = [[平成30年第二回都議会定例会知事所信表明]] | next = [[平成30年第四回都議会定例会知事所信表明]] | notes = この演説は、2018年(平成30年)9月19日に行われた。<br> | year = 2018 | month = 9 | day = 19 }} 平成30年第三回都議会定例会の開会に当たりまして、都政運営に対する所信の一端を述べさせていただきます。 6月に大阪府北部を震源とする地震が発生して以降、西日本を中心とする集中豪雨、25年ぶりに非常に強い勢力のまま上陸した台風21号、そして北海道胆振東部地震など、この間、日本各地で大規模な災害が頻発しております。改めて、亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。<br> 都はこれまで、被災地への職員派遣や物資提供等を迅速に行ってきたところであり、今後ともできる限りの支援を進めてまいります。そして、東京におきましても「災害がいつ起きてもおかしくない」、さらには、「従来の想定を超える事態が生じかねない」ことを肝に銘じまして、都民の生命と財産を守るべき知事として、引き続き十全の備えを講じてまいることを、改めて強調しておきます。それは、私が目指す「セーフ シティ」の実現に他なりません。 == 1 東京における災害対策と環境対策 == === 首都・東京の備えに万全を期す === 首都・東京を守るための備えに、万全を期す。この決意の下、引き続き、建築物の耐震化、木造住宅密集地域の改善、無電柱化の推進、広域的な雨水対策等により、災害に強いまちづくりを推し進めるとともに、自助・共助・公助の連携による防災力の向上を図ってまいります。<br> さらに今般、災害の激甚化を念頭に、風水害や地震への対策全般にわたる総点検を緊急に実施し、先日、その結果を公表いたしました。今後、充実させる取組として、区市町村や住民が災害時の行動を時系列で整理し、適切な避難に繋げるための「タイムライン」の普及拡大や、新たな調節池整備の検討などを進めてまいります。先の大阪北部地震での痛ましい例のように、倒壊の危険性があるブロック塀については、都有施設において、通学路に面した塀を最優先で撤去するとともに、一部の施設では、多摩産材等の国産木材を使った塀を試行的に設置をいたします。加えて、土砂災害対策、発災時の停電対策、外国人への情報発信の強化など、今回の総点検に基づき、防災事業のスピードアップとグレードアップを着実に図ってまいります。<br> なお、木製の塀の試行を契機に、国産木材全体のさらなる活用を図るべく、庁内に検討体制を設置したほか、全国知事会におきましてもご賛同をいただき、41もの都道府県が参加する、大規模なプロジェクトチームが発足いたしました。11月に、全国から約5千名の方々を招いて開催する「全国育樹祭」などの機会も捉え、国産木材の魅力発信と需要喚起を図り、災害防止の観点からも極めて重要な全国の森林再生、すなわち治山の取組へと繋げていきたいと思います。<br> また、今般、民間事業者との連携により、岡山県、愛媛県、北海道の各被災地へ迅速に届けることができた乳児用液体ミルクは、国に対するこれまでの働きかけが奏功し、先月、規格基準等が定められました。これにより、国内での液体ミルクの製造・販売が可能となり、育児中の方々のさらなる安心に繋がると確信をいたしております。引き続き、「備えよ、常に」の精神できめ細かく施策を積み重ね、ハード・ソフトの両面にわたって、東京の災害対策を進化させてまいります。 === 環境対策の推進 === ==== 待ったなしの気候変動対策 ==== この夏の災害級の猛暑や記録的な豪雨、頻発した台風などは、地球温暖化の影響が指摘されており、「スマート シティ」はもとより、「セーフ シティ」実現の観点からも、気候変動対策は待ったなしであります。その一環として、東京2020大会の開会式と閉会式の計4日間、都内の全てのCO2排出量をオフセットし、ゼロとする取組を開始いたしました。併せて、組織委員会が、大会開催に伴い発生するCO2のオフセットを目指す取組にも、ホストシティとして協力してまいります。これらの取組にご賛同いただける事業者の皆様と共に、官民連携でゼロエミッション都市を目指す東京の姿を、世界へとアピールしたいと思います。また、CO2を出さないゼロエミッション・ビークルについては、事業者を対象に電動バイク導入への補助を新たに開始するなど、幅広く普及を後押ししてまいります。<br> 加えて、猛暑から命を守る取組も欠かせません。特に、体温調節機能が未発達で、熱中症になりやすい児童・生徒を守ることは喫緊の課題であります。都はこれまで、学校への冷房設備の設置を進めてまいりましたが、今後、学校におけるさらなる暑さ対策に取り組んでまいります。 ==== 「もったいない」意識を高める ==== ゼロエミッション都市を目指す施策の効果を高めるためには、都民の皆様の「もったいない」意識の向上が欠かせません。先月、事業者やNGO等と共に立ち上げた「チームもったいない」において、食品ロスの削減やエネルギーの有効活用など、環境に優しい行動を都民一人ひとりに広げてまいります。<br> また、海洋汚染を引き起こし、世界で対策が加速している使い捨てプラスチックについて、その一例として、現在、ストローの利用削減に繋がるアイデアを広く募集しており、利用抑制の気運を高めていきたいと思います。こうした、必要性の低い使い捨てプラスチックの大幅削減に向けては、先月、その仕組み等について廃棄物審議会へ諮問をしたところであり、今後、条例による対策の推進も視野に、都として進めるべき施策を検討してまいります。 == 2 東京2020大会、ラグビーワールドカップ2019を成功させる == === 暑さ対策など4つの課題への対応 === 次に、東京2020大会及びラグビーワールドカップ2019について申し上げます。<br> 東京2020大会の成功に向けては、最重要課題である暑さ対策、働き方改革、ボランティア活躍、バリアフリー推進の4点について、全体を俯瞰し、スピーディーかつ強力に施策を推し進めるため、副知事をトップとした全庁的な検討チームを立ち上げました。特に暑さ対策につきましては、引き続き、道路の遮熱性舗装や街路樹の緑陰拡大を進めるほか、競技会場周辺の駅から会場入り口までのラストマイルにおける取組など、ハード・ソフトの両面から一層の対策を講じるべく、オール都庁で知恵を絞ってまいります。<br> また、働き方改革につきましては、大会を機に、ライフ・ワーク・バランスを大切にしたテレワークの導入など、新たな働き方の普及を進め、大会期間中の交通混雑の緩和にも繋げます。先月には、大会中の交通量抑制に向け、組織委員会及び国と共に、交通需要マネジメントを推進するプロジェクトも立ち上げたところであり、経済界とも連携しながら、円滑な大会運営と都民生活、経済活動の両立を図ってまいります。 === オールジャパンの一体感を高める === 先日幕を閉じたインドネシアでのアジア競技大会は、我が国史上2番目となる75個の金メダルを獲得し、東京出身の池江璃花子選手が最優秀選手に選ばれるなど、オリンピックに向けて幸先の良い結果となりました。選手の皆さんに、大いに敬意を表したいと思います。来月開催されるアジアパラ競技大会でも、日本選手が力の限り躍動し、列島中でパラスポーツ応援の気運が益々高まることを期待をいたしております。<br> パラリンピック開会2年前にあたる先月25日には、「パラリンピックカウントダウンイベント」を開催し、多くの方々に、パラスポーツを実際に体験していただきました。こうした取組を通じて、会場での声援が一段と大きくなり、選手一人ひとりが最高の力と技を発揮する後押しとなる、そのようなパラリンピックを実現したいと思います。<br> 大会に向けたオールジャパンの一体感を一気に高める聖火リレーと、史上最多の33競技を実施するオリンピックの熱戦は、共に福島県からスタートすることが決まりました。大会の熱気と共に、復興が進む被災地の今を、福島から日本全国、そして世界へと伝えてまいります。引き続き、復興オリンピック・パラリンピックという大会の原点を胸に刻んで、その成功に向け、為すべきことに邁進してまいります。<br> アスリートと並ぶ大会の主役であるボランティアにつきましては、いよいよ今月の26日から募集を始めます。年齢、性別、障がいの有無にかかわらず、広くご参加いただくため、広報や説明会を積極的に実施をいたします。併せて、都立高校生等が主体的に社会貢献活動への意欲を高める「ボランティアサミット」を開催するなど、大会レガシーとしてのボランティア文化の定着も見据えながら、都民・国民の皆様の大会参加への気運を醸成してまいります。<br> 大会を彩る文化プログラム「Tokyo Tokyo FESTIVAL」につきましては、一昨日、クラシックとダンスの融合など、年齢を問わず誰もが楽しめる「サラダ音楽祭」を開催いたしましたほか、この秋、「東京大茶会」など様々なイベントを実施し、充実させてまいります。11月には、パリ市との文化交流事業「パリ東京文化タンデム2018」の一環として、風呂敷をテーマとしたアートイベントをはじめ、日本文化を紹介する多彩な催しを、パリにて実施いたします。私自身も現地に赴き、2024年大会の開催を控えるパリ市と連携を深めながら、文化、観光、環境など、大会開催都市としての東京の魅力を広く発信してまいります。 === 1年後に迫るラグビーワールドカップ2019 === そして、いよいよ1年後に迫ったラグビーワールドカップ2019は、本日より、観戦チケットの一般抽選販売が開始となりました。来週開催する大会1年前イベントや、SNSによるキャンペーンなどを通じて、多くの都民・国民の皆様に大会を身近に感じていただき、共に盛り上げていきたいと存じます。<br> 約1万人の募集に対し、大会史上最多となる3万8千人を超える応募がございましたボランティアの皆様の支えをいただき、復興スタジアムがオープンした岩手県釜石市など、全国11の開催都市と十分に連携をしながら、大会の成功に力を尽くしてまいります。 == 3 豊洲市場を日本の中核市場へ育てる == 次に、豊洲市場の開場についてであります。<br> 開場から83年、都民の台所を担い、まさに人と人との繋がりの中で育まれてきた築地市場の活気は、来月、豊洲へと引き継がれます。これまで、都民の皆様に豊洲市場の安全・安心を実感していただくための対策を推し進め、専門家会議からは、将来のリスクを踏まえた安全性が確保されたとの確認をいただきました。市場開設者として安全宣言を行い、農林水産大臣による認可も受けて、新市場の環境が万端に整う中、先週には開場記念の式典を挙行いたしました。<br> 引き続き、安全・安心のための管理と正確な情報発信を徹底し、人々が集う賑わいを生み出しながら、市場業者の皆様や地元区と共に、多くの方々に親しまれる日本の中核市場へと育てていきたいと存じます。加えて、築地再開発や環状第2号線の整備など、東京のポテンシャルをさらに引き出す一連の取組について、全庁一丸で着実に進めてまいります。 == 4 これまでの2年間、これからの2年間 == === 都市としてさらなる進化を遂げるべき東京 === さて、2年前の夏、都民の皆様の厳しい目が注がれていた都政の舵取りを任されて以来、「東京大改革」と「都民ファースト」を揺るがぬ信条とし、都政の見直しと新たな種蒔き、そして水遣りを進めてまいりました。都民の明日の希望のため、東京の輝く未来のため、今、何を為すべきなのか。常に都民の目線に立ち、都民のための都政を前進させてきた、そう確信しております。<br> 先にも述べたとおり、東京は、これからの2年間、ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックを相次いで開催をし、都市としてさらなる進化を遂げるべき重要な時期を迎えます。アスリートと観客が一体となる舞台を整え、記録と記憶に残る祭典として大会を成功に導く。大会を通じて被災地の今を世界へ発信し、さらなる復興を後押しをする。そして、2020年の先に迎える東京の人口減少と一層の高齢化を見据え、大会を機に、あらゆる都民が希望と活力に溢れる、より高度な成熟都市へと飛躍する。150年の歴史を紡いできた首都・東京が、200年、300年と輝き続けるためのこれらの命題に、強い覚悟を持って取り組む決意であります。 === 「新しい東京」へ飛躍し、都民の負託に応える === これまで、幅広く蒔いてきた施策の種の数々は、芽を出し、少しずつ花を咲かせ始めております。例えば、女性が育児に仕事に、共に輝くための待機児童対策により、都内の待機児童数は、4月1日時点で昨年度より3172人減少し、10年ぶりに5千人台となりました。<br> 生産年齢人口の減少が見込まれる中、多様な人材の活躍や生産性向上に向けては、現在、都と共に2千を超える企業が働き方改革を進め、この夏、1か月にわたり実施した時差ビズにも、昨年の2.5倍となる約800社にご参加いただいたところであります。従業員30人以上の都内企業におけるテレワークの導入率も、昨年の6.8%から19.2%へと上昇するなど、誰もが意欲と能力を発揮できる多様な働き方が広がりつつあります。<br> また、都民の健康を守るための長年の懸案であった受動喫煙防止対策については、先の定例会において「健康ファースト」の条例を提案をし、可決をいただきました。さらには、国際金融都市としての東京の再活性化、自動運転技術の開発の加速化など、東京のこれからを見据えた成長戦略にも果敢に取り組んでおります。<br> これらは、暮らしやすく、働きやすく、安全で快適な都市へと、東京がその質を高め、「人」の力で持続的に成長を生み出していくための取組の一端でございます。引き続き、これから次々と開き出す施策の花が、それぞれ大輪となり大きく実るまで、丹念に育て上げてまいります。そして、東京2020大会を跳躍台として、「セーフ シティ」「ダイバーシティ」「スマート シティ」を実現し、「新しい東京」へと力強く飛躍する。都民の皆様の負託に応えるべく、精励恪勤、一日一日を大切に積み重ねてまいります。 === 東京の成長力を高める3つの鍵 === 現在、世界の人口の半数以上が都市に居住し、国連によりますと、2050年にはその割合が7割近くになると予測されております。グローバル経済における都市の存在感は高まる一方であり、都市の競争力が一国の競争力を左右する「都市間競争の時代」におきましては、東京をはじめ全国の都市が、それぞれの強みを活かして日本の成長を牽引しなければなりません。そうした状況にあって、国が取り組むべきは、東京から財源を奪い続けることではありません。東京を含む地方の真の創生のため、地方税財源の拡充を実現することであります。<br> アメリカと中国の貿易摩擦の激化をはじめ、国際情勢が日々混沌とする中、国が内向きの姿勢で地方間の対立を煽るだけでは、日本全体が沈んでしまいます。こうした危機感を共有し、国の動きに歯止めをかけるため、私自身、政府・与野党幹部、そして国会議員の方々と精力的に面会し、協力を求めております。引き続き、都議会の皆様と一丸となって、都の主張への理解を広げてまいりたいと存じます。そして、東京は全国との共存共栄を図りながら、我が国の発展の源泉となるべく、次の3つの鍵により、活力と成長力を向上させてまいります。 ==== 「人」を繋ぐ ==== 第一の鍵は、「人を繋ぐ」。「人」と「人」との繋がりが生む相乗効果・シナジーは、東京の活力・エナジーをより大きなものといたします。こうした確信の下で定めたビジョンこそ、「Tokyo ともに創る、ともに育む」と銘打った、今年度の重点政策方針であります。「人の繋がり」を軸とした新たな8つの戦略を柱とし、東京の活力を、日本の成長を牽引する力へと最大限に高めてまいります。 ==== 知恵を集める ==== 第二は、「知恵を集める」。昨年度より開始した都民による事業提案制度は、今年度、対象分野や募集期間を拡大をいたしました。加えて、新たに大学研究者から、研究成果等を踏まえた事業をご提案いただく制度を始めております。さらに、先月には初の取組として、都内19の大学の学長等の皆様と、東京の未来や国際競争力の向上などを議論する懇談会を開催し、その幅広い知見から大きな刺激をいただきました。こうした「知」の集積を、東京の課題解決と成長創出に活かしてまいります。 ==== 改革を成す ==== そして第三の鍵は、「改革を成す」。「都民ファースト」「情報公開」「賢い支出」の3つの原則により、都政の手法と体質を変えるために進めてきた都政改革は、これまで、条例改正をはじめとする情報公開の一層の推進や、事業評価の徹底による約1600億円の財源確保など、確実に成果を上げてまいりました。各局主要事業の客観的な分析や、「ペーパーレス」「キャッシュレス」「はんこレス」の推進など、都の組織を筋肉質なものとし、生産性を高めるための「2020改革」も、職員主体で着実に進めております。職員が存分に能力を発揮できる都庁を創り上げ、開かれた都政の下、都民と共に大義と共感のある政策を推し進める。その先に、成長を生み続ける持続可能な東京を築いてまいります。 == 5 誰もが輝き、「人」の力で成長を続ける東京へ == 「人」に焦点を当てることで、都民が輝き、東京がもっと元気になる。これこそが、この2年間、私が進めてきた「都民ファースト」の都政であります。引き続き、誰もがいきいきと活躍できる社会を築くことで、人口減少の中にあっても、「人」の力で成長を続ける東京を創り上げてまいります。 === 人生100年時代を豊かに過ごせる東京 === 人生100年時代を見据え、高齢者の方々が自らの居場所で、いつまでも輝ける社会を実現してまいります。生涯学べる「100歳大学」として、来年4月、首都大学東京に開講する「TMUプレミアム・カレッジ」では、来月下旬から入学希望者の募集を開始いたします。併せて、記念シンポジウムや模擬授業等を開催し、シニアの学びへの関心を高めていきたいと思います。<br> 意欲ある方々が再び第一線で働く環境づくりに向けては、先月、産業技術大学院大学において、起業に挑戦するシニアのためのプログラムをスタートいたしました。来月からは、新たな仕事にチャレンジするための「リカレント教育」となる学び直しの場や、企業で働きながらスキルを習得できる機会の提供など、高齢者の就業を支援する実効性のある施策を展開してまいります。<br> 一方で、高齢者を支える取組を充実させるため、検討を進めてまいりました選択的介護につきましては、先月、豊島区においてモデル事業が開始されました。介護保険サービスと保険外サービスを組み合わせて提供できる仕組みにより、多様なニーズへの柔軟な対応や、介護事業者の運営効率の向上が期待されます。今後、区と共に事業の効果等を検証し、来年度以降のさらなる展開へと繋げてまいります。<br> 超高齢社会の課題が先鋭的に現れる東京の、あるべき姿を検討するため、昨年設置した有識者懇談会からは、先日、「TOKYO BEYOND 2020 世界に先駆ける長寿社会」と題した政策提言をいただきました。今後の政策展開の方向性など、現場の知見を踏まえた貴重な提言を活かしながら、人生100年時代を豊かに過ごせる東京の実現を目指し、取組を加速してまいります。 === あらゆる分野での女性活躍の推進 === 女性の活躍推進に向けましては、女性が少ない業種で活躍する方々を招いた懇話会を、6月から順次開催しております。先週は、運輸業で輝く4名の女性と、仕事の魅力や家庭との両立などについて意見を交わしました。様々な業種で活躍する女性にスポットを当て、社会における女性の可能性を一層広げていきたいと思います。<br> 今月には、海外進出や社会的課題の解決を目指す女性ベンチャーの育成プログラムにおいて、三期生となる受講生が新たな学びを始めました。11月には、商店街での開業を目指す女性等が店舗運営を学ぶ「チャレンジショップ」を、新たに多摩地域にも開設するなど、女性があらゆる分野で力を発揮できるよう、多面的に後押しをしてまいります。 === 未来を担う子供たちを育む === 東京の未来への投資となる子供たちの教育につきましては、開業前から高い関心をいただいた「東京都英語村 TOKYO GLOBAL GATEWAY」が、先日オープンいたしました。この施設で、子供たちがグローバルなコミュニケーションを楽しく体験をし、世界へ羽ばたくパスポートである英語力を存分に高めることを期待いたしております。<br> 先月開催いたしました総合教育会議では、AI時代において子供たちが身につけるべき「読解力」をテーマに、有識者や都立高校の教員を交えて議論をいたしました。今後、効果的な指導方法等について研究開発を進め、学校での教育に活かしていきたいと存じます。<br> 都立高校の魅力向上のため、来年度からの3年間の展望を示す「都立高校改革推進計画・次期実施計画(仮称)」につきましては、新たな価値を創造する能力や、東京の産業を支える人材の育成などを新たな課題と捉え、意欲的な取組をまとめてまいります。11月には骨子を公表し、都民の皆様のご意見もいただきながら、教育委員会において、来年2月の策定に向けて検討を深めてまいります。<br> 後を絶たない児童虐待は、子供たちの輝きを否応なく奪うものであり、何としても防がなければなりません。年内に児童相談所の体制を緊急的に強化するほか、警視庁との情報共有の範囲を、リスクが高いと考えられる全ての事案へと拡大をし、「LINE」による相談受付を試行するなど、可能な対策から迅速に展開をしてまいります。また、虐待防止に向けた都独自の条例案につきましては、先日、「未然防止」「早期の発見・対応」「子供と保護者への支援」「人材育成」の4つの視点から整理をいたしました、基本的な考え方を公表いたしました。都民の皆様や区市町村等の意見を踏まえた上で、来年の第一回定例会への提案を目指しております。痛ましい虐待から子供たちを断固として守るべく、引き続きスピード感を持って取組を進めてまいります。 === 誰もが認め合い、輝く社会を創る === あらゆる「人」が輝く社会を実現するため、「オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例」を、本定例会に提案いたしました。様々な人権に関する不当な差別を許さないとの姿勢を明確にした上で、性自認・性的指向による不当な差別的取扱いや、本邦外出身者に対する不当な差別的言動につきまして、その解消に向けた取組を推進をいたします。この条例を梃子に、人権尊重の気運を益々高め、都民の皆様と共に、多様な個性が輝く活力溢れる東京を創り上げたいと思います。 === 中小企業の振興に向けて === 東京が「人」の力で成長していく上で、「人」の弛まぬ努力により東京の経済を支え続ける中小企業の振興は、重要な課題であります。その基本的な考え方を明らかにする条例案につきましては、有識者会議において多様な視点から検討をいただいておりまして、第四回定例会への提案を目指してまいります。<br> また、中小企業の経営力強化や人材確保、東京の成長力の拡大に繋がるイノベーションの活性化など、条例の理念を具体化する施策については、併せて検討を進めている新たなビジョンに盛り込むことといたしておりまして、11月には、その中間まとめを公表してまいります。 === 東京の魅力のさらなる向上 === 「人」が輝く舞台である東京の魅力を高めることによって、「人」の力をさらに引き出して、東京の確かな成長へと繋げてまいります。 ==== 首都高の地下化 ==== 首都高日本橋区間の地下化につきましては、7月に国、地元区、首都高速道路株式会社と共に計画案を取りまとめ、実現への大きな一歩を踏み出しました。五街道の起点として歴史と文化の香りを漂わせつつ、国際ビジネスの最前線として発展を続ける日本橋。伝統と革新が交差する東京の象徴とも言えるエリアの価値をさらに高めるため、コストを精査しながら、計画の具体化に取り組んでまいります。 ==== ベイエリアのポテンシャルを最大限に引き出す ==== 東京の魅力を高める拠点として存在感を発揮するベイエリアにつきましては、次世代のまちづくりのモデルとなるビジョンを策定をいたします。世界を見据えた将来像を示し、東京・日本の今後の成長戦略に繋げていくため、全庁的な検討会を設置したほか、次代を担う若手による官民連携チームを立ち上げます。行政の枠を超えた自由な発想による提案をいただきながら、検討を進めてまいります。<br> 先月には、都心とベイエリアを結ぶ、バスによる新たな輸送システムであるBRTにつきまして、2020年度から一部運行を開始し、2022年度を目途に本格運行を実現するとの事業計画を公表いたしました。今後の交通需要の増加にも対応しながら、ベイエリアが持つポテンシャルを最大限に引き出し、2020年のその先の、東京の大いなる成長へ結びつけてまいります。 ==== 東京の島々のブランド化 ==== 東京の島々が誇る魅力のブランド化に向けては、「東京宝島推進委員会」からの提言を踏まえまして、具体的な施策を展開をいたします。今月から、島の事業者等が、専門家の助言を基に島同士で切磋琢磨し、主体的に地域ブランドの構築を目指す取組を開始いたしました。利島の椿油、青ヶ島の焼酎といった、島のブランド価値を高める産品についても、コンセプトの策定や販路開拓など、きめ細やかな支援を進めてまいります。<br> 知事就任以来、人が暮らす東京の11の島を全て訪れ、先月には、電気自動車の魅力を発信する「東京アイランドモーターショー」を開催した八丈島へ、二度目の訪問をいたしました。地熱による発電も行われている八丈島をはじめ、それぞれの島の特性を活かした再生可能エネルギーの活用や電気自動車の普及を進めることが、「ゼロエミッション・アイランド」実現への道となります。島々が持つ環境面での大きな可能性を、その新たな魅力へと繋げていきたいと思います。 さらに、豊かな自然や産学の集積等を活かした多摩地域の振興を進めるほか、都民の憩いの場である都立公園のさらなる魅力向上なども含め、東京が有する宝物に一層の磨きをかけてまいります。 == 6 主な議案等 == 続きまして、本定例会に提案している主な議案等について申し述べます。<br> 「工業用水道条例を廃止する等の条例」は、工業用水道事業の廃止に伴い、関係する規定を整備するものであります。先の定例会において事業廃止の方針を表明して以降、利用者の皆様の声を丁寧にお伺いしながら、支援計画を検討してまいりました。この計画案を踏まえ、利用者の皆様への支援をきめ細かく進めてまいりたいと思います。<br> また、このたび名誉都民の候補者として、奥山峰石さん、笹本恒子さん、美輪明宏さんの三名の方々を選定させていただきました。<br> 奥山峰石さんは、高度な鍛金技法を習得し、自然の情景描写に果敢に挑戦しながら、江戸以来の伝統技術の継承・発展に尽力されておられます。<br> 笹本恒子さんは、日本初の女性報道写真家として、自立心を持って生き抜いた女性の撮影等、100歳を超えてなお活動を続けておられます。<br> 美輪明宏さんは、戦後の日本にジェンダーを超えた生き方を示し、趣向を凝らした舞台や巧みな話術で、幅広い世代を魅了されておられます。<br> 以上、お三方につきまして、都議会の皆様のご同意をいただき、来月、名誉都民として顕彰したいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 == 7 おわりに == 「妄想するよりは活動せよ。疑惑するよりは活動せよ。話説するよりは活動せよ」。これは、「活動こそ最も真実なるものだ」と唱えた第7代東京市長、後藤新平の言葉でございます。<br> 人口減少と超高齢化の中、持続可能な「新しい東京」を築くための「東京大改革」。その実現には、都議会の皆様、都民の皆様と、東京の明るい未来に向けた想いを共有をし、力を合わせることが不可欠であります。皆様と共に活動し、「東京大改革」を推し進めることで、東京をさらなる高みの成熟都市へと進化させていきたいと思います。引き続き、都議会の皆様、都民の皆様のご理解、ご協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 なお、本定例会には、これまで申し上げたものを含めまして、条例案13件、契約案18件など、合わせまして37件の議案を提案をいたしております。よろしくご審議のほど、お願いをいたします。 以上をもちまして、私の所信表明とさせていただきます。<br> ご清聴、誠にありがとうございました。 == 出典 == * [https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/shisehoshin/30-03 平成30年第三回都議会定例会知事所信表明] - 東京都 都庁総合ホームページ * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/836488?Template=document&Id=2544#one:29 平成30年第3回定例会(第11号) 本文 2018-09-19] - 東京都議会 会議録検索 {{PDL1.0|terms=https://www.kantei.go.jp/jp/terms.html}} {{DEFAULTSORT:へいせい30ねんたい3かいときかいていれいかいしよしんひようめい}} [[Category:東京都議会知事所信表明]] [[Category:小池百合子]] jttx8ks4s5xxh3adjpb7il08lwul4ey 平成30年第四回都議会定例会知事所信表明 0 58217 246487 2026-10-11T02:55:07Z Taro2096 44064 作成 246487 wikitext text/x-wiki {{header | title = 平成30年第四回都議会定例会知事所信表明 | author = 小池百合子 | section = | previous = [[平成30年第三回都議会定例会知事所信表明]] | next = [[平成31年第一回都議会定例会知事施政方針表明]] | notes = この演説は、2018年(平成30年)12月4日に行われた。<br> | year = 2018 | month = 12 | day = 4 }} 平成30年第四回都議会定例会の開会に当たりまして、都政運営に対する所信の一端を述べさせていただきます。 ただいま、古賀俊昭議員は、栄えある永年在職議員表彰をお受けになりました。都政の発展に尽くされた25年間のご功績に対しまして、深く敬意を表しますとともに、心からお喜びを申し上げたく存じます。なお、都議会議員候補としての最初の公認作業は私自身が担当させていただきましただけに、今のお祝いのことは、しっかりと受け止めさせていただきたいと存じます。 今般、水道局が公正取引委員会の行政調査を受けましたことは、知事として重く受け止めております。当該調査は現在も続いておりますが、都としても「調査特別チーム」を設置して集中的に調査を進め、先日、その「中間報告書」を公表いたしました。職員が情報を漏洩した事実が認められたことは、都政への信頼を損なう重大な事態であり、都議会の皆様、都民の皆様には、心よりお詫びを申し上げます。今後、全庁を挙げて速やかに再発防止策に取り組むとともに、職員一人ひとりが「全体の奉仕者」としての原点に立ち返り、職責を全うすることで、都民の皆様の信頼回復に努めてまいります。 == 1 はじめに == === 東京と日本の成長を止めてはならない === 江戸が東京と改称されてから150年となる節目の年も、残り僅かとなりました。東京は、さらなる未来への新たな一歩を踏み出そうとしております。この機を捉え、これからの東京が首都としていかなる役割を果たしていくべきか、改めて胸に刻まなければなりません。<br> 昨今、首都・東京のあり方を巡り、資源の集積が地方の活性化を阻害している主因であるかのような議論が繰り返されております。しかし、例えばイギリスでは、リーマンショックを契機に経済が低迷したものの、オリンピック・パラリンピック開催に向けた投資等により、ロンドンの都市力が大きく向上し、その経済効果が地方にも広がることで、一国の経済は早期の回復を見せました。その後も、ロンドンが経済を牽引し、イギリスは着実な成長を続けております。都議会各会派の皆様にもご参加いただきました、「東京と日本の成長を考える検討会」の報告書でもご指摘がありましたように、「首都の発展・国際競争力の強化が、国全体の経済成長に繋がった好例」であり、まさしく、東京及び日本が倣うべきモデルであると思います。<br> 世界経済は今、米中の貿易摩擦等を背景に、国際通貨基金による最新の見通しが2年3か月ぶりに引き下げられるなど、不透明さを増しております。我が国の国内総生産の直近の速報値もマイナスとなっており、一時的な後退との見方もあるものの、不安定な海外の経済情勢に鑑みますれば、決して楽観はできません。ましてや今後、人口減少や高齢化が益々進む中にあっては、これまで我が国の経済を牽引してきた東京が力を削がれることで、日本の成長を止めるわけにはいかないのであります。 === 首都として為すべきことを為す === こうした危機感の下、東京は首都の使命として、「稼ぐ力」を強化し、全国との共存共栄を図りながら、我が国の発展を主導してまいります。そのためには、働き方改革の推進による生産性の向上、待機児童対策をはじめとする女性活躍の推進、高齢の方々や障がいのある方々が意欲と希望に応じて働くための支援など、誰もが、「人」と「人」との繋がりの中で力を発揮できる環境を築き、東京の活力を高めることが欠かせません。また、大規模地震に加え、年々激しさを増す豪雨や猛暑への対応として、防災事業や気候変動対策を一層進化させることで、都民の安全・安心を守るとともに、政治経済の中枢としての首都機能を強靭化することも求められています。さらには、熾烈な国際競争に打ち勝つための成長戦略の展開、それを支える交通・物流ネットワークの形成など、東京がこれからも日本の発展を牽引していくために進めるべき施策は、枚挙にいとまがないのであります。<br> これらはまさに、私が目指す「セーフ シティ」「ダイバーシティ」「スマート シティ」の実現に向けた取組に他なりません。3つのシティを築く道しるべである「2020年に向けた実行プラン」につきましては、社会情勢の変化に的確に対応して、「重点政策方針2018」に掲げた新たな戦略を具体化するため、政策のさらなる強化を図っているところであります。また、機能的かつ効果的な政策遂行に向けた「2020改革」につきましては、「見える化改革」による各局主要事業の点検・評価が概ね完了したところでありまして、今後は、これらを踏まえた改革を具体的に実践・実行していく段階となります。引き続き、都民ファーストの視点による事業展開や賢い支出の徹底のため、手を緩めることなく改革に邁進をしてまいります。このほか、都政改革におきましては、公園や動物園など多くの都民が利用する施設におきまして、利用者目線によるサービス改善を進めるとともに、都庁グループの一員としての監理団体につきましても、そのあり方の見直しなど、戦略的活用に向けた取組を推進をしてまいります。<br> 都民のため、東京のため、そして、首都として日本全体のため、為すべきことを為す。これこそが、都政に臨む私の基本姿勢であると、改めて申し上げておきます。 === 「地方自治の力」が真の地方創生を実現 === だからこそ、東京を標的とした税制度の見直しは、断じて認めることはできません。日本経済の牽引役である東京には、これからも、インフラの強化など、日本全体の活性化に繋がる効果的な投資が必要であります。また、東京の高齢者人口は、2025年には324万人と、今後僅か7年で16万人増加し、その後も世界に例を見ない規模と、そして速度で増えることから、高齢の方々が安心して暮らせるための施策に着実に取り組むことも欠かせません。こうした東京の将来を見据え、都は、事業評価の徹底によりこの2年で約1600億円の財源を確保するなど、不断の見直しで健全な財政運営を確立してまいりました。まさしく努力の賜物である東京の財源を標的とするということは、東京の「稼ぐ力」を削ぎ、日本全体にとってもマイナスとなる行為であるとともに、地方自治体による行財政改革を軽視するものであります。<br> もとより、国が謳う地方創生の重要性につきましては、都としても異論はございません。しかし、我が国が真に地方創生を目指すのであれば、東京を含む地方が、それぞれの実情や住民の声を踏まえ、まさに「地方自治の力」で地域を活性化できますよう、地方税財政制度を抜本的に改革し、地方の権限と財源の拡充を図るべきではありませんか。<br> 地方自治の強みは、地域の活力を生む住民の声を、実効性のある施策へと繋げられることであり、例えば都におきましても、予算編成に向けた都民や大学研究者による事業提案制度、あるいは、東京の課題解決等を目指した大学との定例懇談会などを実施をいたしております。地方自治体と住民が協働し、「知」を結集して発揮する自治の力を、最大限に活かしていく。その先にこそ、活力ある地域を築く地方創生も、それを基盤とした我が国の持続的な発展も、初めて実現できるのであります。 === 共存共栄する地方こそ、日本の持続的成長を牽引 === そうした観点から、東京は、真の地方創生に向けて他の地方と共に知恵を絞り、それぞれの個性や強みを活かして共存共栄を図ることで、日本経済全体のパイの拡大を目指してまいります。都はこれまで、東京2020大会を契機とした全国の中小企業の受注機会の拡大、東京と各地を結ぶ観光ルートの設定、都内のアンテナショップと連携した各地の魅力発信など、全国との共存共栄に向けた具体的な取組を様々展開をしてまいりました。私が提案し創設されました全国知事会のプロジェクトチームにおきまして、現在、45の都道府県で進めている国産木材活用の取組も、その一例であります。これらの取組もきっかけとしながら、「地方こそが、自らの権限と財源で活力ある地域社会を築いて、日本の発展を牽引していく」という気概を、今一度、全国の自治体と共有したいと存じます。<br> この間、政府・与野党の幹部の方々を数多く訪問し、地方税財政制度に対する都の考え方を直接お伝えをしてまいりました。先月には、その考え方を「都の見解」としてまとめ、広くアピールするとともに、与党税制調査会幹部や国会議員の方々にも改めて要請を行うなど、都議会の皆様、区市町村の皆様と共にオール東京で、さらには大阪府などとも連携をいたしまして、このたびの税制度の見直しに断固たる反対を訴えてきたところでございます。東京、そして日本の成長を、決して止めてはなりません。税制の議論は大詰めを迎えておりますが、日本の将来を踏まえまして、国には是非とも賢明なるご判断をいただきたいと存じます。 == 2 我が国の玄関口として日本経済を牽引する東京 == 世界に目を向けますと、活力溢れる都市の勢いはとどまるところを知りません。群を抜く都市力を誇るロンドンやニューヨークはもとより、アジアにおきましても、北京、上海、深圳等では「ユニコーン」と呼ばれるベンチャー企業が数多く勃興し、新たな価値を次々と生み出しながら、都市の躍進を主導しております。激化するばかりの都市間競争の中、我が国の玄関口として世界からヒトとカネを呼び込み、日本経済を牽引していくため、東京は、世界を見据えた成長戦略を果敢に展開をしてまいります。 === アジア・ナンバーワンの国際金融都市に向けて === 東京の重要な成長戦略の一つが、昨年発表いたしました「国際金融都市・東京」構想であります。その一環として新たに創設した「東京金融賞」は、都民のニーズに応える画期的な金融サービスの開発や、ESG投資の普及に秀でた事業者を表彰し、東京の金融をさらに活性化する取組であります。今後、有識者による審査を経て、来年2月に表彰を実施してまいります。<br> 先のロンドン出張では、伝統ある金融街、シティ・オブ・ロンドンの協力の下、官民が連携して、アジアの金融拠点としての東京を強くアピールをいたしました。シティのトップであるロードメイヤーとの会談では、職員派遣を通じたさらなる連携強化にも合意したところでございます。引き続き、来年度には官民一体の金融プロモーション組織を立ち上げまして、海外の金融系企業の誘致を一層加速するなど、アジア・ナンバーワンの国際金融都市に向けた施策を、スピード感を持って展開をしてまいります。 === 東京の成長に欠かせない中小企業の活性化 === 東京の持続的な成長には、経済と雇用を支える中小企業の活性化が欠かせません。有識者や関係団体代表等の皆様による現場に根ざした議論を踏まえ、その基本理念や施策の方針を明らかにした「中小企業・小規模企業振興条例」を、本定例会に提案いたしております。中小企業の重要性を踏まえた取組の推進や、多様な機関との連携などを理念といたしまして、都の責務として、効果的な施策を総合的に実施をしてまいります。<br> そして、その具体的な羅針盤となるのが、同じく有識者等の皆様にご検討いただいた「中小企業振興に関する中長期ビジョン(仮称)」であり、先月、その「中間まとめ」を公表いたしました。ビジョンが目指すべき姿を明確にし、その実現に向けた意欲的な数値目標を掲げております。年明け1月の策定に向けまして、引き続き様々なご意見を踏まえながら、内容に磨きをかけてまいります。 === 革新的な技術を東京の力に変える === 画期的なイノベーションを生み出すベンチャー企業の発展や、絶えず進化する先端技術の実用化に向けた取組も、着実に進めてまいります。<br> 先週、決勝大会を開催した国内最大級のビジネスプランコンテスト、「TOKYO STARTUP GATEWAY」は、起業を目指す若手が、都の支援の下で、自らのプランを磨きながら競い合う点を特徴としており、世界に通用する数多くの起業家の誕生に繋げたいと存じます。また、ベンチャーの持つ有望な技術を医薬品や治療方法の開発に活かすという観点から、今年度より、自治体初となる創薬系ベンチャーの育成支援を開始するなど、幅広い分野で起業・創業を力強く後押しをしてまいります。<br> 社会における先端技術の実用化に向けましては、多摩地域においては、多摩ニュータウンでの自動運転バスの運行、島しょ地域におきましては、観光振興を見据えた三宅島での自動運転車両の運行、それぞれ実施するほか、都営地下鉄駅でのロボットによる案内・警備など、多様なフィールドで実証実験を進めてまいります。また、ロンドンでは、サディク・カーン市長から、民間と連携したオープンデータの活用事例を伺ったところでございますが、都におきましても、行政や民間が有するデータの分析・予測等により、都市運営における実効性の高い施策の展開に繋げてまいります。先月、政府の未来投資会議等が示した経済政策の方向性では、AIやロボット、ビッグデータといった技術革新を取り入れて、労働生産性の向上を図る新たな社会、「Society5.0」の実現が、成長戦略の柱の一つとして位置づけられました。都は、ただいま申し上げましたような多彩な取組によって、革新的な技術が秘める無限の可能性をどんどん引き出し、我が国が目指すべき新たな社会の実現を先導してまいりたいと思います。 === 豊洲市場の開場 === 去る10月11日、新たな都民の台所となる豊洲市場が開場いたしました。築地からの大規模な移転を整然と進めていただいた市場業者の皆様、円滑な開場にご協力をいただいた地元の皆様をはじめ、全ての関係者の方々に改めて感謝を申し上げます。開場後の市場の運営は概ね順調であり、先月、暫定開通した環状第2号線におきましても、概してスムーズな交通が確保できております。私も現地を二度訪れ、業者の皆様の強い意気込みや、それを象徴する新市場の大いなる活気を感じてまいったところでございます。引き続き、業者の皆様、地元の皆様と共に、豊洲ブランドの確立や賑わいの創出に取り組んで、時代の変化にも柔軟に対応しながら、東京・日本の成長の一翼を担う中核市場へと育ててまいります。<br> また、東京のさらなる魅力向上のための新しい役割が期待される築地におきましては、現在、まちづくり方針の検討を進めておりまして、今後、広く都民の皆様のご意見を伺った上で、年度内に取りまとめる予定でございます。立地に恵まれた築地のポテンシャルを活かして、東京の持続的な成長へと繋げていけますよう、新たなまちづくりの具体化を図ってまいります。 === ゼロエミッション東京を目指した気候変動対策の強化 === 持続可能な東京を実現するためには、金融、経済のみならず、環境分野におきましても世界をリードしなければなりません。一昨日より、パリ協定のルール決定を目指すCOP24が始まるなど、脱炭素社会に向けた国際的な気運が高まる中、東京はゼロエミッション都市の実現を目指して、「さらなる省エネルギー」と「再生可能エネルギーの利用拡充」を軸といたしまして、気候変動対策の強化を進めてまいります。<br> 2010年度の開始以来、着実に成果を上げている「キャップアンドトレード制度」につきましては、2020年度からの新たな計画期間において、オフィスビル等におけますCO2削減義務率を引き上げるほか、再エネ電力の利用拡大に向けた新たなインセンティブを導入し、制度の進化を図ってまいります。また、中小規模事業所のCO2排出量や省エネ対策の報告を求める制度におきましては、優良な企業を公表するとともに、再エネ利用状況の報告を新たに義務付けることで、企業の取組を一層促進してまいります。さらに、大規模建築物の省エネ性能を評価する制度では、最高ランクとなる「ゼロエネルギー・ビルディング」の基準を新設をし、評価対象も拡大するなど、建築物のさらなる省エネルギーを図ります。<br> いずれの制度も、都民の皆様のご意見を踏まえた上で、2020年度からの実施を目指してまいります。 == 3 東京のエナジーである「人」が輝くために == 東京のエナジーである「人」が輝き続けられるよう、引き続き、誰もがいきいきと活躍できる都市を築く施策を、幅広く進めてまいります。 === 「人」の安全・安心を守る === ==== 補正予算による対策のスピードアップ ==== 安全・安心は、「人」が輝く大前提であります。緊急性の高い防災事業や、この夏の災害級の猛暑を踏まえた暑さ対策のスピードアップを図るべく、本定例会に補正予算案を提案いたしました。<br> 本予算案によりまして、区市町村立・私立の学校及び民間による、安全性に課題のあるブロック塀の撤去や、木製の塀の設置等を支援をいたします。また、災害対応の拠点となる区市町村庁舎につきまして、非常用電源の確保のための補助を行います。さらに、災害時の避難所ともなる、区市町村立学校の体育館への空調設置を促進するほか、東京2020大会に向けた暑さ対策を集中的かつ効率的に実施するべく、監理団体を活用した対策チームを立ち上げます。なお、体育館への空調設置につきましては、断熱工事や設計費も補助の対象とするとともに、来年度当初予算において、リースによる対応についても支援したいと考えております。<br> 都民の皆様の命を守るため、時機を逸することなく、かつ、現場の実態を十分に踏まえまして、効果的な施策を講じてまいります。よろしくご審議のほどお願いをいたします。 ==== 安全・安心なまちづくりのために ==== いつ起きてもおかしくない地震から、首都機能を守る。そのために、震災時の復旧活動の大動脈となる特定緊急輸送道路の沿道建築物については、耐震化を推進する条例に基づいて、所有者による耐震化を後押しをしております。現在、8割を超える建物が耐震性を満たしておりますが、今後、さらなる促進を図るべく、テナントなど建物の占有者の責務等を新たに定める条例改正案につきまして、来年の第一回定例会への提案を目指してまいります。<br> 木造住宅密集地域につきましては、住民が、「人」と「人」の繋がりであるコミュニティを維持しながら転居できる、魅力的な移転先を整備することで、不燃化を加速してまいります。その第一弾として、先月、足立区の江北地区における事業実施方針を公表し、年度内には、同じく関原地区の実施方針をお示しする予定としております。各地域の実情を踏まえた創意工夫を凝らしながら、引き続き、市街地の不燃化や延焼遮断帯の形成を着実に推進してまいります。<br> また、今後急増する老朽化マンションの適正な管理の促進も、安全・安心なまちづくりには欠かせません。その鍵となるマンションの管理組合の機能強化に向けましては、3月に設置した有識者検討会において幅広く議論をいただき、先週、制度の枠組みにつきまして最終報告を受けたところでございます。この内容を踏まえまして、取組を推進するための新たな条例案の検討を進め、同じく第一回定例会への提案を目指してまいります。 === 都民の就労を応援する新たな条例の検討 === あらゆる「人」が社会で活躍できる環境こそ、これからの東京の活力の基盤であります。とりわけ、就労について様々な要因から困難を抱える方々を社会全体で包み込んで、雇用環境を整備していくことが欠かせません。こうした「ソーシャル・インクルージョン」の考え方に基づいて、全ての都民の就労を応援する新たな条例の制定を目指し、先週、有識者会議を立ち上げ、就労支援のあり方について議論を開始いたしました。誰もが希望や個性に応じて就労し、活気みなぎる東京の実現に向けまして、引き続き多様な視点から検討を進めてまいります。 === 未来に輝く「人」を育む === 次に、未来に輝く「人」を育む取組についてでございます。子供たちの読解力向上をテーマとした8月の総合教育会議の議論を踏まえまして、先月、教育委員会において、AI時代に益々重要となる読解力や自ら学ぶ力を高めるためのプロジェクトを立ち上げました。効果的な指導方法について、専門家や現場の知見を基に精力的に検討をし、東京発の新たな教育プログラムを創り上げていただきたいと存じます。<br> また、来週13日には、今年度2回目の総合教育会議を開催いたします。教育の質の向上と教員の負担軽減の両立を図るため、地域の高齢者や教員OBの力を学校に活かす取組をテーマとして、魅力的で多彩な学びの提供、待ったなしの課題である教員の働き方改革へと繋がるよう、議論を深めてまいります。なお、教員の働き方改革につきましては、このほかにも多様な取組を複合的に行っていくことが重要でありまして、そのための新たな仕組みについても検討を進めてまいります。<br> 都立高校改革につきましては、来年度からの3年間の展望を示す「新実施計画(第二次)」の骨子を、先月公表いたしました。東京の産業を支える「マイスター」の育成、理数教育の充実に向けた「理数科」の設置や大学との連携など、生徒・保護者に選ばれる学校づくりに向けた取組をまとめております。引き続き教育委員会において、来年2月の策定に向けて、検討を重ねてまいります。 === 子供たちを虐待から守る === 痛ましい虐待から子供たちを守るため、検討を進めております都独自の条例案につきましては、9月に公表した「基本的な考え方」に対する都民や区市町村からの意見も踏まえまして、先週、骨子案を公表したところでございます。<br> 社会全体で子供を守るとの基本理念の下、保護者の責務として体罰等の禁止を明確に定めるなど、虐待の未然防止を図ってまいります。また、早期の発見・対応に繋げるため、発見者が通告しやすい環境づくりや、関係機関の連携強化を進めてまいります。さらに、虐待を受けた子供への的確な支援や、その保護者への必要な指導及び支援、児童相談所の適切な運営体制を確保するための人材育成など、子供の権利利益の擁護と健やかな成長に寄与するべく、幅広い内容を盛り込んでいるところでございます。引き続き、本案に対する都民の皆様のご意見を伺いながら、第一回定例会への条例案提案に向けて、丁寧に検討を進めてまいります。 === 都民の憩いの場の創出 === 誰もがいきいきと暮らせる都市の実現には、豊かな自然や多彩な文化に触れられる憩いの場の創出も欠かせないところであります。 ==== 葛西海浜公園のラムサール条約湿地登録 ==== 都心に近接しながら、冬場には2万羽以上の水鳥が飛来する葛西海浜公園は、10月に都内で初めて、ラムサール条約に基づく国際的に重要な湿地に登録をされました。世界の湿地が減少傾向にある中での登録は大変貴重であり、これを機に、都民の皆様に東京の水辺にもっと親しんでいただくとともに、東京2020大会のカヌー・スラロームセンターが隣接する立地を活かしまして、都市と自然が調和する東京の魅力を広く世界へ発信をしてまいりたいと存じます。 ==== 「日比谷公園グランドデザイン」の策定 ==== 豊かな緑や文化施設を有し、都心のオアシスとして親しまれる日比谷公園は、開園から115年を迎えた今、そのポテンシャルを最大限に発揮して、多様化する利用者ニーズに応えていくことが求められます。今後の公園のあり方につきましては、これまで、有識者を交えた検討会で議論を重ねてまいりましたが、今月には「日比谷公園グランドデザイン」として、その目指すべき将来像を明らかにしてまいります。<br> 現在公園では、東京2020大会を見据え、バリアフリー化や大音楽堂の改修を進めておりまして、先月には、大会気運を高めるとともに、新たなライフスタイルを発信する「SPORTS STATION & CAFE」をオープンいたしました。今後、グランドデザインも踏まえながら、東京のセントラルパークとしてのさらなる魅力向上を図ってまいります。 == 4 オリンピック・パラリンピックのレガシーによる都市の成熟化 == 東京2020大会を契機に、東京を持続的な成長とさらなる成熟化へと導くためのレガシーの構築に向けまして、具体の取組を加速してまいります。 === 働き方改革の推進と交通混雑の緩和 === テレワークや時差ビズといった働き方改革を一層推進し、社会全体のムーブメントへと高めていくことで、東京の成長の鍵となる生産性の向上や多様な人材の活躍に加えまして、大会期間中の交通混雑緩和にも繋げてまいります。10月、都内の金融機関等7団体と、働き方改革の推進に向けました連携協定を締結をいたしました。先週には、都内企業を対象として、テレワーク推進に向けたセミナーを共に開催したところでございまして、中小企業の経営を支える金融機関等と強力に連携をしながら、多くの企業に働き方改革への賛同の輪を広げてまいります。<br> 時差ビズにつきましては、現在、約900社にご参加いただいており、先週、優れた取組を行った企業を表彰いたしました。来月下旬からは、新たに冬の時差ビズも開始をし、今年度の目標である1千社の参加の達成と、新たな常識としての時差ビズの定着を目指してまいります。<br> 大会中の交通混雑緩和に向けましては、10月に「大会輸送影響度マップ」を公表して、交通対策を何ら行わなかった場合に生じる道路・鉄道等への影響をお示しをいたしました。今後は、交通量の抑制や分散などを行う交通需要マネジメントの推進に向けて、企業等の皆様に具体的な準備を進めていただく段階となります。先週からは、その加速のため、セミナー・相談会を開始をいたしました。円滑な大会運営と経済活動の維持の両立に向けまして、引き続ききめ細かな対応を図るとともに、九都県市でも連携をして、広く協力を呼びかけてまいります。 === 誰もが利用しやすい宿泊環境の実現 === 大会開催とその先の一層の高齢化を見据え、誰もが利用しやすい宿泊環境を民間の皆様と共に実現すべく、新たな取組を進めてまいります。<br> まずは、車いすを使用される方をはじめ、多くの方々が客室を利用しやすくなるよう、全国で初めて、新築・増築等を行う一般客室のバリアフリー基準を条例に定めたいと存じます。先般実施したパブリックコメントの結果を踏まえまして、第一回定例会への提案を目指してまいります。<br> また、視覚や聴覚に障がいのある方や高齢の方などに配慮した客室の仕様を、「福祉のまちづくり条例施設整備マニュアル」に記載するほか、宿泊事業者向けの補助拡充の検討や、セミナー開催等による気運醸成を進めてまいります。さらに、バリアフリー化された客室情報の「見える化」を推進するなど、全ての人が快適に宿泊できる「OPEN STAY TOKYO」を実現すべく、多面的に施策を展開をしてまいります。 === 開催都市・東京の顔となるボランティア === 大会成功に向け、その力が欠かせない大会ボランティア及び都市ボランティアにつきましては、共に今月21日まで募集をしておりまして、幅広い世代の方々にご応募をいただいております。都市ボランティアの応募数は、本日、2万人を超えました。引き続き、多くの方々にご応募いただくことを期待をいたしております。アスリートと並ぶ大会の主役といたしまして、また、開催都市・東京の顔としてご活躍いただくことは、一人ひとりの心にも大きなレガシーを遺すことになると存じます。世界中から訪れる方々に東京の「おもてなし」を実感していただき、まさしく記録と記憶に残る大会となるよう、ボランティアの皆様と共に力を尽くしていきたいと存じます。 === パラスポーツ振興のための多面的な取組 === 10月、インドネシアで開催されたパラスポーツの総合大会、アジアパラ競技大会では、過去最多のメダルを獲得するなど、日本選手が素晴らしい活躍を見せてくれました。選手の皆さんに心から敬意を表するとともに、2020年に向けたさらなる飛躍にも期待したいと存じます。 今月末、パラリンピック全22競技を楽しめる体験型イベント、「チャレスポ!TOKYO」を開催をいたします。バーチャルリアリティを活用したダイナミックな競技体験など、新たなプログラムも取り入れておりまして、パラスポーツの魅力を多くの都民の皆様に体感していただきたいと存じます。 先月には、パラアスリートを支える指導者や理学療法士等を「東京パラスポーツスタッフ」として認定をいたしまして、その活動環境の改善と、アスリートの競技力向上に繋げる取組を開始をいたしました。世界で初めて2回目の夏季パラリンピックを開催する成熟都市といたしまして、引き続き多様な取組で、パラスポーツの一層の普及を図ってまいります。 === 文化の祭典としての大会の盛り上げ === 先のパリ出張では、アンヌ・イダルゴ市長との間で、共に開催を控えるオリンピック・パラリンピックの成功をはじめ、環境、文化、観光といった様々な分野での連携強化につきまして合意をいたしました。文化面では、アートとエコが融合する風呂敷をテーマとしたイベントをパリ市庁舎前で開催するなど、世界に冠たる東京の文化を広く発信する機会ともなり、2020年に向けて注目を集める東京への関心を、さらに高めることができたと、このように考えております。 先月には、大会に向けた文化プログラム「Tokyo Tokyo FESTIVAL」をさらに加速するべく、世界の人と文化が行き交う羽田空港におきまして、プロモーションイベントを実施をいたしました。引き続き国内外への発信を強化するとともに、都内自治体によります文化事業との連携を深めるなど、大会を文化の面からも大いに盛り上げてまいります。 === ラグビーワールドカップ2019への期待を高める === ラグビーワールドカップ2019に向けましては、先日、世界最強と称されるニュージーランド代表とのテストマッチにおきまして、日本代表が健闘し、試合会場である味の素スタジアムはもとより、有楽町で開催した応援イベントも大変盛り上がりました。都内各地でも多彩なPRを展開をしておりまして、開幕まで290日となったワールドカップにおける、世界トップレベルの熱戦への期待を、東京中で高めてまいります。 == 5 東京と日本の成長を止めてはならない == さて、「日本資本主義の父」と言われた実業家・渋沢栄一翁は、東京商工会議所をはじめ多様な企業の設立に携わる一方で、困窮者や孤児等の保護施設として、当時の東京府・東京市が運営した養育院の院長を半世紀にわたり務めるなど、約600もの社会貢献活動に尽力されました。現在国連では、「誰一人取り残さない」社会に向けた国際的な目標として「SDGs」を掲げておりますが、渋沢翁はまさに、今から100年以上も前の東京において、そうした取組をすでに実践をしていたと言えると思います。<br> その渋沢翁が遺した言葉、次のような一節がございます。<br> 「我も富み、人も富み、しかして国家の進歩発達をたすくる富にして、はじめて真正の富と言い得る。」<br> この言葉になぞらえれば、東京が目指している「富」とは、東京も、その他の地方も共に栄え、日本全体が持続的に発展していくための「富」であります。そのような、まさしく「真正の富」を獲得し、日本経済全体を拡大していく。そのために、都は、創意工夫を凝らして「人」の活力を高めながら、世界の都市間競争に挑み、全国との共存共栄の取組を進めてまいります。都議会の皆様、都民の皆様のご理解、そしてご協力を賜るとともに、国には改めて、広い視野に立った大局的な判断をいただきますようお願いしたいと存じます。 今一度申し上げます。<br> 「東京と日本の成長を止めてはならない」と。 なお、本定例会には、これまで申し上げたものを含めまして、予算案1件、条例案21件など、合わせまして36件の議案を提案をいたしております。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。 以上をもちまして、私の所信表明を終わりとさせていただきます。<br> ご清聴、誠にありがとうございました。 == 出典 == * [https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/shisehoshin/30_04 平成30年第四回都議会定例会知事所信表明] - 東京都 都庁総合ホームページ * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/951855?Template=document&Id=2552#one:19 平成30年第4回定例会(第15号) 本文 2018-12-04] - 東京都議会 会議録検索 {{PDL1.0|terms=https://www.kantei.go.jp/jp/terms.html}} {{DEFAULTSORT:へいせい30ねんたい4かいときかいていれいかいしよしんひようめい}} [[Category:東京都議会知事所信表明]] [[Category:小池百合子]] jiiy0tthdgdoq7764ysjl29lziwqgog 平成31年第一回都議会定例会知事施政方針表明 0 58218 246488 2026-10-11T03:14:00Z Taro2096 44064 作成 246488 wikitext text/x-wiki {{header | title = 平成31年第一回都議会定例会知事施政方針表明 | author = 小池百合子 | section = | previous = [[平成30年第四回都議会定例会知事所信表明]] | next = [[平成31年第二回都議会定例会知事所信表明]] | notes = この演説は、2019年(平成31年)2月21日に行われた。<br>ただし平成31年第一回都議会定例会の開会は、2019年(平成31年)2月20日に行われた。 | year = 2019 | month = 2 | day = 21 }} 平成31年第一回都議会定例会の開会に当たりまして、都政の施政方針を述べさせていただきます。 天皇陛下におかせられましては、本年御在位満三十年を迎えられました。来る24日には、天皇皇后両陛下御臨席の下に記念式典が挙行されるところであり、首都・東京の知事として、1300万都民とともに、心よりお祝いを申し上げます。 1月23日、名誉都民である山田禎一さんが逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈りをいたします。 == 1 はじめに == === (平成の30年を振り返る) === 天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位を控え、平成時代も、残すところ2か月余りとなりました。この時代が幕を開けた頃、世界では、ベルリンの壁の崩壊やソビエト連邦の解体などにより、ヒト・モノ・カネの移動が東西の壁を越えて、地球規模へと広がろうとしておりました。当時、私は報道に携わる身といたしまして、こうした激動の現場を取材し、日々刻々と変化する状況を伝えて、世界のダイナミックな動きを体感したことを思い出します。それから約30年、国境を越えた経済交流は、情報技術の進展と相まって劇的に進み、「グローバル化」と「デジタル化」という時代の潮流は、いわゆる巨大IT企業やユニコーン企業を生み出すなど、世界経済の成長を力強く推し進めてまいりました。<br> そして、我が国にとって平成は、幾度かの大きな災害に見舞われながらも、「人」の絆で、一歩一歩、その苦難を乗り越えてきた時代でありました。また、我が国がこれまでオリンピックで獲得した、夏季・冬季合わせて499個のメダルのうち、半数は平成においてのものであるほか、ノーベル賞受賞者は昭和の約3倍となるなど、平成は、日本の「人」の力を広く示してきた時代でもありました。<br> 一方で、世界における日本のGDPシェアは、平成の初めにはアメリカに次ぎ15%前後を占めていたものの、今では世界第二位の座を中国に明け渡し、約6%にまで落ち込んでいます。我が国の経済は、国際的に「グローバル化」と「デジタル化」が進んだ時代におきまして、バブル崩壊や金融危機の後遺症を引きずりながら、デフレの中で喘ぐ厳しい時期を、延々と送ってきたのであります。 === (人口減少社会における新たな成長モデルを描く) === 現在、我が国は、戦後最長の景気回復期間の只中にあるとされます。しかし、その成長は緩やかなものである上、中国経済の減速やイギリスのEU離脱問題の混迷など、海外動向も不透明さを増しており、経済の先行きは明るいものではありません。加えて、東京には間もなく、人口減少とさらなる高齢化という二重のうねりが、確実に押し寄せてまいります。私たちは、こうした現実を直視しながら、次の時代の新たな成長モデルを大胆に描き、かつ着実に推進しなければならないのであります。<br> ここで、東京が立ち止まったり、うずくまるようではいけません。<br> 高度経済成長期のように、右肩上がりの人口を成長の縁とすることができない、そんな中でも、我が国が発展を続けていく。そのためには、女性も、高齢者も、障がいのある方も、誰もがいきいきと活躍できる、活力ある社会を創るとともに、時代を捉えた成長戦略を推し進めることで、東京が多くの付加価値を生み出すことが肝要であります。東京は、私たち日本の首都として、引き続き我が国を牽引していかなければなりません。先月、初の会合を開催した国との実務者協議会においても、東京の活力の増進が、我が国全体の発展を促進するとの認識を、改めて共有をいたしました。国とも連携しながら、東京の国際競争力の強化や、日本経済全体のパイの拡大を図り、全国との共存共栄を為していく。子や孫の世代に、「世界に輝く東京と日本があって良かった」と思ってもらえるように、この大切な引継ぎを何としてでもやっていかなければならないと、今一度、強く決意する次第であります。 == 2 未来志向で、「新しい東京」を創る「東京大改革」に邁進 == === (持続的な発展の土台を固める3つの柱) === 2020年を越えたその先の、東京・日本の持続的な発展。その土台を固めるべき本年は、「都市力の強化」「稼ぐ東京」「人と人を繋ぐ」の3点を柱に、未来を見据えた施策を展開してまいります。 ==== 〈都市力の強化〉 ==== 全国で相次ぐ地震への対策を強化するとともに、災害級の猛暑や、頻発する豪雨の一因とされる気候変動に対して、今こそ、緩和と適応の両面からしっかりと手を打っていく。脅威への備えを不断に固め、都市の力を高めることは、東京の持続可能な成長の大前提であります。都市の機能や魅力の向上も含め、幅広く「都市力の強化」を進めてまいります。 ==== 〈稼ぐ東京〉 ==== 近い将来、人口減少やさらなる高齢化を迎え、国際的な都市間競争も熾烈を極める中で、東京は「稼ぐ力」を戦略的に高めなければ、日本全体の持続的な発展を主導することは叶いません。東京の産業力の源泉である中小企業の活性化や、世界から投資を呼び込む成長戦略の展開など、「稼ぐ東京」に向けた施策を積極的に講じてまいります。 ==== 〈人と人を繋ぐ〉 ==== これまでも、そしてこれからも、東京の発展の原動力は「人」であります。あらゆる人が存分に力を発揮できる環境こそが、東京の活力を持続的に向上させる。そして、人の力は、人と繋がることで、より一層高まっていく。こうした確信の下で、「人と人を繋ぐ」取組を進めることで、多様な人々の活気に溢れる成熟都市・東京を築いてまいります。 先日、急逝された作家の堺屋太一さんには、経済企画庁長官を務められました当時、政務次官として鍛えていただきました。鳥の目で大きく時代を捉え、虫の目で一人ひとりの生活や消費者心理を見分けるなど、その的確な分析は今、改めて高く評価されています。その堺屋さんは、現代日本の最大の危機は、「3つのY」にあると指摘をされておられます。すなわち「欲ない、夢ない、やる気ない」と。だからこそ、「人」の力を活かし、「意欲があり、夢が抱け、やる気が出る」東京を築かねばと考えております。 === (3つのシティの実現に向けた政策の強化と、さらなる未来を見据えて) === ただいま申し上げました3つの柱に基づき施策を進めることは、「セーフ シティ」「ダイバーシティ」「スマート シティ」の実現に結びつきます。それをより確かなものとするため、先月、「3つのシティの実現に向けた政策の強化」を公表をいたしました。「2020年に向けた実行プラン」の政策につきまして、昨年度に続きさらなる強化を図ったものでありまして、全国の中小企業の受注機会の拡大や、国産木材の活用など、全国との共存共栄に向けた取組も掲げております。また、実行プランの政策の推進は、国連で採択された持続可能な開発目標であり、都も率先して取り組んでおります「SDGs」の達成に繋がることも、分かりやすく明示しております。まさに大義と共感に溢れる政策を精力的に推し進め、3つのシティの実現を着実に図ってまいります。<br> そして、東京のさらなる進化の跳躍台となる東京2020大会を来年に控えた今、その後の東京が歩むべき道のりについても、具体的に示していく段階を迎えております。2020年のその先の明るい未来を、都民の皆様と共に切り拓く大きな方針として、新たな長期計画の検討を進めてまいります。大会後の東京の目標となります具体的な姿を描くべく、全庁で智恵を絞り、年内を目途に策定をしてまいりたいと思います。 === (未来に向けた道筋をつける予算) === 3つのシティを実現するための戦略的な施策や、東京2020大会の開催準備の総仕上げを、着実に推進する。併せて、賢い支出の視点により、健全な財政基盤を堅持する。こうした観点から、平成31年度予算は、これまで以上にメリハリをつけた編成を行いました。411件の新規事業を計上し、一般会計の規模は過去最大、7兆4610億円としております。一方で、施策の見直しも徹底いたしまして、同じく過去最高となる1208件の事業評価の公表によりまして、約900億円の財源を確保いたしました。都議会の皆様や各種団体からのご要望、都民の皆様や大学研究者の皆様によるご提案も反映をいたしまして、まさに東京の智恵を結集して、「未来に向けた道筋をつける予算」に仕上げることができたと考えております。<br> 都の予算は、このたびの税制の見直しにより、2021年度以降、毎年約8800億円の減収が見込まれております。この不合理な措置に対しましては、都議会の皆様とも一丸となって、断固たる反対を唱えてきたところであり、この間の皆様のご活動に対し、改めて御礼を申し上げます。都はこれまでも、不断の努力により財政規律を確保してきましたが、元来、税収構造が不安定である上、今般の税制の見直しや不透明な世界経済の動向など、取り巻く状況は厳しさを増しております。引き続き無駄の排除を徹底するなど、健全な財政を堅持する一方で、未来を切り拓く効果的な投資を展開をして、持続的かつ戦略的な都政運営を図ってまいります。 === (都庁の機能を不断に高める) === 「2020改革プラン」に基づき、着実に進展している都政改革につきましては、来年度、都の行政手続等のデジタル化を加速する「デジタルしごと改革(仮称)」や、恩賜上野動物園におけます、QRコードを活用したキャッシュレス決済の実証実験を進めるなど、都民の皆様の利便性を一層向上させてまいります。また、「見える化改革」による分析を終えた各局主要事業につきまして、自律的・総合的な見直しを継続して行うための「政策評価」を導入するなど、改革の質も不断に高めてまいります。<br> 都庁グループの一員として、都と共に政策実現を目指す監理団体につきましては、水道事業を担う二つの団体の統合と、都政の新たな課題を踏まえた団体の新設を行います。併せまして、常勤役員への外部人材の登用を倍増するなど、都庁グループの機能を高めて、政策展開をさらに加速する体制を築いてまいります。加えまして、今後、都政を取り巻く状況が大きく変化する中、都の組織の再構築につきましても、来年度を目途に方向性を示してまいります。まずはその第一歩としまして、「成長戦略」「住宅政策」「青少年問題」について、新たな本部を設置するなど、執行体制を強化してまいります。<br> そして、改革マインドが根付きました生産性の高い組織と、未来への道筋をつける予算を梃子にして、強化した政策を果敢に展開する。「今」はもとより、「未来」にも目を向けながら、希望と活力に溢れた「新しい東京」を創り上げる「東京大改革」に、引き続き全力で邁進してまいります。 == 3 虐待から子供たちを断固として守る == これより、主要な政策について申し述べてまいります。まずは、喫緊の課題として取り組むべき、児童虐待の防止についてであります。<br> 子供たちの安全・安心の砦であるはずの家庭におきまして、後を絶たない虐待を断固防ぐ。強い決意の下、本定例会には、専門家や都民の皆様のご意見を踏まえながら検討してまいりました、「子供への虐待の防止等に関する条例」を提案をいたしました。保護者による体罰を禁止し、都の責務として、体罰によらない子育てを推進するとともに、虐待事案に的確に対応するため、警察と必要な情報を共有することなどを明確にいたしております。<br> 本条例に基づいて、虐待の未然防止や早期の発見・対応のための取組を効果的に進めるほか、東京全体の児童相談体制の連携強化に向けて、区市町村との合同検討会を立ち上げてまいります。子供は、あらゆる場面において権利の主体として尊重されるべき、かけがえのない存在であります。その権利利益の擁護と健やかな成長のため、対策を総合的に推進をしてまいります。 == 4 「都市力の強化」による安全・安心で魅力ある東京 == 次に、災害対策、気候変動対策をはじめ、安全・安心で魅力ある東京を築く、「都市力の強化」のための取組であります。 === (安全・安心な東京の実現) === ==== 〈「倒れない・燃えない」まちづくり〉 ==== 東京を、地震に強い都市へと強靭化するためには、震災時の救援・復旧の生命線となる緊急輸送道路の沿道建築物について、耐震性を着実に高めねばなりません。本定例会に提案いたしました、耐震化を推進する条例の改正によりまして、新たに建物の占有者の責務等を定め、耐震化を促進してまいります。また、「耐震改修促進計画」及び「防災都市づくり推進計画」の改定に着手をいたしまして、耐震化や不燃化をより効果的に展開することで、「倒れない・燃えない」まちづくりを推し進めてまいります。<br> 昨年の台風21号により、多くの電柱が倒壊した関西におきましては、道路閉塞や大規模な停電が発生しまして、無電柱化の必要性、改めて痛感をいたしました。年度内に「無電柱化推進計画」を改定いたしまして、区市町村による施策の拡大や、島しょ地域での新たな取組を図ることで、都内全域で無電柱化を推進してまいります。 ==== 〈都民の安全確保に向けた取組の強化〉 ==== 救急・救命体制の充実も図ってまいります。災害時、進入困難な現場におきまして、早期の実態把握や救助を行う「即応対処部隊(仮称)」を、東京消防庁に新設をいたします。また、日中の救急需要に対応するとともに、育児休業後の職員が復職しやすい環境を整えるべく、日中に運用する「デイタイム救急隊(仮称)」を新たに創設をいたします。EV救急車の配備により省エネルギーを推進するなど、幅広い効果に繋げてまいります。<br> 身近に迫る脅威への対策も強化をいたします。認知件数及び被害額が急増しております特殊詐欺につきましては、抑止効果の高い自動通話録音機の設置の促進をはじめ、多角的な対策で撲滅を目指します。また、町会・自治会や商店街等の防犯カメラにつきましては、維持管理経費の支援を開始するなど、都民の安全確保に向けました取組を一層充実させてまいります。 ==== 〈都民の安全・安心な暮らしのための住宅政策〉 ==== 増加する空き家は、地域の安全・安心を脅かすリスクとなりかねません。区市町村によります対策の後押しや空き家の連鎖的な活用、リフォームした住宅の魅力発信など、適正管理・有効活用・発生抑制、この3つの視点から、対策を加速いたします。また、今後急増する老朽化マンションにつきましては、管理組合の機能強化に向けた新たな条例案を、本定例会に提案いたしました。都、管理組合、事業者等の責務を明示するとともに、管理状況の届出制度を創設し、状況に応じた助言・支援を行うなど、適正管理の促進と良好な居住環境の形成を図ってまいります。<br> 加えて、都民の安定した居住を確保するためには、都営住宅の有効活用が欠かせません。先日、都営住宅の管理制度等のあり方について、住宅政策審議会より、答申の中間まとめが公表されました。子育て世帯や高齢者への支援の充実等、施策の方向性が示されたところでありまして、今後、5月に予定される答申を踏まえて、新たな取組を検討してまいります。 === (今こそ進めるべき気候変動対策) === ==== 〈気候変動の脅威から命を守る〉 ==== 次に、気候変動による脅威から命を守る取組についてであります。水害からの守りを固める調節池につきましては、8つの河川を対象に新たな整備を検討するとともに、環状七号線地下広域調節池について、延伸等の検討を進めます。また、土砂災害警戒区域等の指定を前倒しするほか、災害時の行動を、都民自らが時系列で整理、確認する「マイ・タイムライン」の普及を図るなど、的確な避難を促す取組も推進をいたします。<br> 過酷な暑さから、児童・生徒や災害時の避難者等を守るため、先の定例会では、区市町村立学校の屋内体育施設について、空調設置を進めるための補正予算を可決いただきました。来年度予算案におきましては、リースによる設置や、新たに給食調理室への設置等を支援する経費を計上しておりまして、対策をさらに促進してまいります。 ==== 〈ゼロエミッション東京の実現を目指して〉 ==== 気候変動による影響を緩和するため、ゼロエミッション東京を目指した取組も加速いたします。エネルギー消費量が増加している家庭部門について、省エネ性能の高い冷蔵庫やエアコン等への買替えを促す仕組みを創設をいたします。この取組によるCO2削減相当分は、東京2020大会のカーボンオフセットに活用するほか、買替えの促進により、消費税率引上げ時の消費の活性化も図りたいと考えています。<br> 走行時にCO2を出さない次世代自動車の普及に向けましては、中小企業に対するEV・PHVの購入補助を、個人及び大企業にも広げます。併せて、充電設備導入の一層の促進、電気自動車のF1と言われる「フォーミュラE」のような、大規模イベントによる普及啓発の検討を行います。都内での乗用車新車販売における、ゼロエミッション・ビークルの割合を、2030年度までに5割とする目標に向けて、多彩な取組を展開をしてまいります。 === (道路・鉄道ネットワークの充実による都市力の強化) === 東京の都市力を強化する上での重要な取組が、渋滞解消や防災性向上など、幅広い効果を生む外環道の整備であります。都内の関越道・東名高速間につきましては、先月、関越側からの掘進の開始により全線での工事が本格化し、都としても積極的に整備を支援してまいります。<br> 同じく、都市力の強化に繋がる鉄道ネットワークの充実につきましては、来年度予算におきましても、6路線等の検討に要する調査費を計上いたしました。例えば、多摩都市モノレールの箱根ケ崎方面への延伸につきましては、地元のまちづくりの進捗を踏まえて計画の熟度を上げるなど、引き続き6路線を中心に、関係機関との協議・調整を深めたいと思います。 また、日本橋周辺の首都高地下化につきましては、昨年7月に国などと計画案をまとめて以降、具体的な検討を進め、今般、都市計画の手続きに着手いたしました。今後とも、周辺のまちづくりと連携を図りながら、事業化へ向けて着実に取り組んでまいります。 === (都立公園の魅力を高める) === 都市の力を高める一環として、都立公園の魅力向上にも力を入れてまいります。昨年末、グランドデザインを策定いたしました日比谷公園に続いて、明治公園及び代々木公園につきましても、民間の発想を積極的に取り入れた整備・管理を図るべく、新たな計画の策定を進めております。都民の皆様が、都市における豊かなライフスタイルを享受できるよう、これまでにない公園の魅力を引き出してまいります。 == 5 持続的に成長し、日本経済を牽引する「稼ぐ東京」 == 次に、日本経済を牽引する、「稼ぐ東京」の実現についてであります。 === (中小企業の目指すべき姿に向けて) === 東京の産業の基盤を支える中小企業の振興につきましては、先の定例会で可決いただいた条例の理念を踏まえ、先月、「中小企業振興ビジョン」を策定をいたしました。多くの企業が、経営環境の変化に的確に対応し、未来に向けて輝けるよう、有識者の皆様との議論を踏まえた骨太の方向性を示しております。中小企業の目指すべき10年後の姿に向け、意欲的な数値目標の下、力強く施策を展開してまいります。 === (東京発の世界的なベンチャー企業を育てる) === アメリカの「GAFA」や中国の「BAT」など、グローバル企業が躍進する世界を舞台に活躍し、東京の成長を牽引するベンチャー企業を数多く生み出したいと思います。来年度は1千社を対象に、企業の発展の段階に応じまして、経営、技術、資金の面から多彩な支援を展開をいたします。併せまして、児童・生徒向けの起業家教育や、シニアを対象としたセミナーなどによって、幅広い層において創業への関心を高めてまいります。<br> また、女性ベンチャー育成プログラムの実施規模の拡大や、女性経営者の活躍に繋げる会議の開催などによりまして、女性の新たな視点による事業経営を後押しをし、東京の産業の一層の発展へと結びつけてまいります。 === (成長分野への投資で「稼ぐ力」を高める) === ==== 〈国際金融都市の実現に向けた取組〉 ==== 国際金融都市・東京の実現に向けましては、成長分野であります資産運用やフィンテックを手掛ける海外企業の誘致について、年間目標を15社へと拡大をし、さらなる推進を図ります。その起爆剤となるのが、我が国で初めて立ち上げる「金融プロモーション組織」であり、東京の金融市場としての魅力を、官民連携の下、効果的に発信したいと思います。 ==== 〈「Society5.0」の実現を先導〉 ==== 東京の「稼ぐ力」を高めるためには、ビッグデータやAIなど、第四次産業革命を牽引する技術について、民間のイノベーションを後押しすることが欠かせません。その先に、先端技術を活用し、経済発展と社会的課題の解決を両立する新たな社会、「Society5.0」を実現をいたします。そのための今後の方向性等につきましては、有識者の皆様との検討を始めてまいります。併せて、キャッシュレス決済の普及に繋がる「デジタル地域通貨」や、次世代の移動サービスとして注目される「MaaS」の実証実験を行うとともに、こうした先進的なサービスを支えるデータ基盤の構築の調査・検討を進めます。我が国が目指すべき未来社会の実現に向けた取組を、東京が先駆的に実施していきたいと思います。 === (様々な分野での産業の活性化) === このほか、産業の活性化に向けましては、東京のファッションの魅力を広く発信する民間の取組を支援してまいります。これを機に、パリやミラノのような世界有数のファッション都市として、東京のプレゼンスを高め、新たなビジネスチャンスへと繋げたいと思います。<br> また、東京の農業の持続的な発展を図るべく、多様な担い手を育成する「東京農業アカデミー(仮称)」を、2020年度に開設いたします。これに先駆け、来年度は、就農希望者を支援する研修農場を整備するなど、新たな担い手の確保・育成を推進してまいります。 === (持続的な成長を支えるまちづくり) === ==== 〈東京の新たな顔となる築地のまちづくり〉 ==== 大いなるポテンシャルを活かし、東京の持続的な成長に繋げるべき築地の再開発につきましては、先月、まちづくり方針の素案を公表いたしました。国際会議場等の機能を中核に、新たな東京ブランドを創造・発信する交流拠点の形成等を謳っております。都民の皆様のご意見も踏まえながら、年度内には方針を取りまとめまして、築地を、先進性と国際性を兼ね備えた東京の新たな顔として育てていきたいと思います。<br> そして、旧築地市場の跡地につきましては、東京全体としての価値の最大化を目指すまちづくりを見据え、外部の鑑定価格により行った収支試算を踏まえまして、中央卸売市場会計から一般会計へと、公有財産規則に基づく有償所管換を行うことといたしました。築地のまちづくりに対します、民間事業者の参画意欲を早期かつ最大限に引き出すため、事業実施に向けた具体的な検討に着手してまいります。また、決算剰余金や予算執行状況の精査によりまして、財源の目途を立てられたことから、本定例会に、有償所管換のための補正予算案を提案をいたしております。市場会計におきましては、これにより当面の持続可能性を確保する一方で、卸売市場の戦略的な経営と、強固な財務体質の確立に向けた検討を進めてまいります。 ==== 〈都内各地における拠点機能の充実・強化〉 ==== 都内各地におきましても、東京の成長を支えるまちづくりに取り組みます。例えば、羽田空港に近接し、リニア中央新幹線の開業等により国際的なビジネス交流が益々活発化する品川。駅前広場や駅ビルを一体的に再編し、人を中心としたまちの実現を目指す新宿。東京と日本の成長を創り出す最先端のまちづくりに向け、ビジョンの検討が進むベイエリアなど、それぞれの特性を活かした拠点形成を推進してまいります。 == 6 「人と人を繋ぐ」ことで築く、安心していきいきと暮らせる東京 == 次に、安心していきいきと暮らせる東京に向けた、「人と人を繋ぐ」取組について申し上げます。 === (高齢者・障がい者の暮らしの安心) === 世界に類を見ない規模と速度で進む高齢化への対策は、待ったなしであります。来年度は、介護サービス基盤の整備、介護人材の確保等のほか、今後増加が見込まれます認知症高齢者への対策や、介護及び生活機能全般が衰えるフレイルの予防に力を入れてまいります。<br> 認知症は、早期の対応が重要であります。早期発見のための区市町村の取組の後押しや、本人・家族への支援の充実など、症状の初期段階から適切なケアへと繋げる体制を構築いたします。また、介護・フレイルの予防に向けましては、コンビニエンスストアと連携した低栄養の防止や、50歳以上の方々への普及啓発等を進めます。先日、西東京市におきまして、地域の方々と共にフレイルチェックを体験した中で、都民の皆様一人ひとりに、自らの健康について考えていただくことの重要性を改めて実感いたしました。地域におけるこうした積極的な取組も発信をしながら、人生100年時代の暮らしの安心を支える施策を、多面的に講じてまいります。<br> 障がい者の地域生活を支える取組も欠かせません。重度の障がいがある方を受け入れるため、体制強化に取り組むグループホームを後押しします。また、児童発達支援センターについて、障がいがある子供を地域で支える体制の整備を促進するほか、医療的ケアを要する児童・生徒の通学支援のため、特別支援学校におけます看護師添乗のスクールバスの運行拡大を図ります。多彩な取組を通じまして、誰もが地域との繋がりの中で、いきいきと暮らせる社会を創り上げてまいります。 === (意欲溢れる「人」の活躍に向けて) === 暮らしの安心を支える一方、意欲溢れる「人」の活躍も後押しをいたします。誰もが希望や適性に応じて働けるよう、高齢者と地元企業のマッチングや、出産等で離職した女性の再就職に繋げる、リカレント講座等を実施をいたします。また、「ソーシャル・インクルージョン」の考え方の下で、全ての都民の就労を応援する新たな条例の制定に向けましては、10月を目途に、有識者会議より提言をいただく予定であります。<br> さらに、地域での活動を望む高齢者に対しまして、情報提供、機会創出に取り組む区市町村を支援するほか、多くの高齢者の心豊かな生活を応援する一環といたしまして、「シニア・コミュニティ交流大会」を開催いたします。シニアが学びと交流を深める場として、この4月、首都大学東京に開講いたします「TMUプレミアム・カレッジ」にも、多くの入学希望をいただきました。あらゆる人が生涯現役で、希望に応じて働き、学び、輝くことができる東京の実現を目指しまして、幅広い取組を進めてまいります。これまでの名刺やビジネスカードに替えて、学生証を保有するだけで、どんなに人々のやる気が高まることでありましょう。 === (安心して子供を産み育てられるまちの実現) === 安心して子供を産み育てることができるまちの実現に向けては、切れ目のない支援を展開をしてまいります。妊娠・出産を希望する方々に向けては、ポータルサイトを開設し、出産までの段階に応じた情報提供を行います。また、不妊の検査や治療に対する費用助成の対象者を拡大するとともに、不妊治療と仕事の両立を後押しする企業への支援を拡充するなど、子供を持ちたいと望む方々へのサポートをさらに充実させてまいります。<br> 子育て支援につきましては、来年度末までの待機児童解消を見据えて、受け皿の整備を進める「量」の確保、そして、安心して預けられる「質」の向上の両面に対しまして、引き続き大胆に予算を配分いたしました。認証保育所におきまして、多様化する保護者の働き方を踏まえた夜間・休日の保育を実施するなど、きめ細かな施策も展開をいたします。また、幼児教育の無償化につきましては、国の制度の開始に合わせまして、都独自の支援策を講じるなど、子育て世帯を力強く支えてまいります。<br> 子供たちを地域で守り、健やかに育てる環境づくりも推進をいたします。放課後の居場所となる子供教室の機能拡充、学校と地域の連携を促進するコーディネーターの配置、学校の敷地内への地域交流拠点の設置といった一連の取組を、「Tokyo スクール・コミュニティ・プロジェクト」として推し進め、人と人の繋がりの中で、子供の学習や体験の幅を広げるとともに、地域における高齢者の活躍促進にも繋げてまいります。 === (新たな時代で輝く人材の育成) === 新たな時代を担う子供たちの育成に向けましては、教員の働き方改革について、意欲ある教員OB等を活用したワークシェアリングの推進や、授業準備、副校長業務等をサポートする外部人材の配置拡大を図ります。また、全国初の取組として、教員を補助する人材の確保や、共通処理が可能な学校事務等を担う財団法人を設立するなど、教員の負担軽減と教育の質の向上のため、多様かつ重層的な取組を講じてまいります。<br> 先週、教育委員会におきまして、都立高校改革の新たな展望を示す「都立高校改革推進計画・新実施計画(第二次)」を公表いたしました。大学や企業との連携によりまして、教育内容のさらなる充実を図るほか、生徒や保護者に「選ばれる学校」を目指し、全校が戦略的な広報を実施するなど、都立高校の魅力の向上と発信に向けた取組を推進してまいります。<br> 年度末には、同じく教育委員会におきまして、来年度からの5年間の基本的な方針となる「教育ビジョン(第4次)」を策定いたします。激動の社会を主体的・創造的に生き抜く子供の力を育む、確固たる羅針盤となるよう、都民の皆様のご意見を踏まえまして、検討を進めてまいります。 === (「スムーズビズ」の推進による「東京モデル」の確立) === 人口減少を迎える中にありましても、生産性を高め、多様な「人」の活躍に繋がる施策を加速することで、東京を持続的な成長へと導く。そのために、今後、テレワークや時差ビズなどの新たなワークスタイルと、交通量の抑制・分散に向けた交通需要マネジメントの取組を、「スムーズビズ」と総称し、一体的かつ効果的に推し進めてまいります。<br> テレワークの普及に向けましては、専門家によりますコンサルティングを強化し、試行のための経費を助成するなど、企業の取組をさらに後押しいたします。交通混雑の緩和につきましては、先月、東京2020大会に向けた都自らの取組項目を設定し、今後、具体的な内容や実施時期を取りまとめるほか、企業等にも、対策の推進について協力を求めてまいります。先日には、労働団体・経済団体のトップと一堂に会しまして、「スムーズビズ」に共に取り組む共同宣言を行いました。公労使が緊密に連携しながら、多様な働き方や企業活動の「東京モデル」を確立し、大会のレガシーとして根付かせてまいります。 == 7 ラグビーワールドカップ2019™と東京2020大会に向けて == さて、いよいよラグビーワールドカップイヤーを迎え、東京2020大会も来年に迫ってまいりました。世界の期待に応える大会を実現し、東京のさらなる進化へと繋げるため、準備の総仕上げに邁進してまいります。 === (気運高まるラグビーワールドカップ2019™) === 先月より始まった、ラグビーワールドカップ2019™の一般向けチケット先着販売では、日本代表戦や決勝戦のチケットが即日完売となるなど、大会気運は着実に高まっております。この気運を最大限に盛り上げていくべく、フラッグによる試合会場周辺や商店街等の装飾、100日前イベントの開催など、幅広いプロモーションに力を入れてまいります。<br> また、大会期間中には、パブリックビューイングや東京のPRなどを行う「ファンゾーン」を、区部と多摩地域にそれぞれ設置します。国内外からの来場者をもてなし、試合への期待を高め、試合後は余韻を創出するなど、誰もが大会を楽しみ、盛り上げる場としてまいりたいと思います。 === (都市の進化に繋げる東京2020大会の準備) === ==== 〈総仕上げとなる大会準備に力強く邁進〉 ==== 東京2020大会につきましては、今月、「夢の島公園アーチェリー場」の工事が完了し、今後、他の競技会場も順次竣工いたします。競技のテストイベントも本格化する中、最寄り駅から会場までのラストマイルにおける安全対策等、円滑な競技運営のための取組を着実に進めてまいります。<br> 大会に向けた暑さ対策の実効性を高める上で、今年の夏は最後のチャンスとなります。微細ミストのような高度な技術と、そして、うちわや帽子などの身近なグッズを組み合わせて、テストイベントにおいて対策の試行・検証を進めてまいります。併せまして、道路の遮熱性舗装につきましても、都心部や競技コースを中心に、引き続き整備を推進してまいります。<br> このほか、約2万人の募集に対しまして、3万6千人を超えるご応募をいただき、名称も「City Cast」と決まった都市ボランティアの運営や、島々を含め、都内全62区市町村を巡る聖火リレールートの検討など、多岐にわたる大会準備に万全を期してまいります。 ==== 〈誰もが快適に滞在し、スムーズに移動できるまちの実現〉 ==== 大会開催やその先のさらなる高齢化を見据え、宿泊施設のバリアフリー化を加速いたします。都はこれまで、いわゆる「建築物バリアフリー条例」におきまして、国を上回る基準を定め、補助制度により事業者の取組を支えながら、宿泊施設における、車いす使用者用の客室の整備を促進してまいりました。今般、新築・増築等を行う1千平方メートル以上の施設を対象に、全国で初めて、一般客室につきましても段差解消を求め、出入口の幅に守るべき基準を設ける条例改正案を提案いたしました。浴室等の出入口の幅につきましては、努力義務としての望ましい基準も明記しております。併せまして、事業者への補助の拡充や相談員の派遣、施設のバリアフリー情報の発信強化などによりまして、車いすを使用される方をはじめ、誰もが利用しやすい宿泊環境を、民間との連携の下で築いてまいります。<br> また、歩道の段差解消、鉄道駅におけるホームドアやエレベーターの設置、トイレの洋式化等を進めるほか、大江戸線の一部の車両に、小さな子供と一緒に安心して利用できる子育て応援スペースを導入いたします。多彩な取組により、誰もが快適に滞在しスムーズに移動できるまちを実現し、洗練された都市の品格を世界にも示していきたいと思います。 === (東京2020大会を成功へ導くための気運醸成) === 都民・国民の皆様と共に、大会を成功へと導くための気運醸成に向けましては、大会500日前と、フラッグツアーの全国一巡を記念するイベントを、来月、東京駅前にて開催をいたします。春にはオリンピック、夏にはパラリンピックの公式チケットの販売が始まる中で、来年度は、各道府県と連携した大会PRを展開するなど、引き続き、オールジャパンで大会への一体感を高めてまいります。<br> また、大会準備による東京の進化の過程や、大会時の高揚感などの記録は、東京の歴史における貴重な財産となります。開催都市としての記録映像を制作し、世界へ発信するとともに、次世代へと語り継いでいきたいと思います。<br> 子供たちの心に大きなレガシーを遺すオリンピック・パラリンピック教育につきましては、来年度、パラリンピック競技応援校の規模をさらに拡大するほか、ボッチャなどを通じた子供たちの交流を促進しまして、パラスポーツや障がいのある方々への理解を一層広げてまいります。加えまして、大会の文化プログラムであります「Tokyo Tokyo FESTIVAL」への参加を推進し、子供たちの芸術文化への関心を高めるなど、文化面を含め、教育内容のさらなる充実を図ってまいります。 == 8 多摩・島しょ地域の魅力と活力の向上 == 次に、多摩・島しょ地域の振興についてであります。<br> 多摩地域の魅力と活力を高めるためには、ヒトとモノの移動の利便性を向上させ、地域の内外の交流をさらに活発にすることが重要であります。多摩の骨格を形成する南北及び東西方向の幹線道路や、南多摩尾根幹線等の整備を着実に進めるなど、多摩地域の発展を支える交通・物流ネットワークを一層充実させてまいります。<br> 大学や研究機関が集積する多摩地域の強みを、産業の活性化へと繋げていくため、新たに立川に、創業支援拠点を設置をいたします。起業希望者への多彩な支援により、開業率の向上を図ってまいります。<br> 多摩ニュータウンの再生も、地域の活性化に向けた重要な課題であります。団地の空き店舗の活用、タウン内の都市機能の再配置、先端技術による移動の円滑化など、全国のニュータウンの再生モデルともなる取組により、多様な世代が豊かに暮らす、活力あるまちを創り上げてまいります。<br> 島しょ地域につきましては、観光振興にさらに力を入れてまいります。魅力を高めるブランド化の取組を加速するとともに、キャッシュレス化に向けたモデル事業の実施、上質な宿泊施設の整備促進など、旅行者の利便性や満足度の向上を図って、多くの人で賑わう島々を実現したいと存じます。また、小笠原諸島への交通アクセスにつきましては、来年度予算案におきまして、洲崎地区での飛行場建設に関する地質、気象、環境への影響等の調査経費を計上しておりまして、検討を前へと進めてまいります。 == 9 「東京大改革」の成果を積み重ねる == 関東大震災からの復興事業を手掛けた、時の内務大臣・後藤新平は、「東京は帝国の首都にして、国家政治の中心、国民文化の淵源」であり、東京の復興は、「帝国の発展、国民生活改善の根基を形成する」ものだと述べています。こうした大きな理念の下に進められ、幅広の幹線道路、近代的な橋梁、数々の公園など、現在の東京の骨格を形成した様々な事業は、震災への備えの強化や、来るべき自動車時代への対応など、先見性をもって、首都である東京の都市力を高めるものでありました。<br> 今の東京におきましても、先々を見据え、東京の力を高めていく視点が欠かせません。「都市力」を強化し、「稼ぐ力」を高め、人と人を繋いで都市の「活力」を引き出していく。まさしく東京の「地力」を底上げすることで、2020年のその先において、東京と日本が成長を続けていく礎を築くことが、今、私たちに課せられている使命であります。この使命を果たすため、引き続き、東京のあらゆる力の源である「人」を要諦とした都政を展開をし、「新しい東京」を築く「東京大改革」の成果を積み重ねてまいります。都議会の皆様、都民の皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。 なお、本定例会には、これまで申し上げたものを含めまして、予算案33件、条例案53件など、合わせて102件の議案を提案をいたしております。よろしくご審議のほど、お願いを申し上げます。 以上をもちまして、私の施政方針表明を終わります。<br> ご清聴、誠にありがとうございました。 == 出典 == * [https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/shisehoshin/31_01 平成31年第一回都議会定例会知事施政方針表明] - 東京都 都庁総合ホームページ * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/109195?Template=document&Id=2562#one:26 平成31年第1回定例会(第2号) 本文 2019-02-21] - 東京都議会 会議録検索(知事発言) * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/109195?Template=document&Id=2560#one:2 平成31年第1回定例会(第1号) 本文 2019-02-20] - 東京都議会 会議録検索(開会宣言) {{PDL1.0|terms=https://www.kantei.go.jp/jp/terms.html}} {{DEFAULTSORT:へいせい31ねんたい1かいときかいていれいかいしせいほうしんひようめい}} [[Category:東京都議会知事施政方針表明]] [[Category:小池百合子]] 47qnuhu17uamewzjpxdp7o6ckc4koa8 246489 246488 2026-10-11T03:15:16Z Taro2096 44064 246489 wikitext text/x-wiki {{header | title = 平成31年第一回都議会定例会知事施政方針表明 | author = 小池百合子 | section = | previous = [[平成30年第四回都議会定例会知事所信表明]] | next = [[平成31年第一回都議会臨時会知事発言]] | notes = この演説は、2019年(平成31年)2月21日に行われた。<br>ただし平成31年第一回都議会定例会の開会は、2019年(平成31年)2月20日に行われた。 | year = 2019 | month = 2 | day = 21 }} 平成31年第一回都議会定例会の開会に当たりまして、都政の施政方針を述べさせていただきます。 天皇陛下におかせられましては、本年御在位満三十年を迎えられました。来る24日には、天皇皇后両陛下御臨席の下に記念式典が挙行されるところであり、首都・東京の知事として、1300万都民とともに、心よりお祝いを申し上げます。 1月23日、名誉都民である山田禎一さんが逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈りをいたします。 == 1 はじめに == === (平成の30年を振り返る) === 天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位を控え、平成時代も、残すところ2か月余りとなりました。この時代が幕を開けた頃、世界では、ベルリンの壁の崩壊やソビエト連邦の解体などにより、ヒト・モノ・カネの移動が東西の壁を越えて、地球規模へと広がろうとしておりました。当時、私は報道に携わる身といたしまして、こうした激動の現場を取材し、日々刻々と変化する状況を伝えて、世界のダイナミックな動きを体感したことを思い出します。それから約30年、国境を越えた経済交流は、情報技術の進展と相まって劇的に進み、「グローバル化」と「デジタル化」という時代の潮流は、いわゆる巨大IT企業やユニコーン企業を生み出すなど、世界経済の成長を力強く推し進めてまいりました。<br> そして、我が国にとって平成は、幾度かの大きな災害に見舞われながらも、「人」の絆で、一歩一歩、その苦難を乗り越えてきた時代でありました。また、我が国がこれまでオリンピックで獲得した、夏季・冬季合わせて499個のメダルのうち、半数は平成においてのものであるほか、ノーベル賞受賞者は昭和の約3倍となるなど、平成は、日本の「人」の力を広く示してきた時代でもありました。<br> 一方で、世界における日本のGDPシェアは、平成の初めにはアメリカに次ぎ15%前後を占めていたものの、今では世界第二位の座を中国に明け渡し、約6%にまで落ち込んでいます。我が国の経済は、国際的に「グローバル化」と「デジタル化」が進んだ時代におきまして、バブル崩壊や金融危機の後遺症を引きずりながら、デフレの中で喘ぐ厳しい時期を、延々と送ってきたのであります。 === (人口減少社会における新たな成長モデルを描く) === 現在、我が国は、戦後最長の景気回復期間の只中にあるとされます。しかし、その成長は緩やかなものである上、中国経済の減速やイギリスのEU離脱問題の混迷など、海外動向も不透明さを増しており、経済の先行きは明るいものではありません。加えて、東京には間もなく、人口減少とさらなる高齢化という二重のうねりが、確実に押し寄せてまいります。私たちは、こうした現実を直視しながら、次の時代の新たな成長モデルを大胆に描き、かつ着実に推進しなければならないのであります。<br> ここで、東京が立ち止まったり、うずくまるようではいけません。<br> 高度経済成長期のように、右肩上がりの人口を成長の縁とすることができない、そんな中でも、我が国が発展を続けていく。そのためには、女性も、高齢者も、障がいのある方も、誰もがいきいきと活躍できる、活力ある社会を創るとともに、時代を捉えた成長戦略を推し進めることで、東京が多くの付加価値を生み出すことが肝要であります。東京は、私たち日本の首都として、引き続き我が国を牽引していかなければなりません。先月、初の会合を開催した国との実務者協議会においても、東京の活力の増進が、我が国全体の発展を促進するとの認識を、改めて共有をいたしました。国とも連携しながら、東京の国際競争力の強化や、日本経済全体のパイの拡大を図り、全国との共存共栄を為していく。子や孫の世代に、「世界に輝く東京と日本があって良かった」と思ってもらえるように、この大切な引継ぎを何としてでもやっていかなければならないと、今一度、強く決意する次第であります。 == 2 未来志向で、「新しい東京」を創る「東京大改革」に邁進 == === (持続的な発展の土台を固める3つの柱) === 2020年を越えたその先の、東京・日本の持続的な発展。その土台を固めるべき本年は、「都市力の強化」「稼ぐ東京」「人と人を繋ぐ」の3点を柱に、未来を見据えた施策を展開してまいります。 ==== 〈都市力の強化〉 ==== 全国で相次ぐ地震への対策を強化するとともに、災害級の猛暑や、頻発する豪雨の一因とされる気候変動に対して、今こそ、緩和と適応の両面からしっかりと手を打っていく。脅威への備えを不断に固め、都市の力を高めることは、東京の持続可能な成長の大前提であります。都市の機能や魅力の向上も含め、幅広く「都市力の強化」を進めてまいります。 ==== 〈稼ぐ東京〉 ==== 近い将来、人口減少やさらなる高齢化を迎え、国際的な都市間競争も熾烈を極める中で、東京は「稼ぐ力」を戦略的に高めなければ、日本全体の持続的な発展を主導することは叶いません。東京の産業力の源泉である中小企業の活性化や、世界から投資を呼び込む成長戦略の展開など、「稼ぐ東京」に向けた施策を積極的に講じてまいります。 ==== 〈人と人を繋ぐ〉 ==== これまでも、そしてこれからも、東京の発展の原動力は「人」であります。あらゆる人が存分に力を発揮できる環境こそが、東京の活力を持続的に向上させる。そして、人の力は、人と繋がることで、より一層高まっていく。こうした確信の下で、「人と人を繋ぐ」取組を進めることで、多様な人々の活気に溢れる成熟都市・東京を築いてまいります。 先日、急逝された作家の堺屋太一さんには、経済企画庁長官を務められました当時、政務次官として鍛えていただきました。鳥の目で大きく時代を捉え、虫の目で一人ひとりの生活や消費者心理を見分けるなど、その的確な分析は今、改めて高く評価されています。その堺屋さんは、現代日本の最大の危機は、「3つのY」にあると指摘をされておられます。すなわち「欲ない、夢ない、やる気ない」と。だからこそ、「人」の力を活かし、「意欲があり、夢が抱け、やる気が出る」東京を築かねばと考えております。 === (3つのシティの実現に向けた政策の強化と、さらなる未来を見据えて) === ただいま申し上げました3つの柱に基づき施策を進めることは、「セーフ シティ」「ダイバーシティ」「スマート シティ」の実現に結びつきます。それをより確かなものとするため、先月、「3つのシティの実現に向けた政策の強化」を公表をいたしました。「2020年に向けた実行プラン」の政策につきまして、昨年度に続きさらなる強化を図ったものでありまして、全国の中小企業の受注機会の拡大や、国産木材の活用など、全国との共存共栄に向けた取組も掲げております。また、実行プランの政策の推進は、国連で採択された持続可能な開発目標であり、都も率先して取り組んでおります「SDGs」の達成に繋がることも、分かりやすく明示しております。まさに大義と共感に溢れる政策を精力的に推し進め、3つのシティの実現を着実に図ってまいります。<br> そして、東京のさらなる進化の跳躍台となる東京2020大会を来年に控えた今、その後の東京が歩むべき道のりについても、具体的に示していく段階を迎えております。2020年のその先の明るい未来を、都民の皆様と共に切り拓く大きな方針として、新たな長期計画の検討を進めてまいります。大会後の東京の目標となります具体的な姿を描くべく、全庁で智恵を絞り、年内を目途に策定をしてまいりたいと思います。 === (未来に向けた道筋をつける予算) === 3つのシティを実現するための戦略的な施策や、東京2020大会の開催準備の総仕上げを、着実に推進する。併せて、賢い支出の視点により、健全な財政基盤を堅持する。こうした観点から、平成31年度予算は、これまで以上にメリハリをつけた編成を行いました。411件の新規事業を計上し、一般会計の規模は過去最大、7兆4610億円としております。一方で、施策の見直しも徹底いたしまして、同じく過去最高となる1208件の事業評価の公表によりまして、約900億円の財源を確保いたしました。都議会の皆様や各種団体からのご要望、都民の皆様や大学研究者の皆様によるご提案も反映をいたしまして、まさに東京の智恵を結集して、「未来に向けた道筋をつける予算」に仕上げることができたと考えております。<br> 都の予算は、このたびの税制の見直しにより、2021年度以降、毎年約8800億円の減収が見込まれております。この不合理な措置に対しましては、都議会の皆様とも一丸となって、断固たる反対を唱えてきたところであり、この間の皆様のご活動に対し、改めて御礼を申し上げます。都はこれまでも、不断の努力により財政規律を確保してきましたが、元来、税収構造が不安定である上、今般の税制の見直しや不透明な世界経済の動向など、取り巻く状況は厳しさを増しております。引き続き無駄の排除を徹底するなど、健全な財政を堅持する一方で、未来を切り拓く効果的な投資を展開をして、持続的かつ戦略的な都政運営を図ってまいります。 === (都庁の機能を不断に高める) === 「2020改革プラン」に基づき、着実に進展している都政改革につきましては、来年度、都の行政手続等のデジタル化を加速する「デジタルしごと改革(仮称)」や、恩賜上野動物園におけます、QRコードを活用したキャッシュレス決済の実証実験を進めるなど、都民の皆様の利便性を一層向上させてまいります。また、「見える化改革」による分析を終えた各局主要事業につきまして、自律的・総合的な見直しを継続して行うための「政策評価」を導入するなど、改革の質も不断に高めてまいります。<br> 都庁グループの一員として、都と共に政策実現を目指す監理団体につきましては、水道事業を担う二つの団体の統合と、都政の新たな課題を踏まえた団体の新設を行います。併せまして、常勤役員への外部人材の登用を倍増するなど、都庁グループの機能を高めて、政策展開をさらに加速する体制を築いてまいります。加えまして、今後、都政を取り巻く状況が大きく変化する中、都の組織の再構築につきましても、来年度を目途に方向性を示してまいります。まずはその第一歩としまして、「成長戦略」「住宅政策」「青少年問題」について、新たな本部を設置するなど、執行体制を強化してまいります。<br> そして、改革マインドが根付きました生産性の高い組織と、未来への道筋をつける予算を梃子にして、強化した政策を果敢に展開する。「今」はもとより、「未来」にも目を向けながら、希望と活力に溢れた「新しい東京」を創り上げる「東京大改革」に、引き続き全力で邁進してまいります。 == 3 虐待から子供たちを断固として守る == これより、主要な政策について申し述べてまいります。まずは、喫緊の課題として取り組むべき、児童虐待の防止についてであります。<br> 子供たちの安全・安心の砦であるはずの家庭におきまして、後を絶たない虐待を断固防ぐ。強い決意の下、本定例会には、専門家や都民の皆様のご意見を踏まえながら検討してまいりました、「子供への虐待の防止等に関する条例」を提案をいたしました。保護者による体罰を禁止し、都の責務として、体罰によらない子育てを推進するとともに、虐待事案に的確に対応するため、警察と必要な情報を共有することなどを明確にいたしております。<br> 本条例に基づいて、虐待の未然防止や早期の発見・対応のための取組を効果的に進めるほか、東京全体の児童相談体制の連携強化に向けて、区市町村との合同検討会を立ち上げてまいります。子供は、あらゆる場面において権利の主体として尊重されるべき、かけがえのない存在であります。その権利利益の擁護と健やかな成長のため、対策を総合的に推進をしてまいります。 == 4 「都市力の強化」による安全・安心で魅力ある東京 == 次に、災害対策、気候変動対策をはじめ、安全・安心で魅力ある東京を築く、「都市力の強化」のための取組であります。 === (安全・安心な東京の実現) === ==== 〈「倒れない・燃えない」まちづくり〉 ==== 東京を、地震に強い都市へと強靭化するためには、震災時の救援・復旧の生命線となる緊急輸送道路の沿道建築物について、耐震性を着実に高めねばなりません。本定例会に提案いたしました、耐震化を推進する条例の改正によりまして、新たに建物の占有者の責務等を定め、耐震化を促進してまいります。また、「耐震改修促進計画」及び「防災都市づくり推進計画」の改定に着手をいたしまして、耐震化や不燃化をより効果的に展開することで、「倒れない・燃えない」まちづくりを推し進めてまいります。<br> 昨年の台風21号により、多くの電柱が倒壊した関西におきましては、道路閉塞や大規模な停電が発生しまして、無電柱化の必要性、改めて痛感をいたしました。年度内に「無電柱化推進計画」を改定いたしまして、区市町村による施策の拡大や、島しょ地域での新たな取組を図ることで、都内全域で無電柱化を推進してまいります。 ==== 〈都民の安全確保に向けた取組の強化〉 ==== 救急・救命体制の充実も図ってまいります。災害時、進入困難な現場におきまして、早期の実態把握や救助を行う「即応対処部隊(仮称)」を、東京消防庁に新設をいたします。また、日中の救急需要に対応するとともに、育児休業後の職員が復職しやすい環境を整えるべく、日中に運用する「デイタイム救急隊(仮称)」を新たに創設をいたします。EV救急車の配備により省エネルギーを推進するなど、幅広い効果に繋げてまいります。<br> 身近に迫る脅威への対策も強化をいたします。認知件数及び被害額が急増しております特殊詐欺につきましては、抑止効果の高い自動通話録音機の設置の促進をはじめ、多角的な対策で撲滅を目指します。また、町会・自治会や商店街等の防犯カメラにつきましては、維持管理経費の支援を開始するなど、都民の安全確保に向けました取組を一層充実させてまいります。 ==== 〈都民の安全・安心な暮らしのための住宅政策〉 ==== 増加する空き家は、地域の安全・安心を脅かすリスクとなりかねません。区市町村によります対策の後押しや空き家の連鎖的な活用、リフォームした住宅の魅力発信など、適正管理・有効活用・発生抑制、この3つの視点から、対策を加速いたします。また、今後急増する老朽化マンションにつきましては、管理組合の機能強化に向けた新たな条例案を、本定例会に提案いたしました。都、管理組合、事業者等の責務を明示するとともに、管理状況の届出制度を創設し、状況に応じた助言・支援を行うなど、適正管理の促進と良好な居住環境の形成を図ってまいります。<br> 加えて、都民の安定した居住を確保するためには、都営住宅の有効活用が欠かせません。先日、都営住宅の管理制度等のあり方について、住宅政策審議会より、答申の中間まとめが公表されました。子育て世帯や高齢者への支援の充実等、施策の方向性が示されたところでありまして、今後、5月に予定される答申を踏まえて、新たな取組を検討してまいります。 === (今こそ進めるべき気候変動対策) === ==== 〈気候変動の脅威から命を守る〉 ==== 次に、気候変動による脅威から命を守る取組についてであります。水害からの守りを固める調節池につきましては、8つの河川を対象に新たな整備を検討するとともに、環状七号線地下広域調節池について、延伸等の検討を進めます。また、土砂災害警戒区域等の指定を前倒しするほか、災害時の行動を、都民自らが時系列で整理、確認する「マイ・タイムライン」の普及を図るなど、的確な避難を促す取組も推進をいたします。<br> 過酷な暑さから、児童・生徒や災害時の避難者等を守るため、先の定例会では、区市町村立学校の屋内体育施設について、空調設置を進めるための補正予算を可決いただきました。来年度予算案におきましては、リースによる設置や、新たに給食調理室への設置等を支援する経費を計上しておりまして、対策をさらに促進してまいります。 ==== 〈ゼロエミッション東京の実現を目指して〉 ==== 気候変動による影響を緩和するため、ゼロエミッション東京を目指した取組も加速いたします。エネルギー消費量が増加している家庭部門について、省エネ性能の高い冷蔵庫やエアコン等への買替えを促す仕組みを創設をいたします。この取組によるCO2削減相当分は、東京2020大会のカーボンオフセットに活用するほか、買替えの促進により、消費税率引上げ時の消費の活性化も図りたいと考えています。<br> 走行時にCO2を出さない次世代自動車の普及に向けましては、中小企業に対するEV・PHVの購入補助を、個人及び大企業にも広げます。併せて、充電設備導入の一層の促進、電気自動車のF1と言われる「フォーミュラE」のような、大規模イベントによる普及啓発の検討を行います。都内での乗用車新車販売における、ゼロエミッション・ビークルの割合を、2030年度までに5割とする目標に向けて、多彩な取組を展開をしてまいります。 === (道路・鉄道ネットワークの充実による都市力の強化) === 東京の都市力を強化する上での重要な取組が、渋滞解消や防災性向上など、幅広い効果を生む外環道の整備であります。都内の関越道・東名高速間につきましては、先月、関越側からの掘進の開始により全線での工事が本格化し、都としても積極的に整備を支援してまいります。<br> 同じく、都市力の強化に繋がる鉄道ネットワークの充実につきましては、来年度予算におきましても、6路線等の検討に要する調査費を計上いたしました。例えば、多摩都市モノレールの箱根ケ崎方面への延伸につきましては、地元のまちづくりの進捗を踏まえて計画の熟度を上げるなど、引き続き6路線を中心に、関係機関との協議・調整を深めたいと思います。 また、日本橋周辺の首都高地下化につきましては、昨年7月に国などと計画案をまとめて以降、具体的な検討を進め、今般、都市計画の手続きに着手いたしました。今後とも、周辺のまちづくりと連携を図りながら、事業化へ向けて着実に取り組んでまいります。 === (都立公園の魅力を高める) === 都市の力を高める一環として、都立公園の魅力向上にも力を入れてまいります。昨年末、グランドデザインを策定いたしました日比谷公園に続いて、明治公園及び代々木公園につきましても、民間の発想を積極的に取り入れた整備・管理を図るべく、新たな計画の策定を進めております。都民の皆様が、都市における豊かなライフスタイルを享受できるよう、これまでにない公園の魅力を引き出してまいります。 == 5 持続的に成長し、日本経済を牽引する「稼ぐ東京」 == 次に、日本経済を牽引する、「稼ぐ東京」の実現についてであります。 === (中小企業の目指すべき姿に向けて) === 東京の産業の基盤を支える中小企業の振興につきましては、先の定例会で可決いただいた条例の理念を踏まえ、先月、「中小企業振興ビジョン」を策定をいたしました。多くの企業が、経営環境の変化に的確に対応し、未来に向けて輝けるよう、有識者の皆様との議論を踏まえた骨太の方向性を示しております。中小企業の目指すべき10年後の姿に向け、意欲的な数値目標の下、力強く施策を展開してまいります。 === (東京発の世界的なベンチャー企業を育てる) === アメリカの「GAFA」や中国の「BAT」など、グローバル企業が躍進する世界を舞台に活躍し、東京の成長を牽引するベンチャー企業を数多く生み出したいと思います。来年度は1千社を対象に、企業の発展の段階に応じまして、経営、技術、資金の面から多彩な支援を展開をいたします。併せまして、児童・生徒向けの起業家教育や、シニアを対象としたセミナーなどによって、幅広い層において創業への関心を高めてまいります。<br> また、女性ベンチャー育成プログラムの実施規模の拡大や、女性経営者の活躍に繋げる会議の開催などによりまして、女性の新たな視点による事業経営を後押しをし、東京の産業の一層の発展へと結びつけてまいります。 === (成長分野への投資で「稼ぐ力」を高める) === ==== 〈国際金融都市の実現に向けた取組〉 ==== 国際金融都市・東京の実現に向けましては、成長分野であります資産運用やフィンテックを手掛ける海外企業の誘致について、年間目標を15社へと拡大をし、さらなる推進を図ります。その起爆剤となるのが、我が国で初めて立ち上げる「金融プロモーション組織」であり、東京の金融市場としての魅力を、官民連携の下、効果的に発信したいと思います。 ==== 〈「Society5.0」の実現を先導〉 ==== 東京の「稼ぐ力」を高めるためには、ビッグデータやAIなど、第四次産業革命を牽引する技術について、民間のイノベーションを後押しすることが欠かせません。その先に、先端技術を活用し、経済発展と社会的課題の解決を両立する新たな社会、「Society5.0」を実現をいたします。そのための今後の方向性等につきましては、有識者の皆様との検討を始めてまいります。併せて、キャッシュレス決済の普及に繋がる「デジタル地域通貨」や、次世代の移動サービスとして注目される「MaaS」の実証実験を行うとともに、こうした先進的なサービスを支えるデータ基盤の構築の調査・検討を進めます。我が国が目指すべき未来社会の実現に向けた取組を、東京が先駆的に実施していきたいと思います。 === (様々な分野での産業の活性化) === このほか、産業の活性化に向けましては、東京のファッションの魅力を広く発信する民間の取組を支援してまいります。これを機に、パリやミラノのような世界有数のファッション都市として、東京のプレゼンスを高め、新たなビジネスチャンスへと繋げたいと思います。<br> また、東京の農業の持続的な発展を図るべく、多様な担い手を育成する「東京農業アカデミー(仮称)」を、2020年度に開設いたします。これに先駆け、来年度は、就農希望者を支援する研修農場を整備するなど、新たな担い手の確保・育成を推進してまいります。 === (持続的な成長を支えるまちづくり) === ==== 〈東京の新たな顔となる築地のまちづくり〉 ==== 大いなるポテンシャルを活かし、東京の持続的な成長に繋げるべき築地の再開発につきましては、先月、まちづくり方針の素案を公表いたしました。国際会議場等の機能を中核に、新たな東京ブランドを創造・発信する交流拠点の形成等を謳っております。都民の皆様のご意見も踏まえながら、年度内には方針を取りまとめまして、築地を、先進性と国際性を兼ね備えた東京の新たな顔として育てていきたいと思います。<br> そして、旧築地市場の跡地につきましては、東京全体としての価値の最大化を目指すまちづくりを見据え、外部の鑑定価格により行った収支試算を踏まえまして、中央卸売市場会計から一般会計へと、公有財産規則に基づく有償所管換を行うことといたしました。築地のまちづくりに対します、民間事業者の参画意欲を早期かつ最大限に引き出すため、事業実施に向けた具体的な検討に着手してまいります。また、決算剰余金や予算執行状況の精査によりまして、財源の目途を立てられたことから、本定例会に、有償所管換のための補正予算案を提案をいたしております。市場会計におきましては、これにより当面の持続可能性を確保する一方で、卸売市場の戦略的な経営と、強固な財務体質の確立に向けた検討を進めてまいります。 ==== 〈都内各地における拠点機能の充実・強化〉 ==== 都内各地におきましても、東京の成長を支えるまちづくりに取り組みます。例えば、羽田空港に近接し、リニア中央新幹線の開業等により国際的なビジネス交流が益々活発化する品川。駅前広場や駅ビルを一体的に再編し、人を中心としたまちの実現を目指す新宿。東京と日本の成長を創り出す最先端のまちづくりに向け、ビジョンの検討が進むベイエリアなど、それぞれの特性を活かした拠点形成を推進してまいります。 == 6 「人と人を繋ぐ」ことで築く、安心していきいきと暮らせる東京 == 次に、安心していきいきと暮らせる東京に向けた、「人と人を繋ぐ」取組について申し上げます。 === (高齢者・障がい者の暮らしの安心) === 世界に類を見ない規模と速度で進む高齢化への対策は、待ったなしであります。来年度は、介護サービス基盤の整備、介護人材の確保等のほか、今後増加が見込まれます認知症高齢者への対策や、介護及び生活機能全般が衰えるフレイルの予防に力を入れてまいります。<br> 認知症は、早期の対応が重要であります。早期発見のための区市町村の取組の後押しや、本人・家族への支援の充実など、症状の初期段階から適切なケアへと繋げる体制を構築いたします。また、介護・フレイルの予防に向けましては、コンビニエンスストアと連携した低栄養の防止や、50歳以上の方々への普及啓発等を進めます。先日、西東京市におきまして、地域の方々と共にフレイルチェックを体験した中で、都民の皆様一人ひとりに、自らの健康について考えていただくことの重要性を改めて実感いたしました。地域におけるこうした積極的な取組も発信をしながら、人生100年時代の暮らしの安心を支える施策を、多面的に講じてまいります。<br> 障がい者の地域生活を支える取組も欠かせません。重度の障がいがある方を受け入れるため、体制強化に取り組むグループホームを後押しします。また、児童発達支援センターについて、障がいがある子供を地域で支える体制の整備を促進するほか、医療的ケアを要する児童・生徒の通学支援のため、特別支援学校におけます看護師添乗のスクールバスの運行拡大を図ります。多彩な取組を通じまして、誰もが地域との繋がりの中で、いきいきと暮らせる社会を創り上げてまいります。 === (意欲溢れる「人」の活躍に向けて) === 暮らしの安心を支える一方、意欲溢れる「人」の活躍も後押しをいたします。誰もが希望や適性に応じて働けるよう、高齢者と地元企業のマッチングや、出産等で離職した女性の再就職に繋げる、リカレント講座等を実施をいたします。また、「ソーシャル・インクルージョン」の考え方の下で、全ての都民の就労を応援する新たな条例の制定に向けましては、10月を目途に、有識者会議より提言をいただく予定であります。<br> さらに、地域での活動を望む高齢者に対しまして、情報提供、機会創出に取り組む区市町村を支援するほか、多くの高齢者の心豊かな生活を応援する一環といたしまして、「シニア・コミュニティ交流大会」を開催いたします。シニアが学びと交流を深める場として、この4月、首都大学東京に開講いたします「TMUプレミアム・カレッジ」にも、多くの入学希望をいただきました。あらゆる人が生涯現役で、希望に応じて働き、学び、輝くことができる東京の実現を目指しまして、幅広い取組を進めてまいります。これまでの名刺やビジネスカードに替えて、学生証を保有するだけで、どんなに人々のやる気が高まることでありましょう。 === (安心して子供を産み育てられるまちの実現) === 安心して子供を産み育てることができるまちの実現に向けては、切れ目のない支援を展開をしてまいります。妊娠・出産を希望する方々に向けては、ポータルサイトを開設し、出産までの段階に応じた情報提供を行います。また、不妊の検査や治療に対する費用助成の対象者を拡大するとともに、不妊治療と仕事の両立を後押しする企業への支援を拡充するなど、子供を持ちたいと望む方々へのサポートをさらに充実させてまいります。<br> 子育て支援につきましては、来年度末までの待機児童解消を見据えて、受け皿の整備を進める「量」の確保、そして、安心して預けられる「質」の向上の両面に対しまして、引き続き大胆に予算を配分いたしました。認証保育所におきまして、多様化する保護者の働き方を踏まえた夜間・休日の保育を実施するなど、きめ細かな施策も展開をいたします。また、幼児教育の無償化につきましては、国の制度の開始に合わせまして、都独自の支援策を講じるなど、子育て世帯を力強く支えてまいります。<br> 子供たちを地域で守り、健やかに育てる環境づくりも推進をいたします。放課後の居場所となる子供教室の機能拡充、学校と地域の連携を促進するコーディネーターの配置、学校の敷地内への地域交流拠点の設置といった一連の取組を、「Tokyo スクール・コミュニティ・プロジェクト」として推し進め、人と人の繋がりの中で、子供の学習や体験の幅を広げるとともに、地域における高齢者の活躍促進にも繋げてまいります。 === (新たな時代で輝く人材の育成) === 新たな時代を担う子供たちの育成に向けましては、教員の働き方改革について、意欲ある教員OB等を活用したワークシェアリングの推進や、授業準備、副校長業務等をサポートする外部人材の配置拡大を図ります。また、全国初の取組として、教員を補助する人材の確保や、共通処理が可能な学校事務等を担う財団法人を設立するなど、教員の負担軽減と教育の質の向上のため、多様かつ重層的な取組を講じてまいります。<br> 先週、教育委員会におきまして、都立高校改革の新たな展望を示す「都立高校改革推進計画・新実施計画(第二次)」を公表いたしました。大学や企業との連携によりまして、教育内容のさらなる充実を図るほか、生徒や保護者に「選ばれる学校」を目指し、全校が戦略的な広報を実施するなど、都立高校の魅力の向上と発信に向けた取組を推進してまいります。<br> 年度末には、同じく教育委員会におきまして、来年度からの5年間の基本的な方針となる「教育ビジョン(第4次)」を策定いたします。激動の社会を主体的・創造的に生き抜く子供の力を育む、確固たる羅針盤となるよう、都民の皆様のご意見を踏まえまして、検討を進めてまいります。 === (「スムーズビズ」の推進による「東京モデル」の確立) === 人口減少を迎える中にありましても、生産性を高め、多様な「人」の活躍に繋がる施策を加速することで、東京を持続的な成長へと導く。そのために、今後、テレワークや時差ビズなどの新たなワークスタイルと、交通量の抑制・分散に向けた交通需要マネジメントの取組を、「スムーズビズ」と総称し、一体的かつ効果的に推し進めてまいります。<br> テレワークの普及に向けましては、専門家によりますコンサルティングを強化し、試行のための経費を助成するなど、企業の取組をさらに後押しいたします。交通混雑の緩和につきましては、先月、東京2020大会に向けた都自らの取組項目を設定し、今後、具体的な内容や実施時期を取りまとめるほか、企業等にも、対策の推進について協力を求めてまいります。先日には、労働団体・経済団体のトップと一堂に会しまして、「スムーズビズ」に共に取り組む共同宣言を行いました。公労使が緊密に連携しながら、多様な働き方や企業活動の「東京モデル」を確立し、大会のレガシーとして根付かせてまいります。 == 7 ラグビーワールドカップ2019™と東京2020大会に向けて == さて、いよいよラグビーワールドカップイヤーを迎え、東京2020大会も来年に迫ってまいりました。世界の期待に応える大会を実現し、東京のさらなる進化へと繋げるため、準備の総仕上げに邁進してまいります。 === (気運高まるラグビーワールドカップ2019™) === 先月より始まった、ラグビーワールドカップ2019™の一般向けチケット先着販売では、日本代表戦や決勝戦のチケットが即日完売となるなど、大会気運は着実に高まっております。この気運を最大限に盛り上げていくべく、フラッグによる試合会場周辺や商店街等の装飾、100日前イベントの開催など、幅広いプロモーションに力を入れてまいります。<br> また、大会期間中には、パブリックビューイングや東京のPRなどを行う「ファンゾーン」を、区部と多摩地域にそれぞれ設置します。国内外からの来場者をもてなし、試合への期待を高め、試合後は余韻を創出するなど、誰もが大会を楽しみ、盛り上げる場としてまいりたいと思います。 === (都市の進化に繋げる東京2020大会の準備) === ==== 〈総仕上げとなる大会準備に力強く邁進〉 ==== 東京2020大会につきましては、今月、「夢の島公園アーチェリー場」の工事が完了し、今後、他の競技会場も順次竣工いたします。競技のテストイベントも本格化する中、最寄り駅から会場までのラストマイルにおける安全対策等、円滑な競技運営のための取組を着実に進めてまいります。<br> 大会に向けた暑さ対策の実効性を高める上で、今年の夏は最後のチャンスとなります。微細ミストのような高度な技術と、そして、うちわや帽子などの身近なグッズを組み合わせて、テストイベントにおいて対策の試行・検証を進めてまいります。併せまして、道路の遮熱性舗装につきましても、都心部や競技コースを中心に、引き続き整備を推進してまいります。<br> このほか、約2万人の募集に対しまして、3万6千人を超えるご応募をいただき、名称も「City Cast」と決まった都市ボランティアの運営や、島々を含め、都内全62区市町村を巡る聖火リレールートの検討など、多岐にわたる大会準備に万全を期してまいります。 ==== 〈誰もが快適に滞在し、スムーズに移動できるまちの実現〉 ==== 大会開催やその先のさらなる高齢化を見据え、宿泊施設のバリアフリー化を加速いたします。都はこれまで、いわゆる「建築物バリアフリー条例」におきまして、国を上回る基準を定め、補助制度により事業者の取組を支えながら、宿泊施設における、車いす使用者用の客室の整備を促進してまいりました。今般、新築・増築等を行う1千平方メートル以上の施設を対象に、全国で初めて、一般客室につきましても段差解消を求め、出入口の幅に守るべき基準を設ける条例改正案を提案いたしました。浴室等の出入口の幅につきましては、努力義務としての望ましい基準も明記しております。併せまして、事業者への補助の拡充や相談員の派遣、施設のバリアフリー情報の発信強化などによりまして、車いすを使用される方をはじめ、誰もが利用しやすい宿泊環境を、民間との連携の下で築いてまいります。<br> また、歩道の段差解消、鉄道駅におけるホームドアやエレベーターの設置、トイレの洋式化等を進めるほか、大江戸線の一部の車両に、小さな子供と一緒に安心して利用できる子育て応援スペースを導入いたします。多彩な取組により、誰もが快適に滞在しスムーズに移動できるまちを実現し、洗練された都市の品格を世界にも示していきたいと思います。 === (東京2020大会を成功へ導くための気運醸成) === 都民・国民の皆様と共に、大会を成功へと導くための気運醸成に向けましては、大会500日前と、フラッグツアーの全国一巡を記念するイベントを、来月、東京駅前にて開催をいたします。春にはオリンピック、夏にはパラリンピックの公式チケットの販売が始まる中で、来年度は、各道府県と連携した大会PRを展開するなど、引き続き、オールジャパンで大会への一体感を高めてまいります。<br> また、大会準備による東京の進化の過程や、大会時の高揚感などの記録は、東京の歴史における貴重な財産となります。開催都市としての記録映像を制作し、世界へ発信するとともに、次世代へと語り継いでいきたいと思います。<br> 子供たちの心に大きなレガシーを遺すオリンピック・パラリンピック教育につきましては、来年度、パラリンピック競技応援校の規模をさらに拡大するほか、ボッチャなどを通じた子供たちの交流を促進しまして、パラスポーツや障がいのある方々への理解を一層広げてまいります。加えまして、大会の文化プログラムであります「Tokyo Tokyo FESTIVAL」への参加を推進し、子供たちの芸術文化への関心を高めるなど、文化面を含め、教育内容のさらなる充実を図ってまいります。 == 8 多摩・島しょ地域の魅力と活力の向上 == 次に、多摩・島しょ地域の振興についてであります。<br> 多摩地域の魅力と活力を高めるためには、ヒトとモノの移動の利便性を向上させ、地域の内外の交流をさらに活発にすることが重要であります。多摩の骨格を形成する南北及び東西方向の幹線道路や、南多摩尾根幹線等の整備を着実に進めるなど、多摩地域の発展を支える交通・物流ネットワークを一層充実させてまいります。<br> 大学や研究機関が集積する多摩地域の強みを、産業の活性化へと繋げていくため、新たに立川に、創業支援拠点を設置をいたします。起業希望者への多彩な支援により、開業率の向上を図ってまいります。<br> 多摩ニュータウンの再生も、地域の活性化に向けた重要な課題であります。団地の空き店舗の活用、タウン内の都市機能の再配置、先端技術による移動の円滑化など、全国のニュータウンの再生モデルともなる取組により、多様な世代が豊かに暮らす、活力あるまちを創り上げてまいります。<br> 島しょ地域につきましては、観光振興にさらに力を入れてまいります。魅力を高めるブランド化の取組を加速するとともに、キャッシュレス化に向けたモデル事業の実施、上質な宿泊施設の整備促進など、旅行者の利便性や満足度の向上を図って、多くの人で賑わう島々を実現したいと存じます。また、小笠原諸島への交通アクセスにつきましては、来年度予算案におきまして、洲崎地区での飛行場建設に関する地質、気象、環境への影響等の調査経費を計上しておりまして、検討を前へと進めてまいります。 == 9 「東京大改革」の成果を積み重ねる == 関東大震災からの復興事業を手掛けた、時の内務大臣・後藤新平は、「東京は帝国の首都にして、国家政治の中心、国民文化の淵源」であり、東京の復興は、「帝国の発展、国民生活改善の根基を形成する」ものだと述べています。こうした大きな理念の下に進められ、幅広の幹線道路、近代的な橋梁、数々の公園など、現在の東京の骨格を形成した様々な事業は、震災への備えの強化や、来るべき自動車時代への対応など、先見性をもって、首都である東京の都市力を高めるものでありました。<br> 今の東京におきましても、先々を見据え、東京の力を高めていく視点が欠かせません。「都市力」を強化し、「稼ぐ力」を高め、人と人を繋いで都市の「活力」を引き出していく。まさしく東京の「地力」を底上げすることで、2020年のその先において、東京と日本が成長を続けていく礎を築くことが、今、私たちに課せられている使命であります。この使命を果たすため、引き続き、東京のあらゆる力の源である「人」を要諦とした都政を展開をし、「新しい東京」を築く「東京大改革」の成果を積み重ねてまいります。都議会の皆様、都民の皆様のご理解、ご協力をお願いいたします。 なお、本定例会には、これまで申し上げたものを含めまして、予算案33件、条例案53件など、合わせて102件の議案を提案をいたしております。よろしくご審議のほど、お願いを申し上げます。 以上をもちまして、私の施政方針表明を終わります。<br> ご清聴、誠にありがとうございました。 == 出典 == * [https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/shisehoshin/31_01 平成31年第一回都議会定例会知事施政方針表明] - 東京都 都庁総合ホームページ * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/109195?Template=document&Id=2562#one:26 平成31年第1回定例会(第2号) 本文 2019-02-21] - 東京都議会 会議録検索(知事発言) * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/109195?Template=document&Id=2560#one:2 平成31年第1回定例会(第1号) 本文 2019-02-20] - 東京都議会 会議録検索(開会宣言) {{PDL1.0|terms=https://www.kantei.go.jp/jp/terms.html}} {{DEFAULTSORT:へいせい31ねんたい1かいときかいていれいかいしせいほうしんひようめい}} [[Category:東京都議会知事施政方針表明]] [[Category:小池百合子]] pqko1is3ceg2cuq0nw6fctoa03zchu8 平成31年第一回都議会臨時会知事発言 0 58219 246490 2026-10-11T03:20:13Z Taro2096 44064 作成 246490 wikitext text/x-wiki {{header | title = 平成31年第一回都議会臨時会知事発言 | author = 小池百合子 | section = | previous = [[平成31年第一回都議会定例会知事施政方針表明]] | next = [[令和元年第二回都議会定例会知事所信表明]] | notes = この演説は、2019年(平成31年)4月26日に行われた。<br> | year = 2019 | month = 4 | day = 26 }} 平成31年第一回都議会臨時会の開会に当たりまして、謹んで申し上げます。 天皇陛下におかせられましては、来る4月30日、退位礼正殿の儀を挙行されます。つつがなくこの日を迎えられますことを、首都・東京の知事として、心よりお喜び申し上げます。 「内平らかに外成る、地平らかに天成る」。<br> 内外にも、天地にも平和が達成されるとの意味が込められた「平成」の世は、我が国にとりまして、戦争のない平らかな時代でありました。「平成が戦争のない時代として終わろうとしていることに、心から安堵している」と、陛下が万感を込めて述べられたお言葉は、私たち都民・国民の胸に、ひときわ大きく響くものであったと感じております。 一方で平成は、大きな災害が相次いだ時代であり、その中にあって陛下は、常に被災された方々を気遣い、励ましてこられました。東京も、三宅島における噴火災害、大島における甚大な台風被害など、幾度かの災害に見舞われましたが、陛下には、島からの避難者に対して労りのお言葉をおかけいただくのみならず、両島への御訪問を賜り、復興に取り組む島民を直接、激励していただきました。島民の誰もが、復興に向け、計り知れない勇気と希望を感じることができたものと思います。人々の思いに寄り添われることを大切にされている陛下の温かい御心と、30年余りにわたる数々の御事績に対しまして、都民を代表し、衷心より感謝の意を表します。 国の安寧と国民の幸せを常に願われ、公務に精励された陛下への敬慕を胸に、私はこれからも、平和国家日本の首都の長として、都民と力を合わせ、東京と日本の発展に向けた努力を重ねてまいります。陛下にはこの先も、明るい未来を切り拓くための私たちの取組をお見守りいただきながら、今月、御結婚60周年をお迎えになられた皇后陛下と御一緒に、お健やかで穏やかな日々を過ごされますことを、都民と共に心から祈念申し上げます。 以上をもちまして、私の発言を終わります。 == 出典 == * [https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/shisehoshin/31_02 平成31年第一回都議会臨時会知事発言] - 東京都 都庁総合ホームページ * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/962131?Template=document&Id=3109#one:18 平成31年第1回臨時会(第8号) 本文 2019-04-26] - 東京都議会 会議録検索 {{PDL1.0|terms=https://www.kantei.go.jp/jp/terms.html}} {{DEFAULTSORT:へいせい31ねんたい1かいときかいりんしかいちしはつけん}} [[Category:東京都議会臨時会知事発言]] [[Category:小池百合子]] nbnn0ov02h2qw37817m5fqj9ql1odxy 令和元年第二回都議会定例会知事所信表明 0 58220 246491 2026-10-11T03:29:36Z Taro2096 44064 作成 246491 wikitext text/x-wiki {{header | title = 令和元年第二回都議会定例会知事所信表明 | author = 小池百合子 | section = | previous = [[平成29年第一回都議会定例会知事施政方針表明]] | next = [[平成29年第一回都議会臨時会知事発言]] | notes = この演説は、2019年(令和元年)6月4日に行われた。<br> | year = 2019 | month = 6 | day = 4 }} 令和元年第二回都議会定例会の開会に当たりまして、都政運営に対する所信の一端を述べさせていただきます。 天皇陛下におかせられましては、5月1日、都民・国民がこぞって寿ぐ中、御即位なされました。首都・東京の知事として、心よりお慶びを申し上げます。 == 1 「成長」と「成熟」が織り成す令和の東京 == === 東京にとって歴史的に重要な「令和元年」を迎えて === 令和の時代が幕を開け、最初の定例会を迎えました。都議会の皆様、都民の皆様と共に、誰もが輝ける希望溢れる東京を創り上げる。今、そうした決意を新たにしております。<br> 令和元年は、新しい東京づくりを加速する新たな時代の始まりの年であり、かつ、未来への跳躍台とするべき、東京2020大会の準備の総仕上げを進める年であります。本年が、東京にとって歴史的に重要な年であることは、論を俟ちません。 この令和の時代、我が国では、高齢化と人口減少が同時に進みます。また、世界においても、2050年には約6人に1人が高齢者になるとされ、高齢化は世界的な課題となります。その中で、既に現在、65歳以上の人口が28%近くに上り、今後益々高齢化が進む日本は、いかに成長の軌跡を描いていくのか。世界に先駆け、新たな成長モデルを示すべき我が国には、これまでの常識では太刀打ちできない局面を打開するための「パラダイムシフト」が求められます。そして東京は、その先頭に立つべく、誰もが安心して暮らし、いきいきと活躍する中で成長を生み続ける成熟都市として、さらなる進化を図らなければならないのであります。 === 新たな発想で大胆に挑戦を重ねる「東京大改革」に邁進 === そのための柱となるのが、過去最大の規模で編成をいたしました今年度予算のポイント、「都市力の強化」「稼ぐ東京」「人と人とを繋ぐ」の3点であります。災害や気候変動への対応力を強化し、「稼ぐ力」を高め、東京の発展の原動力である「人」の力を最大限に引き出していく。これらの取組を通じて、都市としての成熟度を高め、人口減少の中にあっても我が国の経済を力強く牽引していくことこそ、首都としての使命に他なりません。これを果たすべく、今年度は、戦略政策情報推進本部や住宅政策本部の立ち上げなど、執行体制を強化しました。共存共栄に向けた全国との連携、高齢者の安心や女性活躍のための環境整備、特区制度や先端技術の活用など、局横断的な政策課題につきましても、工夫を凝らした施策の迅速な展開に向けて、密接な横の連携を図る体制を整えております。引き続き組織の生産性を高めながら、令和の時代も、新たな発想で大胆に挑戦を重ねる「東京大改革」に、力強く邁進してまいります。 === 「新たな長期計画(仮称)」の検討 === 大きな変革期にある時代に的確に対応していくため、2020年のその先を見据え、長期的な羅針盤として策定するのが、4月より検討を始めた「新たな長期計画(仮称)」であります。2040年代の姿を念頭に、2030年の東京の将来像について、全庁的な議論を開始いたしました。3つのシティ、つまり「セーフ シティ」「ダイバーシティ」「スマート シティ」をさらに進化させ、「人」の力が支える持続的な「成長」、そして、大会のレガシーを礎に、誰もが安心して豊かに暮らせる「成熟」、この2つが両立する、新たな都市像を実現する。そのために、俯瞰的な「鳥の目」を持ち、都民の皆様のご意見や都議会における議論のほか、「SDGs」といった世界基準等も踏まえながら検討を進めることといたしており、まずは8月を目途に、論点を整理してまいります。 === 都庁グループの機能強化を目指した都政改革の推進 === 都政の手法と体質を変えるために進めてまいりました「2020改革」は、これまでの成果を踏まえ、さらに加速してまいります。今年度より、各局がその事業を不断に見直すための仕組みとして開始した「政策評価」につきましては、今月、有識者による分科会を立ち上げ、各局による自己評価の実効性を高めるとともに、制度のブラッシュアップを図ってまいります。また、都と共に政策実現を担うとの位置づけをより明確にした政策連携団体については、先月、都としての「活用戦略」及び各団体による「経営改革プラン」の改訂版を公表いたしました。今後、私自身も各団体のトップと意見交換を行いまして、その政策推進力や経営戦略の一層の強化に繋げてまいります。激動の世界情勢や目まぐるしい技術革新の中、東京の「成長」、そして「成熟」を果たしていくため、政策連携団体を含めた都庁グループ全体の機能を着実に高めてまいります。 == 2 2020年のその先も輝き続ける東京の実現 == 東京が、2020年のその先も、世界で輝き続ける。そのための持続可能な都市のモデルを築くべく、幅広く政策を講じてまいります。 === 持続可能な社会の実現に向けた環境対策 === ==== 「ゼロエミッション東京」を目指した取組 ==== 気候変動という地球規模の課題の解決は、もはや各国政府のみに委ねられるものではありません。世界人口の半数以上が都市に居住する時代におきまして、都市こそがリーダーシップを取り、力を合わせて共に行動する。東京は、その先頭に立ってまいります。<br> 先月、東京が議長都市として開催をいたしました国際会議、「U20メイヤーズ・サミット」におきまして、都市の声をG20へと届けるべく、気候変動や持続可能な経済成長などのテーマにつきまして、世界の主要都市と精力的に議論を交わしました。最終日には、都市の力強いメッセージをまとめた「コミュニケ」を採択いたしまして、今年のG20議長国の代表であります安倍総理にお届けをいたしております。このサミットの場で、東京は2050年、世界のCO2排出量の実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」を実現することを宣言いたしました。そのために、具体の戦略を年内に策定いたしまして、気候変動の緩和策と適応策を総合的に展開してまいります。<br> また、プラスチック削減や、電気自動車、いわゆるEVの普及につきましても、意欲的な目標を掲げたところでありまして、取組を広く推し進めてまいります。プラスチックにつきましては、4月に廃棄物審議会より、その利用のあり方を大きく変革すべきとの中間答申をいただいております。今後、廃プラスチックの輸出入規制など、国際的な状況も踏まえた最終答申を基に、都といたしましての「プラスチック削減プログラム」をまとめてまいります。EV普及に向けましては、車両購入費の補助対象を、今年度から個人や大企業にも拡大をいたしました。併せて、EV社会のインフラとなります充電器につきましては、商業施設等への設置費の補助を開始するほか、都市開発やまちづくりの機会を捉えました整備促進策を検討いたします。都自らも「ゼロエミッション都庁推進会議」を立ち上げて、全庁一丸で率先した取組を推進しながら、東京から世界を変えていく、環境先進都市としてのイニシアティブを、遺憾なく発揮してまいりたいと存じます。 ==== 「RE100」による再生可能エネルギーの利用拡大 ==== 企業がその事業に要する電力を、再生可能エネルギーで100%賄うことを目指す世界的な取組、「RE100」の輪が、国内でも広がりを見せております。都もこの動きを後押しするべく、8月から、第一本庁舎に供給されます電力を100%、再エネへと切り替えることといたしております。また、昨日、「RE100」に取り組む企業や電気事業者を交えました「アクションミーティング」を開催をいたしまして、優れた先行事例や今後のビジョンを官民で共有したところであります。これを機に、幅広い企業へ再エネ利用を呼びかけるなど、都は「RE100」の旗振り役といたしまして、この取組をさらに広めてまいります。 === 東京の成長と成熟の大前提となる安全・安心の確保 === ==== 都市の防災ビジョン「東京宣言」の発信 ==== 都市の活力を支える「人」の安全・安心の確保につきましては、東京の「成長」と「成熟」の大前提であります。先月、メイヤーズ・サミットと併せて開催をいたしました国際会議、「都市の防災フォーラムTokyo」では、災害から得た教訓や、それを踏まえた具体の対策等につきまして意見を交わし、都市として目指すべき防災のビジョンを、「東京宣言」として世界に発信をいたしました。併せて、参加都市間での相互支援について合意したところでありまして、国境を越えた連携を財産として、引き続き東京の防災対策の進化を図ってまいります。 ==== 水害への備えを固める ==== 今年も間もなく、梅雨、台風の季節を迎える中、都市型水害に対する備えも固めてまいります。発災時の行動を時系列で整理、確認できる「マイ・タイムライン」につきましては、このたび、洪水、高潮、土砂災害等、様々な災害に対応いたしました都独自の作成セットを開発をいたしました。今月、檜原村と共に実施をいたします風水害対策訓練をはじめ、様々な機会を通じて普及拡大を図ってまいります。また、先週、私も出席いたしました「河川の氾濫に関する減災協議会」では、区市町村長と共に、氾濫や避難につきましての確実な情報提供等によります減災の重要性を、改めて確認をいたしました。「マイ・タイムライン」の展開や、区市町村と連携した適時適切な情報発信を、災害時におけます都民の皆様の的確な避難行動へと繋げてまいります。<br> 昨年度実施いたしました防災事業の緊急総点検を受けまして、前倒しして実施することといたしました新たな調節池の検討につきましても、早速着手しております。今後とも「備えよ、常に」の精神の下で、ハード・ソフトの両面にわたります水害対策を、総合的に推し進めてまいります。 ==== 痛ましい交通事故を無くしていくために ==== 高齢運転者による交通事故が、社会問題となっております。安全運転の確保や、運転免許の自主返納への理解促進等の観点から、事故防止のための手を迅速に打たねばなりません。今般、緊急対策といたしまして、アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を防ぐなど、事故防止に効果的な装置の取付に対しましての補助を、新たに実施することといたしました。また、これまで取り組んできた運転免許の自主返納の促進につきまして、返納された方々への特典をさらに拡充をしていくべく、関係機関への働きかけを進めてまいります。<br> 加えまして、今後、さらなる対策を講じていくため、明日、庁内に新たなプロジェクトチームを設置をいたします。交通不便地域におけます、高齢者の移動支援に向けました実証実験をはじめ、局横断的に知恵を絞って、広く取組を検討してまいります。<br> さらに、子供を事故から守るためには、その移動経路における安全確保も欠かせません。警視庁や区市町村等と連携いたしました道路の緊急点検を実施をいたしまして、その結果を踏まえて必要な取組を進めるなど、痛ましい交通事故を無くしていくべく、対策を多面的に展開をいたしてまいります。 ==== 誰もが安全・安心を実感できるまちの実現 ==== 東京の治安向上に向けましては、いわゆる「アポ電」によって、特殊詐欺に加えて強盗等の凶悪な事件も発生している状況を踏まえまして、自動通話録音機の設置の促進など、対策を積極的に進めます。また、繁華街におきまして、暴力団と飲食店等との間で、用心棒料やみかじめ料が未だに授受されている実態を受けまして、「暴力団排除条例」の一部を改正する条例案を、本定例会に提案をいたしました。都内の主な繁華街を「暴力団排除特別強化地域」と定めまして、用心棒の役務の提供や、それに対しましての利益の供与等への取り締まりを、一層強化するものであります。誰もが安全・安心を実感できるまちの実現に向けまして、引き続き幅広い取組を推進をいたしてまいります。 === 東京の「稼ぐ力」に磨きをかける === ==== 「Society5.0」及び「国際金融都市・東京」の実現 ==== 東京と日本が、未来に向けて成長を生み続けるため、新たな価値の創出に繋がる成長戦略に果敢に取り組んでまいります。その要となります「Society5.0」の実現に向けましては、先月、金融・経済、情報など、幅広い分野の専門家からなる検討会を設置をいたしまして、東京のあるべき姿や、先端技術を活用した施策展開の方向性につきまして、議論を開始をいたしました。行政の枠を超えた多様なアイデアをいただきながら、東京の「稼ぐ力」にさらに磨きをかけてまいります。<br> 世界の都市間競争を勝ち抜くためには、経済の血液とも言われる金融の活性化も欠かせません。「国際金融都市・東京」の実現の一翼を担う、我が国初の金融プロモーション組織、「FinCity.Tokyo」が、今週7日、いよいよ始動いたします。官民がそれぞれの強みを生かし、互いに連携しながら、金融市場としての東京の魅力を効果的に発信をすることで、国内外におけます金融ネットワークの構築、海外金融系企業の誘致、これらを一層加速してまいります。 ==== 観光振興と全国との連携 ==== 東京の重要な成長戦略であります観光振興につきましては、島々の豊かな自然を活かした取組を進めてまいります。小笠原諸島と同じく、我が国が誇る世界自然遺産であります知床、白神山地、屋久島。こうした魅力的な観光資源を有する自治体と連携をいたしまして、共同ウェブサイトによる情報発信や、新たなツアーの開発に向けました商談会の実施など、世界遺産としてのブランドイメージを活用して、さらなる旅行者の誘致に取り組んでまいります。<br> 雄山が作り出す独特な自然環境と景観を誇る三宅島につきましては、その魅力を活かした観光振興を進める一方で、貴重な自然を守るべく、小笠原諸島及び御蔵島に続いて、東京都版のエコツーリズムを導入いたします。観光客の立ち入り制限エリアなど適正なルールを定めまして、来週、三宅村と協定を締結いたしまして、モニターツアーによる検証等の準備を経まして、来年度より運用を開始してまいります。<br> また、都といたしましては現在、福島への観光目的の旅行者を中心として、「被災地応援ツアー」を実施をいたしております。今後、ビジネス旅行者の訪問を拡大すべく、明後日には福島県知事と面会をいたしまして、新たな協定を締結をいたします。東京で開かれる国際会議等の参加者が、福島を訪れるモデルコースを開発するなど、復興のさらなる後押しと全国との連携の一環として、東京と福島のそれぞれの魅力を活かしたMICEの誘致を強化してまいります。<br> なお、先月には宮城県知事と面会をいたしまして、災害時の相互支援や都の技術・ノウハウの提供など、水道事業における連携について合意をいたしました。今後とも、共存共栄の観点から、様々な分野で全国との連携を深め、それぞれの強みを生かして活力ある地域を築く真の地方創生を推し進めることで、我が国全体の持続的な発展へと繋げていきたいと存じます。 ==== 東京の成長を支えるまちづくり ==== 東京の持続可能な成長を支えますまちづくりに向けましては、都内各地において、それぞれの特性を活かした都市機能の充実を図ってまいります。<br> 例えば、「人」を中心としたまちの実現に向け、誰もが利用しやすい機能的なターミナルへの再編に取り組む新宿駅周辺につきましては、年内の都市計画決定に向けた手続きを開始をいたします。また、大規模な都心の一等地として、大きなポテンシャルを有します築地につきましては、都民の皆様からのご意見や都議会での議論を踏まえまして、3月に「築地まちづくり方針」を策定いたしました。この方針の下で、民間の知恵等も活用しながら地域の魅力を大いに引き出し、東京全体の価値の最大化へと繋げてまいります。 ==== 「稼ぐ力」の礎となる幹線道路ネットワークの充実 ==== 多様な経済波及効果を生み出し、国際競争に勝ち抜く基盤ともなります道路につきましては、東京の「稼ぐ力」の礎でございます。昨日、かねて早期開通を要請してまいりました国道357号東京港トンネル東行きが開通いたしまして、既に供用されている西行きと併せて、臨海部の新たなネットワークが完成をいたしました。今週8日には、放射第5号線等が開通をいたしまして、甲州街道の渋滞緩和、ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックの競技会場へのアクセス向上に繋がる、区部と多摩地域を結ぶ新たな骨格が形成されることとなります。今後とも、東京の持続的な発展に向けまして、幹線道路ネットワークの形成に着実に取り組んでまいります。 ==== 国際競争力向上のための羽田空港の機能強化 ==== 我が国の国際競争力の向上や、東京2020大会の円滑な実施のため、羽田空港の機能強化は極めて重要であります。国が提案した飛行経路の見直しにつきまして、都はこれまで、地元との協議が着実に進むよう積極的に協力するとともに、丁寧な情報提供や騒音・安全対策の徹底を要請をしてまいりました。これを受け、国は、5期にわたる住民説明会の実施、そして、航空会社への落下物防止対策の義務づけなど、総合的な対策を進めており、先月には、都民の皆様のご意見に対する対応方策を取りまとめたところであります。こうした国の対応は、一定の評価ができるものでありますが、都民の皆様や関係自治体の理解がさらに深まるよう、なお一層の取組を求めてまいります。 == 3 東京の発展の原動力である「人」の力を活かすために == 続いて、東京の発展の原動力である、「人」の力を活かす取組につきまして申し上げます。 === 実を結びつつある待機児童対策 === 誰もが、育児に仕事に輝ける社会を築くための待機児童対策については、「保育所等の整備促進」「人材の確保・定着の支援」「利用者支援の充実」、この3つを柱といたしまして、区市町村と連携して進めてきた取組が着実に実を結びつつあります。都内の認可保育所は、昨年から約260か所増加をいたしました。そして、平成28年4月1日の時点で8466人を数えた待機児童数は、今年、保育所等の利用を申し込む児童数が増えた中にありまして、四半世紀ぶりの水準であります約3700人まで大きく減少する見込みであります。今後とも、受け皿の整備を進める「量」の確保はもとより、安心して子供を預けられる「質」の向上の両面につきまして、対策を力強く進めてまいります。 === 「人」を守る取組の加速 === ==== 東京2020大会のホストシティにふさわしい社会の実現 ==== 次に、「人」を守る取組としての受動喫煙防止対策であります。昨年度可決いただいた「受動喫煙防止条例」は、来年4月の全面施行まで1年を切りました。施設管理者や区市町村等の理解と協力の下、対策の実効性を高めるべく、説明会の開催やハンドブックの配布を進めているほか、宿泊施設及び中小飲食店に対しましては、喫煙専用室の設置等への補助を実施しております。官民一体となって効果的な対策を推し進めまして、オリンピック・パラリンピックのホストシティとしてふさわしい、誰もが快適に過ごせる社会を実現をしてまいります。 ==== かけがえのない子供たちを社会全体で守る ==== 児童虐待防止につきましては、この4月から施行した「子供への虐待の防止等に関する条例」に基づきまして、子供たちの健やかな成長を守るための取組を幅広く進めております。今年度は、児童福祉司や児童心理司等を増員したほか、児童相談所と子供家庭支援センターの効果的な連携につきまして、区市町村と合同で検討を進めるなど、東京全体の児童相談体制の強化を図ります。先日の九都県市首脳会議におきましても、虐待防止に一丸で取り組むとの共同宣言を行いました。引き続き、警察や学校など関係機関と連携をいたしまして、都民の皆様とも一体となって、社会全体でかけがえのない子供たちを守ってまいります。 ==== 「犯罪被害者等支援条例(仮称)」の制定に向けて ==== このほか、「人」を守る取組といたしまして、犯罪被害に遭われた方やそのご家族に対する支援を一層推進するため、「犯罪被害者等支援条例(仮称)」の制定を目指してまいります。先月には、そのための有識者懇談会を立ち上げたところでありまして、大都市特有の課題や都民の皆様のご意見を踏まえながら、幅広く検討を進めてまいります。 === 新たな時代を担う「人」を育む === ==== 教育現場における働き方改革の推進 ==== 学校が抱える課題が複雑化・多様化する中で、いわゆる「過労死ライン」相当にある教員が多数存在するなど、教育現場におけます働き方改革は喫緊の課題であります。先月、教育委員会において、都立学校の教育職員の勤務時間について、その上限を示した方針を策定をいたしました。そして来月には、学校をきめ細かくサポートし、教員の負担軽減に繋げる全国初の財団法人、「東京学校支援機構」を設立いたします。教員OBや地域の方々などの力を活かして、学校への多角的かつ効果的な支援を充実させることで、教員一人ひとりが子供たちとしっかり向き合って、質の高い教育を持続する環境づくりを推進してまいります。 ==== 時代に即した新たな教育プログラムの検討 ==== IT技術の飛躍的な進展により、様々な分野でIT人材が求められている中、都立高校においてその計画的な育成を図るべく、新たな教育プログラムを検討をいたします。企業や専門学校と連携いたしまして、最先端で活躍する人材による指導や、企業でのインターンシップなど、卒業後の進学・就職を見据えた実践的なカリキュラムを実現したいと思います。<br> また、世界に羽ばたくグローバル人材の育成に向けまして、都立学校と、国内外の大学・企業・国際機関等とのネットワーク、「Diverse Link Tokyo Edu」を構築いたしまして、より高度な学習の機会を提供いたします。海外の大学教員や、グローバル企業トップ層によるワークショップ、国内外の学校とのオンラインでの討議等、社会や世界との繋がりの中での学びを通じて、高度な英語力はもとより、AI時代に求められる探究心や創造性、コミュニケーション力などを育成してまいります。 === 人にも動物にも優しい社会の実現 === 人にも動物にも優しい社会、これを目指しまして、就任以来力を入れてきた動物愛護の取組については、目標よりも1年早く、犬・猫の殺処分ゼロを達成をいたしております。今後とも、多大なご協力をいただいているボランティア団体等との連携をさらに深めながら、適正飼養・終生飼養、この普及の啓発や、動物の譲渡促進等の取組を一層推進してまいります。 == 4 ラグビーワールドカップ2019™及び東京2020大会へ向けて == === 開催迫るラグビーワールドカップ2019 === ラグビーワールドカップ2019は、来週12日、いよいよ開催100日前を迎え、16日には、これを記念いたしましたイベントを開催いたします。また、誰もがいつでもラグビー情報に触れられる拠点を有楽町に開設いたしまして、8月末まで、多彩な企画を実施をいたしております。都内各地におきましても、商店街でのフラッグ掲揚や鉄道車両の装飾、ウォールギャラリーの掲出等のPRを展開いたしまして、目前に迫った大会の気運を一気に高めてまいります。<br> 大会期間中は、国内外から集う誰もが「ラグビー熱」を共有して、大会を楽しむ場といたしまして、有楽町と調布に「ファンゾーン」を設置をいたします。4月には、その具体的な運営計画案を公表したところでございまして、ラグビー体験、多様な交流などを通じまして、訪れる全ての人が特別な記憶を刻む、そんな場となるよう取り組んでまいります。このほか、円滑な観客輸送や、事故の未然防止に向けましたセキュリティ体制の確保など、準備万端に整えて、ワールドカップを成功に導くことで、東京2020大会の準備の総仕上げにも弾みをつけていきたいと存じます。 === 東京2020大会の成功に向けて === ==== 大会準備の総仕上げを着実に進める ==== 東京2020大会に向けましては、今月、海の森水上競技場が完成披露式典を迎えるなど、熱戦の舞台の準備は着々と進んでおります。また、アリーナ施設として国内で初めて、管理運営に「コンセッション方式」を導入する有明アリーナについては、民間事業者に運営権を設定する議案を、本定例会に提案をいたしました。民間の力を活かしながら、将来にわたって、都民・国民の貴重な財産として有効に活用してまいります。<br> ソフト面の準備は、間もなく大会1年前を迎える中で、計画立案から実践準備の段階に入りました。今月末から、各競技会場で本格的に開始されるテストイベントを活用し、会場周辺における安全確保や暑さ対策、シティキャストの運営等について、具体的な検証を進めてまいります。そして、大会の円滑な運営のための重要な課題であります交通混雑の緩和に向けましては、「テレワーク」「時差ビズ」「交通需要マネジメント」の取組を一体的に進める「スムーズビズ」について、先週、キックオフイベントを開催したところでありまして、企業等の皆様と共にさらなる加速を図ってまいります。特に、来月、再来月の大会相当期間でございますが、これを集中取組期間と位置づけまして、都は、大会時を想定したテレワークや時差出勤等の実施、庁有車の利用抑制、備品納品ゼロなどに取り組んでまいります。企業等の皆様にも、改めまして、重点的な取組へのご協力をお願い申し上げます。併せまして、首都高速につきましては、入口や本線料金所におけます流入調整を試行するほか、国などと共に、料金施策を含む追加対策を検討していくなど、安全かつ効率的な大会輸送と、経済・都市活動の両立に向けまして、引き続き関係機関と密に連携しながら準備を重ねてまいります。<br> 大会全体の安全・安心の確保に向けましては、昨年3月に策定をいたしました「対処要領」につきまして、先般、改定を行いました。治安対策、サイバーセキュリティ、災害対策、感染症対策、この4つの視点から想定される事態につきまして、昨年度実施いたしました訓練や専門家の意見を踏まえた検証を反映させるなど、具体の対応をより明確にしたところであります。引き続き、この夏のテストイベントを通じた検証を積み重ねるとともに、ラグビーワールドカップの開催によります経験等も活かしながら、大会におけます安全・安心の確保に万全を期してまいります。 ==== 都民・国民と共に、大会気運のさらなる醸成を図る ==== 先月、オリンピック公式チケットの抽選申込受付が行われまして、夏には、パラリンピック公式チケットの販売も始まる予定でございます。先週には、大会の幕開けを告げる聖火リレールートの概要が公表されました。都民・国民の皆様に、大会を益々身近に感じていただく中、夏に開催するオリンピック及びパラリンピックの1年前イベントなどを契機に、大会に向けた気運をさらに高めてまいります。<br> 聖火リレーは福島県を出発点といたしまして、また、その出発に先立ちましては、宮城・岩手・福島の各県において、聖火が「復興の火」として展示されることも決まりました。改めて、大会の原点であります復興オリンピック・パラリンピックの理念に思いを致しながら、東北3県及び熊本県におけるライブサイトの実施や、被災地の子供たちの大会観戦への招待など、さらなる復興への力を届ける取組を進めてまいります。<br> これまで、東京2020大会の盛り上げに取り組む中で、特にパラリンピックにつきましては、私自身、全22競技を体験するなど、その魅力を積極的に発信をいたしております。その取組をさらに進め、パラリンピックの成功と、大会のレガシーとするべきバリアフリーの推進に向けまして、このたび、学識経験者、パラアスリート、各界の著名な方々からなる懇談会を立ち上げることといたしました。メンバーの皆様に、その発信力を活かしたパラスポーツの応援活動や、バリアフリーの取組に対します助言等を行っていただくことで、パラリンピックへの期待を益々高めるとともに、大会を契機としたバリアフリーを一層加速してまいります。<br> また、パラリンピックの陸上競技の一種目、「こん棒投げ」につきましては、大会本番で使われるこん棒の製作を、都立工芸高校の定時制課程の生徒たちが担うこととなりました。教育委員会と組織委員会とが共に進めるこの取組は、当該生徒たちにとりまして忘れられない心のレガシーとなるとともに、パラスポーツへの理解を一層広めるものと確信をいたします。引き続き、多彩な取組によりましてパラスポーツの魅力を広く発信をいたしまして、来年には、パラリンピックの会場を満員の観客で埋め尽くしていきたいと存じます。 == 5 持続可能な都市として、全力で走り続ける == 先日、スイスのビジネススクールIMDが、63の国と地域を対象とした、恒例の「世界競争力ランキング」を発表いたしております。我が国は、1989年から4年連続第1位でありましたが、その後、低下の傾向を辿りまして、今回、過去最低となる30位に転落しております。1位はシンガポール、2位は香港、そして、14位に中国、28位に韓国と、アジアの中でも日本の地盤沈下は鮮明であります。項目別にみましても、例えば「ビジネスの効率性」は46位と低迷しておりまして、その中に含まれる「ビッグデータの活用・分析」「国際経験」「起業家精神」といった個別の指標は、いずれも最下位となっております。極めて憂慮すべき結果でありまして、私たちは、日本が置かれているこうした危機的な現状から、目を背けてはならないと考えます。<br> ルイス・キャロルの小説であります、「鏡の国のアリス」に登場する「赤の女王」は言います。「その場にとどまるには、全力で走り続けなければならない」。そして進化遺伝学では、この言葉にちなんで、「生物の種は、絶えず進化しなければ絶滅する」との仮説が提唱されております。この「赤の女王」の仮説で言うならば、令和の時代の東京とは、激動する世界のエコシステムの中で、持続可能な都市としてさらに進化をし、厳しい現状にある我が国を再び活性化する牽引役となるため、全力で走り続けなくてはなりません。そして、走り続けるその先に、東京と日本の明るい未来を切り拓いていく。そうした強い決意の下、新しい東京を創り上げる施策を、力強く推し進めてまいります。「上を向いて歩こう」、その精神でいきたいと思います。都議会の皆様、都民の皆様のご理解とご協力、よろしくお願いを申し上げます。 なお、本定例会におきましては、これまで申し上げたものを含めまして、条例案が17件、契約案7件など、合わせまして40件の議案を提案をいたしております。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 以上をもちまして、私の所信表明を終わります。<br> ご清聴、誠にありがとうございました。 == 出典 == * [https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/shisehoshin/31_03 令和元年第二回都議会定例会知事所信表明] - 東京都 都庁総合ホームページ * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/272271?Template=document&Id=2574#one:10 令和元年第2回定例会(第9号) 本文 2019-06-04] - 東京都議会 会議録検索 {{PDL1.0|terms=https://www.kantei.go.jp/jp/terms.html}} {{DEFAULTSORT:れいわ1ねんたい2かいときかいていれいかいしよしんひようめい}} [[Category:東京都議会知事所信表明]] [[Category:小池百合子]] 3km8rfnauwk86lyhyeembe8h1007p2f 246492 246491 2026-10-11T03:30:22Z Taro2096 44064 246492 wikitext text/x-wiki {{header | title = 令和元年第二回都議会定例会知事所信表明 | author = 小池百合子 | section = | previous = [[平成31年第一回都議会臨時会知事発言]] | next = [[令和元年第三回都議会定例会知事所信表明]] | notes = この演説は、2019年(令和元年)6月4日に行われた。<br> | year = 2019 | month = 6 | day = 4 }} 令和元年第二回都議会定例会の開会に当たりまして、都政運営に対する所信の一端を述べさせていただきます。 天皇陛下におかせられましては、5月1日、都民・国民がこぞって寿ぐ中、御即位なされました。首都・東京の知事として、心よりお慶びを申し上げます。 == 1 「成長」と「成熟」が織り成す令和の東京 == === 東京にとって歴史的に重要な「令和元年」を迎えて === 令和の時代が幕を開け、最初の定例会を迎えました。都議会の皆様、都民の皆様と共に、誰もが輝ける希望溢れる東京を創り上げる。今、そうした決意を新たにしております。<br> 令和元年は、新しい東京づくりを加速する新たな時代の始まりの年であり、かつ、未来への跳躍台とするべき、東京2020大会の準備の総仕上げを進める年であります。本年が、東京にとって歴史的に重要な年であることは、論を俟ちません。 この令和の時代、我が国では、高齢化と人口減少が同時に進みます。また、世界においても、2050年には約6人に1人が高齢者になるとされ、高齢化は世界的な課題となります。その中で、既に現在、65歳以上の人口が28%近くに上り、今後益々高齢化が進む日本は、いかに成長の軌跡を描いていくのか。世界に先駆け、新たな成長モデルを示すべき我が国には、これまでの常識では太刀打ちできない局面を打開するための「パラダイムシフト」が求められます。そして東京は、その先頭に立つべく、誰もが安心して暮らし、いきいきと活躍する中で成長を生み続ける成熟都市として、さらなる進化を図らなければならないのであります。 === 新たな発想で大胆に挑戦を重ねる「東京大改革」に邁進 === そのための柱となるのが、過去最大の規模で編成をいたしました今年度予算のポイント、「都市力の強化」「稼ぐ東京」「人と人とを繋ぐ」の3点であります。災害や気候変動への対応力を強化し、「稼ぐ力」を高め、東京の発展の原動力である「人」の力を最大限に引き出していく。これらの取組を通じて、都市としての成熟度を高め、人口減少の中にあっても我が国の経済を力強く牽引していくことこそ、首都としての使命に他なりません。これを果たすべく、今年度は、戦略政策情報推進本部や住宅政策本部の立ち上げなど、執行体制を強化しました。共存共栄に向けた全国との連携、高齢者の安心や女性活躍のための環境整備、特区制度や先端技術の活用など、局横断的な政策課題につきましても、工夫を凝らした施策の迅速な展開に向けて、密接な横の連携を図る体制を整えております。引き続き組織の生産性を高めながら、令和の時代も、新たな発想で大胆に挑戦を重ねる「東京大改革」に、力強く邁進してまいります。 === 「新たな長期計画(仮称)」の検討 === 大きな変革期にある時代に的確に対応していくため、2020年のその先を見据え、長期的な羅針盤として策定するのが、4月より検討を始めた「新たな長期計画(仮称)」であります。2040年代の姿を念頭に、2030年の東京の将来像について、全庁的な議論を開始いたしました。3つのシティ、つまり「セーフ シティ」「ダイバーシティ」「スマート シティ」をさらに進化させ、「人」の力が支える持続的な「成長」、そして、大会のレガシーを礎に、誰もが安心して豊かに暮らせる「成熟」、この2つが両立する、新たな都市像を実現する。そのために、俯瞰的な「鳥の目」を持ち、都民の皆様のご意見や都議会における議論のほか、「SDGs」といった世界基準等も踏まえながら検討を進めることといたしており、まずは8月を目途に、論点を整理してまいります。 === 都庁グループの機能強化を目指した都政改革の推進 === 都政の手法と体質を変えるために進めてまいりました「2020改革」は、これまでの成果を踏まえ、さらに加速してまいります。今年度より、各局がその事業を不断に見直すための仕組みとして開始した「政策評価」につきましては、今月、有識者による分科会を立ち上げ、各局による自己評価の実効性を高めるとともに、制度のブラッシュアップを図ってまいります。また、都と共に政策実現を担うとの位置づけをより明確にした政策連携団体については、先月、都としての「活用戦略」及び各団体による「経営改革プラン」の改訂版を公表いたしました。今後、私自身も各団体のトップと意見交換を行いまして、その政策推進力や経営戦略の一層の強化に繋げてまいります。激動の世界情勢や目まぐるしい技術革新の中、東京の「成長」、そして「成熟」を果たしていくため、政策連携団体を含めた都庁グループ全体の機能を着実に高めてまいります。 == 2 2020年のその先も輝き続ける東京の実現 == 東京が、2020年のその先も、世界で輝き続ける。そのための持続可能な都市のモデルを築くべく、幅広く政策を講じてまいります。 === 持続可能な社会の実現に向けた環境対策 === ==== 「ゼロエミッション東京」を目指した取組 ==== 気候変動という地球規模の課題の解決は、もはや各国政府のみに委ねられるものではありません。世界人口の半数以上が都市に居住する時代におきまして、都市こそがリーダーシップを取り、力を合わせて共に行動する。東京は、その先頭に立ってまいります。<br> 先月、東京が議長都市として開催をいたしました国際会議、「U20メイヤーズ・サミット」におきまして、都市の声をG20へと届けるべく、気候変動や持続可能な経済成長などのテーマにつきまして、世界の主要都市と精力的に議論を交わしました。最終日には、都市の力強いメッセージをまとめた「コミュニケ」を採択いたしまして、今年のG20議長国の代表であります安倍総理にお届けをいたしております。このサミットの場で、東京は2050年、世界のCO2排出量の実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」を実現することを宣言いたしました。そのために、具体の戦略を年内に策定いたしまして、気候変動の緩和策と適応策を総合的に展開してまいります。<br> また、プラスチック削減や、電気自動車、いわゆるEVの普及につきましても、意欲的な目標を掲げたところでありまして、取組を広く推し進めてまいります。プラスチックにつきましては、4月に廃棄物審議会より、その利用のあり方を大きく変革すべきとの中間答申をいただいております。今後、廃プラスチックの輸出入規制など、国際的な状況も踏まえた最終答申を基に、都といたしましての「プラスチック削減プログラム」をまとめてまいります。EV普及に向けましては、車両購入費の補助対象を、今年度から個人や大企業にも拡大をいたしました。併せて、EV社会のインフラとなります充電器につきましては、商業施設等への設置費の補助を開始するほか、都市開発やまちづくりの機会を捉えました整備促進策を検討いたします。都自らも「ゼロエミッション都庁推進会議」を立ち上げて、全庁一丸で率先した取組を推進しながら、東京から世界を変えていく、環境先進都市としてのイニシアティブを、遺憾なく発揮してまいりたいと存じます。 ==== 「RE100」による再生可能エネルギーの利用拡大 ==== 企業がその事業に要する電力を、再生可能エネルギーで100%賄うことを目指す世界的な取組、「RE100」の輪が、国内でも広がりを見せております。都もこの動きを後押しするべく、8月から、第一本庁舎に供給されます電力を100%、再エネへと切り替えることといたしております。また、昨日、「RE100」に取り組む企業や電気事業者を交えました「アクションミーティング」を開催をいたしまして、優れた先行事例や今後のビジョンを官民で共有したところであります。これを機に、幅広い企業へ再エネ利用を呼びかけるなど、都は「RE100」の旗振り役といたしまして、この取組をさらに広めてまいります。 === 東京の成長と成熟の大前提となる安全・安心の確保 === ==== 都市の防災ビジョン「東京宣言」の発信 ==== 都市の活力を支える「人」の安全・安心の確保につきましては、東京の「成長」と「成熟」の大前提であります。先月、メイヤーズ・サミットと併せて開催をいたしました国際会議、「都市の防災フォーラムTokyo」では、災害から得た教訓や、それを踏まえた具体の対策等につきまして意見を交わし、都市として目指すべき防災のビジョンを、「東京宣言」として世界に発信をいたしました。併せて、参加都市間での相互支援について合意したところでありまして、国境を越えた連携を財産として、引き続き東京の防災対策の進化を図ってまいります。 ==== 水害への備えを固める ==== 今年も間もなく、梅雨、台風の季節を迎える中、都市型水害に対する備えも固めてまいります。発災時の行動を時系列で整理、確認できる「マイ・タイムライン」につきましては、このたび、洪水、高潮、土砂災害等、様々な災害に対応いたしました都独自の作成セットを開発をいたしました。今月、檜原村と共に実施をいたします風水害対策訓練をはじめ、様々な機会を通じて普及拡大を図ってまいります。また、先週、私も出席いたしました「河川の氾濫に関する減災協議会」では、区市町村長と共に、氾濫や避難につきましての確実な情報提供等によります減災の重要性を、改めて確認をいたしました。「マイ・タイムライン」の展開や、区市町村と連携した適時適切な情報発信を、災害時におけます都民の皆様の的確な避難行動へと繋げてまいります。<br> 昨年度実施いたしました防災事業の緊急総点検を受けまして、前倒しして実施することといたしました新たな調節池の検討につきましても、早速着手しております。今後とも「備えよ、常に」の精神の下で、ハード・ソフトの両面にわたります水害対策を、総合的に推し進めてまいります。 ==== 痛ましい交通事故を無くしていくために ==== 高齢運転者による交通事故が、社会問題となっております。安全運転の確保や、運転免許の自主返納への理解促進等の観点から、事故防止のための手を迅速に打たねばなりません。今般、緊急対策といたしまして、アクセルとブレーキの踏み間違いによる急発進を防ぐなど、事故防止に効果的な装置の取付に対しましての補助を、新たに実施することといたしました。また、これまで取り組んできた運転免許の自主返納の促進につきまして、返納された方々への特典をさらに拡充をしていくべく、関係機関への働きかけを進めてまいります。<br> 加えまして、今後、さらなる対策を講じていくため、明日、庁内に新たなプロジェクトチームを設置をいたします。交通不便地域におけます、高齢者の移動支援に向けました実証実験をはじめ、局横断的に知恵を絞って、広く取組を検討してまいります。<br> さらに、子供を事故から守るためには、その移動経路における安全確保も欠かせません。警視庁や区市町村等と連携いたしました道路の緊急点検を実施をいたしまして、その結果を踏まえて必要な取組を進めるなど、痛ましい交通事故を無くしていくべく、対策を多面的に展開をいたしてまいります。 ==== 誰もが安全・安心を実感できるまちの実現 ==== 東京の治安向上に向けましては、いわゆる「アポ電」によって、特殊詐欺に加えて強盗等の凶悪な事件も発生している状況を踏まえまして、自動通話録音機の設置の促進など、対策を積極的に進めます。また、繁華街におきまして、暴力団と飲食店等との間で、用心棒料やみかじめ料が未だに授受されている実態を受けまして、「暴力団排除条例」の一部を改正する条例案を、本定例会に提案をいたしました。都内の主な繁華街を「暴力団排除特別強化地域」と定めまして、用心棒の役務の提供や、それに対しましての利益の供与等への取り締まりを、一層強化するものであります。誰もが安全・安心を実感できるまちの実現に向けまして、引き続き幅広い取組を推進をいたしてまいります。 === 東京の「稼ぐ力」に磨きをかける === ==== 「Society5.0」及び「国際金融都市・東京」の実現 ==== 東京と日本が、未来に向けて成長を生み続けるため、新たな価値の創出に繋がる成長戦略に果敢に取り組んでまいります。その要となります「Society5.0」の実現に向けましては、先月、金融・経済、情報など、幅広い分野の専門家からなる検討会を設置をいたしまして、東京のあるべき姿や、先端技術を活用した施策展開の方向性につきまして、議論を開始をいたしました。行政の枠を超えた多様なアイデアをいただきながら、東京の「稼ぐ力」にさらに磨きをかけてまいります。<br> 世界の都市間競争を勝ち抜くためには、経済の血液とも言われる金融の活性化も欠かせません。「国際金融都市・東京」の実現の一翼を担う、我が国初の金融プロモーション組織、「FinCity.Tokyo」が、今週7日、いよいよ始動いたします。官民がそれぞれの強みを生かし、互いに連携しながら、金融市場としての東京の魅力を効果的に発信をすることで、国内外におけます金融ネットワークの構築、海外金融系企業の誘致、これらを一層加速してまいります。 ==== 観光振興と全国との連携 ==== 東京の重要な成長戦略であります観光振興につきましては、島々の豊かな自然を活かした取組を進めてまいります。小笠原諸島と同じく、我が国が誇る世界自然遺産であります知床、白神山地、屋久島。こうした魅力的な観光資源を有する自治体と連携をいたしまして、共同ウェブサイトによる情報発信や、新たなツアーの開発に向けました商談会の実施など、世界遺産としてのブランドイメージを活用して、さらなる旅行者の誘致に取り組んでまいります。<br> 雄山が作り出す独特な自然環境と景観を誇る三宅島につきましては、その魅力を活かした観光振興を進める一方で、貴重な自然を守るべく、小笠原諸島及び御蔵島に続いて、東京都版のエコツーリズムを導入いたします。観光客の立ち入り制限エリアなど適正なルールを定めまして、来週、三宅村と協定を締結いたしまして、モニターツアーによる検証等の準備を経まして、来年度より運用を開始してまいります。<br> また、都といたしましては現在、福島への観光目的の旅行者を中心として、「被災地応援ツアー」を実施をいたしております。今後、ビジネス旅行者の訪問を拡大すべく、明後日には福島県知事と面会をいたしまして、新たな協定を締結をいたします。東京で開かれる国際会議等の参加者が、福島を訪れるモデルコースを開発するなど、復興のさらなる後押しと全国との連携の一環として、東京と福島のそれぞれの魅力を活かしたMICEの誘致を強化してまいります。<br> なお、先月には宮城県知事と面会をいたしまして、災害時の相互支援や都の技術・ノウハウの提供など、水道事業における連携について合意をいたしました。今後とも、共存共栄の観点から、様々な分野で全国との連携を深め、それぞれの強みを生かして活力ある地域を築く真の地方創生を推し進めることで、我が国全体の持続的な発展へと繋げていきたいと存じます。 ==== 東京の成長を支えるまちづくり ==== 東京の持続可能な成長を支えますまちづくりに向けましては、都内各地において、それぞれの特性を活かした都市機能の充実を図ってまいります。<br> 例えば、「人」を中心としたまちの実現に向け、誰もが利用しやすい機能的なターミナルへの再編に取り組む新宿駅周辺につきましては、年内の都市計画決定に向けた手続きを開始をいたします。また、大規模な都心の一等地として、大きなポテンシャルを有します築地につきましては、都民の皆様からのご意見や都議会での議論を踏まえまして、3月に「築地まちづくり方針」を策定いたしました。この方針の下で、民間の知恵等も活用しながら地域の魅力を大いに引き出し、東京全体の価値の最大化へと繋げてまいります。 ==== 「稼ぐ力」の礎となる幹線道路ネットワークの充実 ==== 多様な経済波及効果を生み出し、国際競争に勝ち抜く基盤ともなります道路につきましては、東京の「稼ぐ力」の礎でございます。昨日、かねて早期開通を要請してまいりました国道357号東京港トンネル東行きが開通いたしまして、既に供用されている西行きと併せて、臨海部の新たなネットワークが完成をいたしました。今週8日には、放射第5号線等が開通をいたしまして、甲州街道の渋滞緩和、ラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックの競技会場へのアクセス向上に繋がる、区部と多摩地域を結ぶ新たな骨格が形成されることとなります。今後とも、東京の持続的な発展に向けまして、幹線道路ネットワークの形成に着実に取り組んでまいります。 ==== 国際競争力向上のための羽田空港の機能強化 ==== 我が国の国際競争力の向上や、東京2020大会の円滑な実施のため、羽田空港の機能強化は極めて重要であります。国が提案した飛行経路の見直しにつきまして、都はこれまで、地元との協議が着実に進むよう積極的に協力するとともに、丁寧な情報提供や騒音・安全対策の徹底を要請をしてまいりました。これを受け、国は、5期にわたる住民説明会の実施、そして、航空会社への落下物防止対策の義務づけなど、総合的な対策を進めており、先月には、都民の皆様のご意見に対する対応方策を取りまとめたところであります。こうした国の対応は、一定の評価ができるものでありますが、都民の皆様や関係自治体の理解がさらに深まるよう、なお一層の取組を求めてまいります。 == 3 東京の発展の原動力である「人」の力を活かすために == 続いて、東京の発展の原動力である、「人」の力を活かす取組につきまして申し上げます。 === 実を結びつつある待機児童対策 === 誰もが、育児に仕事に輝ける社会を築くための待機児童対策については、「保育所等の整備促進」「人材の確保・定着の支援」「利用者支援の充実」、この3つを柱といたしまして、区市町村と連携して進めてきた取組が着実に実を結びつつあります。都内の認可保育所は、昨年から約260か所増加をいたしました。そして、平成28年4月1日の時点で8466人を数えた待機児童数は、今年、保育所等の利用を申し込む児童数が増えた中にありまして、四半世紀ぶりの水準であります約3700人まで大きく減少する見込みであります。今後とも、受け皿の整備を進める「量」の確保はもとより、安心して子供を預けられる「質」の向上の両面につきまして、対策を力強く進めてまいります。 === 「人」を守る取組の加速 === ==== 東京2020大会のホストシティにふさわしい社会の実現 ==== 次に、「人」を守る取組としての受動喫煙防止対策であります。昨年度可決いただいた「受動喫煙防止条例」は、来年4月の全面施行まで1年を切りました。施設管理者や区市町村等の理解と協力の下、対策の実効性を高めるべく、説明会の開催やハンドブックの配布を進めているほか、宿泊施設及び中小飲食店に対しましては、喫煙専用室の設置等への補助を実施しております。官民一体となって効果的な対策を推し進めまして、オリンピック・パラリンピックのホストシティとしてふさわしい、誰もが快適に過ごせる社会を実現をしてまいります。 ==== かけがえのない子供たちを社会全体で守る ==== 児童虐待防止につきましては、この4月から施行した「子供への虐待の防止等に関する条例」に基づきまして、子供たちの健やかな成長を守るための取組を幅広く進めております。今年度は、児童福祉司や児童心理司等を増員したほか、児童相談所と子供家庭支援センターの効果的な連携につきまして、区市町村と合同で検討を進めるなど、東京全体の児童相談体制の強化を図ります。先日の九都県市首脳会議におきましても、虐待防止に一丸で取り組むとの共同宣言を行いました。引き続き、警察や学校など関係機関と連携をいたしまして、都民の皆様とも一体となって、社会全体でかけがえのない子供たちを守ってまいります。 ==== 「犯罪被害者等支援条例(仮称)」の制定に向けて ==== このほか、「人」を守る取組といたしまして、犯罪被害に遭われた方やそのご家族に対する支援を一層推進するため、「犯罪被害者等支援条例(仮称)」の制定を目指してまいります。先月には、そのための有識者懇談会を立ち上げたところでありまして、大都市特有の課題や都民の皆様のご意見を踏まえながら、幅広く検討を進めてまいります。 === 新たな時代を担う「人」を育む === ==== 教育現場における働き方改革の推進 ==== 学校が抱える課題が複雑化・多様化する中で、いわゆる「過労死ライン」相当にある教員が多数存在するなど、教育現場におけます働き方改革は喫緊の課題であります。先月、教育委員会において、都立学校の教育職員の勤務時間について、その上限を示した方針を策定をいたしました。そして来月には、学校をきめ細かくサポートし、教員の負担軽減に繋げる全国初の財団法人、「東京学校支援機構」を設立いたします。教員OBや地域の方々などの力を活かして、学校への多角的かつ効果的な支援を充実させることで、教員一人ひとりが子供たちとしっかり向き合って、質の高い教育を持続する環境づくりを推進してまいります。 ==== 時代に即した新たな教育プログラムの検討 ==== IT技術の飛躍的な進展により、様々な分野でIT人材が求められている中、都立高校においてその計画的な育成を図るべく、新たな教育プログラムを検討をいたします。企業や専門学校と連携いたしまして、最先端で活躍する人材による指導や、企業でのインターンシップなど、卒業後の進学・就職を見据えた実践的なカリキュラムを実現したいと思います。<br> また、世界に羽ばたくグローバル人材の育成に向けまして、都立学校と、国内外の大学・企業・国際機関等とのネットワーク、「Diverse Link Tokyo Edu」を構築いたしまして、より高度な学習の機会を提供いたします。海外の大学教員や、グローバル企業トップ層によるワークショップ、国内外の学校とのオンラインでの討議等、社会や世界との繋がりの中での学びを通じて、高度な英語力はもとより、AI時代に求められる探究心や創造性、コミュニケーション力などを育成してまいります。 === 人にも動物にも優しい社会の実現 === 人にも動物にも優しい社会、これを目指しまして、就任以来力を入れてきた動物愛護の取組については、目標よりも1年早く、犬・猫の殺処分ゼロを達成をいたしております。今後とも、多大なご協力をいただいているボランティア団体等との連携をさらに深めながら、適正飼養・終生飼養、この普及の啓発や、動物の譲渡促進等の取組を一層推進してまいります。 == 4 ラグビーワールドカップ2019™及び東京2020大会へ向けて == === 開催迫るラグビーワールドカップ2019 === ラグビーワールドカップ2019は、来週12日、いよいよ開催100日前を迎え、16日には、これを記念いたしましたイベントを開催いたします。また、誰もがいつでもラグビー情報に触れられる拠点を有楽町に開設いたしまして、8月末まで、多彩な企画を実施をいたしております。都内各地におきましても、商店街でのフラッグ掲揚や鉄道車両の装飾、ウォールギャラリーの掲出等のPRを展開いたしまして、目前に迫った大会の気運を一気に高めてまいります。<br> 大会期間中は、国内外から集う誰もが「ラグビー熱」を共有して、大会を楽しむ場といたしまして、有楽町と調布に「ファンゾーン」を設置をいたします。4月には、その具体的な運営計画案を公表したところでございまして、ラグビー体験、多様な交流などを通じまして、訪れる全ての人が特別な記憶を刻む、そんな場となるよう取り組んでまいります。このほか、円滑な観客輸送や、事故の未然防止に向けましたセキュリティ体制の確保など、準備万端に整えて、ワールドカップを成功に導くことで、東京2020大会の準備の総仕上げにも弾みをつけていきたいと存じます。 === 東京2020大会の成功に向けて === ==== 大会準備の総仕上げを着実に進める ==== 東京2020大会に向けましては、今月、海の森水上競技場が完成披露式典を迎えるなど、熱戦の舞台の準備は着々と進んでおります。また、アリーナ施設として国内で初めて、管理運営に「コンセッション方式」を導入する有明アリーナについては、民間事業者に運営権を設定する議案を、本定例会に提案をいたしました。民間の力を活かしながら、将来にわたって、都民・国民の貴重な財産として有効に活用してまいります。<br> ソフト面の準備は、間もなく大会1年前を迎える中で、計画立案から実践準備の段階に入りました。今月末から、各競技会場で本格的に開始されるテストイベントを活用し、会場周辺における安全確保や暑さ対策、シティキャストの運営等について、具体的な検証を進めてまいります。そして、大会の円滑な運営のための重要な課題であります交通混雑の緩和に向けましては、「テレワーク」「時差ビズ」「交通需要マネジメント」の取組を一体的に進める「スムーズビズ」について、先週、キックオフイベントを開催したところでありまして、企業等の皆様と共にさらなる加速を図ってまいります。特に、来月、再来月の大会相当期間でございますが、これを集中取組期間と位置づけまして、都は、大会時を想定したテレワークや時差出勤等の実施、庁有車の利用抑制、備品納品ゼロなどに取り組んでまいります。企業等の皆様にも、改めまして、重点的な取組へのご協力をお願い申し上げます。併せまして、首都高速につきましては、入口や本線料金所におけます流入調整を試行するほか、国などと共に、料金施策を含む追加対策を検討していくなど、安全かつ効率的な大会輸送と、経済・都市活動の両立に向けまして、引き続き関係機関と密に連携しながら準備を重ねてまいります。<br> 大会全体の安全・安心の確保に向けましては、昨年3月に策定をいたしました「対処要領」につきまして、先般、改定を行いました。治安対策、サイバーセキュリティ、災害対策、感染症対策、この4つの視点から想定される事態につきまして、昨年度実施いたしました訓練や専門家の意見を踏まえた検証を反映させるなど、具体の対応をより明確にしたところであります。引き続き、この夏のテストイベントを通じた検証を積み重ねるとともに、ラグビーワールドカップの開催によります経験等も活かしながら、大会におけます安全・安心の確保に万全を期してまいります。 ==== 都民・国民と共に、大会気運のさらなる醸成を図る ==== 先月、オリンピック公式チケットの抽選申込受付が行われまして、夏には、パラリンピック公式チケットの販売も始まる予定でございます。先週には、大会の幕開けを告げる聖火リレールートの概要が公表されました。都民・国民の皆様に、大会を益々身近に感じていただく中、夏に開催するオリンピック及びパラリンピックの1年前イベントなどを契機に、大会に向けた気運をさらに高めてまいります。<br> 聖火リレーは福島県を出発点といたしまして、また、その出発に先立ちましては、宮城・岩手・福島の各県において、聖火が「復興の火」として展示されることも決まりました。改めて、大会の原点であります復興オリンピック・パラリンピックの理念に思いを致しながら、東北3県及び熊本県におけるライブサイトの実施や、被災地の子供たちの大会観戦への招待など、さらなる復興への力を届ける取組を進めてまいります。<br> これまで、東京2020大会の盛り上げに取り組む中で、特にパラリンピックにつきましては、私自身、全22競技を体験するなど、その魅力を積極的に発信をいたしております。その取組をさらに進め、パラリンピックの成功と、大会のレガシーとするべきバリアフリーの推進に向けまして、このたび、学識経験者、パラアスリート、各界の著名な方々からなる懇談会を立ち上げることといたしました。メンバーの皆様に、その発信力を活かしたパラスポーツの応援活動や、バリアフリーの取組に対します助言等を行っていただくことで、パラリンピックへの期待を益々高めるとともに、大会を契機としたバリアフリーを一層加速してまいります。<br> また、パラリンピックの陸上競技の一種目、「こん棒投げ」につきましては、大会本番で使われるこん棒の製作を、都立工芸高校の定時制課程の生徒たちが担うこととなりました。教育委員会と組織委員会とが共に進めるこの取組は、当該生徒たちにとりまして忘れられない心のレガシーとなるとともに、パラスポーツへの理解を一層広めるものと確信をいたします。引き続き、多彩な取組によりましてパラスポーツの魅力を広く発信をいたしまして、来年には、パラリンピックの会場を満員の観客で埋め尽くしていきたいと存じます。 == 5 持続可能な都市として、全力で走り続ける == 先日、スイスのビジネススクールIMDが、63の国と地域を対象とした、恒例の「世界競争力ランキング」を発表いたしております。我が国は、1989年から4年連続第1位でありましたが、その後、低下の傾向を辿りまして、今回、過去最低となる30位に転落しております。1位はシンガポール、2位は香港、そして、14位に中国、28位に韓国と、アジアの中でも日本の地盤沈下は鮮明であります。項目別にみましても、例えば「ビジネスの効率性」は46位と低迷しておりまして、その中に含まれる「ビッグデータの活用・分析」「国際経験」「起業家精神」といった個別の指標は、いずれも最下位となっております。極めて憂慮すべき結果でありまして、私たちは、日本が置かれているこうした危機的な現状から、目を背けてはならないと考えます。<br> ルイス・キャロルの小説であります、「鏡の国のアリス」に登場する「赤の女王」は言います。「その場にとどまるには、全力で走り続けなければならない」。そして進化遺伝学では、この言葉にちなんで、「生物の種は、絶えず進化しなければ絶滅する」との仮説が提唱されております。この「赤の女王」の仮説で言うならば、令和の時代の東京とは、激動する世界のエコシステムの中で、持続可能な都市としてさらに進化をし、厳しい現状にある我が国を再び活性化する牽引役となるため、全力で走り続けなくてはなりません。そして、走り続けるその先に、東京と日本の明るい未来を切り拓いていく。そうした強い決意の下、新しい東京を創り上げる施策を、力強く推し進めてまいります。「上を向いて歩こう」、その精神でいきたいと思います。都議会の皆様、都民の皆様のご理解とご協力、よろしくお願いを申し上げます。 なお、本定例会におきましては、これまで申し上げたものを含めまして、条例案が17件、契約案7件など、合わせまして40件の議案を提案をいたしております。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 以上をもちまして、私の所信表明を終わります。<br> ご清聴、誠にありがとうございました。 == 出典 == * [https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/shisehoshin/31_03 令和元年第二回都議会定例会知事所信表明] - 東京都 都庁総合ホームページ * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/272271?Template=document&Id=2574#one:10 令和元年第2回定例会(第9号) 本文 2019-06-04] - 東京都議会 会議録検索 {{PDL1.0|terms=https://www.kantei.go.jp/jp/terms.html}} {{DEFAULTSORT:れいわ1ねんたい2かいときかいていれいかいしよしんひようめい}} [[Category:東京都議会知事所信表明]] [[Category:小池百合子]] ldpa4j66ca6ge7trsronh29ncvlw3h1 令和元年第三回都議会定例会知事所信表明 0 58221 246493 2026-10-11T03:40:37Z Taro2096 44064 作成 246493 wikitext text/x-wiki {{header | title = 令和元年第三回都議会定例会知事所信表明 | author = 小池百合子 | section = | previous = [[令和元年第二回都議会定例会知事所信表明]] | next = [[令和元年第二回都議会臨時会知事発言]] | notes = この演説は、2019年(令和元年)9月3日に行われた。<br> | year = 2019 | month = 9 | day = 3 }} 令和元年第三回都議会定例会の開会に当たりまして、都政運営に対します所信の一端を述べさせていただきます。 先週、九州北部に大きな被害をもたらした大雨により、亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げます。 == 1 はじめに == 来る9月20日、世界中の視線が、ここ東京に注がれます。海外から約50万人の観客が訪れるほか、世界で延べ40億人が視聴するとされるラグビーワールドカップ2019™が、いよいよ東京にて開幕の時を迎えるのであります。先のリオデジャネイロオリンピックから、7人制ラグビーが正式種目として採用され、世界における競技人口も急増するなど、「ラグビー熱」は世界中で高まっています。その中で、アジアで初の開催となることでも注目されます世界最高峰の大会を、日本各地の開催12都市が一丸となって成功へ導く。このことは、我が国のプレゼンスを一層高めるとともに、開幕まで1年を切った東京2020大会を、オールジャパンで成功させることにも繋がるものであります。<br> このワールドカップ、そして東京2020大会を契機に、私たちは東京を、どのような都市にしていくべきなのか。例えば、多彩な魅力をさらに高め、広く発信することで、世界からヒト、モノ、カネ、情報を常に惹きつける国際都市を実現する。テレワークや時差出勤などの「スムーズビズ」を新たな常識として根付かせ、働きやすく、生産性の高い社会を築く。さらには、バリアフリーの推進やボランティア文化の定着などにより、「人生100年時代」とも言われる長寿社会において、誰もが優しさを感じながらいきいきと活躍する、活力溢れる都市を創り上げる。こうしたレガシーを遺していくことは、激化する国際競争の中で我が国の発展を力強く牽引する「成長」と、誰もが安心して豊かに暮らす「成熟」が両立した都市へと、東京がさらなる進化を遂げるための必須条件と言っても、過言ではありません。令和の幕開けと共に開催する二つの世界的大会は、人口減少と超高齢化が進むこれからの時代において、東京がなお進化していくための基盤を築く、最大にして最後のチャンスであります。改めて、そうした想いを胸に刻み、両大会を必ずや成功させるとともに、大いなるレガシーを創り上げるための取組を着実に推進してまいります。 == 2 ラグビーワールドカップ及び東京2020大会を成功へと導く取組 == === 「一生に一度」のラグビーワールドカップ2019 === ラグビーワールドカップ2019につきましては、大会運営、輸送、セキュリティ・医療等の体制を万端整え、誰もが安心して楽しむことのできる大会を実現してまいります。そのために、警視庁及び東京消防庁による特別警戒等の取組により、会場周辺の安全と円滑な移動を確保するとともに、大会の力強い支えとなるボランティア、「TEAM NO-SIDE」の皆さんにも、会場への誘導や空港・駅などにおける交通案内等、大いにご活躍いただきます。また、試合会場が所在し大きく賑わう調布と、都心の有楽町に、誰もが集える「ファンゾーン」を設置し、多様な交流や東京産の食材などを楽しんでいただくほか、SNSにより全国の開催都市の観光情報を発信することで、東京及び日本各地の周遊を促します。国内外から訪れる多くの皆様に、東京・日本での「一生に一度」のラグビーワールドカップを堪能していただく、そのような工夫を凝らし、一人ひとりの心に深く刻まれる大会として成功へと導きたいと思います。 === 都民・国民の皆様と共に東京2020大会を成功させる === ==== 課題への着実な対応 ==== そして、東京2020大会の成功に向けましては、開催1年前を迎えたこの夏、本番を見据えた様々な取組を展開をいたしました。特に、大会期間中の混雑の緩和に向けましては、多くの企業等の皆様のご協力の下、テレワーク、時差ビズ、交通需要マネジメントを一体的に進める「スムーズビズ」の取組を大規模に実施をしたところであります。テレワークや時差出勤の効用を幅広い方々に体感していただいたことは、新たな働き方が広がる大きな契機となるものと確信をいたしております。大会時の混雑緩和はもとより、柔軟な働き方や快適な通勤を可能とし、人材確保や生産性向上にも繋がる多様なワークスタイルがレガシーとして定着するよう、引き続き企業等の皆様と連携して進めてまいります。<br> 併せまして、都心部の交通量を抑制するため、交通需要マネジメントの取組に加え、首都高速道路等における流入調整を試行いたしました。この結果も踏まえまして、先月には、ETC車両につきましての夜間の通行料を割り引く一方、昼間は自家用車等に対して1千円を上乗せするなど、首都高の混雑分散のための料金施策案を公表したところであります。都議会でのご議論や都民の皆様のご意見をいただくとともに、企業等の皆様には、物流の効率化、工事の調整等につき、引き続き丁寧な説明を尽くしまして、一層のご協力を仰ぎながら、「大会時の円滑な輸送」と「経済活動・都民生活」の両立を図ってまいります。また、高速道路の交通の円滑化等に資するETCの利用率100%に向け、普及啓発を促進するとともに、国や高速道路会社に対しまして、取組の加速を働きかけてまいります。<br> この夏より本格化いたしました各競技のテストイベントにおきましては、大会中にも見込まれる猛暑の中、最新型のミストや扇風機を備えた休憩所の設置、うちわやネッククーラーなどの配布による暑さ対策を試行いたしました。加えて、都市オペレーションセンターやシティキャストの運営、救護所の設置等について、実践的な検証を行ったところであり、これらの結果を最大限に活かして、猛暑の中での大会運営を万全なものとしてまいります。また、マラソンスイミング及びトライアスロンの会場であるお台場海浜公園の水質等の確保に向けましては、組織委員会やIOCなどと協議をして、有効性の確認された三重スクリーンを設置するほか、さらなる対策を全庁を挙げて実施してまいります。 ==== 開催1年前の気運の高まり ==== 競技会場の整備は着実に進んでおります。この夏も、カヌー・スラロームセンター及び大井ふ頭中央海浜公園ホッケー競技場が、それぞれ完成披露式典を迎えました。オリンピック及びパラリンピックの1年前セレモニーでは、それぞれのメダルデザインも発表され、都庁で実施したメダル展示には、大勢の皆様にご来場をいただいたところであります。特にパラリンピックにつきましては、先月、チケットの抽選申込受付も開始となりまして、気運は益々高まってまいりました。引き続き、パラリンピックの成功等に向けました懇談会の皆様のご協力の下、パラスポーツの魅力を広く発信するとともに、海外メディアによる福島・岩手・宮城への取材ツアーなど、復興オリンピック・パラリンピックの取組にも力を入れながら、都民・国民の皆様と共に、大会の成功へと力強く歩んでいきたいと思います。 == 3 「未来への投資」を果敢に進める == === 「7C TOKYO」の視点で未来を切り拓く === ラグビーワールドカップ2019及び東京2020大会の成功を跳躍台とし、その先の東京・日本の持続的な発展を成していく。そのために、今こそ、「未来への投資」を果敢に推し進めなければなりません。この投資を真に効果的なものとするべく、7月に策定いたしました「重点政策方針2019」におきまして、7つの戦略的視点を明らかにいたしました。都政への姿勢や理念を示す「Chance」「Change」「Challenge」「Check」、そして、「人」が輝くための施策を示す「Community」「Children」「Choju(長寿)」。この7つの「C」からなる「7C TOKYO」の視点を踏まえまして、2020年に向けて新たな施策を生み出していくとともに、2040年代を見据えて、未来を切り拓く羅針盤となる「長期戦略」の策定を進めてまいります。<br> この「長期戦略」につきましては、先月、活力ある東京を創り上げるための論点を整理をいたしました。今後、都民の皆様をはじめ、有識者の方々や区市町村、産業界、労働界等から広く意見を伺い、都議会での議論も踏まえながら、年末を目途に、「長期戦略」の土台としての政策の大きな柱などを示します「長期戦略ビジョン(仮称)」を公表してまいります。 === 新たな都政改革の検討 === 都庁の機能強化に向けて進めております「2020改革」は、来年度末に終期を迎えます。その先におきましても、都が、新たな発想を駆使し、高い生産性を発揮しながら、「長期戦略」に掲げる目指すべき将来像に向けた施策を効果的に推し進める。そのためには、「2020改革」を発展させるとともに、2040年代を見据えた新たな改革を進めなければなりません。ICT技術の絶えざる革新や少子化の進行等、変化の激しい時代を常に先取りをし、戦略的に政策を展開していく都庁を実現するべく、昨日開催いたしました都政改革本部会議では、既存の制度の見直しや規制改革の実現等も見据えた課題におきまして、全局を挙げて総点検するように指示をいたしました。都政改革を新たなステージへと進化させる、抜本的な取組を検討してまいります。 先般、公正取引委員会から、いわゆる官製談合防止法に基づく改善措置要求を受けたことにつきましては、知事として深くお詫びを申し上げます。全庁を挙げまして再発防止に万全を期し、都民の皆様の信頼回復に努めてまいります。 == 4 我が国の発展を牽引し、世界の中で輝く東京 == 東京が、世界から注目を集め、選ばれる都市として「成長」を続け、日本全体の発展を牽引する。そのための取組を加速してまいります。 === 新たな価値を創造し、未来を輝かせる成長戦略を展開 === ==== 東京のさらなる成長に繋がる「Society5.0」の社会実装 ==== AIやIoTなど、日進月歩の先端技術が引き起こす変化の波は、日々の生活のあらゆる場面に急速に広がり、私たちの社会に新たな活力と豊かさをもたらします。世界の都市がしのぎを削る中、東京がさらなる成長を遂げるためには、この変化の波を的確に捉え、新たな価値を生み出していかねばなりません。その鍵となる「Society5.0」の実現に向け、未来を輝かせる成長戦略に果敢に踏み出してまいります。<br> キャッシュレス化の促進は、都民や外国人旅行者の利便性向上はもとより、決済データを活用した新たなサービスの創出等に繋がる、重要な成長戦略であります。今年度より開始するモデル事業では、SDGsの推進に貢献された皆様に、民間の決済サービスで利用できる都独自のデジタル通貨を発行し、キャッシュレス決済の拡大に繋げてまいります。<br> 様々な交通手段を乗り継ぐ移動を、一つのサービスとして繋ぐ「MaaS」の社会実装に向けましては、最適な移動を提供する交通サービスの組み合わせを一括で手配できるシステムの構築を目指し、実証実験を行います。将来的には、待ち時間のない移動や、高齢の方々の安全かつ自由な外出など、東京発の次世代の移動サービスを創出してまいりたいと存じます。 ==== イノベーションの好循環を生み出す ==== ベンチャー企業、投資家、研究機関など、多様な主体が集積・連携し、新たなビジネスモデルを創出する「エコシステム」の形成が、世界の都市で急速に進んでおります。激しさを増す国際的なイノベーション競争に打ち勝つべく、東京においても、丸の内界隈など、「エコシステム」の形成を担う3つのエリアを認定をいたしました。多様な主体を繋ぐ人材の派遣や国内外へのPRなど、集中的な支援を展開をし、イノベーションの好循環を生み出す環境整備をさらに加速してまいります。<br> また、起業家の裾野を広げる取組として、子供たちへの起業家教育を推進をいたします。都内小中学校での実施に向けた相談窓口の設置や、起業体験イベントの開催等を通じて、起業が将来の選択肢の一つとなるよう、子供たちの関心を高めていきたいと存じます。 ==== eスポーツによる産業振興 ==== 国内外において広がりが期待されるeスポーツへの関心を高め、関連産業を手がける中小企業の振興に繋げてまいります。来年1月に開催する「東京eスポーツフェスタ」では、競技大会のほか、商品や技術等の展示会やeスポーツ体験など多彩な企画を実施する予定であり、今後、大会概要を公表し、参加者の募集を始めてまいります。 ==== 日本全国の活性化に繋がる取組 ==== 激しい国際競争の中、日本経済全体の規模を拡大していくためには、東京と他の地域がそれぞれの個性や強みを活かし、共存共栄を図ることが欠かせません。その一例である国産木材の需要拡大につきましては、都の主導により、全国知事会として、その実現に向けた決意と姿勢を発信するとともに、具体の政策提言をとりまとめ、先月、関係大臣に直接、協力要請をいたしました。今後とも、全国自治体と緊密に連携しながら、日本各地の活性化に繋がる取組を推し進めてまいります。 === 東京のポテンシャルを最大限に引き出し、持続可能な成長へ === 高度な都市機能に加え、豊かな自然や歴史文化など、多様な魅力が織りなす東京のポテンシャルを最大限に引き出し、持続可能な成長へと繋げてまいります。 ==== 羽田空港の機能強化に向けて ==== 東京・日本の国際競争力向上や、東京2020大会の円滑な実施に欠かせない羽田空港の機能強化につきましては、都民の皆様や関係自治体の理解がさらに深まるよう、国に対し、騒音・安全対策や情報提供の一層の推進を求めてきたところであります。このたび国は、着陸高度のさらなる引き上げなど、より踏み込んだ対策を示しまして、来年3月から、羽田空港における国際線の発着を年間約3万9千回増加することを決定をいたしました。都といたしましては、引き続き対策の着実な実施と丁寧な情報提供を求めながら、その実現に向けましては積極的に協力をしてまいります。 ==== 都市の価値を高めるまちづくり ==== 日本橋周辺の首都高の地下化は、品格ある景観を形成し、東京が成熟度を高める一つの象徴となるものであります。これまで、国などと共に具体的な検討を重ねてきた計画案は、昨日、都市計画審議会にて了承を得るところとなりました。引き続き、伝統と革新が交差する東京の顔・日本橋において、都市の価値を高めるまちづくりを推進してまいります。 ==== 小笠原諸島の自立的な発展の推進 ==== 豊かな海洋資源や自然環境をはじめ、個性溢れる魅力を有する小笠原諸島。今般、その自立的な発展を推進する「振興開発計画」の素案をまとめました。実現可能な航空路案の検討や老朽化した施設への対応、ゼロエミッションアイランドの実現に向けた取組など、今後5年間で集中的に取り組むべき対策を盛り込んだものであり、都民の皆様のご意見を踏まえながら、11月の策定を目指してまいります。 == 5 誰もが安心して暮らし、いきいきと活躍できる東京の実現 == 次に、誰もが安心して暮らし、いきいきと活躍できる、より「成熟」した都市の実現に向けた取組について申し上げます。 === 暮らしの「安全・安心」の確保 === ==== 防災対策の実効性を不断に高める ==== 一昨日、多摩市におきまして、多摩直下地震を想定した防災訓練を実施をいたしました。いつ起こるとも知れない災害から生命・財産を守るためには、都民の皆様と共に、防災対策の実効性を不断に高めなければなりません。このたび、災害予防及び応急・復旧対策を定める「地域防災計画」の震災編につきまして、最新動向を反映した修正を行いました。近年の大規模地震の教訓を活かした具体的な取組や、女性・外国人等の視点を踏まえた対策など、多面的な観点から見直しを行っております。先般、被災後の迅速かつ計画的な復興に向けまして策定した「都市復興の理念、目標及び基本方針」と併せ、災害予防から復興までの切れ目のない指針の下、東京の防災力の総合的な強化を図ってまいります。<br> また、子育て世帯に向け、親子で防災を学ぶための「とうきょうぼうさいえほん」の作成を進めてまいります。子供たちに親しみのあるキャラクターを用い、子供も大人も楽しみながら学べる内容とすることで、家庭における災害への備えをさらに促進してまいりたいと考えます。<br> 台風や豪雨等による土砂災害から命を守る鍵は、迅速な避難であります。万一の際の住民の避難行動に繋げるべく、前倒しで実施してきた土砂災害警戒区域の指定につきましては、今月末までに、都内全域約1万5千か所の指定が完了いたします。「東京マイ・タイムライン」の普及や、土砂災害への備えをテーマとした出前講座の実施などと併せまして、都民の皆様の防災意識のさらなる向上を図ってまいります。 ==== 痛ましい交通事故を無くしていくための取組 ==== 社会問題となっております高齢運転者の安全対策につきましては、関係機関のご協力の下、7月より、安全運転支援装置の取付への補助を開始をいたしました。多くのご相談や申し込みが寄せられておりまして、引き続き大勢の皆様にご活用いただきたいと思います。併せまして、運転免許の自主返納の促進や、区市町村等と連携をした子供の移動経路の安全点検など、痛ましい交通事故を無くしていくための取組を着実に推進してまいります。 ==== 自転車利用の安全対策 ==== 自転車利用の安全対策も進めてまいります。近年、都内での自転車による交通事故が増加しておりまして、高額な損害賠償命令が出されるケースも散見されます。今般、専門家からのご意見や都議会の皆様からの提案を踏まえまして、自転車の利用者に損害賠償保険の加入を義務付ける条例改正案を提案をいたしました。自転車利用のルール・マナーの周知をさらに徹底するとともに、万一の事故の際も、被害者の適切な救済が図られる環境を整備してまいります。 ==== 犯罪被害者等への支援の推進 ==== 犯罪被害に遭われた方やそのご家族に対します支援を一層推進するための「犯罪被害者等支援条例(仮称)」につきましては、有識者懇談会での議論を踏まえまして、先月、構成案を公表いたしました。相談への対応や心身両面でのサポートはもとより、在留外国人や他県・外国からの旅行者への対応など、東京が抱えます特有の課題も見据えながら、引き続き検討を深めてまいります。 === 誰もがいきいきと活躍できる社会に向けて === ==== 都民の就労を応援する条例の考え方 ==== 誰もがいきいきと活躍できる社会に向けましては、「ソーシャル・インクルージョン」の考えの下、都民の皆様の就労を応援する新たな条例について、有識者の意見を伺いながら精力的に検討を進めております。先月末には、就労を希望する全ての都民を対象といたしました総合的な支援や、障がいのある方をはじめ就労に困難を抱える方を受け入れる社会的企業、いわゆる「ソーシャルファーム」の創設の後押しなど、新条例の基本的な考え方を公表をいたしました。引き続き、就労を希望する方が誰一人取り残されることなく、個性や能力に応じて働くことができます社会の実現に向けまして検討を進め、第四回定例会への提案を目指してまいります。 ==== 女性活躍のムーブメントをさらに加速する ==== 本年4月1日時点におけます保育サービス利用の児童数でございますが、知事就任時から約4万7千人増加をいたし、待機児童数は約5千人減少をいたしました。こうした成果は、女性を中心として、育児に仕事に活躍する方が大きく増え、東京の活力向上に繋がっていることを示すものでございます。11月には、昨年度実施いたしました女性経営者による会議、「N E W CONFERENCE」を、約1千名規模に拡大して開催をし、第一線で輝く女性の姿を広く発信をいたします。併せまして、全国の女性首長と連携をいたしました新たな会議を立ち上げるなど、女性活躍のムーブメントをさらに加速、拡大をしてまいります。 ==== 多様性を尊重する都市の実現 ==== 誰もが認めあう共生社会を実現し、多様性を尊重する都市を創り上げる。昨年度制定いたしました、いわゆる「人権尊重条例」に掲げた理念の下、先月、多様な性の理解促進に向けました「性自認及び性的指向に関する基本計画」の素案を公表いたしました。相談・支援体制の充実や啓発・教育の推進等、4つの施策の柱を立てておりまして、都民の皆様のご意見を踏まえて、年内の策定を目指してまいります。声を上げられない当事者にも寄り添いながら、必要な支援や社会の理解促進に向けた取組を継続的に進めてまいります。 ==== 誰もが快適に滞在し、スムーズに移動できるまちへ ==== 東京2020大会のレガシーとするべきバリアフリー化に向けましては、国内で初めて、宿泊施設におけます一般客室の整備基準を定めた「建築物バリアフリー条例」の改正が、今月から施行となりました。引き続き、事業者への支援やバリアフリー情報の発信等を推し進めて、誰もが利用しやすい宿泊環境を一層充実させてまいります。<br> 先月、都営地下鉄において、三田線と大江戸線に続き、新宿線全駅でのホームドアの設置が完了をいたしました。加えまして、鉄道駅のさらなるバリアフリー化に向けて、障がいのある方や学識経験者等からの意見を伺いながら、駅の構造や周辺の特性等を考慮した「優先整備の考え方」の検討を進めておりまして、補助の拡大を図ります。引き続き、ハード・ソフトの両面からバリアフリー化を推進し、障がい者や高齢者、子供連れの方など、誰もが快適に滞在し、スムーズに移動できるまちを実現してまいります。 ==== 明るい未来を紡ぐ子供たちの育成 ==== 次代を担う子供たちを育み、明るい未来を紡いでいく。そのための施策も積極的に展開をいたします。先月開催をいたしました総合教育会議におきましては、「Society5.0時代の学校教育」をテーマに、先進事例を共有し、今後の教育におけますICT活用のあり方について議論を深めました。AIやビッグデータの活用が当たり前となる時代を見据え、教育委員会において、先端技術を学校教育に積極的に活用していく「スマート・スクール構想」をさらに加速することで、児童・生徒一人ひとりが持つ力を最大限に伸ばしてまいります。<br> また、都立高校におきまして、国際的な協力や貢献のあり方を学ぶ機会も充実させてまいります。先週、ボランティア活動推進校の代表生徒17名がベトナムに赴き、現地でのボランティアのほか、伝統文化やパラスポーツ等を通じました交流を体験いたしました。こうした取組を通じまして、豊かな国際感覚と社会貢献に必要な資質・能力を培ってまいります。 子供たちの健やかな成長のためには、居住の安定も欠かせません。若年夫婦や子育て世帯を対象とした都営住宅の期限付き入居制度について、現在10年間としております入居期限を、子供の高校修了期まで延長する条例改正案を、本定例会に提案いたしました。併せまして、ひとり親世帯についても制度の対象に加えるなど、誰もが安心して子供を産み育てられる環境づくりを進めてまいります。 == 6 名誉都民の選定 == このたび、名誉都民の候補者として、赤松良子さん、さいとう・たかをさん、三宅一生さんの三名の方々を選定させていただきました。<br> 赤松良子さんは、男女雇用機会均等法の成立に尽力されるなど、長きにわたり、女性の社会的地位の向上に大きく貢献してこられました。<br> さいとう・たかをさんは、劇画の先駆者として、「ゴルゴ13」をはじめ数々の作品を生み出し、世代を越えて多くの方々を魅了しておられます。<br> 三宅一生さんは、日本を代表するデザイナーとして世界中から支持を集め、自由な発想から革新の服づくりを現実化し続けられておられます。<br> お三方につきまして、都議会の皆様のご同意をいただき、来月、名誉都民として顕彰したいと考えておりますのでよろしくお願いを申し上げます。 == 7 おわりに == 第7代市長として東京の骨格を築き、1923年に発生した関東大震災後、帝都復興院総裁を務めた後藤新平氏の偉大なる功績は、現在の昭和通り、靖国通り、明治通りなど、主要な幹線道路として遺されております。また、1964年の東京オリンピック・パラリンピックがレガシーとして遺した首都高速道路や東海道新幹線は、高度経済成長の礎となりました。<br> 令和の時代を迎えた今、必要とされるのは、こうした目に見えるハードの道に加え、目に見えない「電波の道」であります。東京は「Society5.0」を実現し、遠隔教育や遠隔診療の推進、金融市場としての競争力の確保などを図るため、現行の100倍とされる速度を持つ大容量の次世代通信規格、「5G」のネットワーク構築をスピーディーに進めなければなりません。<br> 先週、「TOKYO Data Highway基本戦略」として発表いたしました「電波の道」構想は、「通信の超高速道路」の構築を意味いたします。AIやIoTなど、デジタル化の新潮流が凄まじい速さで世界を変えている中、残念ながら我が国は、競争力や生産性の国際比較でずるずると後退しつつあります。今こそ東京は、世界を視野に挑戦を続けることが求められております。持続可能な成長や、長寿社会におけます安心の確保などの課題に、果敢に挑まなければならないのであります。<br> そのためにも、改めて、「東京大改革」をさらに前へと進める決意です。都議会の皆様、都民の皆様のご理解ご協力をよろしくお願いをいたします。 なお、本定例会には、これまで申し上げたものを含めまして、条例案38件、契約案4件など、合わせまして46件の議案を提案をいたしております。よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。 以上をもちまして、私の所信表明を終わります。<br> ご清聴、誠にありがとうございました。 == 出典 == * [https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/shisehoshin/31_04 令和元年第三回都議会定例会 知事所信表明] - 東京都 都庁総合ホームページ * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/272271?Template=document&Id=2574#one:10 令和元年第3回定例会(第13号) 本文 2019-09-03] - 東京都議会 会議録検索 {{PDL1.0|terms=https://www.kantei.go.jp/jp/terms.html}} {{DEFAULTSORT:れいわ1ねんたい3かいときかいていれいかいしよしんひようめい}} [[Category:東京都議会知事所信表明]] [[Category:小池百合子]] myv2mkr72hkgub2gkioeaqgyiz6ctot 令和元年第二回都議会臨時会知事発言 0 58222 246494 2026-10-11T03:44:49Z Taro2096 44064 作成 246494 wikitext text/x-wiki {{header | title = 令和元年第二回都議会臨時会知事発言 | author = 小池百合子 | section = | previous = [[令和元年第三回都議会定例会知事所信表明]] | next = [[令和元年第四回都議会定例会知事所信表明]] | notes = この演説は、2019年(令和元年)10月21日に行われた。<br> | year = 2019 | month = 10 | day = 21 }} 発言に先立ちまして、先般の台風19号がもたらした災害により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。被害からの早期の復旧と、東京の防災力のさらなる強化に向け、全庁を挙げて取り組んでまいります。 令和元年第二回都議会臨時会の開会に当たりまして、謹んで申し上げます。 天皇陛下におかせられましては、明10月22日、即位礼正殿の儀を挙行されます。首都・東京の知事として、慶賀の至りに存じます。<br> 式典には、都民を代表し、私も参加することといたしております。天皇皇后両陛下の益々の御清祥と、令和の世の末永き弥栄を、心よりお祈り申し上げます。 新たな時代の幕開けを寿ぐ日を前に、私は、都民福祉の向上、東京・日本のさらなる発展に向けまして、都政の推進に一層力を尽くしていくとの思いを新たにいたしております。未来への決意と、世界の平和への願いを胸に、都民と共に、衷心より慶祝の意を表します。 以上をもちまして、私の発言を終わります。 == 出典 == * [https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/shisehoshin/31_05 令和元年第二回都議会臨時会 知事発言] - 東京都 都庁総合ホームページ * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/691742?Template=document&Id=3111#one:21 令和元年第2回臨時会(第17号) 本文 2019-10-21] - 東京都議会 会議録検索 {{PDL1.0|terms=https://www.kantei.go.jp/jp/terms.html}} {{DEFAULTSORT:れいわ1ねんたい2かいときかいりんしかいちしはつけん}} [[Category:東京都議会臨時会知事発言]] [[Category:小池百合子]] cr5kcn2njga66rk79w9h380rag57yp8 令和元年第四回都議会定例会知事所信表明 0 58223 246495 2026-10-11T04:06:21Z Taro2096 44064 作成 246495 wikitext text/x-wiki {{header | title = 令和元年第四回都議会定例会知事所信表明 | author = 小池百合子 | section = | previous = [[令和元年第二回都議会臨時会知事発言]] | next = [[令和2年第一回都議会定例会知事施政方針表明]] | notes = この演説は、2019年(令和元年)12月3日に行われた。<br> | year = 2019 | month = 12 | day = 3 }} 令和元年第四回都議会定例会の開会に当たりまして、都政運営に対します所信の一端を述べさせていただきます。 10月22日、名誉都民である緒方貞子さんがご逝去されました。また、10月24日、同じく名誉都民である八千草薫さんがご逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈りいたします。 == 1 都民の生命と財産を守り抜くための都市力の強化 == === 時機を逸することなく効果的な施策を講じる === この秋、日本に接近、上陸した台風は、各地に記録的な大雨や暴風をもたらし、都内においても、河川の氾濫や道路の崩落、ライフラインの寸断など、深い爪痕を残しました。今もなお、被害に苦しまれている方が数多くおられます。改めまして、亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災されました皆様に心よりお見舞いを申し上げます。<br> 都はこれまで、私自身も現場の状況をこの目で確かめながら、インフラの復旧、都営住宅の一時提供、農林水産業の再建に向けた支援など、迅速に対策を講じてまいりました。そして、本定例会に提案いたしました補正予算案には、被災された方々に一日も早く日常を取り戻していただくための取組や、日本各地で甚大な風水害が毎年のように発生している中、緊急に進めるべき防災事業を盛り込んでおります。<br> 具体的には、国の支援の対象とならない被災住宅につきまして、補修に係る補助制度を新設するとともに、被害を受けた市町村に対し、特別交付金による財政支援を実施をいたします。また、災害時における電源確保のため、全ての都立一時滞在施設にスマートフォン等の充電用機材を配備し、家庭に対しましても、非常用電源となる蓄電池等の購入を補助いたします。さらに、ブルーシートや土のう袋の備蓄を強化するほか、迅速な情報収集のためのドローンを導入するなど、幅広く対策を進めます。<br> 被害からの早期の復旧を期すとともに、頻発する災害から都民の皆様をしっかりと守るべく、時機を逸することなく効果的な施策を講じてまいります。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。 === 為し得る限りの備えを固める === 続けざまに猛威を振るう自然災害を前に、今、為すべきは、いつ牙を剥くかも知れない次なる脅威に対しまして、これまでの常識や経験に囚われることなく、為し得る限りの備えを固めることであります。 ==== 浸水被害の軽減に効果的な調節池の整備 ==== 今回、浸水被害の軽減に奏功しました調節池につきましては、現在整備中である環状七号線地下広域調節池におきまして、年度内にトンネルの掘進を開始いたします。時間当たり100ミリの局地的かつ短時間の豪雨にも効果を発揮をする、国内最大の地下調節池の完成に向けまして、着実に工事を進めてまいります。また、昨年の緊急総点検を踏まえまして、早期の検討に着手するとした8つの河川の新たな調節池につきましても、候補地や構造形式の選定を進めておりまして、今後、さらなる具体化を図ってまいります。 ==== 島しょ地域の無電柱化の促進 ==== 島しょ地域では、電柱の倒壊や倒木による停電が相次ぎ、多くの島民の方々が不自由な生活を余儀なくされました。かねて取り組んでまいりました無電柱化につきましては、台風の通り道である島しょでの取組を加速しなければなりません。今年度中には、甚大な被害を受けた大島町の都道において早期に事業に着手するほか、その他の地域につきましても、地元町村と連携しながら、具体の設計や整備箇所の検討を進めてまいります。 ==== 命を守るための的確な避難を促す ==== このたびの台風におきましては、風水害時に取るべき行動をあらかじめ地域で共有していた町会において、適切な避難がなされたケースが見られました。都といたしましても、都民一人ひとりが避難に必要な知識を習得しながら、自らの行動を事前に整理するための「東京マイ・タイムライン」につきまして、引き続き積極的に普及を図ってまいります。併せて、情報発信の一層の強化や、先月、親子向けに公表いたしました「とうきょうぼうさいえほん」による啓発など、都民の皆様の的確な避難を促す取組を推進してまいります。 ==== 防災事業のさらなるグレードアップのために ==== 年々激甚化する風水害は、発生するたびに、新たな問題を浮き彫りにいたしております。このたびの台風被害によりまして、どのような課題が明らかとなり、今後いかに改善を図るのか。災害対策に万全を期していくべく、先月、副知事をトップといたしました「大規模風水害検証会議」を立ち上げまして、全庁を挙げて速やかな検証を進めてまいりました。今般、その結果を取りまとめたところであり、来年度中に予定している「地域防災計画」風水害編の修正と併せまして、防災事業のさらなるグレードアップへと繋げてまいります。 ==== 災害現場における初期対応の迅速化に向けて ==== 災害現場での初期対応をさらに迅速化するべく、東京消防庁におきましては、来月、機動性と環境性に優れる電動トライクを活用した「ファーストエイドチーム」を立ち上げます。進入困難な狭隘地におけます早期の応急救護等を可能とするとともに、そのフットワークの軽さを活かして、平時におけます事故の被害軽減を図るなど、「セーフ シティ」を確立する対策を一層充実させてまいります。 === 待ったなしの気候変動対策 === 近年の猛暑や豪雨を通じまして、私たちは改めて、日常を脅かす地球温暖化の影響の甚大さを実感をいたしております。気候変動への対策は待ったなしでありまして、こうした認識を都民の皆様と共有しながら、ゼロエミッション東京の実現に向けた施策を推進してまいります。 ==== 気候変動から都民を守る強靭な都市の構築 ==== 省エネルギーの推進や、再生可能エネルギーの利用拡大。電気自動車など、ゼロエミッションビークルの本格的な普及。さらには、革新的なイノベーションの誘導。脱炭素社会の実現に向けましては、幅広い分野の多様な取組を、気候変動対策として進化させなければなりません。そのための具体的なロードマップを提示して、2050年、東京が、世界のCO2排出量実質ゼロに貢献するための「ゼロエミッション東京戦略」を、年内に発表をいたしてまいります。<br> 併せまして、都内における気候変動の影響を踏まえて、災害、健康、農業など、多岐にわたる分野におきまして、被害を回避・軽減するための考え方を示す「気候変動適応方針」を策定をいたします。これらを基に、気候変動の緩和と適応の両面から総合的に施策を展開をいたしまして、極端な気象変化から都民を守る強靭な都市を築いてまいります。 ==== 「プラスチック削減プログラム」の公表 ==== プラスチックの持続可能な利用に向けましては、10月、廃棄物審議会から提出されました最終答申におきまして、長期的な目標と当面の対策が広く示されたところであります。廃プラスチックの国際的な輸入規制を受けまして、国内における適正処理や有効利用を図るための緊急対応にも触れられておりまして、こうした様々な提案を踏まえて、年内には、今後の具体的な施策を示す「プラスチック削減プログラム」を公表してまいります。 == 2 「未来への投資」を推し進め、成長と成熟を為す == === 「長期戦略ビジョン」及び「新たな都政改革ビジョン」の策定 === 災害や気候変動への対策をはじめとする「都市力の強化」に加えまして、「稼ぐ東京」の実現や「人と人を繋ぐ」取組など、「未来への投資」を幅広く推進して、東京の成長と成熟を為す。その方向性を明らかにするのが、年末に公表いたします「長期戦略ビジョン(仮称)」であります。8月、「未来の東京」への論点といたしまして、目指すべき将来のイメージや、その達成に向けての課題をお示しをいたしました。この間、ビジョンの策定に向けまして、都民の皆様からの意見募集や、区市町村、大学、各種団体との意見交換など、まさに東京の智恵を結集する取組を行ってきたところでございます。未来を拓く子供たちからも、まだ見ぬ東京の夢溢れる姿を描いた絵画が、数多く寄せられております。これらを踏まえまして、引き続き柔軟かつ大胆に検討を進めまして、「都民が主役」である東京の、明るい未来への羅針盤となる「長期戦略」の取りまとめへと繋げてまいります。<br> また、変化の激しい時代におきましても、従来の延長線上ではない新たな発想を常に生み出して、目指すべき東京を築き上げていくためには、都自らも大きく変貌しなければなりません。都はこれまで、生産性向上や機能強化のための「2020改革」を推進し、職員にも改革マインドが着実に根付いてまいりました。こうした成果を継承しつつ、戦略的な政策展開を支える都庁の実現に向け、さらなる都政改革を進めていく。その指針となる「新たな都政改革ビジョン(仮称)」につきましても、この年末に公表をしてまいります。 === 成長と成熟に不可欠な「TOKYO Data Highway」 === これらのビジョンに基づいて、未来の東京を創り上げていく一つの礎となりますのが、超高速のインターネット網であります。特に、この日本の新たな時代が幕を開けました令和元年は、国際的には「5G元年」と言われる年でありました。アメリカや韓国をはじめ各国で普及が進む中、東京は、次世代の通信規格であります5Gネットワーク競争で世界をリードし、新たな価値を創出することで、成長を加速度的に推し進めなければなりません。また、5Gは、遠隔医療の実現等、どこにいようとも誰一人取り残されることのない、より高度な成熟社会の確立にも寄与いたします。人口減少・超高齢化が進む中、先端技術により経済発展と社会的課題の解決を図る「Society5.0」を実現し、成長と成熟の両立を目指す東京にとりまして、超高速の電波の道、「TOKYO Data Highway」は、まさに不可欠な基幹インフラなのであります。<br> 道路や鉄道など「目に見える」インフラに加えまして、この新たな「目に見えない」インフラを、世界に後れることなく構築し、東京のデジタルシフトを牽引していく。そのためには、都自らが最先端のテクノロジーに精通していなければなりません。今月半ばには、高度な専門性と豊富な経験を有するICT人材を10名、管理職として採用することといたしております。併せまして、ICT人材に関する職種を新設をいたしまして、来年度から採用選考を開始するなど、デジタル施策の推進体制を強化してまいります。<br> 先月には、我が国のインターネットの第一人者を座長に迎えまして、通信各社のトップの参加を得た「TOKYO Data Highwayサミット」を開催をいたしまして、次世代のネットワークをスピーディーに整備するための具体策について意見を交わしました。都は、アンテナ基地局の設置を促進するべく、都有施設のデータベースの公開やワンストップ窓口の創設等を通じまして、民間の取組を大いに後押ししてまいります。引き続き、東京をアップデートし続けるための英知が結集するこのサミットを軸といたしまして、民間と強力にタッグを組んで、「未来への投資」となる世界最速のモバイルインターネット網の構築を加速してまいります。 == 3 東京が誇るインフラや資源の価値を高め、持続可能な成長へ == 東京の発展に向けた新たな基盤の整備を進める一方、今あるインフラや資源の価値をさらに高め、都市の活性化を図ることで、時代の変化に対応しながら、東京の持続可能な成長を実現してまいります。 === 東京の成長を支える道路ネットワーク === 東京の潜在力を引き出し、成長を支える道路ネットワークにつきましては、一昨日、首都高速道路の中央環状線と小松川線を繋ぎます小松川ジャンクションが、新たに開通いたしました。これによりまして、埼玉方面と千葉方面を結ぶルートの選択の幅が広がりまして、都心部の混雑緩和にも繋がります。同じく今月には、首都高渋谷線下り方向における渋谷入口が開通をいたしまして、郊外へのアクセス性が向上するほか、渋谷駅周辺の慢性的な渋滞の緩和も期待されるところであります。今後とも、東京、ひいては首都圏全体の生産性の向上や防災力の強化を見据えまして、高いストック効果を発揮する幹線道路ネットワークの形成に着実に取り組んでまいります。 === 豊かな都民生活の基盤となる卸売市場の活性化 === 東京の卸売市場もまた、多彩な食文化など、豊かな都民生活の基盤となる重要なインフラであります。私もこれまで10の市場を巡り、さらなる発展に向けまして奮闘されている市場業者の皆様に、直に接してまいりました。その姿に改めて敬意を表し、都といたしましても、卸売市場全体の一層の活性化に取り組んでまいります。<br> その一つの鍵となるのが、本定例会に提案いたしました「中央卸売市場条例」の改正でございます。物流や商取引の多様化が進む中、引き続き卸売市場が生鮮食料品等の流通の核として機能していくためには、法の改正も踏まえまして、多くの取引関係者が利用しやすい環境を実現することが欠かせません。本改正によりまして、公正な取引や食の安全・安心を確保する仕組みを維持する一方で、取引の活性化を図るための規制緩和を行ってまいります。関係者の創意工夫を凝らした取組を全力で後押しをして、引き続き都民の皆様に、豊かで安心できる消費生活を享受いただけるよう尽力してまいります。 === ユニークベニューの幅を広げ、MICE誘致に繋げる === オリンピック・パラリンピックを控えまして、世界の注目が集まる今こそ、国際会議などMICEの誘致を促進をし、成長へと繋げる好機であります。東京には、会議やレセプションの会場として特別感を演出できるユニークベニューが数多く存在しておりまして、こうした魅力的な資源を活かしながら、積極的に誘致を進めてまいります。<br> 10月には、都内で唯一の重要文化的景観であります、葛飾柴又の帝釈天題経寺と参道商店街を一体的に活用することで、ユニークベニューとしての新たな可能性を発信するイベントを開催をし、私も区長と共にその魅力をアピールしてまいりました。本日も、目黒区にあります旧前田家本邸洋館におきまして同様のイベントを開催するところであり、今後ともユニークベニューの活用の幅を広げ、MICEの誘致を加速してまいります。 === 東京に彩りを添えるプロジェクションマッピングの促進 === 観光資源としての活用など、東京の魅力向上のためのポテンシャルを秘めるプロジェクションマッピングを促進するべく、「屋外広告物条例」の改正を視野に、規制の緩和を検討をいたしております。景観や交通安全等への影響を検証する実証実験を踏まえまして、先般、規制の見直し案を取りまとめました。まちの活性化のため、プロジェクションマッピングの活用が望ましい地区におきましては、地域が定めたルールに基づく柔軟な実施を可能とするなど、幻想的な光の投影が東京にさらなる彩りを添えますよう、来年の第一回定例会への条例改正提案を目指してまいります。 === 移動の利便性や付加価値を高める「MaaS」の普及に向けて === 鉄道、バス、デマンド交通等を組み合わせまして、目的地までの最適な交通手段を提示するほか、周辺の魅力を発信するなど、移動の利便性や付加価値を高めます「MaaS」は、今、世界で注目を集めるサービスであります。都といたしましても、都心部・臨海部・多摩地域と、特性の異なる3つのエリアで、社会実装に向けた実証実験を開始をいたします。鉄道とバスのリアルタイムの運行データを連携させた全国初の交通案内や、異なる交通手段の予約・決済のワンストップ化などの実施を第一歩といたしまして、「MaaS」の普及拡大へと繋げていきたいと存じます。 == 4 人と人が繋がり、誰もがチャレンジできる成熟都市・東京 == 都市の活力の源泉は、「人」であります。人と人が繋がり、誰もが活躍できる活気溢れる都市として、持続的に発展をしていく。そうした新たな時代の成熟都市を築くべく、幅広く取組を進めてまいります。 === 東京に「ソーシャルファーム」を根付かせる === 社会全体で共に支え合う「ソーシャル・インクルージョン」の考えの下、今後の就労支援のあり方につきまして、この間、有識者を交えました検討を重ねてまいりました。一人ひとりが個性と能力に応じて活躍できる社会の実現に向けて、このたび新たに、「都民の就労の支援に係る施策の推進とソーシャルファームの創設の促進に関する条例」を提案をしたところでございます。ここには、就労支援の充実を図ることはもとより、自律的な経営の下、就労に困難を抱える方々がいきいきと働く「ソーシャルファーム」を認証し、その支援を進めることを謳っております。本条例を梃子に、区市町村との連携の下、都民の皆様の就労を力強く後押しするとともに、東京に「ソーシャルファーム」を根付かせ、「人」が輝き続ける都市を創り上げてまいります。 === 「犯罪被害者等支援条例」の制定に向けて === 犯罪被害に遭われた方やそのご家族が、心身に受けた影響から再び立ち上がるための支援を推進する「犯罪被害者等支援条例」につきましては、被害者の御遺族にも検討にご参加いただいて、当事者の立場から貴重なご意見をいただきました。この夏には条例の基本的な考え方を公表をいたしまして、都議会での議論やパブリックコメントを経まして、今般、再被害の防止や、被害者が多数に上る事案への緊急支援等を加えた条例案の概要をまとめたところであります。現在、改めて都民の皆様のご意見を伺っておりまして、丁寧な検討を重ねた上で、来年の第一回定例会への提案を目指してまいります。 === 都民の生命と健康を守り続けるために === 「人」がいきいきと暮らすための基盤である医療。今後、超高齢社会の本格化や担い手不足に直面するなど、取り巻く環境がさらに厳しさを増してまいります。こうした中、東京の医療のセーフティーネットである都立病院は、これまで以上に安定的な経営基盤を確立し、引き続き、行政的医療の提供や地域医療の充実を為していかなければなりません。都はこの間、都立病院のあるべき経営形態につきまして、経営委員会による提言や、2040年代を見据えた長期的な見地を踏まえまして、従来の延長線に囚われることなく検討を重ねてまいりました。<br> 都民の皆様の生命と健康を守る使命を、着実に果たしていく。そのために、今般、都立病院及び東京都保健医療公社の病院合わせまして14病院を、一体的に地方独立行政法人へ移行すべく、準備を開始をいたします。これによりまして、都立病院については、安定的かつ柔軟な医療人材の確保や、より機動的な運営を可能とし、また、各地域の中核病院として、地域の医療ニーズに応えている東京都保健医療公社の病院につきましては、スケールメリットを活かしながら、地域医療の一層の充実を図ることといたします。新たな体制の下、医療課題に柔軟かつ効果的に対応することで、将来にわたりまして、誰もが安心して質の高い医療を受けられる東京を実現をしてまいります。 === 「長寿」の時代を心豊かに暮らす === 人生100年と言われる長寿の時代におきまして、高齢者が安心して暮らし、生涯現役で元気に活躍できる社会を築く。その一環といたしまして、来月、身近な趣味活動を通じて人と人の繋がりを生み出す「シニア・コミュニティ交流大会」を開催いたします。都内の各地域から多くの参加者が集う大会におきまして、交流の輪をさらに広げ、新たな生きがいを見つけていただくなど、心豊かな長寿の人生を応援してまいります。<br> また、誰もがいつまでも、安心かつ快適に外出できる環境を整備するため、先月、多摩ニュータウンにおいて、電動車いすを使った移動円滑化の実証実験を行いました。地形の高低差等によります移動の支障を解消するべく、実験の成果を基に、実用化に向けた検討を進めてまいります。 === デジタル化・グローバル化の時代を逞しく生き抜く力の育成 === 未来を担う「人」づくりにも、力を入れてまいります。第四次産業革命のうねりの中、時代の変化に対応しながら社会に貢献できる人材を育てていくためには、多くのものづくり人材を輩出してきた工業高校にも、新たな役割が求められます。高度IT社会におけます工業高校の将来像を描くべく、今月、教育委員会において新たな有識者会議を立ち上げまして、議論を始めることといたしました。先端的なものづくりで社会的課題を解決する人材の育成や、学校の魅力向上など、これからの工業高校のあり方につきまして幅広く検討を重ね、目指す姿を示していきたいと存じます。<br> 世界を俯瞰する広い視野や、課題を探究する力の育成も欠かせません。先月、国内外の大学や研究機関と連携をいたしまして、都立学校の生徒が、再生可能エネルギーに関する世界最先端の取組を学ぶワークショップを実施をいたしました。また、首都大学東京では、20を超える国や地域の学生の参加の下、オリンピックシンボルの由来であります「五大陸」の名を冠したシンポジウムを開催をして、東京2020大会のビジョンであります「多様性と調和」などのテーマについて議論を深めたところであります。今後とも、国際色豊かな取組によりまして、グローバル時代に大きく羽ばたくための実践的な学びを推進してまいります。 == 5 オリンピック・パラリンピックの成功へ一丸で取り組む == 次に、オリンピック・パラリンピックについて申し上げます。 === マラソン及び競歩の会場変更について === オリンピックにおけますマラソン及び競歩につきましては、一貫して東京での開催が最善であると主張してまいりましたが、会場は移転されることとなりました。競技を盛り上げるため、様々な準備にご尽力いただきました沿道の自治体、町会・商店街等の皆様、観戦を楽しみにされていた都民の皆様、そして、東京のコースや気候を想定して準備を重ねてこられましたアスリートの方々の気持ちに思いを致すと、残念でなりません。<br> 都は開催都市といたしまして、引き続き前を向いて、大会準備及び気運醸成に全力で取り組んでまいります。組織委員会、国、IOCやIPCをはじめ、関係団体と一丸となって、都民・国民の皆様と共に、東京2020オリンピック・パラリンピックを必ずや成功へと導いてまいります。 === 世界の期待に応えるべく、大会準備・気運醸成を着実に進める === 都が整備を進めております新規恒久施設につきましては、来週、有明アリーナが竣工いたしまして、残る東京アクアティクスセンターも、来年2月に竣工の予定であります。ホストシティの顔となるシティキャストの研修も順調に進んで、先月には、パラリンピック聖火リレーのコースとなる区市町村が公表されるなど、都民・国民の皆様と手を携え、大会を成功へと導く気運も益々高まってまいりました。今月にはいよいよ、オリンピック聖火リレーランナーも決定されます。そして、テストイベントを活用した大会運営の検証につきましても、準備の進展に伴って、本番に近い環境での実践的な段階に入りました。世界のトップアスリートが、その力と技を最大限に発揮できる舞台を整え、そこから生まれる感動と興奮を、全世界へと届けていく。開催都市・東京に寄せられる期待に何としても応えるべく、一日一日を大切に積み重ねてまいります。 === 交通混雑や暑さへの対策 === 大会の円滑な運営に不可欠な交通混雑の緩和につきましては、「隗より始めよ」で都が進めますアクションプランを更新をして、都発注工事の前倒し等、新たな取組をお示しをいたしました。併せまして、スムーズビズへの理解の促進や意欲向上を図るべく、一定の混雑緩和効果が見られましたこの夏の「スムーズビズ推進期間」において、優れた取組を実践された企業等の皆様を表彰したところでございます。来月には「冬のスムーズビズ実践期間」を設けるなど、引き続き企業等の皆様に、交通需要マネジメントの定着や多様な働き方の実践を、積極的に働きかけてまいります。また、大会中の首都高の交通分散に向けましては、夜間、全線におきましてETC車両の通行料を割り引くとともに、日中、都内区間につきまして自家用車等の通行料を1千円上乗せすることなどを定めました議案を、本定例会に提案をいたしました。これらの施策を組み合わせまして、都民の皆様、企業等の皆様と共に、「大会時の円滑な輸送」と「経済活動・都民生活」の両立を実現してまいります。改めまして、皆様のご理解とご協力をお願いいたします。<br> 暑さ対策につきましては、この夏の試行の検証を踏まえ、補正予算によるさらなる強化を図ってまいります。暑さの軽減に有効で、観客からも好評でありました休憩所や日よけを増設をいたしまして、競技会場付近を中心に日陰を確保するほか、ネッククーラーの配布規模を拡大をし、新たに飲料等の提供も行います。都民の皆様にも、帽子等の着用などのご協力をいただきながら、ハードとソフトを組み合わせた重層的な対策を講じてまいります。<br> また、お台場海浜公園の水質改善につきましては、来月より新たに、神津島における浚渫工事で発生する砂を活用した、競技水域の環境改善を開始するなど、引き続き各局連携して取り組んでまいります。 == 6 スクラムを組み、明るい未来を切り拓く == さて、この秋、列島はラグビーワールドカップ2019™におけます日本代表の活躍に大いに沸きました。「ONE TEAM」をスローガンに世界の強豪に立ち向かい、史上初のベスト8まで勝ち抜いたチームは、私たちに、団結が生む無限の力を示してくれたように思います。改めて、選手の方々に心より敬意を表するとともに、大会を共に支えた全国の開催都市の皆様、世界中からのお客様に「おもてなし」を実践していただいたボランティアの皆様、都内各地で大会の盛り上げにご尽力いただきました区市町村及び住民の皆様に、深く感謝を申し上げます。<br> 多くの皆様の繋がりによって、ラグビーワールドカップ2019™は、一人ひとりの心に確かなレガシーを刻み、成功のうちに幕を閉じました。「人」と「人」の繋がりこそ、まさに大きな力を生む。この大会を通じまして、その確信を新たにしたところであります。今回の大会運営の貴重な経験と、オールジャパンの一体感を、来年のオリンピック・パラリンピックの成功へと繋げてまいります。そして、その先の未来におきまして、安全・安心の中で誰もが輝き、持続的に成長する東京を実現するための取組を、都議会の皆様、都民の皆様とスクラムを組み、力強く推し進める決意でございます。 なお、本定例会には、これまで申し上げたものを含めまして、予算案2件、条例案35件など、合わせて53件の議案を提案をいたしております。どうぞよろしくご審議のほどお願いを申し上げます。 以上をもちまして、私の所信表明を終わります。<br> ご清聴、誠にありがとうございました。 == 出典 == * [https://www.metro.tokyo.lg.jp/governor/shisehoshin/31_06 令和元年第四回都議会定例会 知事所信表明] - 東京都 都庁総合ホームページ * [https://www.record.gikai.metro.tokyo.lg.jp/408221?Template=document&Id=2590#one:12 令和元年第4回定例会(第18号) 本文 2019-12-03] - 東京都議会 会議録検索 {{PDL1.0|terms=https://www.kantei.go.jp/jp/terms.html}} {{DEFAULTSORT:れいわ1ねんたい4かいときかいていれいかいしよしんひようめい}} [[Category:東京都議会知事所信表明]] [[Category:小池百合子]] 2cmxyw9ug3wlok8mp5qrv27yvxgo0pc 県道の路線廃止 (昭和63年宮城県告示第771号) 0 58224 246497 2026-10-11T06:41:54Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | previous = [[県道の路線認定 (昭和63年宮城県告示第770号)|県道の路線認定]] | next = [[道路の区域決定 (昭和63年宮城県告示第772号)|道路の区域決定]] | title = 県道の路線廃止 | year = 1988 | month = 5 | day = 24 | notes = '''県道の路線廃止'''(けんどうのろせんはいし) * 昭和63年宮城県告示第771号 * 公布: 1988年(昭和63年)5月24日 → 昭和63年宮城県公報…」 246497 wikitext text/x-wiki {{header | previous = [[県道の路線認定 (昭和63年宮城県告示第770号)|県道の路線認定]] | next = [[道路の区域決定 (昭和63年宮城県告示第772号)|道路の区域決定]] | title = 県道の路線廃止 | year = 1988 | month = 5 | day = 24 | notes = '''県道の路線廃止'''(けんどうのろせんはいし) * 昭和63年宮城県告示第771号 * 公布: 1988年(昭和63年)5月24日 → [[昭和63年宮城県公報第7599号]] * 告示: 1988年(昭和63年)5月24日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7599号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = けんとうのろせんはいし }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第七百七十一号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a10|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十条第一項]]の規定に基づき、[[#table|次]]の県道の路線を廃止する。</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年五月二十四日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年五月二十四日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <section begin="table" /> {| id="table" style="width:100%; padding:0.25em 1em 0em; border-spacing:0em; line-height:1em;" | style="width:10%; height:3em; text-align:center; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |整理番号 | style="width:20%; text-align:center; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 1.5em;" |<span style="letter-spacing:1em;">路線</span>名 | style="width:40%; text-align:center; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |<span style="letter-spacing:2em;">起</span>点<br><span style="letter-spacing:2em;">終</span>点 | style="width:15%; text-align:center; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |<span style="letter-spacing:0.5em;">重要</span>な<br><span style="letter-spacing:0.5em;">経過</span>地 |- | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |一六<br>(主要地方道) | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |古川停車場線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |古川停車場(古川市駅前大通一丁目)<br>古川市駅前大通二丁目(国道百八号分岐) | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | - |- | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |七九 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |利府停車場線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |利府停車場<br>塩釜吉岡線交差(利府町) | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | - |- | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |二〇三 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |軍沢一迫線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |一般国道百八号交差(鳴子町鬼首)<br>栗原郡一迫町真坂 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | - |- | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |二一五 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |沼倉湯浜線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |栗原郡栗駒町栗駒国有林<br>同郡花山村湯浜 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | - |- |} <section end="table" /> {{PD-JapanGov}} d9r1ans9dw4brq0uiiqquuoviikn7oa 道路の区域決定 (昭和63年宮城県告示第772号) 0 58225 246498 2026-10-11T06:45:40Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | previous = [[県道の路線廃止 (昭和63年宮城県告示第771号)|県道の路線廃止]] | title = 道路の区域決定 | year = 1988 | month = 5 | day = 24 | notes = '''道路の区域決定'''(どうろのくいきけってい) * 昭和63年宮城県告示第772号 * 公布: 1988年(昭和63年)5月24日 → [[昭和63年宮城県公報第7599号]] * 告示: 1988年(昭和63年)5月24日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63…」 246498 wikitext text/x-wiki {{header | previous = [[県道の路線廃止 (昭和63年宮城県告示第771号)|県道の路線廃止]] | title = 道路の区域決定 | year = 1988 | month = 5 | day = 24 | notes = '''道路の区域決定'''(どうろのくいきけってい) * 昭和63年宮城県告示第772号 * 公布: 1988年(昭和63年)5月24日 → [[昭和63年宮城県公報第7599号]] * 告示: 1988年(昭和63年)5月24日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7599号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきけつてい }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第七百七十二号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように決定する。</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年五月二十四日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年五月二十四日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |沼倉鳴子線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:35%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |決定の区間 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 玉造郡鳴子町鬼首字岩入三五番一地先から<br /> 同町鬼首字岡台六七番三地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 八・〇~六九・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 九、一八四・〇 |- |} </div> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |岩入一迫線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:35%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |決定の区間 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 玉造郡鳴子町鬼首字岩入五〇番一地先から<br /> 栗原郡一迫町真坂字真坂南町一六番地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 四・〇~五五・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 三二、五八二・八 |- |} </div> {{PD-JapanGov}} g6cjghph6fewsy2crjmn5pymel3p2aj 道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1210号) 0 58226 246500 2026-10-11T06:53:24Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | next = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1211号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 9 | day = 16 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1210号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月16日 → [[昭和63年宮城県公報第7632号]] * 告示: 1988年(昭和63年)9月16日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年…」 246500 wikitext text/x-wiki {{header | next = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1211号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 9 | day = 16 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1210号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月16日 → [[昭和63年宮城県公報第7632号]] * 告示: 1988年(昭和63年)9月16日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7632号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきへんこう }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千二百十号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように変更する</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年九月十六日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年九月十六日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |利府松山線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- |rowspan="3"; style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 宮城郡利府町森郷字内ノ目北一八番地先から<br> 黒川郡大郷町東成田字論田六番地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 六・〇~二五・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 三、八五〇・〇 |- | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 七・〇~六九・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 三、〇〇〇・〇 |- | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 七・〇~六九・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 三、〇〇〇・〇 |- |} </div> {{PD-JapanGov-old}} pb7ie65wvbl692mn9xpivkrxg8dyiv0 道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1211号) 0 58227 246501 2026-10-11T06:58:13Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | previous = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1210号)|道路の区域変更]] | next = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1212号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 9 | day = 16 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1211号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月16日 → 昭和63年宮城県公…」 246501 wikitext text/x-wiki {{header | previous = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1210号)|道路の区域変更]] | next = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1212号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 9 | day = 16 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1211号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月16日 → [[昭和63年宮城県公報第7632号]] * 告示: 1988年(昭和63年)9月16日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7632号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきへんこう }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千二百十一号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように変更する</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年九月十六日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年九月十六日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |若柳岩ケ崎線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 栗原郡若柳町字川南道伝前一九五番一地先から<br> 同町字川北新町二〇番地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 八・二~一五・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 九五四・三 |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 栗原郡若柳町字川南南大通二番一三地先から<br> 同町字川北新町二〇番地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 九・〇~三五・五 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 四八四・〇 |- |} </div> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |米谷若柳線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- |rowspan="2"; style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 栗原郡若柳町字川南南大通二番一三地先から<br> 同町字川南南町九八番三地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 八・〇~二三・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 二〇四・〇 |- | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | - | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | - |- |} </div> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |米谷若柳線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 栗原郡若柳町字川北中町一七番一地先から<br> 同町字川南南町九九番一地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 八・二~一五・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 三三六・五 |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 栗原郡若柳町字川北中町一七番一地先から<br> 同町字川南南大通一番地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 九・〇~三五・五 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 五二九・〇 |- |} </div> {{PD-JapanGov-old}} 0an8y2n4mh4giakz8lm5zyb7w9py96y 道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1212号) 0 58228 246502 2026-10-11T07:00:03Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | previous = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1211号)|道路の区域変更]] | next = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1213号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 9 | day = 16 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1212号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月16日 → 昭和63年宮城県公…」 246502 wikitext text/x-wiki {{header | previous = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1211号)|道路の区域変更]] | next = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1213号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 9 | day = 16 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1212号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月16日 → [[昭和63年宮城県公報第7632号]] * 告示: 1988年(昭和63年)9月16日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7632号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきへんこう }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千二百十二号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように変更する</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年九月十六日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年九月十六日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |女川牡鹿線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- |rowspan="2"; style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 牡鹿郡牡鹿町寄磯浜字オソヒ山一番五地先から<br> 同町寄磯浜字釜ノ浜一番三地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一三・〇~五一・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一、〇〇六・五 |- | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | - | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | - |- |} </div> {{PD-JapanGov-old}} 961u9qbfpvcxi2m2yalbpkxebgfs6ly 道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1213号) 0 58229 246503 2026-10-11T07:01:33Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | previous = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1212号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 9 | day = 16 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1213号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月16日 → [[昭和63年宮城県公報第7632号]] * 告示: 1988年(昭和63年)9月16日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63…」 246503 wikitext text/x-wiki {{header | previous = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1212号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 9 | day = 16 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1213号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月16日 → [[昭和63年宮城県公報第7632号]] * 告示: 1988年(昭和63年)9月16日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7632号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきへんこう }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千二百十三号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように変更する</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年九月十六日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年九月十六日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |石巻河北線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- |rowspan="2"; style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 桃生郡河北町大森字新町頭一二番一地先から<br> 同町大森字町地内地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 五・五~一六・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 四五五・五 |- | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | - | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | - |- |} </div> {{PD-JapanGov-old}} m3uxm7s9q0yujpvbqug8y58k1rsd0gp 道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1251号) 0 58230 246504 2026-10-11T07:04:53Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 9 | day = 27 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1251号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月27日 → [[昭和63年宮城県公報第7635号]] * 告示: 1988年(昭和63年)9月27日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7635号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category =…」 246504 wikitext text/x-wiki {{header | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 9 | day = 27 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1251号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月27日 → [[昭和63年宮城県公報第7635号]] * 告示: 1988年(昭和63年)9月27日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7635号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきへんこう }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千二百五十一号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように変更する</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年九月二十七日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年九月二十七日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |今市福田線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 仙台市岩切字入山一八番一〇地先から<br> 同市岩切字三所北六番一地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 六・四~二八・三 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一三二・二 |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 仙台市岩切字入山一九番七地先から<br> 同市岩切字三所北六番一地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 六・四~一八・二 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一九〇・四 |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 仙台市岩切字入山一九番七地先から<br> 同市岩切字三所北六番一地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 八・四~四三・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一九〇・四 |- |} </div> {{PD-JapanGov-old}} jnz59jthpk24etu84du2pno6yvjw421 道路の区域決定 (昭和63年宮城県告示第1273号) 0 58231 246505 2026-10-11T07:08:02Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | next = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1274号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域決定 | year = 1988 | month = 9 | day = 30 | notes = '''道路の区域決定'''(どうろのくいきけってい) * 昭和63年宮城県告示第1273号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月30日 → [[昭和63年宮城県公報第7636号]] * 告示: 1988年(昭和63年)9月30日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年…」 246505 wikitext text/x-wiki {{header | next = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1274号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域決定 | year = 1988 | month = 9 | day = 30 | notes = '''道路の区域決定'''(どうろのくいきけってい) * 昭和63年宮城県告示第1273号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月30日 → [[昭和63年宮城県公報第7636号]] * 告示: 1988年(昭和63年)9月30日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7636号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきけつてい }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千二百七十三号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように決定する。</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年九月三十日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年九月三十日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |大衡落合線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:35%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |区   間 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 黒川郡大衡村桔梗平一六番四地先から<br /> 同郡大和町落合松坂字滝沢四一番四地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 二六・〇~七四・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 三、二一四・〇 |- |} </div> {{PD-JapanGov}} d1cgmopwmt2iexvjdivyrviqrkvo2uj 246507 246505 2026-10-11T07:11:25Z 1112tohoku 39816 246507 wikitext text/x-wiki {{header | next = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1274号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域決定 | year = 1988 | month = 9 | day = 30 | notes = '''道路の区域決定'''(どうろのくいきけってい) * 昭和63年宮城県告示第1273号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月30日 → [[昭和63年宮城県公報第7636号]] * 告示: 1988年(昭和63年)9月30日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7636号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 * 註: 同日付公報にて、10月1日供用開始が告示されている。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきけつてい }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千二百七十三号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように決定する。</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年九月三十日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年九月三十日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |大衡落合線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:35%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |区   間 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 黒川郡大衡村桔梗平一六番四地先から<br /> 同郡大和町落合松坂字滝沢四一番四地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 二六・〇~七四・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 三、二一四・〇 |- |} </div> {{PD-JapanGov}} ndla7lmouuyugq5bc8mcx7egfapak5z 道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1274号) 0 58232 246506 2026-10-11T07:10:39Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | previous= [[道路の区域決定 (昭和63年宮城県告示第1273号)|道路の区域決定]] | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 9 | day = 30 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1274号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月30日 → [[昭和63年宮城県公報第7636号]] * 告示: 1988年(昭和63年)9月30日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63…」 246506 wikitext text/x-wiki {{header | previous= [[道路の区域決定 (昭和63年宮城県告示第1273号)|道路の区域決定]] | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 9 | day = 30 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1274号 * 公布: 1988年(昭和63年)9月30日 → [[昭和63年宮城県公報第7636号]] * 告示: 1988年(昭和63年)9月30日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7636号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきへんこう }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千二百七十三号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように変更する</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年九月三十日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年九月三十日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |碁石富岡線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 柴田郡川崎町大字支倉字碁石一三一番地先から<br> 同町大字支倉字仁田子三五番一地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 四・〇~一五・五 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一、六一九・〇 |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 柴田郡川崎町大字支倉字碁石一八九番地先から<br> 同町大字支倉字仁田子三五番一地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一四・五~七三・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一、六七七〇 |- |} </div> {{PD-JapanGov-old}} 9t7u2d4ydk72503f8kgh5jykktpzwv7 道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1333号) 0 58233 246508 2026-10-11T07:14:24Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 10 | day = 11 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1333号 * 公布: 1988年(昭和63年)10月11日 → [[昭和63年宮城県公報第7639号]] * 告示: 1988年(昭和63年)10月11日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7639号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | categor…」 246508 wikitext text/x-wiki {{header | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 10 | day = 11 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1333号 * 公布: 1988年(昭和63年)10月11日 → [[昭和63年宮城県公報第7639号]] * 告示: 1988年(昭和63年)10月11日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7639号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきへんこう }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千三百三十三号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように変更する</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年十月十一日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年十月十一日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |利府松山線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- |rowspan="3"; style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 宮城郡利府町森郷字内ノ目北一七番一地内 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 六・五~一〇・二 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一二七・〇 |- | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一四・〇~二九・五 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一二〇・〇 |- | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一四・〇~二九・五 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一二〇・〇 |- |} </div> {{PD-JapanGov-old}} 72quft2c3gjn7hv57jaehlby7buhhdn 道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1378号) 0 58234 246509 2026-10-11T07:18:33Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 10 | day = 25 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1378号 * 公布: 1988年(昭和63年)10月25日 → [[昭和63年宮城県公報第7643号]] * 告示: 1988年(昭和63年)10月25日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7643号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | categor…」 246509 wikitext text/x-wiki {{header | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 10 | day = 25 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1378号 * 公布: 1988年(昭和63年)10月25日 → [[昭和63年宮城県公報第7643号]] * 告示: 1988年(昭和63年)10月25日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7643号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきへんこう }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千三百七十八号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように変更する</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年十月二十五日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年十月二十五日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |大和松島線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- |rowspan="3"; style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 黒川郡大郷町鶉崎字西沢一一番一地先から<br> 同町中村字谷地際山五番一一地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 七・〇~一三・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 二、九六三・五 |- | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 七・〇~一三・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 二、九六三・五 |- | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一二・七~八四・七 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 二、八四〇・〇 |- |} </div> {{PD-JapanGov-old}} ruk6sjufx7pjcvibsp8uo2cb3pc1xur 道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1381号) 0 58235 246510 2026-10-11T07:21:45Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 10 | day = 25 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1381号 * 公布: 1988年(昭和63年)10月25日 → [[昭和63年宮城県公報第7643号]] * 告示: 1988年(昭和63年)10月25日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7643号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | categor…」 246510 wikitext text/x-wiki {{header | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 10 | day = 25 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1381号 * 公布: 1988年(昭和63年)10月25日 → [[昭和63年宮城県公報第7643号]] * 告示: 1988年(昭和63年)10月25日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7643号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきへんこう }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千三百八十一号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように変更する</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年十月二十五日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年十月二十五日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |利府松山線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 志田郡松山町下伊場野字木ノ下二一番地先から<br> 同町下伊場野字宮下二九番一地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 六・五~一一・八 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一、二四四・〇 |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 志田郡松山町下伊場野字木ノ下二一番地先から<br> 同町下伊場野字宮下二九番一地先まで |rowspan="2"; style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一六・〇~三三・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一、一六七・〇 |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 志田郡松山町下伊場野字山岸六番地先から<br> 同町下伊場野字宮下四六番三地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 六・五~七・二 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 三三五・〇 |- |} </div> {{PD-JapanGov-old}} eko4xzzvvkrnym2sp24c3qyavrm247p 道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1411号) 0 58236 246511 2026-10-11T07:26:24Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | next = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1412号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 11 | day = 1 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1411号 * 公布: 1988年(昭和63年)11月1日 → [[昭和63年宮城県公報第7645号]] * 告示: 1988年(昭和63年)11月1日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年…」 246511 wikitext text/x-wiki {{header | next = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1412号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 11 | day = 1 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1411号 * 公布: 1988年(昭和63年)11月1日 → [[昭和63年宮城県公報第7645号]] * 告示: 1988年(昭和63年)11月1日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7645号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきへんこう }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千四百十一号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように変更する</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年十一月一日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年十一月一日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |塩釜吉岡線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 宮城郡利府町利府字新並松六四番一地先から<br> 同町利府字堀切前三〇番一地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一二・〇~二九・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 五三二・〇 |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 宮城郡利府町利府字新大谷地八四番一地先から<br> 同町利府字八幡崎八三番一地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 二〇・〇~五〇・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 五〇〇・〇 |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 宮城郡利府町利府字新並松一〇番一地先から<br> 同町利府字八幡崎八三番一地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 二〇・〇~六七・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一、〇六七・〇 |- |} </div> {{PD-JapanGov-old}} qjh0d5hx967kgmtmovp7h6bq7ezuk2k 道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1412号) 0 58237 246512 2026-10-11T07:28:45Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | previous = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1411号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 11 | day = 1 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1412号 * 公布: 1988年(昭和63年)11月1日 → [[昭和63年宮城県公報第7645号]] * 告示: 1988年(昭和63年)11月1日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63…」 246512 wikitext text/x-wiki {{header | previous = [[道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1411号)|道路の区域変更]] | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 11 | day = 1 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1412号 * 公布: 1988年(昭和63年)11月1日 → [[昭和63年宮城県公報第7645号]] * 告示: 1988年(昭和63年)11月1日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7645号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきへんこう }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千四百十二号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように変更する</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年十一月一日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年十一月一日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |若柳築館線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- |rowspan="3"; style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 栗原郡若柳町字上畑岡新大立前二三〇番一地先から<br> 同町字上畑岡新米ヶ浦前九四番地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 五・〇~一二・二 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 四〇〇・〇 |- | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 五・〇~一二・二 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 四〇〇・〇 |- | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 七・〇~一七・八 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 三七〇・〇 |- |} </div> {{PD-JapanGov-old}} cmb00cu7aofoli145awkicd9qu8z32m 道路の区域決定 (昭和63年宮城県告示第1433号) 0 58238 246513 2026-10-11T07:34:30Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | title = 道路の区域決定 | year = 1988 | month = 11 | day = 8 | notes = '''道路の区域決定'''(どうろのくいきけってい) * 昭和63年宮城県告示第1433号 * 公布: 1988年(昭和63年)11月8日 → [[昭和63年宮城県公報第7647号]] * 告示: 1988年(昭和63年)11月8日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7647号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 * 註: 同日…」 246513 wikitext text/x-wiki {{header | title = 道路の区域決定 | year = 1988 | month = 11 | day = 8 | notes = '''道路の区域決定'''(どうろのくいきけってい) * 昭和63年宮城県告示第1433号 * 公布: 1988年(昭和63年)11月8日 → [[昭和63年宮城県公報第7647号]] * 告示: 1988年(昭和63年)11月8日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7647号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 * 註: 同日付公報にて、みなし供用以外の区間について11月16日供用開始が告示されている。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきけつてい }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千四百三十三号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように決定する。</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年十一月八日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年十一月八日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県 道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |仙台北環状線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:35%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |区   間 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |備  考 |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 仙台市上谷刈字丸山三番一地先から<br /> 同市上谷刈字立脇三番一地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 二二・〇~四四・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一、八九三・四 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | みなし供用 |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 仙台市上谷刈字大平西六番一地先から<br /> 同市国見ケ丘一丁目二番地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 二二・〇~三八・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 二、二二七・七 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | みなし供用 |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 仙台市芋沢字吉成山五一番地先から<br /> 同市芋沢字吉成山一〇二番四地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 二一・八~三四・五 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 四二九・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | みなし供用 |- | style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 仙台市芋沢字吉成山一〇二番四地先から<br /> 同市茂庭字折立北七〇番一地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 二一・八~一一八・二 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 三、一四三・八 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | |- |} </div> {{PD-JapanGov}} hsmxrume8fw7g90qjwzm9tzy2dxag81 道路の区域変更 (昭和63年宮城県告示第1577号) 0 58239 246514 2026-10-11T07:38:12Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 12 | day = 2 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1577号 * 公布: 1988年(昭和63年)12月2日 → [[昭和63年宮城県公報第7654号]] * 告示: 1988年(昭和63年)12月2日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7654号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category =…」 246514 wikitext text/x-wiki {{header | title = 道路の区域変更 | year = 1988 | month = 12 | day = 2 | notes = '''道路の区域変更'''(どうろのくいきへんこう) * 昭和63年宮城県告示第1577号 * 公布: 1988年(昭和63年)12月2日 → [[昭和63年宮城県公報第7654号]] * 告示: 1988年(昭和63年)12月2日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報第7654号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = とうろのくいきへんこう }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千五百七十七号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[道路法 (昭和27年法律第180号)#a18_1|道路法(昭和二十七年法律第百八十号)第十八条第一項]]の規定に基づき、道路の区域を[[#table|次]]のように変更する</div> <div style="text-indent:1em;">その関係図面は、昭和六十三年十二月二日から三十日間宮城県庁(土木部道路管理課)において一般の縦覧に供する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年十二月二日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> <div id="table"> {| style="padding-bottom:0em; border-spacing:0em;" | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の種類 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |県 道 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |路 線 名 | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |田尻瀬峰線 |- | style="padding:0em 0em 0em 1em;" |道路の区域 |} {| style="width:100%; padding:0em 0.125em 0.25em; border-spacing:0em;" | style="width:45%; height:3em; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px;" |変更の区間 | style="width:10%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |旧新別 | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の幅員<br>(メートル) | style="width:17.5%; text-align:center; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px;" |敷地の延長<br>(メートル) |- |rowspan="3"; style="height:6em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px;" | 遠田郡田尻町大嶺字田中二三二番一地先から<br> 同町沼辺字木戸三六番六地先まで | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |旧 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 五・二~一三・八 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一、一七五・六 |- |rowspan="2"; style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" |新 | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 五・二~一三・八 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一、一七五・六 |- | style="height:3em; padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一三・〇~二〇・〇 | style="padding:0em 0.5em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px;" | 一、一〇五・六 |- |} </div> {{PD-JapanGov-old}} fdyzqvvae8qasf6u6bz6nq01vk4rc4u 昭和二十九年宮城県告示第九百三十五号(県道の路線変更)の一部改正 (昭和63年宮城県告示第1536号) 0 58240 246515 2026-10-11T10:47:19Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | previous = [[昭和二十九年宮城県告示第九百三十四号(県道の路線認定)の一部改正 (昭和63年宮城県告示第1535号)|昭和二十九年宮城県告示第九百三十四号(県道の路線認定)の一部改正]] | next = 昭和三十三年宮城県告示第百四十四号(県道の路線認定)の一部改正 (昭和63年宮城県告示第1537号)|昭和三十三年宮城県告示第百四十四号(県道の…」 246515 wikitext text/x-wiki {{header | previous = [[昭和二十九年宮城県告示第九百三十四号(県道の路線認定)の一部改正 (昭和63年宮城県告示第1535号)|昭和二十九年宮城県告示第九百三十四号(県道の路線認定)の一部改正]] | next = [[昭和三十三年宮城県告示第百四十四号(県道の路線認定)の一部改正 (昭和63年宮城県告示第1537号)|昭和三十三年宮城県告示第百四十四号(県道の路線認定)の一部改正]] | title = 昭和二十九年宮城県告示第九百三十五号(県道の路線変更)の一部改正 | year = 1988 | month = 11 | day = 29 | notes = '''昭和二十九年宮城県告示第九百三十五号(県道の路線認定)の一部改正'''(しょうわにじゅうきゅうねんみやぎけんこくじだいきゅうひゃくさんじゅうごごうのいちぶかいせい) * 昭和63年宮城県告示第1536号 * 公布: 1988年(昭和63年)11月29日 → [[昭和63年宮城県公報号外第71号]] * 告示: 1988年(昭和63年)11月29日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報号外第71号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 * 註: 旧の項と新の項の間の罫線は原文では破線となっている。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = しょうわにじゅうきゅうねんみやぎけんこくじだいきゅうひゃくさんじゅうごごうのいちぶかいせい }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千五百三十六号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[県道の路線変更 (昭和29年宮城県告示第935号)|昭和二十九年宮城県告示第九百三十五号(県道の路線変更)]]の一部を[[#table|次]]のように改正する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年十一月二十九日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> 表二一の項を次のように改める。 <section begin="table" /> {| id="table" style="width:100%; padding:0.25em 1em 0em; border-spacing:0em; line-height:1em;" |rowspan="2"; style="height:3em; border:solid black; border-width:1px 0px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |二一 | style="height:3em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |旧 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |気仙沼港線 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |気仙沼市(元標)<br> 気仙沼港 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | |- | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |新 | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |気仙沼港線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |気仙沼港<br> 気仙沼市(国道二八四号交差) | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | |- |} <section end="table" /> 表二三の項及び二四の項を次のように改める。 <section begin="table" /> {| id="table" style="width:100%; padding:0.25em 1em 0em; border-spacing:0em; line-height:1em;" |rowspan="2"; style="height:3em; border:solid black; border-width:1px 0px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |二三 | style="height:3em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |旧 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |石巻停車場線 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |石巻市(元標)<br> 石巻停車場 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | |- | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |新 | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |石巻停車場線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |石巻停車場<br> 石巻市(国道三九八号交差) | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | |- |rowspan="2"; style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 0px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |二四 | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |旧 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |石巻港線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |石巻市(元標)<br> 石巻港 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | |- | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |新 | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |石巻港線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |石巻港<br> 石巻市(国道三九八号交差) | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | |- |} <section end="table" /> 表二六の項を次のように改める。 <section begin="table" /> {| id="table" style="width:100%; padding:0.25em 1em 0em; border-spacing:0em; line-height:1em;" |rowspan="2"; style="height:3em; border:solid black; border-width:1px 0px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |二六 | style="height:3em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |旧 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |塩釜港線 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |塩釜市(元標)<br> 塩釜港岸壁 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | |- | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |新 | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |塩釜港線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |塩釜港<br> 塩釜市(国道四五号交差) | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | |- |} <section end="table" /> {{PD-JapanGov}} 9kq69p8mo2cz7wvfifpdw4l6ixy0v5j 昭和二十九年宮城県告示第九百三十四号(県道の路線認定)の一部改正 (昭和63年宮城県告示第1535号) 0 58241 246516 2026-10-11T10:59:14Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | next = [[昭和二十九年宮城県告示第九百三十五号(県道の路線変更)の一部改正 (昭和63年宮城県告示第1536号)|昭和二十九年宮城県告示第九百三十五号(県道の路線変更)の一部改正]] | title = 昭和二十九年宮城県告示第九百三十四号(県道の路線認定)の一部改正 | year = 1988 | month = 11 | day = 29 | notes = '''昭和二十九年宮城県告示第九百三十四…」 246516 wikitext text/x-wiki {{header | next = [[昭和二十九年宮城県告示第九百三十五号(県道の路線変更)の一部改正 (昭和63年宮城県告示第1536号)|昭和二十九年宮城県告示第九百三十五号(県道の路線変更)の一部改正]] | title = 昭和二十九年宮城県告示第九百三十四号(県道の路線認定)の一部改正 | year = 1988 | month = 11 | day = 29 | notes = '''昭和二十九年宮城県告示第九百三十四号(県道の路線認定)の一部改正'''(しょうわにじゅうきゅうねんみやぎけんこくじだいきゅうひゃくさんじゅうよんごうのいちぶかいせい) * 昭和63年宮城県告示第1535号 * 公布: 1988年(昭和63年)11月29日 → [[昭和63年宮城県公報号外第71号]] * 告示: 1988年(昭和63年)11月29日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報号外第71号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = しょうわにじゅうきゅうねんみやぎけんこくじだいきゅうひゃくさんじゅうよんごうのいちぶかいせい }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千五百三十五号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[県道の路線認定 (昭和29年宮城県告示第934号)|昭和二十九年宮城県告示第九百三十四号(県道の路線認定)]]の一部を[[#table|次]]のように改正する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年十一月二十九日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" /> 表八の項から一一の項までを次のように改める。 <section begin="table" /> {| id="table" style="width:100%; padding:0.25em 1em 0em; border-spacing:0em; line-height:1em;" | style="height:3em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |八 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |古川佐沼線 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |古川市<br> 登米郡迫町(国道三四六号交差) | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | 栗原郡高清水町<br>同郡瀬峰町 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | |- | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |一〇 | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |石巻鮎川線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |石巻市<br> 牡鹿郡牡鹿町 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | |- | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |一一 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |塩釜吉岡線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |塩釜市(国道四五号交差)<br> 黒川郡大和町(国道四五号交差) | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | 宮城郡利府町 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | |- |} 表一五の項から一七の項までを次のように改める。 <section begin="table" /> {| id="table" style="width:100%; padding:0.25em 1em 0em; border-spacing:0em; line-height:1em;" | style="height:3em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |一五 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |若柳岩ケ崎線 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |栗原郡若柳町(国道三九八号交差)<br> 同郡栗駒町 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | |- | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |一六 | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |鳴子岩ケ崎線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |玉造郡鳴子町(国道四七号交差)<br> 栗原郡栗駒町 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | |- | style="height:3em; border:solid black; border-width:0px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |一七 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |岩出山吉岡線 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |玉造郡岩出山町(国道四七号交差)<br> 黒川郡大和町 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | 加美郡中新田町<br>黒川郡大衡村 | style="border:solid black; border-width:0px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" | |- |} 表一九の項を次のように改める。 <section begin="table" /> {| id="table" style="width:100%; padding:0.25em 1em 0em; border-spacing:0em; line-height:1em;" | style="height:3em; border:solid black; border-width:1px 1px 1px 1px; padding:0em 0.5em;" |一九 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |白石青根川崎線 | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |白石市(国道一一三号交差)<br> 柴田郡川崎町(国道二八六号交差) | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |  | style="border:solid black; border-width:1px 1px 1px 0px; padding:0em 0.5em;" |  |- |} {{PD-JapanGov}} fhtl1cem0tezlen7aax63ehin85tupr 昭和三十三年宮城県告示第百四十四号(県道の路線認定)の一部改正 (昭和63年宮城県告示第1537号) 0 58242 246517 2026-10-11T11:48:17Z 1112tohoku 39816 ページの作成:「{{header | previous = [[昭和二十九年宮城県告示第九百三十五号(県道の路線変更)の一部改正 (昭和63年宮城県告示第1536号)|昭和二十九年宮城県告示第九百三十五号(県道の路線変更)の一部改正]] | next = 昭和三十六年宮城県告示第百五十六号(県道の路線認定)の一部改正 (昭和63年宮城県告示第1538号)|昭和三十六年宮城県告示第百五十六号(県道の…」 246517 wikitext text/x-wiki {{header | previous = [[昭和二十九年宮城県告示第九百三十五号(県道の路線変更)の一部改正 (昭和63年宮城県告示第1536号)|昭和二十九年宮城県告示第九百三十五号(県道の路線変更)の一部改正]] | next = [[昭和三十六年宮城県告示第百五十六号(県道の路線認定)の一部改正 (昭和63年宮城県告示第1538号)|昭和三十六年宮城県告示第百五十六号(県道の路線認定)の一部改正]] | title = 昭和三十三年宮城県告示第百四十四号(県道の路線認定)の一部改正 | year = 1988 | month = 11 | day = 29 | notes = '''昭和三十三年宮城県告示第百四十四号(県道の路線認定)の一部改正'''(しょうわさんじゅうさんねんみやぎけんこくじだいひゃくよんじゅうよんごうのいちぶかいせい) * 昭和63年宮城県告示第1537号 * 公布: 1988年(昭和63年)11月29日 → [[昭和63年宮城県公報号外第71号]] * 告示: 1988年(昭和63年)11月29日 → [[#a0|本文]] * 底本: 昭和63年宮城県公報号外第71号 * 註: 底本にある原文は全て縦書きである。 * 註: 旧の項と新の項の間の罫線は原文では破線となっている。 | category = 昭和63年の宮城県告示 | category2 = 宮城県の県道 | defaultsort = しょうわさんじゅうさんねんみやぎけんこくじだいひゃくよんじゅうよんごうのいちぶかいせい }} <section begin="number" /> <div style="margin-left:1em; text-indent:-1em;">'''○宮城県告示第千五百三十七号'''</div> <section end="number" /><section begin="a0" /> <div id="a0"> <div style="text-indent:1em;">[[県道の路線認定 (昭和33年宮城県告示第144号)|昭和三十三年宮城県告示第百四十四号(県道の路線認定)]]の一部を[[#table|次]]のように改正する。</div> <div style="margin-left:2em;">昭和六十三年十一月二十九日</div> <div style="text-align:right; margin-right:3em;">宮城県知事<span style="letter-spacing:1em;">&#x2003;</span>[[w:山本壮一郎|<span style="letter-spacing:1em;">山 本 壮一</span>郎]]</div> </div> <section end="a0" />  表1の項及び3の項中「丸森町福島県界」を「(福島県伊達郡梁川町)」に改め、同表5の項中「丸森町福島県界」を「(福島県相馬市)」に改め、同表6の項中「丸森町福島県界」を「(福島県伊達郡梁川町)」に改め、同表8及び11の項中「角田町」を「角田市」に改め、同表13の項中「白石市福島県界」を「(福島県伊達郡国見町)」に改め、同表15の項中「上ノ山七ケ宿線」を「上山七ケ宿線」に、「七ケ宿町山形県界」を「(山形県上山市)」に改め、同表20の項中「白石相馬線交叉(白石市犬卒都婆)」を「白石市(国道一一三号交差)」に改め、同表21の項中「白石相馬線交叉(角田町高倉)」を「角田市高倉(国道一一三号交差)」に改め、同表22の項中「角田町」を「角田市」に改め、同表23の項中「一級国道四号線交叉(蔵王町向山)」を「蔵王町(国道四号交差)」に改め、同表24の項中「一級国道四号線交叉(柴田町船岡)」を「柴田町(県道柴田大河原線交差)」に改め、同表25の項中「角田町」を「角田市」に、「一級国道四号線交叉(柴田町柴田)」を「柴田町(県道柴田大河原線交差)」に改め、同表31の項中「柴田大河原線交叉(柴田町船迫)」を「柴田町(国道四号交差)」に改め、同表32の項中「一級国道四号線交叉(柴田町槻木)」を「柴田町(国道四号交差)」に改め、同表34の項中「岩沼町」を「岩沼市」に改め、同表35の項中「名取町」を「名取市」に改め、同表37の項中「秋保村山形県界」を「(山形県山形市)」に改め、同表40の項中「一級国道六号線交叉(山元町坂元)」を「山元町(国道六号交差)」に改め、同表41の項中「一級国道六号線交叉(山元町山下)」を「山元町(国道六号交差)」に改め、同表46の項中「亘理町荒浜港」を「荒浜港」に、「一級国道六号線交叉(亘理町今泉)」を「亘理町(国道六号交差)」に改め、同表47の項中「一級国道四号線交叉(岩沼町)」を「岩沼市(国道四号交差)」に改め、同表48の項中「岩沼町」を「岩沼市」に改め、同表49の項中「矢ノ目飛行場」を「仙台空港」に、「一級国道四号線交差(岩沼町)」を「岩沼市(国道四号交差)」に改め、同表51の項及び52の項中「名取町」を「名取市」に改め、同表53の項中「一級国道四号線交差(名取市増田)」を「名取市(国道四号交差)」に改め、同表54の項中「一級国道四号線交叉(名取市増田)」を「名取市(国道四号交差)」に改め、同表55の項中「一級国道四号線交叉(仙台市中田)」を「仙台市(国道四号交差)」に改め、同表56の項中「秋保温泉停車場」を「仙台市秋保町(県道仙台山寺線交差)」に、「秋保村秋保温泉」を「秋保温泉」に改め、同表57の項中「秋保村温泉」を「秋保温泉」に、「二級国道仙台山形線交叉(宮城村愛子)」を「仙台市愛子(国道四八号交差)」に改め、同表58の項中「二級国道仙台山形線交叉(宮城村作並)」を「仙台市(国道四八号交差)」に改め、同表59の項中「二級国道仙台山形線交叉(宮城村愛子)」を「仙台市(国道四八号交差)」に改め、同表60の項中「宮城村」を「仙台市」に改め、同表61の項中「宮城村」を「仙台市」に、「仙台市」を「仙台市(国道四八号交差)」改め、同表62の項中「宮城大和線交叉(宮城村落合)」を「仙台市(県道宮城大和線交差)」に改め、同表65の項中「一級国道四号線交叉(仙台市北九番丁)」を「仙台市(県道仙台泉線交差)」に改め、同表70の項中「二級国道八戸仙台線交叉(仙台市原町)」を「仙台市(国道四号交差)」に改め、同表74の項中「根白石塩釜線交叉(仙台市岩切)」を「仙台市(県道泉塩釜線交差)」に改め、同表75の項中「二級国道八戸仙台線交叉(多賀城町)」を「多賀城市(国道四五号交差)」に改め、同表76の項中「多賀城町」を「多賀城市」に、「七ケ浜村」を「七ケ浜町」に改め、同表77の項中「七ケ浜村」を「七ケ浜町」に改め、同表81の項中「富谷村」を「富谷町」に、「泉町」を「仙台市」に改め、同表82の項中「利府村」を「利府町」に改め、同表84の項中「二級国道八戸仙台線交叉(松島町高城)」を「松島町(国道四五号交差)」に改め、同表94の項中「色麻村」を「色麻町」に改め、同表95の項中「仙台気仙沼線交叉(鹿島台町)」を「鹿島台町(国道三四六号交差)」に改め、同表101の項中「古川鹿島台線交叉(松山町)」を「松山町(県道鹿島台高清水線交差)」に改め、同表102の項中「二級国道石巻酒田線交叉(小牛田町北浦)」を「小牛田町(国道一〇八号交差)」に改め、同表103の項中「二級国道石巻酒田線交叉(涌谷町)」を「涌谷町(国道一〇八号交差)」に改め、同表104の項中「色麻村」を「色麻町」に改め、同表110の項中「古川尾花沢交叉(中新田町下狼塚)」を「中新田町下狼塚(国道三四七号交差)」に改め、同表112の項中「二級国道石巻酒田線交叉(古川市清水)」を「古川市清水(国道四七号交差)」に改め、同表112の項中「二級国道石巻酒田線交叉(岩出山町)」を「岩出山町(県道岩出山吉岡線交差)」に改め、同表116の項中「一級国道四号線交叉(古川市上蝦沢)」を「古川市上蝦沢(国道四号交差)」に改め、同表118の項中「二級国道石巻酒田線交叉(岩出山町池月)」を「岩出山町(国道四七号交差)」に改め、同表119の項中「二級国道石巻酒田線交叉(岩出山町池月)」を「岩出山町池月(国道四七号交差)」に改め、同表120の項中「二級国道石巻酒田線交叉(鳴子町川渡)」を「鳴子町(国道四七号交差)」に改め、同表121の項中「二級国道石巻酒田線交叉(鳴子町)」を「鳴子町(国道四七号交差)」に改め、同表122の項中「二級国道横手古川線交叉(鳴子町川東)」を「鳴子町(国道一〇八号交差)」に改め、同表127の項中「古川志津川線交叉(田尻町)」を「田尻町(県道古川登米線交差)」に改め、同表146の項中「若柳町岩手県界」を「(岩手県西磐井郡花泉町)」に改め、同表147の項中「金成町岩手県界」を「(岩手県西磐井郡花泉町)」に改め、同表148の項中「一級国道四号線交叉(金成町有壁)」を「金成町(国道四号交差)」に改め、同表150の項中「若柳町岩手県界」を「(岩手県西磐井郡花泉町)」に改め、同表157の項中「二級国道八戸仙台線交叉(矢本町)」を「矢本町(国道四五号交差)」に改め、同表158の項中「二級国道八戸仙台線交叉(河南町鹿又)」を「河南町(国道四五号交差)」に改め、同表180の項中「石越村岩手県界」を「(岩手県西磐井郡花泉町)」に改め、同表183の項中「東和町岩手県界」を「(岩手県東磐井郡藤沢町)」に改め、同表186の項中「一関気仙沼線交叉(気仙沼市)」を「気仙沼市(国道二八四号交差)」に改め、同表191の項中「二級国道八戸仙台線交叉(気仙沼市鹿折)」を「気仙沼市(国道二八四号交差)」に改め、同表192の項中「気仙沼矢作線交叉(気仙沼市上鹿折)」を「気仙沼市(県道気仙沼陸前高田線交差)」に改め、同表193の項中「大和小牛田線交叉(小牛田町)」を「小牛田町(県道鹿島台高清水線交差)」に改め、同表195の項を次のように改める。<br> <section begin="table" /> {| id="table" style="width:100%; border-spacing:0em; line-height:1em; padding-top:1em;" | style="text-align:center; padding-top:0.5em;" |195 | style="text-align:center; padding-top:0.5em" |松島停車場線 | style="padding:0.5em 0em 0em 1em;" |松島停車場<br />松島町(国道四五号交差) | style="padding:0.5em 0em 0em 1em;" | |} {{PD-JapanGov}} lp5p8pnjz66enhhqvyr9q31gyo8kxc6